2003/04/01(火) 曇のち雨
 そんなわけで、4月である。春である。雨である。あぅ。
 仕方ないので、MICROPROSE TACTICAL OPSに燃えることにする。

 遠くで聞こえる断続的な銃声。爆発音。私は、ゆっくりと曲がり角から忍び出た……そして正面の通路に閃光手榴弾を投げ込み、身を翻す。視界が一瞬真っ白になる。
 私は通路に飛び込むとテロリストに向かってUZIを乱射した!

 『MICROPROSE TACTICAL OPS』はこんなゲームである。対テロ作戦のゲームといえば『RAINBOW SIX』があまりにも有名だが、『TACTICAL OPS』は『RAINBOW SIX』よりも、より「ゲーム」的にアレンジされており、より気楽に対テロ作戦を行えるゲームである。
 「ゲーム」的にアレンジされているため、『RAINBOW SIX』のように突入作戦を事前に立案したり、弾を一発でも喰らうと一撃で死んでしまうといったこともない(一撃で死ぬように難易度を変更することは可能)。
 しかし、対テロ作戦の定番アイテムである閃光手榴弾や煙幕弾などはきちんと用意されており、人質救出作戦ではこれらを有効活用することが必須となる。さもなくば、人質を助けようと部屋に踏み込んだ途端に扉の陰に隠れていたテロリストに射殺される羽目になる。人質のいる部屋に閃光手榴弾を投げ込み、爆発と同時に突入するという典型的な作戦 が展開されるあたり、なかなか「わかっている」作りのゲームといえる。
 「わかっている」作りと言えば、武器についても言及しておかねばならない。最初の主武器がベレッタM92Fというのは典型としても、3点バースト可能なグロック23(多分モデルはグロック21Cだろう)、50口径の「ハンドキャノン」ことデザートイーグル(レーザーポインタ付!)、TAURUS RAGING BULL(なんと6連レボルバー!)など、ハンドガンだけで4種類も用意されているのである。他にイングラムやMP5などのSMGが4種類、お馴染みSPASを代表とするショットガン3種類、M4A1、M16A2、AK47などお馴染みのアサルトライフルが全部で6種類(なんと重機関銃M60がある!)など、豊富に用意されている。スナイパーライフルがないのが残念だが、G3の小口径版であるHK33(スコープ付!)などもあるのでその気になればスナイパー気分も味わえる。

 元が UnrealTournament なだけに対戦主体のゲームではあるが、単発シナリオをBOT(COM制御キャラクター)相手にプレイするのもなかなか楽しい。シナリオには、人質救出(人質に近づいて「ついてこい」と命令、救出ポイントまで連れて行く。人質を殺すと減点されるためテロリストは人質を殺さずに救出阻止することが要求される)、脱出(指定ポイントまでたどり着く。特殊部隊はそれを阻止する)、爆破(爆弾を指定ポイントに設置する)、奪取(秘密兵器OICW〜Objective Individual Combat Weapon〜を奪取する)など豊富な種類があり、マップも典型的な家屋突入作戦、巨大ダム、高速道路のトンネルなど、多数用意されていて飽きない。

 残念なのはR1のスペックでは対戦は少々厳しいことだ。インターネットで世界の相手と戦えるのがこのゲームのウリなだけに、残念である。



2003/04/02(水) 曇
 相変わらずMICROPROSE TACTICAL OPSに燃える。X-MAS Mappackなる追加マップが無料でダウンロードできるようなのでダウンロード、早速プレイしてみる。……って、対モンスター戦になっている。(爆笑)

 無論、通常のプレイも出来るのだが、このパッケージを入れると拡張シナリオとして対モンスター戦闘ができるようになるのである。対テロリスト戦の時は緊張はあったが恐怖はなかった。グラフィックは陳腐だが、曲がり角の闇の中から現れるモンスターというのはなかなか怖い。ううむ。

 これもなかなかコストパフォーマンスのいいゲームだったようで……。


2003/04/03(木) 雨
 例によって日付変更線に敗北する。はぅー。
 まあ、終電には間に合ったからいいのだが。
 うぅ。
 うー。
 


2003/04/04(金) 曇のち雨
最近定例となりつつあるが、例によって終電に乗り遅れて歩いて帰ってくる……というか、既に日付変更線に5,859kmも差をつけられていては、勝利はおぼつかないともいえる。ちなみに、日付変更線の速度は1,674Km/hである……いや、別にそんなことはどうでもいいんだが。
 こんなこと調べているよりも寝るべし。(馬鹿)



2003/04/05(土) 雨のち曇
 雨である。仕方ないので、『MICROPROSE TACTICAL OPS』に燃える。R1ではインターネット対戦は正直厳しいが、火龍壱号なら楽勝である。……性能的には。
 結果、韓国人キラーを名乗るプレイヤーに完敗し、kekekekekeと笑われる有様、全然勝負にならないのであった。修行しよう……。(泣)



2003/04/06(日) 晴
 快晴なのでココストア邸を強襲、再度『ロストシティ』に燃える。
 結果は、3勝2敗と快勝、どうもココストア氏の圧倒的優位は崩れ去った気配である。思うにこのゲーム、「悩んだほうが負け」な気もしないではない。ココストア氏曰く、「どこかで必勝法のHPでも観たの?」……流石に、そんなページはねーって。(泣)
 もっとも『abalone』では完敗、ココストア氏は健在ぶりを見せつけたのであった。……『abalone』の方は必勝法のページがあったような。
 えーっと。(馬鹿)



2003/04/07(月) 曇
 なんというか桜も散ってしまったにもかかわらず肌寒い今日この頃である。
 仕方ないので帰ってきてから『MICROPROSE TACTICAL OPS』に燃える。対MOD戦にも疲れたので、対モンスター戦に変更、会場の石油プラントで激戦を展開、たまにはモンスター殲滅にも成功するようになる。……たいてい殺されるが。むぅ。



2003/04/08(火) 雨
 さっさと帰ってきた割には午前様である。うが。
 寝るか……。



2003/04/09(水) 雨
 あさりよしとお氏の『宇宙家族カールビンソン』を久しぶりに読む。古本屋で立ち読みしていて思わず3冊ほど買ってしまったのだ。(というより3冊しかなかった)
 うーん、どこかで残りが手に入らないものか……っつーか、この話ってどういう最終回だったんだ? 気になる……まさか夢オチではあるまいな。



