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32.あなたのためなら−藍千堂菓子噺No.3− 33.縁切寺お助け帖 34.鯖猫長屋ふしぎ草紙(六) 35.鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) 36.かっぱ先生ないしょ話 38.鯖猫長屋ふしぎ草紙(八) 39.鯖猫長屋ふしぎ草紙(九) 40.大福三つ巴 |
【作家歴】、花合せ、三悪人、緋色からくり、数えからくり、散り残る、春疾風、三人小町の恋、とんずら屋弥生請負帖、質草破り |
盗人、翔ぶ梅、とうざい、鯖猫長屋ふしぎ草紙、甘いもんでもおひとつ、とんずら屋請負帖−仇討−、半可心中、酔ひもせず、長屋狂言、八万遠(やまと) |
まっさら、彩は匂へど、晴れの日には、錠前破り銀太、恋糸ほぐし、鯖猫長屋ふしぎ草紙(二)、錠前破り銀太−紅蜆、鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)、鯖猫長屋ふしぎ草紙(四)、鯖猫長屋ふしぎ草紙(五) |
紅きゆめみし、古道具おもかげ屋、想い出すのは、鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)、子ごころ親ごころ、鯖猫長屋ふしぎ草紙(十一)、わかれ道の先 |
「錠前破り、銀太 首魁」 ★☆ |
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“錠前破り、銀太”シリーズ第3弾。 いよいよ因縁の相手=<三日月会>との決着がつく巻。 <三日月会>の一味である「紅蜆と蓑吉が、死んだ」という秀次の言葉からストーリィは幕を開けます。 三日月会に一体何が起きているのか? 一方、貫三郎が勤める北町奉行所に、新任の吟味方与力として柳下久吾が登場します。 またたくまに同僚や部下たちを篭絡した柳下に、かえって貫三郎は気になるものを感じます。 さっそく銀太・秀次兄弟の蕎麦屋<恵比寿蕎麦>に。 柳下、奴こそが<三日月会>の首魁たる人物なのではないか。 貫三郎の次兄である及川仙之介の不審な行動、有島仙雀の弟子である有島ひばりが行方知れず、さらに義賊の噂・・・。 それらは皆、銀太・秀次・貫三郎の3人に対する三日月会の仕掛け、攻勢なのか? 銀太たちはチームで対抗しようとしますが、その仲間に女錠前師=緋名、名優=仙雀が加わっているのが嬉しい。 さて、三日月会との対決はどのように決着するのか・・・。 本巻で三日月会との決着は付きますが、気になるのはその後のこと。 本シリーズ、まだ続きますよねぇ? 蕎麦屋としては流行りませんが、仲間たちが集まっていつも店は賑やか。この雰囲気はこれからも味わっていたいですから。 ただ、田牧大和さん、あっさりとシリーズを打ち切ってしまうことがあるからなぁ。 事の始め/1.心中/2.義賊/3.与力/4.消えた女形/5.闕所/断章.秀次、活躍す/6.兄/7.決着/結び |
「あなたのためなら−藍千堂菓子噺−」 ★★☆ | |
2021年06月
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“藍千堂菓子噺”シリーズ第3弾。 いやあ、面白いなあ。田牧大和作品の複合的な面白さを堪能した思いです。 家族の温もり、仲間たちの繋がり、キャラクターの魅力、登場人物たちのやりとりの面白さ、そのうえにミステリ、サスペンス風味も加えられている、というように。 それに加えて、晴太郎の考え出す美味しそうな和菓子の紹介。 本巻で嬉しいことは、晴太郎と幸次郎兄弟+菓子職人の茂市という藍千堂の3人に、晴太郎の恋女房となった佐菜、その娘で晴太郎の実の娘となった5歳のさちが加わり、全篇に華やぎが生まれたこと。 