7:背景2
■なんかもう死に物狂いで背景描きまくって、こんなカンジになりました。左の絵だと、まだ左下のほうが書き込んでないです。背景が描き上がってもう一回全体を見てみたら、ちょっとまだ全体的に暗かったので、木漏れ日を更に描き足しました。木漏れ日の描き方は、水彩ブラシの太さを調整しながら、薄い黄緑で画面に斜めの線をガシガシ入れて行くだけです。木漏れ日が当たっている地面や木の幹にも忘れずに、点々と日向の部分を入れていきます。これでよし、と感じたら乾燥

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背景と馴染ませます。
■上の段階までで、背景が仕上がりました。でもこのままでは人物が明るく、背景から浮いてしまっているので、背景に馴染ませるために影を描き足します。まず、下図左のように、水彩薄筆を使って人物の上に軽く緑がかった灰色をのせます。人物からはみ出した部分は、いつものように後で水彩用消しゴムで消します〜。んで、木漏れ日部分を、水彩細筆で白く入れます。これでいいかなっと思ったあたりで乾燥

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仕上げ

■さて、ここまででだいたい仕上がったように思ったんですが、画面全体を見てみるとまだまだ薄暗い気がする。さあ困った、とここで登場するのがF/Xブラシ・グロウ。このブラシはストロークを重ねることによって描いた場所を明るく輝いたように加工できるという便利なブラシ。CG的なエフェクトがあんまり好きじゃない儂ですが、唯一このエフェクトブラシはお気に入りです。

グロウブラシ濃い緑色を選択して、緑色の光をまき散らしてやります。ただし、このグロウブラシはデフォルトだと濃い赤が選択されているので、緑色を選択しないと燃えるような赤い光が出てきてしまいます。画面全体をもうちょっと明るくしたいので、ブラシサイズをでっかくして、画面全体を軽くなでます。

■グロウを使ったあとの絵が右図。上図と比べてみるとだいぶ明るいイメージに。後は細かい部分を手直しして完成に漕ぎつけます。今回の講座は長かったですネ。ここまで読んで下さった方、有難うございましたー。


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