4月になり新入部員を期待したけど、結局経験者1人の入部にとどまった。これで6人になったことはいいけど、6人では公式戦は闘いにくい。まあ、助っ人はそのときに考えるとして、まずは6人のフォーメーションでチーム作りをしなければならない。本年度の職員異動で、鞍手南中から島本先生が来られたので心強い。
新入生は、4月中は正式入部しても6時までしか活動できない。しかし、4月29日は直方市親善バレー大会があるので、「ふれあい合宿」後も普通通りに活動して慣れさせようとする。しかし、・・・
キャプテンがスポーツ選手としてあるまじき行為をしたことが発覚。親善バレー大会はユニフォームなし。急遽助っ人にサーブを打つことをお願いして、5人で闘うことになる。
<直方市親善バレー大会 4月29日(日)>
夏季大会のシード権はかかっていないので出場辞退も考えたけど、前年度優勝校が出場しないというわけにはいかないので、5人で闘うことを確認して出場。
○第1試合 VS宮田中
なかなか6人が固定されていなかったけど、エースの強打は破壊力が増した。前半は五分の闘いが続く。後半はサーブで崩せて2セット連取。
○第2試合 VS直方二中
エースと裏エースの二人で、トスとスパイクをする苦しいチーム状況で、チームができあがっていない。うちも5人とは言いながら、サーブで崩せて2セット連取。
○第3試合 決勝 VS若宮中
予想通りだけど、うちが万全ではない。それでも1セットは取りたい。第1セットは、序盤の愛加のサーブが走って5点リード。中盤の17対17で追いつかれる。こうなると、若宮ペースでアタックを打ち込まれて21対25で敗戦。
第2セットは序盤からリードされて、試合内容は悪くはなかったけど、5人では闘えずに敗戦。選手は力を出し切ることはできた気はする。
準優勝は運があったからということになるので、これが次に生かされるようにキャプテンにはしっかり反省してもらって、新たに再出発。夏まで時間は限られている。
5月のゴールデンウィークが終わって、一大事発生。やっと6人になったのに、1年生がやめると言い出す。ジュニア時代からその気はあったらしいけど、早くもそれが出てしまった。要は遊びたい、きついことはしたくないということにつきる。期待していただけに、裏切られた気分だ。3年生は相当ショックだったようだけど、これから5人でやる。元に戻っただけ。夏季大会も5人でもやるという気持ちで、切り替えて春季大会を迎える。
<春季大会 6月2日(土)>
今年まで実施するということになり、それも1日開催。そのために、午前中は1セット回し。相当に反対したけど押し切られる。さらに、自分が姪の結婚式のために、大会に参加できない。結婚式よりもバレーの試合の方が大切だけど、親父がこの結婚式を励みにしてリハビリを頑張ってきて、出席できるところまで回復したけど、マイクロバスでは行けないので私が車を出さなければならない。親孝行はできるときにしておかなければならないので、試合はあきらめるしかない。5人で闘う上に監督がいないのでとても心配だけど、島本先生とコーチにお任せして、選手に頑張ってもらうしかない。
○第1試合(VS 植木中)
志帆海のサーブで、25対0と完封する。
○第2試合(VS 直方三中)
25対5で勝利。ここまでは予定通り。
○第3試合(VS 直方二中)
25対11で勝利。もっと苦戦すると思っていたけど、上々のできだと思います。
○準決勝(VS 光陵中・直方一中合同)
第1セット25対10。第2セット25対12で勝利。宮田中との対戦になるのではないかと思っていたけど、三すくみになり予想に反した。これも1セット回しだったことが大きいと思う。
○決勝(VS 若宮中)
試合開始に間に合ったので、ベンチに入る。今回の目標がフェイントを多用して、若宮中からセットを取ることだったので、練習の成果がどれくらい出るかが見物。
第1セットから中盤までは相手のスパイクミスにも助けられて、五分でいく。中盤から引き離されそうになったけど、サーブカットがいつもよりも上がって、終盤で追いつく。19対19まできたところからリードをされて、22対25でセットを失う。
第2セットは出だしリードしてもすぐに追いつかれる。それでも若宮のサーブに振り回されるいつものパターンはなく、10対11になったところでタイム。2点リードして進んでいた流れが崩れたところで、気を取り直させる。ここから一進一退が続き、23対23まで来る。ここから2点連取されて敗戦。
前回の親善バレーよりも内容的には良かった。一方的にサーブで崩されるシーンも少なく、フェイント攻撃も功を奏していた。あと1ヶ月で完成度を上げていけば、十分に闘える手応えをつかむことができた試合だった。
