姫街道 H74-1吉田道/
牛川一里塚(洗島一里塚)
豊橋市石巻本町〜森岡町〜浪ノ上町〜
牛川町(牛川通5,2丁目)〜飽海町
(東田町)〜旭町〜旭本町(八町通五丁目)
ふらっと旧東海道
01tamagawa06s.jpg/姫街道長楽追分 01tamagawa09s.jpg/和田辻東
やがて姫街道南側に長楽寺が見え,
この先に長楽(ながら)の追分がある。
姫街道は追分を直進する。写真右前方に
見える木立の所に長楽一里塚がある。
追分を左へ進むのが,吉田宿へ向かう
吉田道である。
追分を左に進むと,しばらく柿畑が続く。
押しボタン信号交差点を越し,
中部電力豊橋電力センターの南側を
回り込むように進む。本来の吉田道は,
中部電力の敷地内を直進していたの
ではないかと思われる。
01tamagawa12s.jpg/JA豊橋・産直プラザ石巻信号 01tamagawa19s.jpg/石巻登山口
JA豊橋・産直プラザ石巻の東側の道を
進むと,北部農協西という信号交差点に
出る。この交差点を左(南)に曲がる。
ここからは別所街道ともいい,交通量が
多い。玉川の市街地を抜けると,
ゆるやかな下りとなり,県道31号東三河
環状線の新道が左に続く。
県道を直進(南下)し,坂を下ると神田川
にでる。神田川を御茶屋橋で渡ると
石巻登山口である。
石巻山(いしまきさん:標高358m)は,
とんがり帽子のような山容が特徴的な
山で,中腹には宿泊施設もある。
川を渡ると,再び上り坂となる。
01tamagawa22s.jpg/森岡信号交差点 01tamagawa25s.jpg/石巻神社鳥居
坂を登ると森岡の信号交差点に出る。
県道31号東三河環状線は直進するが,
吉田道(別所街道)は,斜め右に進む。
森岡交差点の角に,石巻神社の鳥居が
ある。手前の旧道(旧青陵街道)には,
静かな町並みが続く。
02ushikawa05s.jpg/旧眼鏡上池・愛心殿 ushikawa-kumanojinnja04s.jpg/牛川熊野神社
牛川町浪ノ上付近は,牛川発祥の地とさ
れ,多くの遺跡が埋もれている。浪ノ上の
正円寺には伝810年代作の薬師如来が
ある。この公園付近には,以前,道をはさ
んで南北二つのめがね池があった。
眼鏡下池北遺跡
青陵街道をしばらく南下すると,豊鉄バス
豊橋和田辻線牛川バス停がある。
この信号交差点を右(北)に入ると,
牛川熊野神社がある。以前この神社の
杜ははうっそうと茂っていたが,土地区画
整理で,ほとんど失われてしまった。
02ushikawa19s.jpg/牛川一里塚 02ushikawa35s.jpg/坂上橋で牟呂用水を渡る
街道を進むと,青陵中学校前バス停南に
薮がある。一里塚がこの辺りにあった。
牛川一里塚(洗島一里塚)
江戸日本橋より74里
【東海道/飯村一里塚(73里)より,約1
里(約4.5kmにあたる。)】
姫街道/長楽一里塚(74里)手前の追分
より,約4.9km。
青陵中学校を過ぎ,右(西)に曲がると
坂上橋の信号交差点となる。ここで
牟呂用水
を越えるとゆるやかな下りとな
る。この付近には,たくさんの商店が並ん
でいたが,ほとんどなくなってしまった。
左のシャッターの店は竹かご屋さんだった。
交差点を右(北)に行くと,
豊橋創造大学,牛川の渡しがある。
02ushikawa23s.jpg/沖野を歩く 03yoshida33s.jpg/朝倉川を渡る
坂上橋交差点を下ると,左右に水田が広
がる。沖野といわれるところで,豊川の
霞堤(かすみてい)の一つで,堤防の一部
が切れていて,大水のときにはそこから
緩やかに水が入り,大被害を防いでいる。
朝倉橋で,朝倉川を渡る。
これより北は旧八名郡。
ここから南は旧渥美郡である。
03yoshida32s.jpg/J飽海町 asahi-hitotsubatago00s.jpg/旭商店街のヒトツバタゴ
飽海(あくみ)町界隈。
わずかに旧街道らしさが残る。
 
旭商店街に出ると,交差点を右(西)に進
む。この商店街も寂びしくなった。
街路樹はヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)。
03yoshida28s.jpg/旭本町付近 03yoshida26s.jpg/吉田宿新町常夜灯・東惣門
信号交差点を南下する。いちょう並木が
美しい。落ち葉の季節になると,街道沿い
のみなさんが,朝夕掃除をしてみえる。 
まもなく新町常夜灯・吉田宿東惣門に着く。
国道1号東八町交差点/吉田道の起点
である。→吉田宿
★吉田道のルート
 長楽追分〜JA豊橋産直プラザ石巻〜牛川熊野神社〜牛川一里塚〜
 飽海〜吉田宿東惣門/新町の常夜灯 約7km 2時間30分
 平成27年12月5日(土)

※このページは,姫街道未来塾主催の研修時の取材による。