2003/04/10(木) 雨
 現行唯一の大型超音速旅客機であるコンコルドが約27年間の商業運行に幕を閉じることになったらしい。『エールフランスは5月31日、ブリティッシュ・エアウェイズは10月末日で商業運航を停止する』とのこと。
 思えば一昔前のスーパーコンピュータ並みの能力を持つB5サイズPCをちゃぶ台に置いて、世界中に張り巡らされたネットワークに無線で接続、などという世界は確かにかつては夢の世界だった。
 PC−6601でカセットテープからデータを読み出し(FDはまだ当時は高価で画期的な記録媒体だった!)2400Bpsのモデムを使って今や死語となった「パソコン通信」をしていた当時の私に、将来こんな世界が来ると言われてもSFの世界だと切って捨てたに違いない。

 しかし、こんな夢のような世界に生きているにも関わらず、当時思い描いた未来世界像というのは全然現実になっていない。
 というより、こと航空宇宙技術の世界においては、古き良き時代たる70年代に比べて世界はむしろ退化している。大陸間を結ぶ海底弾道列車、恒久月面有人基地、火星有人飛行、エトセトラ、エトセトラ……当時、当然の如く描かれていた2000年の科学万能の世界は、蓋を開けてみると恒久月面有人基地はおろか地球軌道上の有人大型宇宙ステーションすら未完成、火星はおろか、月にすら1972年12月7日のアポロ17号を最後に人類は足を踏み入れていないという有様……。
 『2001年宇宙の旅』は、2051年になっても達成できるかどうか怪しいという……笑うべきなのか哀しむべきなのか。2足歩行ロボットだけは凄まじく進歩したものの、言うまでもなくアトムには程遠い。

 ともかく、サンダーバードの世界が遠のいたのだけは事実みたいだ。


2003/04/11(金) 雨
 今日も何とか本屋さんの開いている時間に帰ってきたので『国際情報誌SAPIO』なんぞ買ってくる。高度に政治的な話題についてはここでは触れないが、既にバクダッド中心部が制圧されている状況で読むと少々滑稽な表現もないではない。まあ、内戦はこれから延々と続くのだろうが……ちなみに、買ったのは4/23号である。今日はいったい何日だ?



2003/04/12(土) 雨
 今ひとつ天候が優れないので、家でまったりと『MICROPROSE TACTICAL OPS』のシングルプレイに燃える。このゲーム、人質救出や敵陣突破、新兵器奪取に重要拠点の爆破など、個々のシナリオの目的は比較的バリエーションに富んでいる。(更に陣営を変えれば、その阻止任務を楽しむことすら出来る)
 しかしながら、実際にゲームをやってみると互いに相手陣営を倒すのに一生懸命で、ミッションの成否など一顧だにしないことが多い。(笑) これは何もマルチプレイに限った話ではなく、シングルプレイでもミッション目標よりも相手の殲滅に血眼になることが多かったりする。(殲滅すればそのステージは勝利で終わってしまうので、実のところ相手の殲滅で勝利するというのもミッション目標の一つではある……勝利の方法は一つだけではない)
 ただ、これでは面白くないので、一度ミッション目標重視でプレイしてみることにする。
 選んだのは"Assault on Verdon"。いわずと知れたダム爆破シナリオである。で、C4爆弾片手に挑んだのだが……く、クリアできん。
 いや、敵が手強いとか、目標到達までに敵を殲滅してしまうとか、そういう話ではない。目標に爆弾を設置しても爆発する前にタイムオーバーでシナリオが終わってしまうのだ!(馬鹿) それ以前にもC4爆弾の設置方法がわからなかった(よもやファイヤトリガーを引き続けるだけとは……その場に捨てるのかと思って何度もやり直したぞ)などという馬鹿なことをしていたのだが、これは……。
 しかし、いくらなんでもこれは意図的とは思えない。どこかに設定があるはずである。で、色々調べているうちにゲーム開始時の Rules タグにある"Min allowed score"の値でタイムリミットを変更できることを発見する。実のところこのタグのことは前から知っていたのだが、"Round Limit"とか"Round duration"とか、紛らわしい設定値が多くて気付かなかったのである。むぅ。
まあ、これでミッション目標重視でプレイできるというものである。……もっとも、やっぱりミッション目標なんて気休めで敵殲滅の方が早いような気もするが……。(馬鹿)



2003/04/13(日) 晴
 快晴なので大須に赴く。特に購入するものもなかったのだが、同伴したココストア氏の「買え買え」攻撃で新渡戸稲造級重巡が爆沈、PS2版鋼鉄の咆哮2 WARSHIP GUNNERを購入することにする。こんなマイナーなゲーム、ビッグタイトルが相次いで発売されている昨今、誰も買ってないだろうと思いきや……意外なことにほとんど全ての店で売り切れ、最後に回った店でようやく見つけたものの、買ったら「完売」の札がついた始末である。これで買うか買うまいか悩んでいる間に完売になったのならネタとして大笑いだったのだが。(ぉぃ)
 で、ココストア邸で早速プレイしてみることにする。PC版とは似ても似つかぬ画面からどんなゲームかと思っていたが、プレイしてみるとこれは『鋼鉄の咆哮』そのものであった。パッドは自艦の速力と旋回、右スティックで照準移動と、操作性についてはPC版に勝るとも劣らない。『2』を名乗りながら、内容的にはせいぜいパワーアップキットと言うに等しいPC版(なにせ大きな違いは従属艦がつくこととミッションがマルチになったこと、それに兵装が増えたくらいで見かけはほぼ前作と同じ)とは全然違う画面から考えると、むしろPS2版の方が『2』と呼ぶに相応しい気さえしてくるから不思議である。
 PS2版とPC版の違いはなんといっても画面が完全3Dであることだろう。このゲーム、実際のところPC版の画面をそのまま3Dにしたといっても過言ではない。なんでも3Dにすればいいというものではないだろうが、2Dで描かれていたPC版に比べれば圧倒的な迫力であることは疑いない。何より手塩にかけて設計した艦が実際のゲームシーンでがんがん動くのは嬉しい限りである。(PC版ではゲームシーンでの表現は艦種毎の違いだけで姿形の違いはまるで無視されていたため、自艦の姿は設計画面でしか見ることが出来なかった)
 無論3D化したことによる違いはある。最大の違いは全周視界ではなくなったことだろう。もちろんレーダーは全周視界だが、なにせ3DなのでPC版のように「艦首前方の敵をマウスクリックで撃沈したと同時にすばやくカーソルを艦尾方向の敵に再照準して砲撃!」という芸当は難しい。上空から眺めた(PC版に近い視点の)モードもあるが、これは後に述べる「迎撃」モードという専用モードで、この画面で主兵装による攻撃はできない。また、2D画面での照準ではないので、攻撃時は本物の砲撃戦の如く「敵手前に着弾! 角度修正! 発射! 夾叉しました!」という水柱を見て照準修正といった操作になる。敵拡大画面が潜望鏡を覗いたような画面なのはご愛嬌である。
 ただ、PS2版とPC版の違いは画面が3Dになったことによるものだけではない。例えば主兵装の自動射撃は完全にオミットされている。迫る魚雷や敵潜水艦に限っては「迎撃」モードという専用モードに画面を切り替えることで自動的に迎撃できるが、逆に言うなら魚雷が迫ってきても画面を切り替えないと迎撃してくれない。ある意味で、よりアクション性が要求されるようになっている。