さらにさちの何と可愛いことか。そのさちの可愛らしさが、各篇の興趣を盛り上げています。 さちの可愛らしさにもうメロメロの幸次郎、茂市と対照的に、ただ一人やや厳しい態度で接するのが、兄弟の従妹であり、百瀬屋の総領娘であるお糸。“菓子司総領娘修業のお師匠様”と自称。 ・「遣らずの雨」:さちが晴太郎のことをやっと父と呼ぶまで。 ・「袖笠雨」:松沢家の若奥様=雪が家出して藍千堂に!? ・「狐の嫁入り」:さちの婿候補として、鋳物職人の三男坊という彦三郎が百瀬屋に。幸次郎を想うさちが彦三郎に惹かれることはありませんが、気持ちの通じ合うところがあり・・・。 ・「通り雨」:風邪で伏せった茂市が、晴太郎・幸次郎兄弟の亡父=先代清右衛門と出会った頃からのことを回想。 ・「逆さ虹」:「狐の嫁入り」に連なる篇。お糸にとんだ災難が降って湧き、幸次郎がついにお糸にたいする想いをさらけ出します。 晴太郎、幸次郎、茂市、佐菜、さち、お糸と、登場する皆が皆愛おしくなるキャラクターばかり。そしてひとつの家族とまとまって難問に対していくのですから、面白くない筈がありません。次作も期待! 遣らずの雨/袖笠雨/狐の嫁入り/通り雨/逆さ虹 |
「縁切寺お助け帖」 ★★ | |
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“駆込寺”として有名な鎌倉の東慶寺を舞台にした時代小説。 夫から逃れようと東慶寺に駆け込もうとする女、その弱い女を助けようとする東慶寺という組み合わせ、如何にもいろいろなドラマを創り出せそうです。 ですから、東慶寺に舞台設定した時代小説が、結構あるのでしょうか。 本作も上記の例外ではなく、3つの駆込事件が語られます。 東慶寺側の登場人物をどう設定するか、揃えるかが、各作家の腕の見せどころだと思うのですが、さすが田牧大和さんはキャラクターの設定、その組み合わせが上手い。 本作では、荒れ果てていた東慶寺を立て直したのが、水戸徳川家の姫から十二世院代となった法秀尼。 その法秀尼を脇で支えているのが、自分も元駆込女だった秋山尼に、元水戸家の奥女中だった桂泉尼。そしてもう一人、訳ありらしい女剣士の茜。 その他、寺役人の喜平治や寺飛脚の梅次郎らもストーリィを盛り上げています。 法秀尼の悪戯っ子ぽい言動も楽しいのですが、その法秀尼からの依頼を受けて動く茜の謎めいたところにも興味引かれます。 また、秋山尼と桂泉尼という仲の良い尼僧コンビによるやりとりも、掛け合い漫才を聞くようで愉快。 江戸時代ストーリィですけれど、3件の夫婦間トラブル、現代日本に置き換えても通じる問題だなぁと感じた次第。 ・「駆込ノ一」:寺に駆け込んできたのは人気役者の女房。浮気者であることは最初から承知の筈。今さら何故? ・「駆込ノ二」:寺に駆け込んだ若い女房。付き添って来た男女4人に無理矢理駆け込まされている、といった雰囲気。何故? ・「駆込ノ三」:DVの亭主から逃げ出してきての駆け込み。しかし、その後思いも寄らぬ事件が・・・。 ※東慶寺を題材にした時代小説は結構あるはずですが、私がこれまでに読んだことがあるのは次の作品。 隆慶一郎「駆込寺蔭始末」、宮本昌孝「影十手活殺帖」、井上ひさし「東慶寺花だより」 事の始め/駆込ノ一/駆込ノ二/駆込ノ三 |
「鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)」 ★★ | |
