1:下描き
まずはコレをやらないと何も始まりません。ここで普通は、アナログで描いてペン入れした原稿を取り込んでゴミを飛ばす…なんていう解説が入るハズなんですが、この頃の儂はスキャナを所持していなかったため、下描きからタブレットでちまちま描き起こすということをしております。
テクスチャを作ろう。
■ええと、下描きの前の下準備として、まず真っ平らで何にもないテクスチャ、というのを作っておきます。作り方は簡単。真っ白けの新規書類を、どこでもいいので選択範囲ツールで四角く囲んで、アート素材パレットの『テクスチャ』からテクスチャの作成を選択する。そうするとテクスチャの名前をつけるダイアログボックスが出てくるので、好きな名前をつけて保存。そんだけ。
■晏嬰の場合、下描きから着彩までを全てこのテクスチャで行います。え?サンプルの『清盛』って名前は何だ、って?それは…平らなテクスチャだからと思ってこんな名前に…。

こんなんなります。
■平らなテスクチャ(以下『清盛』)を適用したもの(上)とデフォルトのベーシックペーパーを適用したもの(下)。左の細い線がいつも儂が下描きに使ってる鉛筆<シャープ>で、右のもくもくっとしたやつがチョーク<太>で描いたライン。下描きや本番はシャープなラインが出た方が個人的には嬉しいので清盛を、自然な画材の効果を見せたい時にはベーシックペーパー、と使い分けてますです。

下描きを描こう。
■描きます(そんだけか)。1200*1200pix.など、画面にとうてい収まりきりそうにない絵を描く時には、まず同縮尺の小さい書類を作って全体を見渡しながらざっくりと下描きの下描きを描く。んで、大体のところが描き上がったらそれを原寸に拡大して細部の下描きをする、というもって回ったことをやります。虫眼鏡ツールで縮小して描けばいいじゃないかと思われるでしょうが、そうすると細い線がツブれて見えなくなったりするのであんまり好きじゃないんです。まぁそのへんは好みの問題ですネ。サンプルは400*400pix.だったのでそのまんま。
■時々、顔のパーツ(目や鼻など)の形は納得いくのに位置が納得いかない時があったりするので、そういう時はその部分をなげなわツールで選択してフローターに変換、納得のいく位置に収まったら固定。CGのいいところです(笑)。


<<<Top

Next>>>