 画面と操作以外にも細かい違いはある。最大の違いは甲板防御と舷側防御の差がなくなったことだろう。これは単純化を志向したものなのか、家庭用ハードの能力制限によるものか微妙なところだ。また、シナリオも微妙に異なる気がする。PS版前作のテュランヌスの支配する世界というオリジナルストーリーは本作ではまったく無視されているが、PC版のように単に超兵器殲滅を目指して戦うというものでもなく、世界を支配する「帝國」とそれに敵対する「解放軍」というこれまた別のオリジナルストーリーが展開する。ちなみに、ナレーションはPS版前作のように女性声優さんが語ってくれる。(笑)
 また、WW2モードという当時の技術の兵器しか使えないモードも新規に用意されていたりする。(ただし、敵も当時の技術の兵器しか使わないかというと……)
 そんなわけで結論から言えばPC版を持っている人にもPS2版は楽しめる出来になっている。むしろ、PC版か、せめてPS版前作を知らないと自艦の設計という本作最大の楽しみを理解するまでに時間がかかるかもしれない。しかも、残念なことに(ハード的な制約もあるが)肝心の設計画面の操作性はPC版に比べてお世辞にも操作しやすいとは言いがたい。最大重量を越えていても前作のようにその場で拒否するのではなく一旦設置できて設計完了時に警告される(無論、どのぐらいオーバーしているのかも一目でわかる)ようになったなど、改善されている点も多いのだが、画面にヴァイタルパートの比率が常時表示されていないなど、改悪点も多い。(完全防御か集中防御かは設計画面でないとわからない)  ただ、それらを踏まえた上でも「買い」のゲームではあるので、前作のファンには今作もお勧めだろう。


2003/04/14(月) 曇
 会社の飲み会でどろんどろんになって帰ってくる。ど、どろー。
 ……ひくひくひく、ぱたっ。



2003/04/15(火) 曇
 の、脳が痛い。二日酔いかとも思ったが、風邪をひいた可能性が濃厚である。あぅぅ。
 ……で、さっさと帰ってきたものの、本屋の開いている時間には滅多に帰れないので、STAR TREK FACT FILEを買って帰ることにする。いや、その。



2003/04/16(水) 曇
 そんなこんなで体調不良でさっさと帰ってくる。むぅ。
 ……ひくひくひく、ぱたっ。





2003/04/17(木) 曇
 対人地雷を自衛隊が未だ装備していた! ……って記事を見かける。
 で、おお、まだ持ってたか廃棄漏れでもしてたかな、と思ったら……なんのことはない、クラスター爆弾のことである。
> 一方、00年前後に一部の基地の航空祭に展示され、限られた専門家やマニアだけが知る情報だった。
 ……えーっと。いや、私も「限られた専門家やマニア」らしい。できれば「限られた専門家」の方が……って、そうじゃなくて。記事書いた新聞社には「専門家」はいない、といいたいのか?
> 不発弾が多く「第2の対人地雷」と批判されているクラスター爆弾を、航空自衛隊が87〜02年度の16年間で総額約148億円分購入し、現在も保有していることが分かった。防衛庁は予算書などで購入を明示しておらず、配備中に国会で保有の是非が質疑されたことはなかった。
 ……分かったって、「00年前後に一部の基地の航空祭に展示され」って自分で書いてるんぢゃ……航空祭って「自衛隊の現状を広く国民に紹介する活動」の一つ(平成12年度版「防衛白書」204ページ)なんだけど、この新聞社、航空祭って何のためにやってるのか知らないんじゃ……小学館のビデオにも明記されているのだが、何を今更……そういえば00年に「分かった」ってこと書いてないな、この記事………今年って何年だったっけ。
>先月、政府は小泉親司参院議員(共産)の質問主意書に答弁書を出し、保有を認めた。
 って、先月議員先生が質問したのもそれまで分からなかったというか知らなかったというか……この新聞は月刊か?
 まあ、彼らのいうところの「非人道的兵器」が国連人権小委員会の「核・化学・生物兵器、気化爆弾・ナパーム弾・クラスター爆弾・劣化ウラン兵器の製造・使用の禁止を求める決議」(1996年8月、賛成15、反対1、ちなみに反対はアメリカ)に基づいているなら「非人道的兵器」という根拠はないではないが、「分かった」じゃなくて、「知らなかった」が正確だよな、やっぱり。
 どちらにしても、とりあえず彼らはアメリカから非難すべきなような気もするんだが……身を清めてからという姿勢は正しいのかもしれないが、アメリカが BLU-82 BLU-73気化爆弾を装備していることは「分からない」んだろうな……。
脚注:尚、湾岸戦争でアメリカの使用したBLU-82/B"ディジー・カッター"は正確には燃料気化爆弾「ではない」。

 有事法制対策なのはわからんではないが、こんなことされると新聞記事への不信感が増してしまうのだが。
 とりあえず、「分かった」というのが知らなかったときにフォローするために便利な言葉であることが「分かった」。



2003/04/18(金) 曇
 思わず昨日熱く語ったせいで寝不足に陥る。ぐぅ。で、ふらふらで会社に逝って、ふらふらで帰ってくる。  ね、寝よう



2003/04/19(土) 曇時々雨
 そんなこんなで久しぶりにPC版『鋼鉄の咆哮2』を再開する。最近FPSばかりやっていたし……そう、独逸プレイ中断したままだったのである。