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前作が影を落としての、シリーズ第6弾。 前作でのあざみがおはまの耳元で呟いた一言により、表面的にはこれまでと変わらないように見えますが、おはまと拾楽の間に何か壁ができてしまいます。 一方、拾楽の部屋では、以吉の亡霊によって家鳴りが尽きない。おかげで悪いものを祓ってやろうと、見知らぬ山伏が長屋に押しかけてきます。 肝心のサバは何故か拾楽の部屋を出て、知らんぷり風。 本作での主軸となるストーリィは、「成田屋の旦那」と異名をとる同心=掛井十四郎配下の岡っ引きである平八が<髷の辻斬り>とした捕らえた和助の問題。冤罪ではないかという疑いが生じ、さらに寺社奉行まで絡んできたことから、平八と、平八をかばう掛井が窮地に陥ります。 そこで拾楽が、本気になって2人のために奮闘しようとします。 ただし、本作で一番注目すべきなのは、おはまの様子ではないかと思います。 つい先ごろ迄、純朴な若い娘にすぎないという印象だったおはまが、終盤、見事な変貌を見せます。 いつのまにか、しっかりとした強さも備えた一人の女性に成長していた、と拾楽だけでなく読み手も驚かされます。 そのおはまが、拾楽をきっちりやり込める場面が圧巻。 次作以降がまた楽しみになりました。 ※なお、「あとがきにかえて」にある「生みの親」とは、サバの母猫ではなく、作者である田牧大和さんのことでした。 1.ひょうたんから鬼/2.弘法も十手の誤り/3.可愛い子には幸せを/4.飛んで火に入る冬の山伏/あとがきにかえて−サバ、生みの親を語る |
「鯖猫長屋ふしぎ草紙(七)」 ★★ | |
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シリーズ第7弾。 冒頭、鯖猫長屋に新しい住人が入ってきます・・・と思ったら、磯兵衛が連れて来たのは何と戯作者の長谷川豊山。 以前にも揉め事を持ち込んだ豊山だけに、何のつもりだ?とおてるがいきり立ちます。 その豊山、勝手に鯖猫長屋の住人たちを妖怪のモデルにしたシリーズもの戯作「妖長屋春秋」が大人気。 ところが、戯作に書いたとそっくりの事件が次々と起こり、豊山はすっかり怖くなって、大将のサバがいるこの長屋に逃げ込んできたという次第。 やっぱり、おてるの見抜いたとおりじゃないですか。(笑) 豊山が越してきて以来、長屋の住人たちが何故か気忙しい。そしてついに、おてるの亭主である与六がおとっちゃんだという男の子=六太が長屋を訪ねてきます。さて・・・・。 各章冒頭に登場するのは、豊山に憑いているらしい元花魁の幽霊である山吹。 ただし、豊山に恨みを果たそうとする幽霊ではなく、豊山の身をしきりに心配し、豊山を守ろうとしている幽霊。その山吹が警戒する相手とは、いったい誰なのか・・・。 このシリーズはやはり楽しいですね。 長屋人情話のようでありながら、どの巻も事件ものストーリィになっているからでしょう。そして、探偵役が拾楽であるようでいて、でもサバ猫が親分のようであって・・・。 サバと妹分のさくら、2匹の猫の様子がいつも楽しいです。 なお、前作でひっかかりが生じたような拾楽とおはまの関係、本巻ではちょっと修復、ちょっと前進、という印象です。 次巻も今から楽しみです。 1.出戻った獏/2.泣いた鬼/3.喋る犬/4.鉄の鼠 |
「かっぱ先生ないしょ話−お江戸手習塾控帳−」 ★★ | |
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自分を育ててくれた祖母が亡くなって身寄りの失い、家賃滞納で長屋も追い出された文月(ふづき)・17歳。 早く仕事を見つけなければと思うのですが、口入屋からもかんばしい感触は得られず。 長屋を追い出されたのも、口入屋から仕事の斡旋もしてもらえないのも、文月にはその理由が分かっています。それは、自分がいつも無表情で、愛想がない、可愛げがないから。もっともそれは文月なりの自衛手段だったのですが。 