〜 ドイツ人のウインカー編 〜


まずはハンドルの拡大図を。

[左]
[右]

オレンジ色のボタン(パドル??)に着目です。
左に1つ、右に2つ、あわせて3個。

昔乗っていたMBX50という原付は、
左グリップの傍に3段階のレバーがあり、
 ・左 :左ウインカー
 ・真中:点灯しない
 ・右 :右ウインカー
でした。古い国産車はコレじゃないでしょうか。

XRは、左グリップの傍に、俗にいう「プッシュキャンセル」でして、
 ・左   :左ウインカー ⇒ 離すとセンターに戻る
 ・右   :右ウインカー ⇒ 離すとセンターに戻る
 ・プッシュ:キャンセル
でした。最近の国産車はコレじゃないでしょうか。


さて、今回はと申しますと、僕の思考回路を先に記述しますと、

「左折だ、左パドルを押せ」
「左折完了、右ボタンを押しあげろ」

「右折だ、右パドルを押せ」
「右折完了、右ボタンを押しあげろ」

っという具合です。

 ・左 :左ウインカーのパドル
 ・右上:ウインカーのキャンセルボタン
 ・右下:左ウインカーのパドル
になります。

さきほど「パドル」と記述しましたが、
これが僕の左手に染み込んだウインカーのベクトル概念を覆しております。
「ウインカーってポッチを倒すモノ」だったのが、
「ウインカーはパドルを押すモノ」になってしまいました。

しかも、ちょっと奥すぎる。
ドイツ人ってのは指が相当長いのでしょうか・・・


右手に至っては、今まで経験したことのない動きに右往左往。
このキャンセルボタンってのが曲者で、
「前(進行方向)に押すボタン」ではないのです。
「上(天空方向)に押すボタン」なのです。

どーも、ハンドルを握っている状態の親指を動かすのに、
適していない方向のボタン。

なんでこの仕様となったのか、
僕にはドイツ人が理解できません・・・


っというものの、
人間の慣れはスゴいもので、乗車3日目には指が動いてくれるようになりました。
慣れてしまえば、この変な部品も話のタネです。


よくよく考えると、DAXはウインカーが右についているレバー式で、

 ・上:右ウインカー
 ・下:左ウインカー

という、これまた変な仕様でした。

日本人も侮れません・・・。




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