 ちなみに独逸の現状は、

 航空技術 レベル26
 機関技術 レベル26
 鋼材技術 レベル22
 兵器技術 レベル10
 電気技術 レベル26

 こんな感じである。
 所属艦艇は駆逐艦"Z3000"、同駆逐艦"Z2003"、航空戦艦"カイゼル"、特殊高速巡洋艦"デスブリンガー"、戦艦"ベイオウルフ"、大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"の6隻である。


新型艦隊駆逐艦"Z3000"
Z3000 CLASS
重量5479/6000(13,698トン) 速度35.2Kt
主砲:四連装15.5cm60口径砲13基52門(前方8基後方5基)
噴進爆雷砲       (1基)
四連装37mm機銃     (12基)
単装20mm機関砲     (6基)
多目的噴進誘導弾発射機 (6基)
五連装61cm魚雷発射機  (4基)
30連装12cm噴進砲    (5基)
搭載設備  探照灯2基  電波照準儀I
 音波探信儀III
 電波探信儀III
 発砲遅延装置I
 自動装填装置II
 自動消火装置I
 応急注排水装置I
駆逐艦前艦橋α (独)
駆逐艦後艦橋β (独)
船体 駆逐艦V
航続距離 7,962
ガスタービンI  9基
排煙能力 ボイラー0/0基分
機関配置 通常配置
機関出力 23,400 耐久力 1,100
舷側防御 対25cm防御
甲板防御 対25cm防御
防御区画 70%(完全防御)
指揮能力 90
索敵範囲 35

 1万3千トンという条約型巡洋艦を凌駕する本艦は、正直に言って駆逐艦というには無理がある。よく軽巡洋艦と間違えられたといわれる秋月型すら2,701トン、公試排水量3,452トンに過ぎない。
 もっとも、本艦は大戦型駆逐艦とは一線を画した現代型駆逐艦である。しかし、四連装15.5cm60口径砲13基52門という砲戦至上主義を反映した設計は独逸大戦型駆逐艦の正当な血を引く拡大発展型というべきものである。元々15.5cm砲は独逸大戦型駆逐艦の特権であり、他国にこれほどの大口径砲を装備した例はない。それも四連装13基ともなれば軽巡洋艦すら遥かに上回る。
 例えば大和の護衛艦を勤めたことで有名な軽巡洋艦「矢矧」(基準排水量7,710トン)の主砲は15cm連装砲3基である。
 この重兵装は中心軸配置を諦め舷側複列砲配置を採用したことによるものだが、そもそも四連装15.5cm砲を複列配置できるような駆逐艦は(双胴艦を別にすれば)本艦クラスの大型艦以外に存在しない。
 本艦は防御についても対25cm防御と重防御を誇る。速力については初期のガスタービン採用艦の悲しさで最大35.2Ktと、少々物足りないが、兵装と防御力を考慮すれば十分なものといえよう。
 重武装と重防御、中程度の速力を実現した本艦が戦場において活躍を期待されたのは無理もない。しかし、本艦は登場があまりにも遅すぎた。本艦の竣工は主力航空巡洋艦の完成後であり、実際には資金稼ぎの後方掃討任務以外に出番はなかった。とはいえ、本艦は未だ発展の余地のある艦であり、駆逐艦の限界を見極める上で今後の性能向上が期待されている。


WWII型艦隊駆逐艦"Z2003"(最終時)
Z2003 CLASS
重量3199/3200(6,398トン) 速度40.0Kt
主砲:四連装15.5cm50口径砲7基28門(前方3基後方5基)
対空噴進誘導弾垂直発射機 (1基)
五連装32.4cm誘導魚雷発射機(2基10門)
単装20mm機関砲      (6基)
四連装12.7mm機銃     (6基×2グループ)
爆雷投射機        (1基)
搭載設備
 探照灯4基
 音波探信儀II
 電波探信儀II
 発砲遅延装置I
 自動装填装置I
駆逐艦前艦橋V (独)
駆逐艦後艦橋IV (独)
船体 駆逐艦IV
航続距離 12,000
駆逐ボイラー  V  3基
駆逐用タービン V  2基
排煙能力 ボイラー3/4基分
機関配置 シフト配置
機関出力 17,600 耐久力 450
舷側防御 対12cm防御
甲板防御 対10cm防御
防御区画 72%(完全防御)
指揮能力 74
索敵範囲 25

 6千トン級の本艦は、Z3000級第5世代型駆逐艦ほどではないにせよかなりの大型駆逐艦である。
 そして、本艦は登場があまりにも遅すぎて資金稼ぎの後方掃討任務以外に出番がなかったZ3000級第5世代型駆逐艦とは異なり、間違いなく主力として活躍していた「主力駆逐艦」の最後の艦である。後継艦たる航空巡洋艦の完成までは、本級は艦隊旗艦として栄光の座にあったのだ。
 それ故に、本艦は対空噴進誘導弾垂直発射機等を追加装備しているものの大戦型駆逐艦の改装艦にすぎない。それでも四連装15.5cm砲7基28門という装備は他国の巡洋艦を軽く凌駕する。 最終改装後には40ktという高速を誇った本艦は、現在ほぼ退役状態であり、除籍、解体を待つばかりの運命であるが、初期の戦闘を勝ち抜いてきた殊勲艦である本艦を記念艦として残して欲しい旨の署名運動も展開されているという。


航空戦艦"カイゼル"
KAISER CLASS
重量24918/25000(62,295トン) 速度39.1Kt
主砲:四連装41.0cm60口径砲4基12門(前方4基)
副砲:四連装20.3cm65口径砲6基24門(前方6基)
連装荷電粒子砲      (1基)
多目的噴進誘導弾垂直発射機(9基)
四連装37mm機銃      (12基)
四連装7.7mm機銃      (8基)
30連装12cm噴進砲     (8基)
搭載設備
 エレベーター2基
 探照灯4基
 電磁防壁III
 電波照準儀IV
 音波探信儀IV
 電波探信儀IV
 発砲遅延装置IV
 自動装填装置IV
 応急注排水装置II
空母艦橋III (独)
船体 航空戦艦III
航続距離 8,711
戦艦ボイラーVI 19基
標準タービンVI 4基
排煙能力 ボイラー19/30基分
機関配置 通常配置
機関出力 1,333,380 耐久力 3,700
舷側防御 対43cm防御
甲板防御 対43cm防御
防御区画 67%(完全防御)
指揮能力 70
索敵範囲 39
発艦速度 60
搭載部隊 15
ハウニブーII   ×13
ハウニブーI   ×2


