1999/05/01(土)[21世紀まであと611日] 晴

 そんなわけで幸せな5連休の幕開けである。幸せである。幸せなのでDVDで『陰謀のセオリー』を観る。……結構面白い。そう、この世界は陰謀で満ち溢れているのだ。(笑) こんなのを観た後で、ぱらぱらと眺めていた『INTERNET MAGAZINE 98/04』なんかでPHS位置情報システムの記事なんか読んでしまうと結構怖くなったりするのである。

PHSの場合、基地局からの電波が端末機に到達する距離は約100mとなっており、基地局が設置されている場所を、そこに接続されている端末機の場所と考えても100m程度の誤差しかないことになるのです
実際に電話をかけていない状態でも端末機と基地局は常に制御情報を交換しており、明示的に通信を行わなくてもその端末機の位置を知ることができるようになっています

 ……怖い。新しい100$札には金属片が仕込まれており、常に位置を把握できるようになっている……ってのもあながち笑えない。PHSの普及は奴等の陰謀だった! 新説である。でも、この程度だったらその手の本ですでに発表されているかも知れないな、うーむ。ちなみに携帯電話の場合は基地局から電波の到達距離は数Kmあり、この手のシステムには向かないらしい。でも、劇中ではしっかり逆探知されて追跡されていたけど。(笑)

 そんなわけで結構楽しめていい感じであった。ピカード艦長(パトリック・スチュワート)がでてきたのはちょっと驚きであったが。(爆) (鼻を「犬に」咬まれたピカード艦長はなかなか笑える) 


1999/05/02(日)[21世紀まであと610日] 晴

 快晴の休日である。こんな日はP3を見に行くに限る。(謎) で、半信半疑で見に行ってみる。国際会議場、静かである。人の気配がない……って、ぉぃ。よもや、デマ情報かっ!?とも思ったが、辺りを探してみると案内板がある。どうやら、場所を間違えていただけらしい。(笑) で、行ってみると非常にマイナーで地味なイベントの割には結構人がいるのに驚く。もっとも、ほとんどの人のお目当てはロボ・サッカーであったが。去年活躍したうっとりチームのモノリスもどきが今年も活躍しそうな気配である。あの巨体は反則だよなぁ。(笑) ……念のためつけ加えておくと、中型部門のレギュレーションは、直径50Cm以下、あるいは、45Cm角以下で自律行動型であること、である。今年は、高さ、重量には制限がないので勿論反則ではない。更に言えば、ロボカップのルールにはボールを持っていないロボットへのチャージの禁止、等もあり、当然巨体であれば有利なわけではない。……ないのだが。やっぱりうっとり、強し、である。うむ。

 ちなみにP3はちゃんと展示されていた。展示のみで歩行はビデオ展示のみだったのが少し残念ではある。それでも実物が見られるというのは滅多にあることではないので嬉しい。ただ、会場で異彩を放っていたのは動かないP3よりも、むしろ、動きまくるデカいサーボドライブ恐竜ロボット・ティラノサウルスであった。なかなかの迫力である。あんなのに襲われたら頭丸ごと食われそうである。うぅ。

 で、怖いロボット以外には、手を叩くと、ぎこちなくついてくる早稲田大学理工学部製自律ロボット『WOMOEBA−2』(ワメーバ2)がなかなかかわいくていい感じであった。家の犬より頭が良さそうである。

 うーむ。(爆) 


1999/05/03(月)[21世紀まであと609日] 晴 
P3 WOMOEBA−2

 P3を見に行く。……日付を間違えたわけではない。昨日見に行ったばっかりぢゃんと言う意見はこの際無視である。もちろん、P3の写真を撮り損ねたから再度訪れたわけでは決してない。勿論、家の犬より忠実なWOMOEBA−2の写真が撮りたかったからでもない。純粋な知的好奇心という奴である。……ほんとだってば。ちなみに、WOMOEBA−1の動く姿も見れて実は大満足だったりする。忠実度はのたのた動く弐号機よりもきびきび動く壱号機の方が上のようだが、壱号機の方はたまに暴走するのが難点である。(笑) とまれとまれしてやると止まるのがなかなかかわいいが、弐号機に比べるとまだ子供っぽい。ひょっとしてそういう演出か?(笑)

 しかし、肝心の決勝戦が観れなかったのは無念である。行ったら既に終わっていた。(泣) 決勝戦は15時からだったので、いつものように無計画に思いつきで行動した私は観れなかったのである。無念である。むぅ。

 そんなわけで、今度からはもっと計画的に行動しようと考えつつ、影清氏と共に大須に向かう私なのであった。影清氏がついにDOS/Vを組むとのことなので、そのお供をさせていただいたのである。当然、私は付き添いだけである。まぁ、ついでに98用のSIMMを買おうなどとたくらんではいたのだが……そう、実は98用のSIMMって探せばまだ売っているものなのである。売ってはいるが、高い。64M(16M X 2)で19,425円也である。そりゃあないよなって感じであるが、1枚が16Mで1万円と考えてみると4M5,000円の頃よりは安い。(哀) メモリの価格が暴落していた当時でもSIMMのパリティ有って言うのは高価だったのだ。それを考えると、まだ手にはいるだけマシと考えた方が建設的かも知れない。
 で、ついでにCOMROADで三菱化学のSee-Through230M-MO(1,580円)を購入、シグマで『Game Journal』(2,050円)を付録ゲーム「ローマを継ぐもの」に惹かれて購入して帰途につく。……暴走したつもりはないのだが、どんどん貧乏になっていく気がする……きっと気のせいに違いない。

 で、帰宅してからさっそく増設してみる。ちょっと不安だったが、HDDとボード−何のボードか不明(笑)−を取り外さないとメモリが増設できない構造に泣かされつつ、なんとか無事に取付完了、MEMORY 640K + 71680K の表示に一安心する。……少し数字が変な気はするがきっと気のせいである。まぁ、はっきり言ってHDDを取り付けたときよりは数段楽であった。

 いや、別にHDDのときも取り付け自体はどうという事はなかったのだが、その後のWindows95Plusのインストールが死ぬほど骨だったのだ。とりあえずシステムFDにFORMAT.EXEだけ待避して、HDDを取り付けた後、FDからフォーマットしてやろうと思ったら「HDFORMAT.EXEがありません」とか抜かしやがるし……。
 慌てて98のシステムFDを発掘(旧HDDをもう一度取り付けてHDFORMAT.EXEを取りだした方が結果的に早かったかも知れない)、やっとの思いでフォーマットして、いざ Windows95 Update からインストールしようとしたら今度は「このHDにはMicroSoftのシステムが見つかりません」とおたわむれを言いやがる。(当たり前かも知れない)
 仕方ないので、リカバリCDから Windows 3.1 をインストールした後、Windows 95 をインストールしようとしたら、

