お寺の駐車スペースに入ると、
どうも砂利を敷き直したのか、非常にフカフカ。
進むにつれ、車体が埋まっていく抵抗を感じる。
「なんかヤバそうだ・・・」と思いつつ、
駐車できそうなスペースにたどりついた。
サイドスタンド・・・、あれ?どこよ?場所がわからない。
見つけたものの、ほとんど見えない。
どうやって出すんだ?

出す。    →カシャン!(オートキャンセル)。
出そうとする。→カシャン!(オートキャンセル)。

ダメだ・・・、これは乗車したまま出せるものなのか?
諦めた。

砂利で不安定ななか、スタンド無しで降車。
砂利上での立ちゴケだけはなんとしても避けたい。
センタースタンド・・・って無理だよ、この砂利だと!
ちょっと試す、いい感じで埋まっていく。
諦めた。

しょうがないので、アスファルトまで押してい・・・、重っ!
今までとは全然違う車重。そして砂利に埋まったタイヤ。

久々に本気の力を出し、なんとか脱出することができた。

下はアスファルト、
誰かにちょっと押されただけで、
サイドスタンドのオートキャンセルで倒れそうなので、
センタースタンドをかけ・・・、重っ!

リアのサスペンションの長さのせいで、
センタースタンドが重いというコトは調べていたものの、
すごい重い。きっと何かコツがあるんだろう。
後日、研究しよう。
(そんな研究なんてしてたら倒してしまいそうだけど・・・)

またもや本気の力を出し、なんとかセンタースタンドがかかる。
一仕事終えた気分。

ヘルメットとフローブを外しお寺の中に向かおうとしたものの、
どうもオートバイを置いていくのに気が引ける。
人の行き交いも多いしな・・・、中止。
お寺お外からお墓に向かって納車報告をすることで、許してもらうこととした。

「さてどうするか・・・」とタバコを吸っていると、
ニット帽を被り、口髭を生やしたオジさん(オジイさん?)がこちらに歩いてくる。
来るぞ、来るぞ、これは俺のトコに来るぞ・・・

オジさん「これ大きいね?排気量は?」

ほら来た〜っ!



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