The Ship of Ishtar

メリットの長篇の中ではこれが一番という人も多い。実際Argosy誌が1938年に、それまでの掲載作品の読者の人気投票を行ったところ、この作品がトップになっている。バローズや、マックス・ブランド、アール・スタンリー・ガードナーなどの人気作家の作品を差し置いてのことだから当時の人気の程が知れる。

初出誌 Argosy All-Story Weekly 1924年11月8日号 より6回連載。
再録誌

Argosy 1938年10月29日号より6回連載 。

Fantastic Novels 1948年3月号。

ハードカバー

1926年Putnam社。

1949年Borden社よりMemorial Edition。

ペーパーバック

1945年Avon Murder Mysteriy Monthly #34 (ダイジェストサイズ)

1951年Avon Books #324(ペーパーバックサイズ)以降再版多数。

Argosy All-Story Weekly誌1924年11月8日号。表紙はModest Stein。

Argosy誌1938年10月29日号。読者の人気に応えてリバイバル6回連載開始。表紙は別の小説。

Putnam社初版(1926年)。

Avon Murder Mystery Monthly #34 (1945年)。Avonからの初出。表紙はPaul Stahr、確かArgosy誌の全然別の小説の表紙に使われていたと思う。

Fantastic Novels 1948年3月号。表紙はLawrence。

Borden Memorial Edition(1949年)。Finlayの5葉の挿絵入り。表紙は不明だが、Cirlinというサインが入っている。初出のArgosy All Story Weekly誌連載のオリジナル版を使用。他のものは若干の改訂が為されている。

Avon #324 (1951年)。表紙は不明。ペーパーバックサイズの初出。この表紙、ヴィンテージ・ペーパーバックの蒐集家にとっては堪えられないものらしい。

Avon Books T-152 (1956年)。表紙はRichard Powers画。