C>Q:SETUP

準備をしています。しばらくお待ちください...
CONFIG.SYS ファイルに power.exe が見つかりました。
セットアップを中止します。

 ……これである。もはやMicrosoftの陰謀としか思えない。で、Windows 3.1 のメモ帳でCONFIG.SYSを編集、やっとの思いで Windows 95 をインストールした後、IPアドレスとゲートウェイアドレスを割り振ってインターネットにアクセスできるか試してみたら、しっかりアクセスできないし。Windowsファイルの追加と削除を何度か試すうちに、なんとかルーター経由でインターネットにつながるようにはなったものの、次にドライブの共有が出来ないという難問にぶつかる。設定を見直してみると、ドライブのプロパティに共有がなかったりするのである。Microsoft ネットワーククライアントとTCP/IPプロトコル、Microsoft ネットワーク共有サービスをインストールして、「ファイルを共有できるようにする」をチェックしてないだけじゃないの? と、思った貴方。貴方は砂糖のように甘い。以前、AppleTalkネットワークもMicroSoftネットワークも、つなぐこと自体は結構簡単と書いた記憶があるが、深く反省した上でここに訂正させていただく。嘘でした、ごめんなさい。デスクトップに「ネットワークコンピュータ」が存在し、かつ、プロパティで「共有」が表示される状態に既に設定されているなら共有することは確かに簡単である。しかし、そうでないなら茨の道を覚悟した方がいいかも知れない。少なくとも、MacOSのように簡単にはいかないのは確かである、うぅ。結局、Windowsファイルの追加と削除を何度か試してみるうちに、なんとか「共有」が表示され、ネットワークドライブとして認識するようになったのだが、もう一回やれと言われて出来る自信はない。……その度にTCP/IPで設定したIPアドレスが消えたり、ネットワークの設定からいつの間にか消え去ったクライアントやサービスを再度追加させられたし。ううむ。何というか困ったものである。そう言えば、影清氏結局DOS/V買ってくれなかったし。かくのごとく、世界は陰謀に満ち溢れているのだ。決して油断するなかれである、うぅ。

 さて、次はK6買ってこなきゃ。こうやって私の財力はなくなっていくのだ。かくのごとく世界は……。(違うだろ、それは) 


1999/05/04(水)[21世紀まであと608日] 雨

 久しぶりに雨である。雨の日は大須に限る。(謎) ……って、連休中毎日大須に行っているような気がするな。もっと健康的かつ有意義な暮らし方が……まぁ、それはともかく。(なにがともかくだ、なにが)

 久しぶりにMklinuxに再度手を付けることにする。唐突のようではあるが、PC-9821Xa9がまともに使いものになる状態になった(といってもHDDを4.3Gにしてメモリを72Mにしただけだが)こともあり、Linuxサーバー本体を除く我が家の可動機の台数はちょうど2対2で互角になっているのである。これは、相対的にSAMBA導入の意味が飛躍的に上昇したことを意味するのだ。……って、去年の同じ時期に似たような事をほざいていたような気がするがきっと気のせいである。ちなみに、当時と状況があまり変化していない気がするのもきっと気のせいである。というか、むしろ悪化している。(爆)

 shutdownコマンドが頭に/sbin/を付けてやらないと効かなくなってしまったのだ。まさか、C>SET PATH=/SBIN/ って打ってやればOK! とも思えないし(……DOSじゃないんだから)

[root@mklinux /root]# set
BASH=/bin/sh
BASH_VERSION=1.14.6(1)
(中略)
PATH=/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin:/usr/bin/X11:.

 ……って、SETコマンドに環境変数PATHって、DOSそのまんまかいっ!(こっちがオリジナルじゃい、ボケぇっ!)
 しかし、そのまんまはいいとして、PATHの中に/sbin/が入っているというのが、更に謎を深めてくれていい感じである。(何がだ?)
 うー、困ったものである。思うにHDD付け替えたときに変なメッセージに適当に答えてしまったのが原因のような気がするのだが……。(適当に答えるな、適当に!)

 困った。むぅ。 


1999/05/05(木)[21世紀まであと607日] 晴

 連休もいよいよ最終日である。しかも快晴である。これはギャザるしかない。(謎) で、私は相変わらずの白ウィニー改である。こいつの運命も今月末までである。ああ、我が青春の「白騎士」よ……もっとも、「十字軍」も「ハルマゲドン」もまだまだ有効なので、(エキスパンションにあるうちは有効とはいえ)「暗黒の儀式」まで殺戮されてしまった黒よりはまだマシかもしれない。……って言うか、「ネビニラルの円盤」である。これに泣いた人は日本全国に数億人いたといわれている。(日本の人口は何人だ、コラ)

 で、EUR・ONE氏の土地破壊戻しデックにボコスカに叩き潰される。うーむ。このデック、土地破壊には弱いらしい。(土地破壊にも、じゃないのか?) ウィニーって土地破壊に強いはずと言う説は、この際無視である。むぅ。

 そんなわけで、このまま戦っても勝ち目がないので、新婚さんを交えて未開封のサーガのスターター3つによるドラフトをやってみる。……私は緑白の対エンチャント重視型ウィニーデックだったのだが、相手のエンチャントを運良く破壊し続けることが出来たおかげで一度負けた後、何とか3勝する。

「わぁ、強いやあ、そのデッキぃ」
「……ばっ、馬鹿にするなぁ」

 偶然勝ってもダメらしい。(当たり前である) 修行あるのみ。 


1999/05/06(木)[21世紀まであと606日] 晴

 そんなわけで連休も終わってしまったので今日から出勤である。眠い。うー。仕方がないので samba のインストールに再挑戦してみる。ちなみに、PATHの件は何故か自然に解決してしまったのであった。謎ではあるが、結果良ければ全てよしと、かの聖徳太子も言っているではないか。(言ってねーよ!)

 ともかくsamba である。今度はsamba 2.0.3 である。去年より進化している。とりあえず解凍は成功したので、 Makefile を編集することにする。……Makefile がない

 代わりにMakefile.in なるものがある。……えーっと。とりあえず Makeだ!

[root@mklinux source]# make
make: *** No targets specified and no makefile found. Stop.

 えーっと。ぢゃ、このMakefile.in を Makefile にすればいいのか?

[root@mklinux source]# cp Makefile.in Makefile
[root@mklinux source]# make
Makefile:291: *** multiple target patterns. Stop.