 本艦は、主力である航空巡洋艦の防御力の不足を受けて設計された6万トン級航空戦艦である。航空戦艦の宿命ゆえ搭載機数は航空巡洋艦の2/3程度に過ぎない(最新鋭の独逸大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"の搭載機数は24部隊)が、その差数を補うには十分以上の武装(主砲に四連装41.0cm砲4基12門、副砲として四連装20.3cm6基24門)、装甲(対43cm完全防御)、速力(最大39.1Kt)を持つ。
 四連装25.4cm砲3基12門、対38cm防御、最大速度34.0Ktの大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"と比較して如何に強力な艦かは言うまでもない。事実、本艦は大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"では太刀打ちできない多数の敵相手に何度も出撃し、見事な戦果を上げた。
 しかしながら本艦は超兵器"ストレインジデルタ"(一般にはそれほど強力ではないとされている超兵器である)との決戦に敗れ、航空万能主義の衰退を早めた艦として知られることになる。
 だが、この結果を受けて新たに対超兵器用として建造された初めての独逸戦艦"ベイオウルフ"は"ストレインジデルタ"に敗れている。これによって結果的に本艦の戦闘力は同時期の戦艦に対しても決して劣るものではなかったということが証明されたことは時代の皮肉といえるだろう。


特殊高速巡洋艦"デスブリンガー"
DEATHBRINGER CLASS
重量7999/8000(19,998トン) 速度40.4Kt
主砲:四連装20.3cm60口径砲20基80門(前方16基後方4基)
57mm六連装速射機関砲   (1基)
四連装7.7mm機銃      (18基×2グループ)
多目的噴進誘導弾垂直発射機(10基)
対潜噴進誘導弾垂直発射機 (4基)
新型対潜非誘導噴進弾発射機(8基)
搭載設備
 射出機A2基
 探照灯8基
 電波照準儀I
 電波妨害装置III
 音波探信儀VI
 電波探信儀IV
 発砲遅延装置I
 自動装填装置IV
 応急注排水装置I
巡洋艦前艦橋V (独)
巡洋艦後艦橋V (独)
船体 特殊巡洋艦
航続距離 7,575
ガスタービンIII  11基
排煙能力 ボイラー0/0基分
機関配置 通常配置
機関出力 45,100 耐久力 2,000
舷側防御 対20cm防御
甲板防御 対15cm防御
防御区画 54%(完全防御)
指揮能力 69
索敵範囲 41
発艦速度 30
搭載部隊  2

 信じられないほどの巨大艦が無数に存在し、駆逐艦までもが巡洋艦並み(場合によっては巡洋艦を凌駕するほど)に大型化しているこの世界にあって、2万トン級の本艦は比較的軽量の艦である。しかし、これは装甲防御をさほど重視せず強化セラミックと複合材による軽量化を行っている現代型巡洋艦故のことであって、四連装20.3cm20基80門という武装からも分かるように本艦は決して小型の艦ではない。軽量化されていることによって速力は十分なものとなり、本艦は最大速度40.4ノットを誇る。
 逆説的に言えば本艦は装甲が非常に薄い重武装高速艦に過ぎず、速力と重武装だけで全てを解決できるという思想が常に正しいわけではないということは既に証明されている。従って、特に持久戦を強いられる場合には、本艦は必ずしも対艦戦闘向きの設計とはいえない。
 もっとも、本艦は対艦戦を主目的に設計されたものではなく、対超兵器潜水艦戦を主目的に開発された艦である。従って、主砲を削って対潜兵装を充実させており、装甲が薄いこと(舷側対20cm防御、甲板対15cm防御)を以って本艦を評価するのは誤りである。実際、本艦は数々の対潜水艦任務を成功に導いており、その中には対超兵器潜水艦戦も含まれる。
 対潜戦闘専門艦としては、本艦の評価は非常に高いといえるだろう。


戦艦"ベイオウルフ"
BEIOWOLF CLASS
重量29669/30000(74,173トン) 速度36.0Kt
主砲:四連装46.0m60口径砲3基12門(前方3基後方1基)
副砲:四連装20.3m65口径砲13基52門(前方11基後方2基)
四連装7.7mm機銃      (17基)
単装20mm機関砲      (6基)
対空噴進誘導弾発射機   (2基)
多目的噴進誘導弾垂直発射機(11基)
12連装20cm噴進砲     (12基)
搭載設備
 探照灯4基
 射出機A2基
 電波照準儀I
 音波探信儀I
 電波探信儀I
 発砲遅延装置I
 自動装填装置III
 自動消火装置IV
 応急注排水装置IV
戦艦前艦橋V (独)
戦艦後艦橋IV (独)
船体 戦艦V
航続距離 8,711
戦艦ボイラーVII 16基
標準タービンVII 4基
排煙能力 ボイラー16/16基分
機関配置 通常配置
機関出力 1,312,000 耐久力 4,000
舷側防御 対51cm防御
甲板防御 対43cm防御
防御区画 64%(完全防御)
指揮能力 69
索敵範囲 38
発艦速度 30
搭載部隊  1

 本艦は、初めて対超兵器用として建造された、7万4千トン級の戦艦である。それまで主力にあった6万トン級航空戦艦"カイゼル"が超兵器"ストレインジデルタ"との決戦に敗れたことに勢いづいた大艦巨砲主義者が建造を主張し、それまで他国の状況を見ても頑として航空万能主義を曲げなかった首脳部が渋々建造を決定した。こういった経緯もあり、対超兵器用戦艦であるにも関わらず、武装も常識的なものに留まっている。事実、本艦の船体はビスマルク級と同クラスである。しかし、「常識的なもの」とはいえ、ビスマルク級と比べれば武装は大幅に強化されている。

 主砲、四連装46.0cm砲3基12門(前方3基後方1基)、副砲、四連装20.3m砲13基52門、舷側対51cm防御、甲板対43cm防御、最大速力36.0ノットという性能は確かに飛びぬけたものとはいえない。しかしながら砲戦万能主義を反映した副砲の20.3cm砲52門という武装は、同クラスの主砲を装備した大和級(基準排水量62,315トン、公試排水量 67,123トン)の副砲60口径15.5cm12門(竣工時)を遥かに凌駕する。その上、大和級の主砲は45口径砲である。
 従って、本艦は大和級を遥かに凌駕する性能を持っているといえる。しかしながら、大和級は残念なことにこの世界の最強の戦艦では決してない。  そして50口径45.7cm砲を装備する偽装超小型超兵器"ストレインジデルタ"も大和級を凌駕する性能を持っていた。
 本艦は超兵器"ストレインジデルタ"に敗れた。これにより、航空至上主義が決して誤ったものではなく、6万トン級航空戦艦"カイゼル"が非力な艦ではなかったことを、結果的に本艦は証明したことになった。


