22.世界平和の構想



・「他者への配慮」ができる素地
覇権国家米国の衰退が見える。次の世界秩序を構築するのは軍事力
ではなく、道徳力になる。

日本は、前回、世界で唯一、楽園になっているとしたが、この世界
を楽園にするには、なぜ、日本人は「他者に配慮」できるのかを考
える必要になる。第1に、日本人の使命感だとみる。

それは、日本人は祖先は神であり、自分を見守っていると思うから
であり、自分も死んだら、神になり子孫を見守る必要があり、祖先
を遡ると、天照大神になると思っているからである。神道の領域で
ある。

自分はその系列に繋がる神の分身であり、使命を持って、この世に
生まれてきたからだと意識しないで思っているからだ。もう一つに
因果応報という仏教の教えがあり、自分が悪いことをすると子孫に
不幸が起きると、思っているからだ。

これらから、使命を自覚して、善い行いをして、自分の未来や子孫
の未来を明るくしたいと思っているからだとみる。しかし、徐々に
欧米文化が浸透してきて、そのような意識をなくなると、日本も無
秩序社会になる危険がある。このため、日本でも新論語教育が初等
教育には必要であるとみている。男女平等などを論語に加える必要
があるとは見ている。

欧米では、神と人間は別物であり、人間は神にはならないという。
このため、自分が神の分身とも思えず、因果応報の教えもないこと
で、個人主義になり、子供たちが自分の行いで不幸になるとは思っ
てもいない。子と自分は完全に別物との意識がある。これはイスラ
ム教圏でも同じであり、仏教圏とは違う。

因果応報は、自分だけの問題であると儒教圏以外では思われている
ので、自分が神になり子孫を見守るという意識はない。中国でも儒
教的な教えでは先祖崇拝はあるが、善い行いをする事が重要という
ことを教わっていない。儒学は中国王朝時代は国家試験であり、そ
の教えを学んだのは、上級官僚しかいない。日本は江戸時代に寺小
屋で論語を教えていた。そのため、皆が知る文化になっている。

というように、この日本のような使命を意識して、神の分身として
生活するという習慣がない世界に、どう教育して、日本と同じよう
な「他者を配慮をする」文化を作るのか、非常に難しいが、それを
しないと、世界に平和が構築できないことになる。

・実現するための道
このため、道徳教育や監視カメラなどの安全環境を整え、住民と共
同で安全環境を整えても、安全環境も「他者に配慮する」環境も作
れないことになる。

社会的には、貧富の差を縮小して、皆がある程度の生活レベルにす
る必要があり、もう1つが、自分が「神の分身」と思うことである
し、その結果で、皆が性善説を信じる社会にするしかない。

しかし、AIロボット社会が来るので、そのロボット社会を放置する
と、少数の資本家・経営者や研究者、手仕事の職人以外の人は必要
なくなり、貧富の差は益々拡大することになる。このためには、給
付付き税制控除のようなベーシック・インカムが必要になり、それ
で基本的な生活ができる環境を整備する必要がある。

このためには、ロボット税などの税収も必要になる。人手不足はな
くなり、皆が自分の使命を意識して、人生を送ることができるよう
になる。この状態になると、人口減少の方が社会が安定することに
なる。給付の方が少なくでき、AIロボットは必要なだけ作ればよい
ので人手不足はないので、生産制限もない。大量の国家債務も解消
できることになる。日本にとっては、ありがたい状況になる。

このような社会環境を整えた上で、犯罪に関わると失うものが大き
いと教育し、住民たちが性善説に基づき、安全性や環境などのボラ
ンティアを行うことである。

ということで、一番根っこの「神の分身」を思うことがネックにな
る。

しかし、核戦争になり最後の審判が終わると、キリスト教もイスラ
ム教も終わることになる。以後がないという。ならば、天国のよう
な世界を作る新しい宗教、思想が必要になるのである。

ミロクの世という楽園を現実社会に作るための教えということであ
ろう。仏教の因果応報と禅での内観、儒教の祖先崇拝と礼節や使命
、神道の生きとし生きる物には神が宿る、キリスト教の自己犠牲の
精神などをミックスした、思想か宗教が必要になるとみる。

多くの予言書で見える、日本から出るとされる救世主は、これらの
教えを持って、この世に現れるとみている。

・統一的な宗教思想:
仏教からは、輪廻転生、因果応報、座禅などの瞑想法、本覚思想
儒教からは、知命・立命、礼節、リーダーとしての心構え、朱子学
          、陽明学、四書五経、
神道からはアミニズム:生物に神が宿る。
     聖徳太子の「和をもって尊しとなす」
キリスト教からは、自己犠牲

神から使命を与えられて、人間は生まれてくる。使命に必要な能力
も潜在的に持っている。このため、人は自分が好きや能力のある分
野に若いころから興味を持つ。その分野でその人は使命を持ってい
るからだ。

使命を見つけることが重要であるが、勉強や体育、芸術などの分野
は比較的に分かりやすいが、手先の器用さや集中力などの分野は、
気づきにくい。このため、落ちこぼれや学校に適応できずに自分の
使命を見失うことになる。それも多くの人が陥ることであり、これ
を防止することが必要。




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