 ……世の中そんなに甘くないみたいである。むぅ。 


1999/05/07(金)[21世紀まであと605日] 晴

 ちょうど一年前にぃ、な、Sambaな日々である。困ったものである。仕方がないので、Dr3への移行の意味も兼ねて、Sambaの入ったCD-ROM付きの解説本でも買って来ようかとも思ったのだが……やっぱりというか、何というか、閉店時間の壁は厚いのであった。うむ。(爆)

 困ったものである。(何がだ?) 仕方がないので AfterStep のインストールでもしてみることにする。いきなり方向性が変わってしまったが、 samba の rpm パッケージがないのだから仕方がない。しかし、何でこの手の雑誌って肝心なものをCD-ROMに入れてくれないのだ? むぅ。

 で、AfterStep である。AfterStep-1.0.tar が『HyperLib 1998 Spring』に入っていたので解凍してみることにする。本当にちょうど一年前にぃ、な、感じである。おかげでCD-ROM をマウントするやり方を忘れていたことは内緒である。(もっともUpDate5では hmount を使わなくても' mount -t hfs -r /dev/cdrom/mnt 'でマウントできるらしいが) ……で、解凍はできたものの、.xinitrc に afterstep と入れてやっても当然動かないのであった。むぅ。コンパイルのやり方何ぞ当然分からない(ぉぃ)ので、RPM パッケージ AfterStep-1.6.10-1.ppc.rpm を探してきて netalk 経由でコピー、再度試してみることにする。役にたつ netatalk である。……えっと。

[root@mklinux /root]# rpm -ihv AfterStep-1.6.10-1.ppc.rpm
Data type 9 not supprted

 ……えっと。明日、本を買ってくることにしよう……。 


1999/05/08(土)[21世紀まであと604日] 晴

 UNIXにとても詳しい人にメールで聞いてみたら、親切に即座に返事が返ってくる。どうも、「configure」や「install」というスクリプトでシステムを調べて、それによってMakefileを作成するというのが最近のトレンドらしい。それっぽい実行ファイルがあるんじゃないの? と言われたので、で、ls -F で実行ファイルを調べてみると、configure*なるものがあるので実行してみる。

 いきなり延々とシステムチェックを始めた後、ものの見事に Makefileが出来ている。凄い。で、さっそく FLAGSM = -DLINUX -DKANJI=\"hex\" と、LIVESM = を定義することに……って、あら? Makefile に両方とも定義がない。仕方ないので、とりあえず make してみる。

[root@mklinux source]# make
Using FLAGS = -O -Iinclude -I./include -I./ubiqx -I./smbwrapper -DSMBLOGFILE="
( 中略)
Compiling locking/locking_slow.c
Compiling locking/shmem.c locking/shmem.c: In function `smb_shm_open': locking/shmem.c:921: `PROT_READ' undeclared (first use this function) locking/shmem.c:921: (Each undeclared identifier is reported only once locking/shmem.c:921: for each function it appears in.)
locking/shmem.c:921: `PROT_WRITE' undeclared (first use this function) locking/shmem.c:922: `MAP_SHARED' undeclared (first use this function)
make: *** [locking/shmem.o] Error 1
[root@mklinux source]#

 ……失敗したらしい。えっと。えーっと。

 仕方ないので、AfterStep のインストールに挑戦してみる。

[root@mklinux /root]# rpm -ihv AfterStep-1.0-7a.ppc.rpm
failed dependencies:
libm.so.6 is needed by AfterStep-1.0-7a
libc.so.6 is needed by AfterStep-1.0-7a
libXpm.so.4 is needed by AfterStep-1.0-7a
libXext.so.6 is needed by AfterStep-1.0-7a
libX11.so.6 is needed by AfterStep-1.0-7a
ld.so.1 is needed by AfterStep-1.0-7a

 ……失敗したらしい。どうもライブラリがないようである。もちろん、どうやったら解決できるのかなんて分かるわけもない。むぅ。

 むー。……待てよ。
 そういえば、昨日コンパイルできなかった AfterStep-1.0 って……。

[root@mklinux /root]# cd AfterStep-1.0
[root@mklinux AfterStep-1.0]# ls -lFa
total 143
drwxr-xr-x 9 root users 1024 May 8 16:23 ./
drwxr-x--- 5 root root 3072 May 8 16:48 ../
-rw-r--r-- 1 root users 12561 May 5 1997 CHANGES
-rw-r--r-- 1 root users 1645 May 5 1997 CREDITS
-rwxr-xr-x 1 root users 612 Mar 9 1997 Cleanme*
-rw-r--r-- 1 root users 35800 Mar 21 1997 FAQ
-rw-r--r-- 1 root users 1118 May 5 1997 INSTALL
-rw-r--r-- 1 root users 913 Mar 9 1997 Imakefile
-rwxr-xr-x 1 root users 3265 Mar 1 1997 Installme*
(後略)

 ……もしかして。

[root@mklinux AfterStep-1.0]# Installme

###############################
# AfterStep v1.0 Installation #
###############################
This Installation must be run as root...
If you are not root, press control-C and
either login as root or su to root.
Otherwise, press <Enter> and sit back
while your system is being upgraded to
AfterStep!

Are you using an 8bpp display? (Y/N) - Answer Y if uncertain.

Enter up to ten users who will be using AfterStep (eg, frank dan root):

 おお!? で、質問に適当に答えて(ぉぃぉぃ)やると ……。

(中略)
make[1]: Leaving directory `/root/AfterStep-1.0/modules/asclock'
installing man pages in ./modules/Animate...
make[1]: Entering directory `/root/AfterStep-1.0/modules/Animate'
install -c -m 0444 Animate.man /usr/X11R6.3/man/man1/Animate.1x install.man in . done
make[1]: Leaving directory `/root/AfterStep-1.0/modules/Animate'

Installing icons...

./Installme: [: =: unary operator expected Installing backgrounds...

Finished installing the binaries, manpages, and images!

Installation is complete. If you have had any trouble with this procedure, I can be reached via email at ffejes@midway.uchicago.edu ... Happy stepping!

 ……おおお! まさしく、Happy stepping! な感じである。 で、ログアウトしてサーバーの前に駆けつけ( 実はここまではPowerBook 3400cでtelnetを使って作業していたりする) 、vi で .xinitrc を編集する。最近、やっとクライアントにテキストファイルを移さなくても vi で編集できるようになったのだ……いくら netalk が便利と言っても、ねえ。(もっとも[esc]+[i]、[esc]+[x]、[shift]+[z]+[z] くらいしか知らないけど……)

 で、afterstepを追加、いざ startx! ……おお! 動いた動いた!
 PowerMacintosh 7100/66AV では画面解像度が 640X480 67Hz と 832X624 75Hz しかないので Wharf のボタンが全部表示できない(爆)という情けない問題もあったが、これは .xsteprc の Wharf 設定をいじってボタンを減らすことで何とか解決する。感動である。(ちなみに解像度はMacOS で変更するしかないようである。単なる勉強不足かも知れないが)

 ……え、samba はどうなったのかって? 君ねえ、世の中には聞いてはならないことという奴が……。 


1999/05/09(日)[21世紀まであと603日] 晴

 このままでは、次はX-Windowサーバーだ!とか言い出しかねないので、結局本を買ってきたのであった。Sambaのrpmパッケージが入っているMkLinux関連の本ってかなり少ないのだ。で、結局『MkLinux DR3 インストール&活用ガイド』(天野賀章著/BNN)を買ってくる。DR3な辺りがアレだが、その時はその時である。ついでに『Window Manager完全攻略 for Linux』(翔泳社)を買ってきてしまったのはご愛敬である。

 ……で。さっそくやってみる。

[root@mklinux /root]# rpm -ihv samba-1.9.18p4-50.4a.ppc.rpm
error: samba-1.9.18p4-50.4a.ppc.rpm cannot be installed