ところが文月、口入屋を出たところで花房右近という浪人者にいきなり手を掴まれ、そのまま強引に浅草は曹源寺の裏手にある、「河童が祟る診療所」として知られる診療所兼手習い塾に連れていかれます。 診療所の主は、美貌の町医者=斎藤涼水。 何が合格理由になったのか、文月と右近父子は住み込みで働くことになります。 そして、文月の心にも少しずつ変化が生まれ・・・・。 はじまりの巻、という印象です。 謎ありげな斎藤涼水という医師の正体も明らかにされていませんし、文月の活躍もまだまだこれから、という状況ですし。 <かっぱ>との縁も、本当にあるのやらないのやら。 これから後のストーリィ展開が楽しみです。 田牧さん、大丈夫ですよね、コレってシリーズ化されますよね? はじまり−かっぱの川太郎/1.笑わない文月/2.顰め面の千吉/3.言えないおはな/4.意地っ張りの小太郎 |
「縁切寺お助け帖−姉弟ふたり−」 ★☆ | |
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シリーズ第2弾。 趣向としては前作から特に変わるところはありませんが、後2章ではその悪辣さで知られている寺社奉行=宇垣豊後守と“東慶寺”チームとの戦いという展開へ。 この辺り、一体東慶寺はどうなるのかと心配させられますが、それだけスリリングということ。 ・「駆込ノ一−秋山尼、怒る」:老女おうねが駆け込んできたがその事情が分からず困惑していた処、後を追ってきた嫁だというお民までおうねと一緒に東慶寺に駆け込むと言い出す。一体何があったのか。 ・「駆込ノ二−茜、疑う」:妾奉公といいつつ実際は賄賂先への賄い道具にされかけていた梓を弟の辰五郎が救い出し、一緒に東慶寺まで。しかしその門前で2人は危険な連中に囲まれます。女剣士=茜は、その連中だけでなく辰五郎にもかつての自分と同じ匂いを感じ・・・。 その背後には何と、とんでもない人物の存在が・・・。 ・「駆込ノ三−梅次郎、迷う」:梅次郎の知り合いである元吉原遊女=朝霧が、亭主と子供が人質にされたと、梓を探して東慶寺にやってきます。その背後には、宇垣豊後守の存在があるのか。ますます図に乗る宇垣の魔手に対し東慶寺チームは如何に戦うのか。法秀尼の毅然とした奮闘ぶりが印象的です。 駆込ノ一−秋山尼、怒る/駆込ノ二−茜、疑う/駆込ノ三−梅次郎、迷う |
「鯖猫ふしぎ草紙(八)」 ★★☆ | |
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シリーズ第8弾。 冒頭から、これはもう!といった面白さ。 まず冒頭、見晴屋を訪れた太一が何者かに刃物を突き付けられます。そこに来合わせたお智共々人質に。 しかし、見晴屋の奉公人たちにはそのことは知らされず、実家に戻るからと突然の休業通告。 そして様子を見に来た拾楽とサバでしたが、紅い目をした白鴉の姿を見かけるや否や、サバがすっかりぼんくら猫に様変わり。 サバ、白鴉に何か恐れを感じたのか、それ以来すっかりぼんくら猫の風。 いったい太一を捕らえて見晴屋に立てこもった男は何者なのか、「お前ぇが白鴉だな」と言った男の目的は何なのか。 そしてサバは、何故“ぼんくら猫”になってしまったのか。 これまでになかった、サバの変化が本巻の読み処。 その理由が明らかになった時、拾楽らも読者も、もうサバにひれ伏さざるを得ないような気持ちになります。 また、太一とお智の危機に際し、二キのご隠居の指示のもと拾楽・同心の掛井十四郎・目明しの平八らがまさにチームの如く、そして最終場面に至っては長屋の住人たち皆もチームとなって立ち向かう、という展開が楽しくてなりません。 <白鴉>の正体が明らかになる終盤、白鴉と拾楽らの攻防もスリリング。そして今回は、サバに負けず、さくらもちょっとした活躍を見せるところが見処です。 ※拾楽とおはまの関係もちょっぴり前進風。田牧さん、次巻への興味、期待を巧みに誘いますよねぇ。ホント楽しみです。 1.ぼんくらになった猫/2.頭に血が上った同心/3.縁を結んだ犬/4.狙われた長屋 |
