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●「かいじゅうたちのいるところ<小説版>」● ★★ |
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2010/01/01
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本書は、モーリス・センダックの世界的名作絵本「かいじゅうたちのいるところ」の映画化に伴う、映画の脚本を担当した一人、デイヴ・エガーズによる同絵本の小説化。
絵本を小説化したものですから、主人公マックスが家出して船出するまで、たどり着いた島でのかいじゅうたちとのあれこれと、絵本では到底描かれなかった部分が詳しく描かれています。 何よりの違いは、マックスが出会ったかいじゅうたちが、姿形こそ人間とは大きく違うものの、各々性格も違えば、好き嫌いもあるといった人間臭さをもっているところでしょう。 後先を考えず、思いつきあるいはその場の衝動で行動しては、その結果をみてから後悔することを繰り返している少年マックス。 |
※映画化 → 「かいじゅうたちのいるところ」