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5.雨鶏 6.嫁洗い池 |
●「青春デンデケデケデケ」● ★★★ 文藝賞・直木賞 |
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1991年01月
1999/04/03
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あぁ、良い本でした。 |
※映画化 → 「青春デンデケデケデケ」
●「私家版・青春デンデケデケデケ」● ★★★ |
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1998年07月 |
上記「青春デンデケデケデケ」を読んで喜んでいたところ、実はカットされた部分を復元した別の版がある、と教えられたのがこの本です。 受賞作版を読んでから本書を読むと、そうだヨこんなこともあるよなあとか、そうかこういう事情があったのか、と思う部分が随分とあります。 |
●「ミミズクとオリーブ」● ★☆ |
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2000年10月
2002/04/14 |
新しいタイプの安楽椅子探偵が登場する、ミステリ短篇集。 本作品の面白さ、楽しさは、すべてこの主人公の奥さんにかかっています。料理好きで、気が利いて、そのうえ常に夫をたて、自分の頭の良さを少しもひけらかさない。しかも、いつも着物姿で割烹着を身につけている...となると、とても現代の女性とは思えません。一体、何時頃の時代のことか、と思ってしまうのですが、でも現在。 ミミズクとオリーブ/紅い珊瑚の耳飾り/おとといのおとふ/梅見月/姫鏡台/寿留女(するめ)/ずずばな |
●「東京シック・ブルース」● ★★ |
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2000年11月
1999/06/12 |
「青春デンデケデケデケ」に続く青春ストーリィ。 |
●「雨 鶏」● ★★ |
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上記作品に続く青春ストーリィ。設定は「東京シックブルースに続くものですが、雰囲気はまるで変わっており、「青春デンデケデケデケ」のように明るさのある作品です。と言うより、むしろ椎名誠「哀愁の町に霧が降るのだ」を思い出させられます。 |
●「嫁洗い池」● ★ |
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2003年05月
2007/01/13 |
新しいタイプの安楽椅子探偵を世に送り出した「ミミズクとオリーブ」の続編。 率直に言ってこのシリーズ、事件の謎自体は特に卓越したものではありません。最初の時点で怪しい人物は特定されていますし、真相が明らかにされるまでもなく読み手に判ってしまうというケースも幾度かあり。 娘たち/まだらの猫/九寸五分/ホームカミング/シンデレラの花/嫁洗い池 |
●「月夜の晩に火事がいて」● |
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2005年01月 |
「月夜の晩に火事がいて水もってこーい木兵衛さん金玉おとして土(ど)ろもぶれひろいに行くのは日曜日」というわらべ唄を使った警告状が、木兵衛屋敷の当主・第一郎のもとに届く。
※地方色のあるミステリとしては、井上ひさし「四捨五入殺人事件」の方がはるかに秀逸でした。 |