「鯖猫長屋ふしぎ草紙(九)」 ★★☆ | |
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シリーズ第9弾。 今回は、冒頭から拾楽の身が心配になります。だからこその緊迫感があり、目を背けられません。 さらに、座敷童まで登場・・・って、いつから妖怪ものの物語になったのやら?? 冒頭、隻眼の大盗賊「鯰の甚右衛門」が登場します。この大盗賊が狙うのが・・・何と、拾楽。右腕であった相棒を失ったことから、その後釜として拾楽に目を付けた、という次第。蘭方医=杉野英徳と名乗って鯖猫長屋に入り込んできます。 一方、掛井同心の頼みで、芝居小屋を追い出された上島亀次という役者が鯖猫長屋に転がり込んできます。実はその亀次、繰り方同心の長男=堺定之進。それだけならまだしも、その亀次の横に何と座敷童の姿が・・・。 英徳の動きに用心するだけでも大変なのに、そのうえ座敷童までもと、流石の拾楽も焦ります。 それなのに頼みのサバは、妹分のさくらを連れて長屋の屋根に上ったまま下りて来る様子なし・・・。 いやあ、本シリーズは本当に面白いですね。 サバさえいれば、世紀の悪漢だろうが妖怪だろうが、何が出てきても大丈夫、といった処でしょうか。でもその分拾楽は心身ともに消耗させられそうで、気の毒なばかりです。 でも、拾楽とおはまとの仲、もはや誰が見てもすぐ分かるぐらい近づいているようです。その点は微笑ましい。 次の巻も、目が離せない、となりそうです。今から楽しみ。 1.太市の傷/2.貫八の病/3.役者の妹/4.座敷童の怒り |
「大福三つ巴−宝来堂うまいもん番付−」 ★★ | |
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田牧さんの時代小説は本当に面白い。 前提、舞台設定に囚われずストーリィにすっと入っていけるし、それに加えて登場人物のキャラが立っているので。 本作も、まさにそのとおり、変るところはありません。 江戸は下谷にある小さな版元、宝来堂。 亡き亭主から引き継いで女主となった夕、両親・弟を火事で喪い宝来堂に引き取られた姪の小春、摺師で彫師を兼ねる職人の政造という面々。 その宝来堂が騒動に巻き込まれたのは、お調子者の見立番付屋=長助からの依頼で摺った「大福番付」が発端。気の小さい長助が一旦配った番付を、文句を付けられたからと番付を変更して配ったことから。 版元としても責任を免れないと、主人公である小春の提案に夕が乗って、宝来堂の名の元に大福番付を作る、ついては「大福合せ」を開くということに至ります。 さて、大福合せ、大福番付、うまく進むのでしょうか? 「三つ巴」という題名は、大関候補として江戸職人の<和泉>、京の出店である<竹本屋>、<魚河岸の屋台>が競うことになるのを示したもの。 本作の見所は、「怒るとめっぽう怖い」という定評ある夕の舌鋒鋭い切り返しに、料理人であった父親譲りで菓子職人顔負けの舌をもつ小春が、どう事態を切り拓いていくか、という処にあります。 とにかく楽しい。新しいものに挑戦するという活気が感じられますし、何と言っても題材が身近な“大福”ですから。 皆さん、どうぞ本作を楽しんでみてください。 嵐の前/1.番付騒動/2.宝来堂、乗りだす/3.札入れ番付/4.和泉の胡椒大福/5.魚河岸の屋台大福/6.札入れ/7.宝来堂の大福番付 |
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