 一言であった。

 しょうがないので、去年からの懸案事項だった X-Window Server に取り組んでみる。これが使えれば MkLinux Server の前まで走らなくても X-Window アプリケーションが動かせるのである! それがどうしたなどと言ってはいけない。これは男の浪漫なのである。前回はうまくいかなかったが、『68KMac で使うMkLinux入門』にかなり詳しく記述があるので、これを参考にして再挑戦してみることにしたのだ。X-Window サーバは通常のサーバーとクライアントの関係が逆転するのが少々ややこしいが、実際の作業自体はそれほど難しくはないようである。

 えーと、何々まずMI/Xを用意して、と。X-Windowサーバ、今回は PowerBook 3400c[192.168.0.3] にインストール、File-Preference-Host で X-Windowクライアント(この場合 MkLinuxサーバー、PowerMacintosh 7100/66AV [192.168.0.2])を追加して 「Warm if client tries.. 」のチェックをオン、 いったんMI/Xを終了させてからMI/Xを再起動する。
 次に Telnet を起動して root でMkLinuxサーバにログイン、X-WindowサーバをX-Windowクライアントである MkLinuxサーバーに登録する。(実は最初は間違えて192.168.0.2 を登録しようとしてエラーになってしまったのだが、そのまま続けたらサーバ自体はきちんと動いてくれた。謎である

[root@mklinux /root]# xhost +192.168.0.3

 192.168.0.2 が接続を求めている旨の警告に対して「Allow」する。

being added to access control list
xhost: must be on local machine to add or remove hosts.

 登録完了。今度は表示先を登録する。(これは一般ユーザ権限で可能)

[root@mklinux /root]# export DISPLAY=192.168.0.3:0.0

 OK。で、ターミナルを起動する。

[root@mklinux /root]# xterm &
[1] 223

 で、起動済みのMI/Xをアクティヴにすると、前回と同じ警告がでているので「Allow」する。するとウィンドゥ指示アイコンが開き……。

 でけた! 感動である。もっとも、10Base-T ではやはり若干動作が重いのだが、それでも X-Window アプリケーションがリモートで使えるのは大きい。まぁ、コンソールから使っても使えないものは使えないのだが。一歩前進である。ちなみに、終了は X-Windowサーバで立ち上がっているxtermでexitすればOKである。

 なに、samba はどうしたのかって? えっと……。 


1999/05/10(月)[21世紀まであと602日] 晴

  トラブルはあったが、NextStep は無事に動作した。去年はにっちもさっちもいかなかった X-Window サーバ も、めでたく完全動作してくれた。なにも不満はないはずである……って、んなわけないだろーっ! そりゃ、FTPを使えば全ての問題は解決するのだが、それでは面倒なことこのうえない。笑ってはいけない、人類は面倒を解決することで進化してきたのである。うむ。

 うむ。……悔しいので Ramba でも入れてやろうかとも思ったが、考えてみると全然意味がない。(爆)

 うーうーうー。

 とりあえず、果報は寝て待てと言うし。寝よう。(ぉぃ) 


1999/05/11(火)[21世紀まであと601日] 晴

 で、寝て待ってみるが勿論問題は解決しない。(当たり前である) 仕方がないので Power Linux Live で遊ぶことにする。噂のDr3ではない。(ちなみにDr3が出たのは去年の話である。今頃噂しているのは私ぐらいなものだろう)

 Linux Live というと、まずハードディスクのパーティションを切って再フォーマットして……という話になるのだが、この Linux Live はフォルダをコピーするだけで動くという画期的な Linux なのである。話だけ聞くとパチものくさいのだが、動かしてみるとかなり凄いものがある。マシンが余っていなくても 200M 程度の空き容量があれば Linux が動いてしまうのだから、いい時代になったものである。うむ。

 うむ。……え? Samba ? えーっと。 


1999/05/12(水)[21世紀まであと600日] 晴

 会社な人に samba がインストールできないんだよお、と泣きついてみる。とりあえず、 make clean して、もう一度やってみたら? とアドバイスされたので、やってみる。

[root@mklinux source]# make clean
rm -f core */*~ *~ */*.o */*.po */*.po32 */*.so
[root@mklinux source]# make
(中略)
Clocking/shmem.c:922: `MAP_SHARED' undeclared (first use this function)
make: *** [locking/shmem.o] Error 1

 ……一緒みたいである。むぅ。 仕方がないので、メーリングリストを漁ってみる……このsamba-2.0.3 のケースは見つからなかったのだが、samba-1.9.18p7 の時、そのまんまの質問が見つかる! 私としては別に動けばどちらのバージョンでも構わないので、喜びいさんで解答を探してみる……Referencesがない。(爆) おまけにこの質問、Tue, 13 Jan 1998 のものである。うーん、ひょっとしてこれってえらく初歩的な質問なのだろうか?(泣)

 うーん、うーん。ちなみに、smbpass.oでgcc:Internal compile error: program cc1 got fatal signal 6が出る場合は、GCCのバグが原因らしい。この場合は、GCCをバグのないものにするか、ソースを直せば解決するらしい。

-DSMB_PASSWD_FILE="/usr/local/samba/ private/smbpasswd"
Using LIBS =
Compiling password.c
password.c:1568: `cli' redeclared as different kind of symbol /usr/include/asm/system.h:14: previous declaration of `cli'
password.c:1568: warning: `cli' was declared `extern' and later `static'
make: *** [password.o] Error 1
[root@mklinux source]#

 ……私の場合はめでたくsmbpasswd のコンパイルにはめでたく成功しているので、この情報はあまり役にたたないみたいである。むぅ。

 ぐっすし。 


1999/05/13(木)[21世紀まであと599日] 晴

  make clean してもだめだったのでもう一度泣きついてみる。make dep した? と聞かれる。依存関係の再構築をしてくれるらしい。で、家に帰ってさっそく試してみる。えっと……。

[root@mklinux faq]# make dep
make: *** No rule to make target `dep'. Stop.
[root@mklinux faq]#

 ……えっと……。うぅ。仕方がないので検索エンジンで探し回ってみるが、インストールされた後の件については記載があっても、肝心のインストールそのものについての記載は見つからない。パッケージに入っているUNIX_INSTALL.txt にある記載は次の通りである。

STEP 1. Building the binaries

To do this, first run the program ./configure in the source directory. This should automatically configure Samba for your operating system. If you have unusual needs then you may wish to run "./configure --help" first to see what special options you can enable.

Then type "make". This will create the binaries.

Once it's successfully compiled you can use "make install" to install the binaries and manual pages. You canseparately install the binaries and/or man pages using "make installbin" and "make installman".

 ……「こりゃ英和」に頼るまでもない。configureしてmakeしろ! そんでもって成功したら make install しろ!と書いてあるだけである。そう、普通なら configure でコンパイルできるはずなのだ。その手のページにいくと、samba 2.0 以降の特色の一つは、このインストール自動化であると書いてある。嘘コケこら! むぅぅ。 


1999/05/14(木)[21世紀まであと598日] 晴

  make depしてもだめだったのでもう一度泣きついてみる。 あ、make depend かもしれない。と言われる。で、家に帰ってさっそく試してみる。えっと……。

[root@mklinux source]# make depend
make: *** No rule to make target `depend'. Stop.

