東野圭吾作品のページ No.3



21.マスカレード・ライフ 

22.永遠の記憶 


【作家歴】、放課後、秘密、百夜行、超・殺人事件、サンタのおばさん、トキオ、容疑者Xの献身、流星の絆、聖女の救済、ガリレオの苦悩

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新参者、麒麟の翼、真夏の方程式、ナミヤ雑貨店の奇蹟、禁断の魔術、祈りの幕が下りる時、マスカレード・イブ、沈黙のパレード、透明な螺旋、マスカレード・ゲーム

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21.
「マスカレード・ライフ Masquerade Life ★★   


マスカレード・ライフ

2025年07月
集英社

(2000円+税)



2025/09/09



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マスカレード”シリーズ第5弾。

主役の
新田浩介、山岸尚美という魅力あるコンビはそのままですが、前作の最後で新田が<ホテル・コルテシア東京>にスカウトされており、本作ではホテルの保安課長として登場します。

そしてまたもや同ホテルに、警視庁からの協力依頼がもたらされます。
事件は死体遺棄事件、山中で死後2年経過した女性の死体が発見されます。重要参考人とされたのは、彼女の恋人で失踪した
青木晴真という人物。
所在不明のその青木が、なんとミステリ新人賞に応募しており、最終選考会に残っていることを掴んだ、新田の元同僚・
梓真尋警部等が同ホテルに乗り込んできます。
容疑者確保のため、最終選考会の会場を定例のホテルから急遽、<コルテシア東京>に変更したという。

上記事件に加え、新田が高校時代に経験した事件、新田の父親も登場しかつて弁護士として関わった事件のことが描かれます。

警視庁の刑事からホテルの保安課長と立場が変わったことで、新田の視点はホテルマンのものに変わります。
だからこそ今回の事件で新田が気づいたこともありますが、刺激という点ではちょっと物足りなさも感じます。

なお、新人賞選考会における、選考者となった作家5人のやりとりが面白い。事件には直接関わりありませんが、本好きにとっては結構読み処です。

新田浩介&山岸尚美というコンビが本シリーズの魅力。
事件、ミステリものとしてはちょっと物足りず。ただし、その分新田浩介の変化が楽しめると思います。

          

22.

「永遠の記憶 ★☆   


永遠の記憶

2026年08月
文藝春秋

(2100円+税)



2026/09/03



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物理学者・湯川学を探偵役とする“ガリレオ”シリーズ最終巻というより、シリーズ終焉の巻、という方が的確でしょう。

前作からだいぶ時間が経過していることが、警視庁捜査一課に引き続き所属する主要人物二人の今からすぐ判ります。
内海薫は警部補となり、既婚、保育園に通う男児の母親。
草薙俊平
は警視に昇格して今や管理官、65歳。 おおぉ、という感じです。

「第一部 履歴る たどる」は、スーパーで買い物中の内海が、見知らぬ男に突然刺される、という事件からスタートします。
内海が過去に担当した事件の怨恨か。さっそく捜査がスタート、そして湯川の指摘により、ある女性が関係者として浮かび上がってきます。
しかし、復讐の対象は内海薫だけでなく・・・。
最後に頼りになるのは、やはり湯川教授。

「第二部 終活る ふりかえる」は、上記事件の絡みから。
12年前に解決した事件で唯一謎として残っていた謎を解こうと、湯川と草薙が二人で動き始めます。
何とまぁ、そこに行き着くとはねぇ・・・。
シリーズ終焉に相応しい謎の解明というところですが、関係者の現在の状況が知れる点が嬉しい。

事件ものとしてのスリル感は一応ありますが、湯川教授が解く謎としては物足りず。
そうした点でも本作は、シリーズを納めるための巻、なのでしょう。シリーズのファンだからこそ嬉しい、と言うに尽きる最終巻です。


第一部 履歴る−たどる/第二部 終活る−ふりかえる

※“ガリレオ”シリーズ
 ・「探偵ガリレオ」・・・未読
 ・「予知夢」・・・・・・未読
 ・「容疑者Xの献身
 ・「ガリレオの苦悩
 ・「聖女の救済
 ・「真夏の方程式
 ・「虚像の道化師」・・・未読
 ・「禁断の魔術
 ・「沈黙のパレード
 ・「透明な螺旋
 ・「永遠の記憶」

       

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