ボタン豊橋技術科学大学 No1

豊橋技術科学大学は,いつ,どのような経緯でできたのですか。

豊橋技術科学大学は,
昭和51年10月,天伯町字雲雀ケ丘の地に開学した,
国立の工業系大学です。
昭和53年4月に第1回生が入学しました。

豊橋技術科学大学十年史によると,
昭和39年に行われた市民アンケートで
「豊橋に技術系大学の設置」を求める声がいちばん
多かったことから,当時の豊橋青年会議所が
誘致運動を始めたのが最初であったようです。

そして,昭和45年策定の第3次愛知県地方計画で,
「東三河に高度な技術者の養成機関として
工業大学を設置する」とうたわれ,
昭和48年12月には新潟県の長岡とともに,
豊橋に国立の技術科学大学院を設置することが決定したのです。
技術科学大学がこの天伯の地に設置されることとなったのは,
地理的な有利さとともに,地元の理解が大きかったといわれます。
gikadai294.jpg/技科大

技術科学大学院とお聞きしましたが,
どのような大学なのでしょうか。
gikadai296.jpg/技科大

豊橋技術科学大学は,
高等専門学校,いわゆる高専の卒業生を対象に設立されました。
開学当時,5年間の教育を受けた高専卒業生が
3年次に編入できる大学は少なく,
高専生の高等教育の受皿として期待されました。
現在,高専卒業生は学部第3年次に,
一般の高校の卒業生は学部第1年次に入学し,
学部から大学院までの一貫した教育が行われています。

大学院博士課程では,
機械・構造システム工学,機能材料工学、電子・情報工学,
環境・生命工学を設置し,
来るべき先端的かつ革新的な技術科学の時代を担っていく
技術者・研究者の養成にあたっているそうです。
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※このページは,
 1997年1月放送のFM豊橋「ふるさと発見」校区めぐり(高師台中学校区=萩さん担当)
の放送原稿を使用しています。
あっちこっち愛知 ☆高師・天伯原の開拓