 ははははは……はぁ。

 しかたないので、インターネットを検索してみる。メーリングリストを漁っているうちに PowerMachTen4.0.3 上でsamba-1.9.17p4,samba-1.9.17p5,samba-1.9.18p3 は動くが samba-1.9.18p4 はダメという情報を見つけたので、samba-1.9.18p3 を落としてきて展開、コンパイルしてみる。

password.c:1497: warning: `cli' was declared `extern' and later `static'
make: *** [password.o] Error 1
[root@mklinux source]#

 やっぱりダメである。むぅぅ。

 むぅ。 


1999/05/14(土)[21世紀まであと599日] 曇時々雨

 携帯電話を壊す。(爆) かつて神も言われたではないか。「液晶のあるものは、いつか壊れる( やや上に戻る事)」と。(言ってねーよ!) 決してバイクに乗ってるときに知らないうちにポケットからなくなっていた、わけではない。温度差である。まぁ、本当に紛失だとえらいことなので、ある意味でラッキーなのかもしれない。泣きそうになりながら道を戻りつつ、道路のど真ん中でこれを発見したときには、何とも複雑な気持ちであった。だいたい原形を留めていること自体が奇跡であるが(流石に裏の電池カバーはどこかに吹き飛んでいた)実はこの状態で電源も入ったりするのである。日本の技術おそるべしである。拾ったときには電源が切れていたのだが、試しに電源を入れてみると起動したりするのだ。……もっとも電池自体がイカれた(外見上明らかに傷がある)ためか、「充電してください」メッセージを表示したままビープ音が鳴り続けるのだが……。通常はそのまま電源が切れるのだが、電源が切れず、バッテリーを抜くと止まるので意外に電池も生きているのかも知れない。ちなみに液晶は割れていなかった。象が踏んでも大丈夫である。むぅ。(爆)

 うーん、しかし、本当は光るアンテナがぽっきり折れたのが一番痛いんだよなぁ、うぅ。ぐっすし。 


1999/05/16(日)[21世紀まであと598日]  雨のち曇

 会社のIBM製超旧式UNIXワークステーションを引き取ってくる。19’ADB端子付ディスプレイとバックアップMT装置付きである。我ながらモノ好きとしか言いようがない。(笑) しかし、それでもUNIXが動くなら使いようはいくらでもある。例えば samba とか、例えば samba とか、例えば samba とか。(笑) 

 まぁ背面のネットワークボードが10BASE2/5(!)だったり、若干問題はあるのだが、ちゃんとUNIXは動くので廃却処分にするにはあまりにもったいない。会社で試してみると、UNIXはきちんと動くし(当たり前か)なんとX−Windowsまで動いてしまうのだ。これは、もはや netalk とsamba を入れてやるしかないではないか。……こうして家がジャンク屋と化していくという説はないではないが、それはこの際問題ではない……いや、問題かも知れないが、えっと。そういえば、うちって5インチMOとか8’FDドライブとか、かなり謎なアイテムが色々揃っているという説もあるがもちろんきっと気のせいである。うむ。

 えーっと。

 で、とりあえず大須で10BASE−5と10BASE−Tの変換アダプタを探してみることにする。あっけなく見つかった……のはいいのだが、七千四拾円也と書いてある。ななせんよんじゅうえん。ち……ちょっとこれはアレである。まるで本体よりもアンテナの方が高い携帯電話みたいではないか。仕方がないので、10BASE−2のケーブルを買ってきてお茶を濁すことにする。うちの旧式HUBには10BASE−2の端子があるのでこれでも役に立つのである。そんなわけでうちに搬入してみる……ぐおおおお。お、重い。ナナオの19’の時も死にそうになったが、今回のIBMのディスプレイの重さは尋常ではない。こんなものを抱えて階段を登るなんぞ、間違いなく人間業では不可能である。で、泣きながらとりあえず明日に希望を賭けてディスプレイだけ居間に鎮座することになる。えーっと。えーーっと。なんだかなぁ。 


1999/05/17(月)[21世紀まであと597日]  晴

 結論から言おう。 Samba のコンパイルに成功した!

 実は、(かなり失礼な行為とは思ったのだが)思いあまって私と同じコンパイルエラーをメーリングリストに載せた方に、メールで聞いてみることにしたのであった。すると、不躾な質問なのにも関わらず、親切に『sambaのバージョンを1.9.18より古くしたらコンパイルできた』との返事を頂いたので、さっそく試してみたのである……。
 といっても、元々 samba-1.9.18p3 や samba-1.9.18p7 、そして最新版の samba-2.0.3 を試していたのは samba-1.9.16p11 が見つからなかったからである。 総本山の ftp://sambaanu.edu.au はもとより、普通に調べて載っているリンクではせいぜいあっても samba-1.9.18p3 程度、 『for Power Macintosh MkLinux 入門編 Developer Release2.1』( 佐々木 智之著/毎日コミュニケーションズ)に載っている samba-1.9.16p11 など夢のまた夢である。
 仕方ないので、ftp専門のサーチエンジンをサーチエンジンで探してみることにする……とりあえず世界最大と銘打たれている http://ftpsearch.com/ が見つかったので、ここで探してみる。……今まで全く見つからなかった samba-1.9.16p11山ほど見つかる。(爆) 何というか、かなり努力不足To自分な感じである。自己嫌悪していても仕方ないので、で、さっそく 手近なところから落としてみる。

[root@mklinux /root]# ftp ftp.inf.ru
Connected to online.inf.ru.
220 online FTP server (Version wu-2.4(15) Thu Apr 10 21:27:09 MSD 1997) ready.
Name (ftp.inf.ru:root): anonymous
331 Guest login ok, send your complete e-mail address as password.
Password:
(中略)
230 Guest login ok, access restrictions apply.
Remote system type is UNIX.
Using binary mode to transfer files.
ftp> cd /mnt/.8/linux/system/network/samba/
 250 CWD command successful.
ftp> bin
200 Type set to I.
ftp> hash
Hash mark printing on (1024 bytes/hash mark).
ftp> get samba-1.9.16p11.tar.gz
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for samba-1.9.16p11.tar.gz (652396 bytes ). ############################################################################
(中略)
226 Transfer complete.
ftp> quit
221 Goodbye.

