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サスペンション

Dinkyさんのガレージをお借りして作業をしました。もちろん作業のアドバイスはFDカンパニーの三輪さんです。 取りあえずフロントの分解から始めます。サビと泥で固着したボルト、ナットと格闘しながら勧めます。それにしても汚い。 左リアの状態。やはり年代を感じさせる状態です。 スプリングコンプレッサーは無いので、ジャッキを駆使してダンパーとコイルスプリングを外す。

                                    
早速問題が発生。スチューブアクスルに亀裂が・・と思ったら、何と折れたのを溶接してある様子。
すぐに部品の発注。
全ての部品がサビと泥で覆われていて、部品本来の形が判らない状態。スクレーパーで削り、ガソリンで洗います。 フロントダンパーは、左右の色が違っていました。物は同じ物のようです。 外して洗い終わった部品を持ち帰り、脱脂後塗装へ。この作業を延々と繰り返す。組む時を想像しながら、ひたすら頑張る。


ほぼばらし終えた左フロント。
それにしても汚い。本当に奇麗になるのだろうか?
週末だけしか作業が出来ないので、キャリパー等は家へ持ち帰り、塗装をした。 帰り際に慌てて買った塗料なので、色も変な物しか無く、気乗りはしなかったが、取りあえず塗ってみた。しかし熱を持つ部分なので心配は残る。 作業の合間に、ガレージで部品の塗装をした。家で塗るのと違い、吊して作業できるので、効率がよい。


フロントダンパーは何を着けるか迷っていたが、奮発してコニのクラシックを着けることにした。
やはり、新品は奇麗で良いなー。
フロントのブーツも新品に交換。
全て交換したいところだが、使える物は使うということで、節約をした。
リアのリーフも新品に。これでガタピシしていた乗り心地も良くなると思うと嬉しくなります。 ちょっと息抜きということで、作業中に入庫されていた車の写真も撮りました。
A35です。程良くやれていて、良い感じでした。しかし目立つ。


これは修理ではなく、レストアの領域です。100/4はリアがグラマラスで良い雰囲気。タレントの高田純次が乗っています。 フォードアングリア
レースエンジンを積んでいるようで、速そうです。
いよいよ、フロントパーツの組み付けに入りました。他の部分とのバランスをとるために程々の塗装にしてあります。 右フロントのスチューブアクスルも新品に変えてあります。
この段階になると、疲れも飛んで、少しうきうき気分。


これから、ダンパーを組み付けるところ。
明日には完成と言ったところでしょうか。
コニのダンパーも入れて、ブーツも交換し終わり、あと一歩の段階。 キャリパーを着けて、ほぼ終了。
さて、いよいよ後輪に入りました。前輪に比べれば、部品も少ないし、新しい部品を組み付けるので時間も余り掛かりません。


あまりに汚いので、少し塗装をし、気分も爽快。 リアのレバー式ダンパーはヘタッていないようなので、再使用することにした。でも汚いので、やはり黒に化粧直し。 Uボルトで板バネを固定して、均等に締めていきます。 あっと言う間に終了。フロントに比べると呆気ない感じでした。

                                    
遠景から、もうすぐこのガレージともお別れか。 今回、クラッチは諦めたが、ステアリングにもガタが来ていたので、ラバーカップリングも交換した。 外してみると、ステアリングのコラム位置がずれていました。よって、ウィンカーのキャンセルが働かず、手動で戻していました。 全ての作業が終了し、タイヤを組み付けたところ。後は、アライメントを取るだけだ。ただ、調整できる分部は少ないので、サイドスリップを取って貰って終了。


写真で見ると、多少、車高
が上がって見えるが、実際
は少し上がった程度。それ
でもリアの方が少し高め
かな。

今回は、まわりの人達の協力、応援で作業を無事に行うことが出来ました。本当にありがとうございました。
もちろん、指導していただいたとはいえ、あくまで事故責任において行いました。これを見てご自分で作業を
行う人が出てきても、私は一切責任を持てませんので、ご了承下さい。最後にディンキーの皆様、また、今回
お休みを返上してお付き合い頂いたFDカンパニーの三輪さんにあらためて感謝いたします。