大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"
BERLIN CLASS
重量16749/17000(41,872トン) 速度34.0Kt
主砲:四連装25.4cm50口径砲3基12門(前方2基後方1基)
二連装10.0cm65口径砲8基16門
四連装37mm機銃(11基)
20mmバルカンファランクス(4基)
120mm30連装噴進砲(5基)
搭載設備
 格納庫116  舷側エレベータ3基
 電波妨害装置III
 音波探信儀IV
 電波探信儀III
 自動装填装置IV
 自動消火装置II
 応急注排水装置I
空母艦橋III (独)
船体 空母IV
航続距離 5909
空母ボイラーIII 22基
標準タービンIV  4基
排煙能力 ボイラー22/30基分
機関配置 シフト配置
機関出力 65824 耐久力  2000
防御区画 67%(完全防御)
策敵範囲 34
舷側防御 対38cm防御
甲板防御 対38cm防御
指揮能力 70
索敵範囲 34
発艦時間 45
搭載数  24部隊
トーネードIDS ×14
ハウニブーII   ×10

 そして、主力の地位を長く保ってきた第四世代型大型航空巡洋艦"ベルリン"が本艦である。
 主武装は四連装25.4cm砲3基12門、対38cm防御、最大速度34.0Kt。軽巡洋艦並みの戦闘力を持つが、もちろん言うまでもなく本艦は航空機至上主義による設計であり、主砲は「飾り」に過ぎない。
 本艦は現主力艦であるが、近年では多数の敵戦艦に対する艦隊決戦任務や、対潜水艦戦闘任務においては本艦も他の艦艇に活躍の場を譲ることがある。戦歴とともに艦齢を重ねてきた本艦には後継艦の登場を望む声が強いが、これ以上の大型艦の建造は現在の技術力では困難であり、鋼材技術力の向上が望まれる。


 ……といった感じで独逸プレイの中断時は、最終ステージはおろか、ストレインジデルタすら倒せない状態だったのであった。うぅ。  とりあえず、ストレインジデルタは倒さないとな……。


2003/04/20(日) 曇時々雨
 なんというか雨なので家でおとなしくPC版『鋼鉄の咆哮2』である。ストレインジデルタにえらく苦戦していた私だが、何故か航空戦艦"カイゼル"であっさりクリアしてしまう。拍子抜けである。別に兵装を強化したわけでもないし……いや、航空技術力を27にして搭載機を円盤機ハウニブーIIの代わりに全翼機HoXVIIIBに変更はしていたが、性能的にHoXVIIIBが上回る点は航続力と水上索敵力くらい、他は全然円盤機ハウニブーIIの方が上なので、それで勝ったとも思えない……。
 まあ、あっさりと言っても撃沈時には航空戦艦"カイゼル"も大破、這うような速度で戦域を離脱したような有様なのでこんなものかもしれないが。
 そのまま超大型空母"ペーター・シュトラッサー"と光学兵器戦艦"グロース・シュトラール"を撃沈、Eステージは航空戦艦"カイゼル"の大活躍でクリアしてしまう。
 Fステージでは空中戦艦"アルケオプテリクス"の2機編隊に苦戦したものの、これも航空戦艦"カイゼル"でクリア(まだ兵器レベルが20に達してないので対空砲弾未開発なのだが……)、続く超大型潜水艦"改ドレッドノート"は特殊高速巡洋艦"デスブリンガー"で撃沈(浮上してからはいささか手間取ったが……)、それこそ破竹の勢いで進撃するが、結局いつものパターン、氷山空母"ハバクック"が撃沈できず、詰まる。
 むぅ。まあ、しかし"ストレインジデルタ"に比べると耐久力だけの化け物だし、そろそろ航空戦艦"カイゼル"も改装しなくてはいかん時期だし。
 明日航空戦艦"カイゼル"を大改装して挑むこととするか……。



2003/04/21(月) 曇
 さっさと帰ってPC版『鋼鉄の咆哮2』である。航空戦艦"カイゼル"を改装(機関を最新のものに強化)して氷山空母"ハバクック"に挑む……。
 で、あっさり負ける。なんというか、歯が立たないという感じではないのだが、持久戦に持ち込まれてじわじわと潰される感覚である。
 何度かやってみるが、やはり駄目。空母も使ってみるが、持久戦なので空母による空襲では撃沈する前にこちらがやられる。いっそ戦艦で……とも思ったが、偽装戦艦"ストレインジデルタ"にすら苦戦する第5世代型戦艦"ベイオウルフ"では到底勝てるはずもない。そもそもこの世代の艦なら航空戦艦の方が優れている点も多いのだ。(航空戦艦が生粋の戦艦に太刀打ちできなくなるのはもう少し先の話だ……私のように航空決戦至上主義で異様に高い航空技術レベルを保持していればなおのこと言うに及ばない)

 うーん。ここはエレクトロン2搭載の新型戦闘攻撃機ハウニブーIIIの開発完了を待つしかないか……。(違うだろ、新型戦艦だろうが、普通は!)



2003/04/22(火) 曇
 会社の飲み会でべろんべろんになって帰ってくる。
 べ、べろべろ。へべれけー。

 ……いかん、寝よう。



2003/04/23(水) 曇時々雨
 そんなわけでPC版『鋼鉄の咆哮2』である。結局Fステージをやり直すことにしたのだが、F−2ステージで思いのほか苦戦する。いや、このステージ、クリア自体はあっけないほど簡単である。対潜水艦任務なので戦艦では少々辛い(「重力砲」でも装備していれば話は別だが……)が、空母や航空戦艦、対潜巡洋艦などならあっさりクリアできる。(ただし、対潜巡洋艦の場合兵装の一部を「手動」にしておかないと弾切れでクリア不能になので注意!)