 そして期待と不安に胸を高鳴らせながら、展開、コンパイルしてみる。

[root@mklinux /root]# tar xfz samba-1.9.16p11.tar.gz
[root@mklinux /root]# cd samba-1.9.16p11
[root@mklinux samba-1.9.16p11]# cd source
[root@mklinux source]# vi Makefile
(Makefile を編集 FLAGSM = -DLINUX -DKANJI=\"hex\" と、LIVESM = を定義)
[root@mklinux source]# make
Using CFLAGS = -O -DSMBLOGFILE="/usr/local/samba/var/log.smb" -DNMBLOGFILE="/usr
(中略)
Compiling reply.c
Compiling mangle.c
Compiling chgpasswd.c
Compiling password.c
Compiling quotas.c

 ……おお、エラーがでない。

Compiling smbpasswd.c
Linking smbpasswd
Compiling nmblookup.c
Linking nmblookup
[root@mklinux source]#

 おお、でけた! 実のところ、SAMBA は netatalk のようにいとも簡単に使える代物ではなく、これからの設定が大変なのだが、それでもコンパイルできたというのは大きな前進である。関係各位に深く感謝する次第である。……うぅ、感動で前が見えない……。 


1999/05/18(火)[21世紀まであと596日]  曇のち雨

 で、sambaの設定に燃えようかとも思ったのだが、帰ってきたら今日が30分しか残っていない。(爆) 仕方ないので、とりあえず最低限の設定だけsamba-1.9.16p11/examples/simple/smb.confに追加して起動してみることにする。

[global]
guest account = nobody
browseable = yes
public = yes

 で、cp smb.confを/usr/local/samba/lib/にコピーして起動する。

[root@mklinux /root]# /usr/local/samba/bin/smbd -D
[root@mklinux /root]# /usr/local/samba/bin/nmbd -D

 おそるおそる近くの98のネットワークコンピュータを覗いてみる……いない。(爆) netatalk の時の悪夢が一瞬脳裏を駆けめぐるが、とりあえず 「検索(F)」−「他のコンピュータ(C)」で mklinux を探してみる。すると、あっけなく見つかる。きちんとhomeの中も見れる。完璧である。で、感動の記念にデスクトップをコピーして home の中にぶち込もうとする……と。

 desktop を作成または置換できません。指定されたファイルが見つかりません。パスとファイル名を確認してください。

 ……だ、そうである。どうもやっぱり設定が甘かったらしい。うーむ。ま、全然認識できないよりはマシだからいっか。はは。(いいのか、おい!) 


1999/05/19(水)[21世紀まであと595日]  雨のち曇

 暑い。あづい。あづぅい゛い゛っっっ。 うーむ。まぁ、もうそろそろ6月だし、初夏といってもいい季節(?)なのでわからんではないのだが、しかし、この暑さ尋常ではない。まだ5月だろ、一応! うぅ。まぁ、私もどちらかというと暑がりの方なのでそう思うのは私だけかもしれないが……むぅ。

 そんなわけで、(どんなわけかは軍事機密である)帰ってきたら今日の残り時間も15分を切ってるし。むぅ。ぐっすし。


1999/05/20(木)[21世紀まであと594日]  雨のち曇

 会社の飲み会で遅くなる。うぅ、今日こそは samba の設定をしようと思ったのに、帰ってきたら今日が1時間半しか残っていないではないか……あれ? うむ。ジンクス復活である。……喜んでいいのか?(謎)

 で、samba である。(笑)  『for Power Macintosh MkLinux 入門編 Developer Release2.1』に載っているのは基本設定のみなので、/usr/local/samba/lib/smb.conf に一つ設定を追加してやることにする。

[homes] writable = yes

 これでOKのハズである。念のためチェッカで確認してみる。

[root@mklinux bin]#cd /usr/local/samba/bin/
[root@mklinux bin]#testparm /usr/local/samba/lib/smb.conf 192.168.0.5
Load smb config files from /usr/local/samba/lib/smb.conf
Processing section "[homes]"
Processing section "[printers]"
No path in service printers - using /tmp
Unable to open printcap file /etc/printcap for read!
Loaded services file OK.
Press enter to see a dump of your service definitions

 ……OK……みたいな気がする。で、やってみる。

 desktop を作成または置換できません。指定されたファイルが見つかりません。パスとファイル名を確認してください。

 ……えっと。明日考えよう、うむ。 


1999/05/21(金)[21世紀まであと593日]  雨のち曇

 TVで『イレイザー』を観る。アメリカの証人保護プログラムを題材にした映画である。証人保護プログラムというと私には真っ先に『依頼人』を思い浮かべるのだが、流石はアーノルドシュワルツネッガー、何というか文字どおりアクション大作である。別に証人保護プログラムがネタじゃなくてもいいような気がするが、それを言うとたいていのアクション映画のコンセプトを崩してしまうのでまぁ深く突っ込まない方がいいのだろう。(笑) ただこの映画、設定のほとんどがぶっとんでいる中でマフィアが労働組合しているところだけが唯一妙にリアルなのが印象的であった。そう、マフィアって元々は労働組合なのである。「組合をナメんぢゃねぇよ!」っていう台詞が妙に耳に残る映画であった。(爆) 


1999/05/22(土)[21世紀まであと592日]  晴

 で、samba の設定に再挑戦してみる。とりあえず、今のところ使うつもりのないネットワークプリンタの設定をコメントにすると同時に、いくつか設定を追加してやることにする。だいぶ昔に買ってきた『SAMBA DE RUMBA 〜PC-UNIX&Win&Mac接続ガイド〜』を読みつつ、必要そうな設定項目を探す。……で、writable = yes の次に足りないと思われる[homes] セクションの create mask と directory mask の設定を付加して文法確認してみる。

[root@mklinux /root]# /usr/local/samba/bin/testparm /usr/local/samba/lib/smb.conf 192.168.0.5
Load smb config files from /usr/local/samba/lib/smb.conf
Processing section "[homes]"
Unknown parameter encountered: "directory mask"
Ignoring unknown parameter "directory mask"
Loaded services file OK.
Press enter to see a dump of your service definitions

 ……スペル間違えたか?(笑) しかし、スペルは合っているような気がする。むぅ。仕方ないので、アクセス許可するユーザ設定を追加してリトライしてみる。ちなみにsamba はデーモン起動しているときは設定ファイルの変更が即座に動作に反映されるのでいちいち再起動する必要はない。便利である。この際、最初はいちいち設定を書き換える度に reboot していたことは黙っておこう。(汗)
 で、PC-9821Xa9 からアクセスしてみる。……パスワードを聞かれる。うまくいっているような気配である。で、MkLinux側ユーザアカウントのパスワードを入れてやり、ファイルをコピーしてみる……OK! 完璧である。
 なお、この時点での /usr/local/samba/lib/smb.conf の設定は以下の通りである。

[global]
; printing = bsd
; printcap name = /etc/printcap
; load printers = yes
workgroup = homelan
guest account = nobody
browseable = yes
public = yes
allow hosts = 192.168.0./255.255.255.0
valid users = eagle
password level = 8
coding system = cap
[homes]
writable = yes
comment = Home Directories
browseable = no
read only = no
create mode = 0750
; create mask = 0744
; directory mask = 0755

 繋ぐだけなら不要な設定もいくつか混じっているが、まぁよい。思えば最初に samba に取り組んでからはや10年……。(嘘こけっ!) 長い道のりであった。さて、次は日本語環境かな……。(笑) 


1999/05/23(日)[21世紀まであと591日]  晴

 思いつきでハイドロカルチャーのカランコエを買う。……自分で書いてても、ほとんど日本語で話せの世界である。通訳すると、ハイドロカルチャーってのは水耕栽培の卓上観葉植物のことである。カランコエっていうのはその中の花の名である。水と土壌材だけで育つ手間いらずの植物らしい。世の中の進化おそるべしである。しかも、栄養剤入りポリマーを使って育てることも可能らしい。こうなると造花とほとんど区別が付かない。(笑) もっとも、私は土壌材を根から洗って取り除くのが面倒だったので、ポリマーの使用は断念した。貧乏だったせいもある……まぁポリマー1袋680円也なので、さほど高価ではないのだが。

