競輪一発勝負
平塚記念前節、大垣記念前節
平塚記念 前節 決勝 98年05月02日
| 1 | 市田佳寿浩 | 福井 | 76期 | 逃脚 |
▲ | 2 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
◎ | 3 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 4 | 十河哲治 | 岡山 | 60期 | 差脚 |
○ | 5 | 大河原和彦 | 群馬 | 58期 | 差脚 |
| 6 | 香川武宣 | 兵庫 | 48期 | 差脚 |
△ | 7 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
| 8 | 古原勝己 | 大阪 | 60期 | 差脚 |
× | 9 | 渡邊秀明 | 神奈川 | 68期 | 差捲 |
太田と市田沈没、乱調の小橋が吉岡を捕らえた。
残念ながら競争を見ていません。
小橋−吉岡の車連(2-7)は570円、枠連(2-5)は550円で本命裏車券でした。
西の横綱吉岡に挑む、太田と市田で武雄記念の敵討ちだ。
機動力は吉岡、太田、市田の3車である。武雄記念決勝では吉岡が太田と市田より先に逃げて地元の佐々木Vプレゼントした。
太田も市田も競争に成らないで終わった。今回は武雄の屈辱戦である。
太田には関東で大河原に地元の渡邉が3番手で遠澤の分まで頑張るだろう。準決の渡邉の捲りは地元に賭ける迫力があった。
吉岡には特選同様に小橋が番手に入り十河が3番手で追走しよう。市田には古原と香川が近畿ラインを組んでいく。
並びは、市田−古原−香川、太田−大河原−渡邉、吉岡−小橋−十河と綺麗な三分戦になろう。
太田と市田で主導権争いをすると簡単に吉岡捲りの餌食になろう。太田と市田も中段から吉岡より早めに捲るしか勝機はない。
誰も逃げたくない。逃げたら負けかも知れない。しかし太田は逃げてくれるだろう。逃げれば選抜で太田を交わした大河原がガッチリとガードして恩を返す。
連日逃げて2着の太田だが調子は良いようである。ここは優勝を狙って貰いたい。
狙い目は、太田から大河原、渡邉と吉岡へ、押さえに吉岡と小橋当たりでいいだろう。
太田−大河原(3-5)、太田−渡邉(3-9)、太田−吉岡(3-7)、吉岡−小橋(7-2)の4点で勝負する。
大垣記念 前節 決勝 98年05月02日
× | 1 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
◎ | 2 | 高橋光宏 | 群馬 | 56期 | 差脚 |
注 | 3 | 児玉広志 | 香川 | 66期 | 差捲 |
| 4 | 岩見潤 | 三重 | 71期 | 自在 |
| 5 | 会田正一 | 千葉 | 68期 | 差捲 |
| 6 | 田中三善 | 岐阜 | 60期 | 差脚 |
○ | 7 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
▲ | 8 | 茂木和臣 | 埼玉 | 63期 | 差脚 |
| 9 | 佐々木昭彦 | 佐賀 | 43期 | 差脚 |
中部2段駈け、山田後位を取り會田の記念競輪初優勝。
周回は、金古−高橋−茂木、児玉−佐々木、岩見−山田−田中−會田となった。
地元中部ラインは岩見が前で山田を引っ張る二段ロケットで必勝態勢を取った。
それではと位置のない會田が山田後位を狙い田中と競り合う様になる。脚見せ通りになった。
赤板を通過すると、迷わず岩見が発進する、既に會田は田中と併走になる。
先頭に出るとペースを緩め、田中が地元の意地で山田後位を奪い返しに行くところで落車。
すんなり會田が山田後位を取りきってしまった。田中の落車を避けるように後続がリズムを狂わせて打鐘を向かえた。
岩見−山田−會田、離されて、児玉−佐々木、金古−高橋−茂木で最終ホームを通過する。
最終バックで岩見を退けて山田が発進する。岩見の地元勢に対する「競輪道」に乾杯する。
ゴール線直前で山田マークの會田が差し込んで記念初優勝を飾った。
田中は再乗して地元ファンの拍手に向かえられた。田中の選手魂に頭を垂れる。
何故か、後味のスッキリしない競争になった。
會田−山田の車連(5-1)は7,080円、枠連(4-1)は5,790円で番手競り車券でした。
児玉の完全優勝か、地元の山田が意地を見せるか、高橋から狙う。
東日本勢4車は金古に高橋、茂木、会田であり、金古の番手に高橋がハコで茂木が3番手だが、会田が4番手を嫌う事も在りそうである。
中部勢3車は山田と田中の岐阜両者に岩見が前で戦うか、3番手になるか分からない。完全優勝を目指す児玉には佐々木がマークするだろう。
並びは、金古−高橋−茂木−会田、児玉−佐々木、山田−田中−岩見と読んでみた。中部勢から狙うなら、脚見せを見てから車券を購入するのが無難だろう。
山田が準決は佐々木に交わされたと思ったが、見事に残って1着になった。調子良ければもっと佐々木に差を付けていただろう。
準決は番手屋が光った。金古を捕らえた児玉、桜井の先行を使って澤田と三宅を飛ばした高橋、そして佐々木である。
狙い目は、機動力在る金古の引き出しで高橋光宏から金古、地元の山田、好調な児玉、意地を見せる茂木に振り込んでみたい。
高橋−金古(2-7)、高橋−山田(2-1)、高橋−児玉(2-3)、高橋−茂木(2-8)の4点で勝負する。