 ……そう、クリア自体はあっけないほど簡単である。ただし、転移艦を見捨てるのであれば。

 このステージ、転移艦の出現条件である砲台と転移艦の出現ポイントが結構離れている上、出現する転移艦がただのイージス巡洋艦(「入手する従属艦」の艦種と「ステージに出現する転移艦」の艦種はどうやら無関係なようだ)なために、転移艦に追いつくころには転移艦が大破していることもしばしばである。  出現ポイント付近の掃討が不十分だと場合によっては出現とほぼ同時に転移艦が撃沈されることもある。むぅ。
 むぅ。

 結局、数回試した挙句に転移艦を見捨てる。(あんた、鬼や)
 もっとも、どうせ氷山空母"ハバクック"に負けてまた挑戦する羽目になるのだろうが……はぁ。




2003/04/24(木) 曇時々雨
 気まぐれで買ってきた『極大射程』(スティーブン・ハンター著/佐藤和彦訳/新潮文庫)にどっぷりはまる。

  ボブはヴェトナム戦争で87人の命を奪った伝説の名スナイパー。今はライフルだけを友に隠遁生活を送る彼のもとに、ある依頼が舞い込んだ。精密加工を施した新開発の308口径弾を試射してもらいたいというのだ。弾薬への興味からボブはそれを引き受け、1400ヤードという長距離狙撃を成功させた。だが、すべては謎の組織が周到に企て、ボブにある汚名を着せるための陰謀だった……。

 組織の陰謀により追われる身となるボブ、そして、過去の傷を捨てきれない純真なFBI捜査官のニックは偶然彼と行動を共にすることになる。しかし、彼らの前に組織が送り込んだ特殊部隊の一個大隊120名が襲い掛かる!
 ストーリーや登場人物の性格描写自体はさほど特筆すべきものはない。最後の大逆転劇も前半に分かり易すぎる伏線が張られていて驚愕するようなものでもない。
 しかし、息もつかせぬ展開、ぐいぐいと引き込まれる物語は流石といわざるを得ない。そう、典型的なハリウッドアクション映画をそのまま小説にしたという感じだろうか。ステレオタイプな登場人物、典型的なストーリーは、しかし、物語が分かりやすく、王道であることも意味する。また、登場する銃器に対する描写は満足できるものだ。(解説書から引用したような説明も嫌いではないが、こういう描写も私は好きだ) しかし、全編硝煙と血まみれの展開でありながら、クライマックスが硝煙とまったく無縁の世界で緊張と絶望の中に展開するというのもすごい演出である。
 気がついたら、すっかりはまっていた……スティーブン・ハンターおそるべし。
 個人的にはライフルよりもハンドガンが好きな人なのでその意味で期待していなかった(ハンドガンも登場し重要な役回りを演じるが、この小説はタイトル通りライフルが主役だ)のだが、そんな私の期待を完全に裏切ってくれた。いや、期待をはるかに上回る面白さであった。そして、後書きを読んだとき更なる驚愕が私を襲ったのだった。「ボブ・リー・スワガー・シリーズ」……な、なにい!?

 いかん。つ、続きを買うしかないではないか。



2003/04/25(金) 曇時々雨
 そんなわけで続きを買おうと思っていたのだが、予想通りというかなんというか会社を出るころには本屋も閉まっている。
 あぅ。
 明日に期待しようか。




2003/04/26(土) 曇
 世間はゴールデンウィークで盛り上がっているらしい。  で、私はというと土曜出勤である。大体今年は単なる三連休だし。……いや、カレンダー通りちゃんと三連休なこと自体幸せと思うわけだが。えーっと。
 それでも、今日はさっさと撤退して『極大射程』の続編を探しに出かける。(続編といっても、日本での刊行順は全然異なるのだが)
 調べてみると、物語の年代順では『ダーティ・ホワイト・ボーイズ』、『狩りのとき』(上巻〜下巻の始め)、『極大射程』、『ブラック・ライト』、『狩りのとき』(下巻)という順番になるらしい。
 ただし、主人公ボブ・リー・スワガーは『ダーティ・ホワイト・ボーイズ』にはほとんど登場しないようだ。と、なると狙いは『狩りのとき』か『ブラック・ライト』である。
 で、本屋で新庁舎文庫を片端から探してみるが……ない。

 全然見当たらない。むぅ。で、仕方なく同じスティーブン・ハンターの『魔弾』を買う。……で、悔しいのでついでに『世界の艦船増刊第22集 近代戦艦史』(1,800円也)、『世界の艦船増刊第58集 世界の大型水上戦闘艦』(1,905円也)、『世界の艦船増刊第26集 ドイツ戦艦史』(1,400円也)、『世界の軍用ロボットカタログ』(アリアドネ企画刊/1,800円也)、『世界の珍飛行機図鑑』(西村直紀著/グリーンアロー出版社刊/2,000円也)、『ドイツのジェット/ロケット機』(野茂茂著/光人社刊/1,800円也)、『COMBAT MAGAZINE 2003/6』(ワールドフォトプレス/857円也)、『ARMS MAGAZINE 2003/6』(HOBBY JAPAN/838円也)を買って撤退する……って、何か目的を取り違えている気もしないではない。(自爆)  ……で、帰ってからインターネットで再度調べてみる……扶桑社文庫ぢゃん

 ……わ、わたしとしたことが……。がっくし。



2003/04/27(日) 晴
 ゴールデンウィークに相応しく快晴な日曜日である。……もっとも今年はゴールデンどころかシルバーが相応しいと思うのだが、まぁよい。  そんなわけでネットサーフィンしてまったりと一日をすごす。

 まったり。




2003/04/28(月) 晴
 ゴールデンウィークに相応しく快晴な月曜日である。……もちろん平日なので出勤である。はぁ。
 おまけに午前様で歩いて帰る羽目になるし。はぁ。

 寝るか。




2003/04/29(火) 晴
 今日もゴールデンウィークに相応しく快晴である。ちなみに、今日はちゃんとお休みである。昭和の天皇陛下に感謝である。……もっとも、今日もまったりと一日過ごしていたわけであるが。(自爆) まあ、昨日帰ってきたのも、今日になって2時間ほど経過してたしなあ。(駄目)  それでも本屋に行く気力は残っていたので、本屋で今週号のTHE OFFICIAL STAR TREK FACT FILES『天文年鑑2003』、それに『色で引ける 花の名前がわかる辞典』を買う。