 そんなわけで597円で楽しめるガーデニングの世界な一日なのであった。(謎) しかし、ハイドロカルチャーはともかくカランコエなんてインターネットで検索してもでてこないかも知れないな。今度はメジャーなポトスでも買ってこよう。(笑) 


1999/05/24(月)[21世紀まであと590日] 雨

 前言撤回である。カランコエで検索したら、そのまんまガーデニングのページが山ほどでてくる。ガーデニングおそるべしである。ううむ。

 そんなわけで、 Samba のインストールも無事に済んだことだし、『Xenogears』に久しぶりに燃える今日この頃である。何故に唐突に『Xenogears』なのかは勿論軍事機密である。思えばバベルタワーを登り切ったのが今年の1月6日なのでほぼ4ヶ月のブランクが開いていたことになる。しかし、あのタワー登り切ったら精根尽き果てるぞ、普通。うむ。

(以下ネタばらしあり、注意!)

 で、登り切った後は、そのまま空中都市シェバトである。神聖ソラリス帝國に次ぐ第2の敵対勢力かと思っていた空中都市シェバトであるが、どうも味方だったらしい。いきなり超大型ギア『ゼプツェン』(ドイツ語で17である。ワンセブンなんて今の人は知らないだろうなぁ……)で歓迎してくれたり、新たな味方勢力に期待はいやがおうにも高まったものだが……。蓋を開けてみると絶対完全なバリヤー『障壁』だけを頼りにソラリスから隠れ住む、情けない反乱軍の残党の集まりであることが判明する。ぉぃぉぃぉぃ。ゲーム序盤に悠々と空を飛び去った巨大円盤の中身はこれかいっ!
 おまけに、その唯一の頼りであった『障壁』発生装置がスパイの手で爆破され、修理している間にソラリス帝國軍が攻めてくるというとんでもない展開になる。ぉぃぉぃぉぃ。 どーなっとんぢゃこりゃ!(訳:どういうことですか、これは) それでも、何故か母艦ユグドラシルIIがシェバトに収容されていたおかげで我らが仲間達も全員勢揃いしており(全員揃うのは久しぶりである)、ほぼ全員で迎撃に出陣、ソラリス軍の撃退に成功する。その戦闘中にユグドラシルの支援を仰いでみたのだが、何故か空を悠々と飛ぶユグドラシルから空中爆雷が降ってくる。……まさか。戦いが終わってみてびっくり、やっぱりというか、何というか、あの潜砂艦改め潜水艦だったユグドラシルIIが、シェバトの技術で空中戦艦になっていたのであった。シルエットはもう、某万能戦艦そのまんまである。うーむ。このシナリオライター……。

 そんなわけで、ひさしぶりに自由にワールドマップを冒険できるようになった我が一行であった。ソラリス軍迎撃のためにギアを強化したおかげでえらく貧乏になってしまったのがアレではあるが。ちょっくら金稼ぎに各地を冒険してみるかな……。 


1999/05/25(火)[21世紀まであと589日] 雨

 暑い。なんでも今日は東京や横浜では30度を越え、5月の気温としては観測史上最高をマークしたらしい。通りで暑いわけである。うむ。そんなわけで、帰ってきたら今日は残り1時間である。むぅ。

 仕方がないので『Xenogears』に燃えることにする。空中都市シェバトを母港とする飛行戦艦ユグドラシルIIIを得た我らが主人公一党は、各地を放浪して旗揚げの日に備えて資金と経験稼ぎに邁進するのであった……いや、本来なら、飛行戦艦ユグドラシルIIIの艦長にしてアヴェ王朝の忘れ形見、隻眼の貴公子バルトの盟邦、ニサン法皇府がアヴェ軍に襲撃されたとの情報を聞きつけ、ニサンを救うだけでなく、あわよくばこの隙にアヴェ王都ブレイダブリク奪還を図るため、一路ニサンに向かうべきなのだが……。(おお、なんと説明的な台詞だ) なにぶんシェバトで大量にアイテム補給を行った上に、防衛戦を勝ち抜くためにギアの強化まで行ってしまったために資金が底をついており、ここらで資金稼ぎでもしないとどうにもならないのである。な、情けない。うぅ。このままストーリーを忘れそうで怖い今日この頃である。(笑) しかし、これでまだCD−ROM1枚目なんだから……うぅ、なんだかなぁ。 


1999/05/26(水)[21世紀まであと588日] 雨

 暑い。というか、蒸し暑い。むぅ。
 雨というのはいつでも嫌なものであるが、暑いときに降る雨は最悪である、うぅ。私は蒸し暑いのは駄目な人なのだ。……そんなわけで今日はさっさと帰ってくることにする。(笑) おかげで今日は今日が2時間も残っている。嬉しい。

 そんなわけで『Xenogears』である。

(以下ネタばらしあり、注意!)

 そこそこお金も貯まったのでニサンに赴くことにする。で、悪の宰相(笑)シャーカーン率いるアヴェ正規軍を蹴散らし、アヴェ王家に伝わる伝説のギア・バーラー『エル・アンドヴァリ』を復活させる。いよいよ主人公機も交替し、物語も佳境に突入……かと思いきや。なんと、この伝説のギア・バーラー、仲間のバルトの乗機になってしまうのである。バルトの元愛機ブリガンティアにそっくりな真紅の機体だったのでまさか……とは思ったのだが、俺様の期待をどうしてくれる! ってなもんである。そりゃ理屈からいえばバルトはアヴェ王朝の忘れ形見でギア・バーラー『エル・アンドヴァリ』はアヴェ王朝に伝わる伝説の至宝なのだから(何せ封印の鍵は王家の血を引く者の網膜パターンである)当然といえば当然なのだが……ううむ。封印を解いた副産物でギア・バーラーを収容したまま地下に封印されていた飛行要塞『碧玉要塞』まで入手してしまったことは嬉しいといえば嬉しいのだが……うーん。

 バルト王子は伝説のギア・バーラー『エル・アンドヴァリ』をして、伝説の機体という割には「(元愛機の)ブリガンティアより少しパワーが上がっただけとしか思えない」などとおたわむれをおっしゃるが、実際のところこの『エル・アンドヴァリ』はフルチューンされた主人公機「ヴェルトール」より遥かに勝る攻撃力を誇り、超大型実験機『ゼプツィン』とならび現時点で仲間内では最強の機体なのである。なんかとても悔しい……しかし、これって多分そのうち主人公機を含む仲間の機体がどんどん世代交代するって事かも知れない。それって先はまだ長いってことでわ……うーん。

 う゛ーん。 


1999/05/27(木)[21世紀まであと587日] 雨のち曇

 相変わらず暑い。暑いのでさっさと帰ってくる。おかげで今日も今日が2時間も残っている。で、幸せだったので久しぶりにTV映画を観ることにする。……というか、チャンネルを廻していて偶然観ただけだったのだが……。

 95年、アメリカ。101分。監督、カルロ・カレイ。主演、マシュー・モティン。『フルーク』

 偶然観ただけだったのだが、これぞ映画館で観たかったと想う映画である。感動の作品である。一応主演マシュー・モティンなどと書いてはみたが、いや、主人公の演技にケチを付けるつもりは毛頭ないのだが、この作品の主役はなんといっても犬のフルークである。なんというか、素晴らしい演技力である。ストーリーも素晴らしい。(まぁ、主役の親友はちょっと可哀想ではあるが) うぅ、どこかでビデオ売ってないかなぁ。DVD化されてたら速攻買いなのだが……ビデオ屋で見かけたら是非観て欲しい、名作である。そんなわけで、久しぶりに幸せな気分なのであった。そういえば最近映画観に行ってないなあ……話題の『スターウォーズ』に『スタートレック』、『エネミー・オブ・アメリカ』……うぅ、映画観に行かねば。(って、感動の名作どころか全部アクション大作ばっかだろうが、こら!) 


