「可愛さ」、他の物を購入する際には重きをおく尺度であるが、
XRを購入する際には「可愛さ」という尺度は持ちあわせていなかった。
「走破性」という部分に重きを置いていた。

現在保有している他の乗り物(チェロキー、DAX)は、
「可愛さ」を重きに置いて、非常に満足している乗り物達。

OHVのGS、何モデルかは知っているものの、
詳しくはわからない。
帰宅のち、歴代のモデルを調べる。
やっぱり無骨だ。ドイツ車っぽさを非常に感じる。
また古めかしい双発の水平エンジン、
このシリーズの個性を強めているのはやはりこのエンジンだと思う。

「GS」という本が発売されていることを知る。
R1200GSの発売にあわせて特集がくまれたものらしい。
さっそく購入してみると、
新型車が発売されるまでの歴史という形で、歴代のGSが掲載されている。
また、OHVのGSを愛する人々の記事も掲載されている。

見れば見るほど、OHVのGSがかわいく見えてくる。
「これなら一生ものとなるのでは・・・」という思いも募る。

中古相場を探してみたものの、OHVのGSというのは流通が全くない。
「またこのパターンか・・・」っと、
PDAニュートンや初期型MBX50、初期型DAXを探しまわった日々を思いだす。

この時点で僕の中で完全に火が付いた。
「OHVのGSに乗りたいなぁ・・・」

車重はあるものの、
ある程度の未舗装路はこなしてくれ、
荷物を積載した状態での高速道路が非常にラクとのこと。
自分の行動を満足させてくれることは間違いないと思われる。

歴代モデルの中でひときわ目が行ったのは、
「R80GS Basic」という最終OHVを搭載されたモデルであった。
日本では96〜97年に200台ほどが販売されたとのこと。

白い外装に青いフレーム。ちょっと小ぶなタンク。
他のGSよりはおとなしく、
古めかしさを感じるこの一台にどうしても目がいってしまう。

いくつかのディーラに電話をして確認してみたが、
どのお店を確認しても「Basicは出ないですねぇ・・・」という返答ばかりであった。
しばらくインターネットで情報収集していると、
委託販売で掲載される「R80GS Basic」を発見するのであった。



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