A. Merritt
バローズに比べると、人気は(米国でも日本でも)低いし、研究書や資料の類も遥かに少ない。しかしAll Story誌、Argosy誌ではバローズと並ぶ人気作家であったし、死後60年間、作品発表から7〜80年間、殆どの作品が再版され続け、常に容易に手に入る状態であったというのはすごい。寡作であり、作品数が少ないこともあるが、ジョン・カーターやターザンの様なヒーローものでなく、作品自体の一種独特のムードで売っている事が作者自身への熱狂度を薄めているのだと思う。バローズに関するサイトは優れたものが沢山あるけれど、メリットのは見た事がないので、表紙だけでも紹介しておきたい。
長篇
1. The Moon Pool (1919)
2. The Metal Monster (1921)
3. The Ship of Ishtar (1924)
4. Seven Footprints to Satan (1927)
5. The Face in the Abyss (1930)
6. Dwellers in the Mirage (1932)
7. Burn Witch Burn (1932)
7. Creep Shadow (1934)
短編集
1. The Fox Woman
共著
1. The Fox Woman and The Blue Pagoda
2. The Black Wheel
ノンフィクション
1. The Story Behind the Story
研究書、書誌類
1. Reflections in the Moon Pool
2. A. Merritt
3. A Merritt: A Bibliography