1999/05/28(金)[21世紀まであと586日] 曇

 眠い。季節の変わり目というのは眠いものである。(謎)

 仕方がないので『Xenogears』に燃えることにする。とりあえず激戦の末、ソラリスを守るゲートの1つを破壊する。残り2つのゲートを破壊すれば、いよいよソラリス本土決戦である。……なのだが。経験値稼ぎをサボったせいか、ギアの強化を怠ったせいか、対ボス戦にやたらと苦戦する。バベルタワーでのエレメンツとの決戦なんざ、1回目こそ勝利したものの2回目でものの見事に完全敗北してしまう。むぅ。
 やっぱり少し各地で修行する必要があるのかも知れない。幸いバベルタワー付近の「灯台」近辺にはそれなりに強力な敵が出現するので経験値稼ぎもできないことはないのだが、問題は経験値よりもむしろ資金なような気もする。超文明空中都市シェバトと大陸の一大国家アヴェを味方にしているのだから、もう少し資金に余裕があってもいいような気がするが……いや、考えてみればゲーム開始時は裸一貫(せっかく手に入れたギアにさえ、プレイヤーの意志を無視する主人公は乗りたがらない始末!)だったのに、今では空中戦艦を母艦とするギア7機を擁する1大部隊になったのだからこれは贅沢というものかも知れない。

 ……うーむ。それでも資金潤沢な敵のソラリス帝國が羨ましい。いや、あのシェバトも内情があの有り様なのだから、実は神聖ソラリス帝國も上陸してみたら貧弱な帝國だったりして……そ、それはそれでイヤかも。(爆) 


1999/05/29(土)[21世紀まであと585日] 曇

 仕事帰りに映画に行くことにする。もうすぐ終わってしまう『スタートレック −叛乱−』か本日公開の『ROUNIN』辺りを狙っていたのだが、放映時間の都合で『ヴァイラス』を観ることにする。

 外宇宙から訪れた電磁波生命体が宇宙ステーション「ミール」とロシアの科学調査船の通信に干渉、科学調査船のコンピュータに侵入し、船を乗っ取ってしまう。そして、電磁波生命体は船内の科学研究室の設備を使って機械生命体を造りだし……。

 という感じの、ありがちなB級SF映画である。(笑) で、そういうものを期待していた私としてはかなり満足ではあったのだが、いい意味でも悪い意味でもお約束にとても忠実な映画なので、そういうのが嫌いな人にはちょっとお薦めできない。電磁波生命体が科学調査船のコンピュータを乗っ取ってしまうまでの展開はともかく、それ以降はお約束の嵐なのである。これはもう観てもらうしかない。
 面白いのは舞台がロシアの科学調査船なので、ハイテクの塊の科学調査船がなんとなくレトロな感じがすることである。船内の感じはかなりリアルなのだが……ロシアの科学調査船って、いくら軍が関与しているとはいえあんなに武器が大量に詰まれているのだろうか。しかも、対空ミサイルまで積んでるし。ジェーン年鑑で非武装って書いてあったんじゃないのか、おい!(笑) なんというか、こんなところまでお約束なのだから困ったものである、ううむ。

 そんなわけでそれなりに楽しんでしまった私だが、やっぱりストーリーに捻りがあった方が良かったような気もする。それでも、サイバー化した人間のSFXをこよなく愛する人には是非お薦めの映画である。 


1999/05/30(日)[21世紀まであと584日] 晴

 免許の更新にいってくる。毎回思うのだが何というかアレである。写真代込みで3500円近く徴収される上に、たかが30分の講習のために3時間近く時間をとられるというのはどうにも納得いかないのだが、まあ、仕方あるまい。(バイクで行ったおかげでこの程度で済んだが、自動車で行ったら3時間程度では済まなかったはずである) 今回も書類に自宅の電話番号を書き忘れて赤のボールペンで修正されたのがちょっとしゃくだが、更新自体はスムーズにいったし、意外と職員の対応も普通だったので、まぁ、よしとしなくてはならないのだろう。(こういうところの職員というのは態度がデカい、というのは誤解かも知れない)しかし、バイク乗りにもシートベルトの着用が如何に効果的かというビデオを見せるというのはどうかと思うぞ警察庁。まぁ、私は普通免許も持っているから、それでも意味はあるし、免許の有無に関わらず車に乗せてもらうことはあるのだから知識として知っておくべきだ、というのは理屈としてわからんではないのだが……だったら高校生の原付免許取得をもっとおおっぴらに認めてやるべきじゃないか? 如何に歩行者が法律で手厚く保護されているかという事を知っていたら泣き寝入りしなかったであろう経験は一度や二度ではない。免許の取得で法的権利と義務という奴もみっちり教えることはとても重要な気がするのだが……うぅ。

 いや、高度に政治的な問題はともかくとして。

 まぁ、今日は快晴だったし家で爆睡しているよりは軽くツーリングのつもりで走り回った方が健康的である。その意味で腰の重い私に外出の機会を与えてくれたことには感謝すべきだろう。(笑) ……ふぅ。 


1999/05/31(月)[21世紀まであと583日] 晴

 駅の地下街で見つけた22時まで営業の本屋さんであるが、致命的な欠点が判明する。それは……この本屋にはハヤカワ文庫がないのである。普段だったら別に構わないのだが、今日はちょっと事情が違うのだ。毎日新聞5月31日付に次のような広告が載っているのである。

「この戦いに、もはや人間は必要ない。星雲賞受賞の前作に続く第二弾。
 3刷 グッドラック 戦闘妖精・雪風 神林長平
 生死の淵から生還した深井零は、新たな意識に目覚めた電子偵察機・雪風と共に、未知の敵ジャムとの戦闘に復帰するが……作家生活20周年を迎えた著者が人間と機械の本質に迫る。
 本体1800円

 ……男だったら買うしかあるまい。(例によって女でも可) 続編がSFマガジンに掲載されていたので、続編が存在すること自体は知っていたのだが……所詮モグリのSFファンである私はSFマガジンを毎月買っていなかったりするのだ。うぅ。……って、待てよ。

「本体1800円

 ハードカバーですか。……うーん、大型書店に行かないと手に入らないかなぁ、ぐっすし。 



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