 『THE OFFICIAL STAR TREK FACT FILES』、結局なんだかんだでVol.10迄買っている。買い続けている理由としては、『スタートレック』シリーズが、そのあまりの有名ぶりとは対照的に登場艦船に関する情報があまりにも少なすぎるからであったりする。今のところ、私が持っている資料でスタートレックの登場艦船について最も充実している資料は『STAR TREK OFFICIAL GUIDE 4 STAR TREK MECHANICS』(ぶんか社/2,300円)だったりするが、これにしたところで、特撮に関する記載が多く、「架空世界に実在するエンタープライズ」に関する資料としては少々役不足だ。個々の艦船についてなら『THE STAR TREK ENCYCLOPEDIA』(ジャパン・ミックス/4,800円)の記載も結構詳しいが……この辞典をそういう用途に使うのは間違いな気もする。  そんなわけで、各フロア単位で見開きページを使って解説してくれるこの雑誌は割と貴重だったりするのである。なにせ売り文句は「U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D だけで40枚以上」という凄さなのだ。(あくまで「最終的には」だが) それでなくとも、「The Tholian 'Web Spinner'」などという代物を見開き2ページ裏表まるまる使って解説している書物はこの雑誌のほかにはおそらくあるまい。(笑) まあ、ソリア人というのはスタートレック世界ではそれなりに有名でTOS#64、TNG#40、TNG#47、TNG#81などでその名が出てくる。それなりの宇宙艦データベースには載っている存在のようだ。……が、メジャーな存在とはいえないだろう。(笑) うむ。  そんなわけで、私的には宇宙艦のデータ目的で買っていたりする。それなりに充実したその手の本が日本でも刊行されれば買わなくなるかも知れないが、とりあえずは買い続けるだろう。(馬鹿)

 で、『天文年鑑2003』の方はと言うとほとんど衛星の名前集目的だったりする。もっとも雑学目的でもあるが。最新データによる地球の赤道全周は40,075,040mだとか。

 ……で、『色で引ける 花の名前がわかる辞典』も同様である。セアノサス、ストレプトカーパス、シラー、コルボルブルス、クレマチス、ニーレンベルギア、デュランタ……要するに名前ネタ集という説が……はっ。

 そんなわけで、結局、本屋に行くと衝動買い万歳している私である。いいのか?(自沈)




2003/04/30(水) 雨のち曇
 で、ほとんど実感のないゴールデンウィークであるが、もちろん今日は出勤である。そんなわけで、久しぶりにPC版『鋼鉄の咆哮2』である。例の転移艦を見捨ててFステージを侵攻していた私だが、空中戦艦"アルケオプテリクス"の2機編隊に苦戦して詰まってしまう。航空戦艦"カイゼル"を投入しても歯が立たない。
 普通なら伝家の宝刀の大型戦艦を持ち出して蹴散らすところだが、我が艦隊の所有する第5世代型戦艦"ベイオウルフ"では到底勝てるはずもない。第5世代型戦艦"ベイオウルフ"は、史実の大和型を凌駕する7万4千トン級の超弩級戦艦である。
(ちなみに大和は基準排水量6万5千トン、公試排水量6万8千2百トン)

 しかし、武装はともかく船体は史実の戦艦"ビスマルク"と同等の艦に過ぎない。この艦を投入するなら艦載機に期待できる分だけ6万トン級航空戦艦の方がマシである。(酷い言われようだ)
 そもそもFステージをやり直す前には航空戦艦"カイゼル"であっさり蹴散らせた気がするのだが……。

 仕方なく、再度Fステージをやり直す。で、転移艦救出ミッションで、今度は空母を投入してみる……すると意外にもあっさり転移艦救出に成功してしまう。よく考えればこのステージでは自艦が沈むほど激しい攻撃を受けているわけではない。重要なのは転移艦が攻撃されないように予め敵艦を掃討することなのだ。結果論だが広い攻撃レンジを持つ空母はこの任務に最適だったのである。空母の最大の弱点は防御力だが、このステージではそれほど激しい攻撃を受けるわけでもない。
 空母でこのステージに挑む場合、潜水艦の一定数撃沈がステージの主任務なので対潜哨戒機(偵察機)を積まねばならない分攻撃力は低下する。しかし、クリアだけなら航空戦艦の艦載機でもクリアできる程度のステージなので、対潜哨戒機(偵察機)は6〜8部隊で十分であり、24部隊を搭載可能な我が4万1千トン級大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"ならば、他の部隊で攻撃力を維持することは十分可能だ。……どうも潜水艦隊撃破という目標に気をとられて巡洋艦で無理なら航空戦艦で……という発想になったのが苦労の発端だったようだ。確かに目標達成だけなら航空戦艦でも楽にクリアできるのだが……。

 そんなわけで、前回、かなり苦労した転移艦救出任務は今回はあっさりクリアする。で、問題の空中戦艦"アルケオプテリクス"の2機編隊だが……流石にこちらは大型装甲航空巡洋艦"ベルリン"ではあっさり沈められて話にならない。で、航空戦艦"カイゼル"の出番と相成る。

 かなり苦労した挙句にようやくコツがわかる。まず、艦載機は全て戦闘機、ラオプフォーゲル7部隊とハウニブーIが8部隊の混成部隊を搭載する。このステージでは潜水艦がかなり煩いので対潜哨戒機(偵察機)が積みたくなるが、ここはじっと我慢である。ついでに発砲遅延装置は外して応急排水装置に換装しておく。

 いざ、出撃であるが、ここからが重要である。武装は全て全自動射撃に変更、片手で艦を操り、もう片方の手は射撃制御のマウスではなく、テンキーの「0」と「.」で対空対艦射撃の制御を行う。で、敵空中戦艦がいないときは対艦射撃に切り替えて敵水上戦力を掃討すると共に漂流者を救出して自艦のダメージ回復を図るという作戦である。……かなりセコイ作戦だが、意外にもこの作戦が一番楽にクリアできることが分かる。最初は手で20.3サンチ砲による対空射撃を行っていたのだが、回避重視のほうが楽だったのだ。元々艦載戦闘機がかなり優秀なこともあって持久戦に持ち込めばこちらが有利になるのである。……もっとも、こんな戦法は航空技術重視の私だから成立するのであって、本来なら大型戦艦による三式弾の猛射が一番楽な気はしないでもないのだが……。

 そんなわけで、今回は何とかクリアである。最初に突破したときはこんなに苦労しなかったのだが……ともあれ現段階では女神像を破壊して更なるアイテムゲットをするような余力もないので、空中戦艦"アルケオプテリクス"の2機編隊撃墜で先に進むことにする。
 以降はほとんどの任務を対潜任務可能な巡洋艦でこなしつつとんとん拍子に氷山空母"ハバクック"までやってくる。この段階で遂に念願の新型ハウニブー、初の光学兵器搭載戦闘機ハウニブーIIIの開発に成功する!
 ……しかし、かっこよさではラオプフォーゲルの方が……まあいいか。
 さて、今度は勝てるかしらん。とりあえず、今日は寝るとしよう。





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