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1.ボーン・コレクター−リンカーン・ライム&サックスNo.1− 2.コフィン・ダンサー−リンカーン・ライム&サックスNo.2− 3.エンプティー・チェア−リンカーン・ライム&サックスNo.3− 4.石の猿−リンカーン・ライム&サックスNo.4− 5.魔術師(イリュージョニスト)−リンカーン・ライム&サックスNo.5− 6.12番目のカード−リンカーン・ライム&サックスNo.6− 7.ウォッチメイカー−リンカーン・ライム&サックスNo.7− 8.スリーピング・ドール−キャサリン・ダンスNo.1− 9.ソウル・コレクター−リンカーン・ライム&サックスNo.8− 10.ロードサイド・クロス−キャサリン・ダンスNo.2− |
バーニング・ワイヤー、シャドウ・ストーカー、スキン・コレクター、煽動者 |
●「ボーン・コレクター」●
★★☆ |
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1999年09月 2003年05月
2000/12/28 |
昔、“鬼警部アイアンサイド” というTVドラマシリーズがありました。狙撃を受け下半身不随となった主人公が、世話をする黒人青年と部下となった男女刑事2人を手足に、引き続き事件捜査にあたるというストーリィです。本作品読み出しの最初から、上記への連想がありました。
本作品では、想像するのもおぞましい犯人による冷酷な殺害方法と、ライムの容赦ない緻密な鑑識による捜査が、並行して交互に展開します。そのため、追跡レースのように、緊迫感の絶えることがない点が魅力です。それに加え、ストーリィ展開のスピードが次第に増していきますので、つい熱中してしまいます。ですから、読んでいる途中で中断するのがとても悔しい、一刻も早く続きを読みたいという気分にさせられます。 1.一日王/2.ロカールの原則/3.万年巡査の娘/4.骨の髄まで/5.走ってさえいれば振り切れる |
※映画化 → 「ボーン・コレクター」
●「コフィン・ダンサー」● ★★☆ |
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2000年10月 2004年10月
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「ボーン・コレクター」に次ぐ、“リンカーン・ライム”シリーズの2作目。
天才的とも言えるダンサーと、その残す僅かな跡からダンサーを追い詰めようとするライムらの闘いは、少しの気を抜くことも許されない緊迫したもので、途中本を閉じるのがとても辛い。ストーリィ展開も早いことから、頁に釘付けとなって、目をそらすことができません。その点は第1作と同様です。 1.幾千万の死に様/2.キル・ゾーン/3.職人気質/4.神通力/5.死の舞踏 |
●「エンプティー・チェア」●
★★ |
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2001年10月 2006年11月
2001/12/02 |
リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第3作目。
読み始めたら最後、ストーリィに引き込まれ、頁から目が離せないという面白さは相変わらず。まさに一気読みです。 1.パコの北/2.純白の牝鹿/3.ナックル・タイム/4.ハチの巣/5.子どものいない町 |
●「石の猿」●
★☆ |
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2003年05月 2007年11月
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リンカーン・ライムとアメリア・サックスのコンビが活躍する、シリーズ第4作目。今回は中国からの不法移民、密入国問題が題材です。 不法入国請負者であるゴーストを、アメリカ沿岸で待ち構え拿捕する寸前、ゴーストは密入国者もろとも船を爆破して沈め、逮捕の手を逃れます。しかし、中国人2家族らが、危うく沈没船から脱出。 1.蛇頭/2.美しい国/3.生者と死者の名簿/4.悪鬼の尾を切る/5.待てば海路の日和あり |
●「魔術師(イリュージョニスト)」●
★★☆ |
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2004年10月 2008年10月 2004/11/13 |
リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第5作目。 事実の積み重ねから犯罪者を追い詰める“不動にされた男”リンカーン。それに対する今回の敵は、事実を誤導の道具として操るイリュージョニスト“消された男”。まず、この対照的ともいえる者同士の対決という設定が見事です。 1.エフェクト/2.メソッド/3.種明かし |
●「12番目のカード」●
★
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2006年09月 2009年11月
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リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第6作目。 NYハーレムの高校生ジェニーヴァ・セトルは、図書館で自分の先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンに関する文献を調べている最中、突然襲われる。機転を利かして危機を逃れたものの、レイプ犯を装った犯人は執拗にジェニーヴァを追う。 1.五分の三の人間/2.グラフフィティ・キング/3.ギャローズ・ハイツ/4.デッドマン・ウォーキング/5.解放奴隷の秘密 |
●「ウォッチメイカー」● ★ |
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2007年10月 2011年11月
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リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第7作目。 残忍な殺人現場に残されていたのはアンティークな時計。そして犯人“ウォッチメイカー”が購入したその時計は10個。それは10人の殺人予告を指し示すのか。 そうした新味を加えても、緊迫したサスペンスという興奮はもう感じられなかった。率直に言って、飽きたという他ないのだと思います。 1.火曜日 午前零時二分/2.水曜日 午前九時二分/3.木曜日 午前八時三十二分/4.月曜日 午後零時四十八分 |
●「スリーピング・ドール」● ★☆ |
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2008年10月 2011年11月
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「ウォッチメイカー」に登場した審問のプロ、即ちキネシクス(証人や容疑者のボディランゲージや言葉遣いを観察し分析する科学)の専門家であるカリフォルニア州捜査局の捜査官=キャサリン・ダンスを主人公とする新シリーズの第1弾。 富裕な実業家=クロイトン一家虐殺事件で終身刑を受けたカルト指導者=ダニエル・ペルが、脱獄、逃走。その捜索チームを率いるのがキャサリン・ダンスという設定。 極めて頭脳的な相手を持てる力を総動員して追い詰めるというストーリィ構図は、“リンカーン・ライム”シリーズと共通するものです。 ※なお、最後に主筋と関係ないどんでん返しを付け加えること、私は悪い癖だと思わざるを得ません。 |
●「ソウル・コレクター」● ★☆ |
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2009年10月 2012年10月 2010/09/18 |
リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第8作目。 事件は、リンカーン・ライムの従兄弟アーサーが殺人の罪で逮捕されたところから始まります。 一時は飽きてもう読むのは止めようと思った本シリーズ、そのため、第8作となる本書を思い直して読むまで、刊行から1年という期間が空いてしまいました。その所為か、読み始めると久々に懐かしい場所に戻ってきたという楽しさあり。ワクワクするような気分です。 1.共通点/2.トランザクション/3.予言者/4.アメリア7303/5.すべてを知る男 |
●「ロードサイド・クロス」● ★☆ |
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2010年10月 2013年11月
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「ウォッチメイカー」に登場したキネシクス(証人や容疑者のボディランゲージや言葉遣いを観察し分析する科学)の天才であるカリフォルニア州捜査局の捜査官=キャサリン・ダンスを主人公とする新シリーズ第2弾。 女子高校生を狙った事件が発生。 遺留品という証拠物件から徹底的な科学調査を進めるリンカーンに対し、キネシクスというまだ珍しい技術を駆使しての捜査というのが本シリーズのミソ。 |