結果、春季大会準優勝は、これからに期待が持てる内容だった。これからは、もっと精度を上げていくことと、相手によって使い方を考えられるようになっていかなければならない。
春季大会後、夜練習開始。コーチの5人でもやるという意気込みの表れ。三夜連続の練習はさすがにバテたけど、攻撃のバリエーションを増やしたり、サーブカットの練習、セッター練習と内容はとても濃いもので、夏に向けて選手はきついだろうけど今やるしかない。春季大会の次の日の練習試合で、幸袋中に2セット連続でセットを失ったことが起爆剤にもなっている。飯塚高校杯の組み合わせを見ると、幸袋中と当たるので雪辱を期して取り組んでいるように見える。
<飯塚高校杯 6月9日(土)>
予選リーグは、水巻南と稲築東。初戦は水巻南で、サーブで押されたけど、肝心なところで相手サーブミスがあり、2セット連取して勝利。しかし、次の対戦では苦戦することは間違いないと感じさせられた。
稲築東は、初めての対戦だったけど、力的には大丈夫。しかし、やっぱり途中で休憩して失点が思ったよりも多い。一位グループに進出したけど、次の幸袋は苦しいな。
午後の1位グループ決勝リーグは、初戦が幸袋。
第1セットは、先週よりもサーブカットを上げて終盤までリード。20点に先に行ったけど、ここから逆転負け。侑子のスパイクが上がらない。一人のサーブで6点取られては勝ち目はない。第2セットも同様にリードして試合が進む。中盤から相手の雰囲気がおかしい。ミスを重ねてリードが広がり、後半追い上げられたけど、第2セットを奪取。勝負の第3セット。出だしの5点を五分でいって、第四ローテで点を取られるところを一点で切って乗り切ると、チェンジコート後は一進一退で進み、13対11まできたところで、次の1点がこちらに入って14対11。相手エースが上がってくると苦しいので、次の1点が勝負。しかし、14対12。やはり14対13とエースにスパイクを決められる。次の1点の行方が勝負を決める。ここを侑子のスパイクで取って、勝利。苦しかったけど、先週の雪辱が少しできた。
次の春日中との対戦は、第1セットは楽にとれたけど、第2セットは苦しかった。9セット目で、侑子も志帆海も梨菜も愛加も疲れが目に見える。こうなると、気力だけで勝負をしなければならないので苦しかった。選手はよく頑張って、何とか勝利。
これで決勝戦進出。相手は次郎丸中。体力的にきつかったけど、力を振り絞って試合をする。第1セットは、粘ったけど、敗戦。第2セットは開き直って、愛加のサーブで得点を重ね、8点差をつけて中盤を迎える。5点差まで詰め寄られたけど、何とか逃げ切って第2セットを奪取。勝負の第3セットは、気力だけの勝負。序盤五分でいったけど、第4ローテで止まる。なかなかここが切れずに、6対9。タイムを取って流れを変えたけど、7対11。11対14になったけど、最後はサーブミスで終わり。しかし、それは責められない。
準優勝はよくやったと思う。3試合連続で、フルセットが2つではスタミナがなくなるのも致し方ない。しかし、夏に向けてその克服も含めて練習していくしかない。5人でする以上は、その覚悟がないとやれない。
1ヶ月後の夏季大会に向けて、活動を再開。やはり5人でする以上、今のままでは筑豊止まり。県を目指すためには、もう一つ足りない。そこで、スパイクとフェイントを同じフォームで打ち分けることと、コンビをもう一つずつ増やしてマスターすることを課題にして練習再開。週2回の夜練習も、コーチや卒業生がきてくれて必死でがんばってくれるので、生徒も泣き言を言わずに厳しい練習に耐える。
6月末の期末考査が終わり、あと2週間をやりきるだけというときに、私の親父が急死。退院した次の日に死去するなんて信じられなかったですが、これも運命。ただ、部活どころではない。通夜や葬儀とその後のことを考えると、ほんとに部活どころではない。実際に、1週間の休みの間は、全く学校ごとは考えられなかった。この間は、島本先生とコーチにお任せ。選手全員だけでなく卒業生までが、通夜や葬儀に参列してくれて、とてもありがたかったです。
1週間前の練習試合から参加することができたけど、気持ちが入らない。というより、勝負事にこだわれない。入れ替わるように、島本先生のお父さんが入院されて私がやるしかない。夏季大会に気持ちが向かないまま夏季大会を迎えてしまう。
【直鞍夏季大会 7月15日(日)・16日(月)】
今までの対戦をみると、決勝戦までは大丈夫だろうと周りからいわれるけど、自分の中では「確かに負けることはない。しかし、何か心配。夏は簡単にはいかない。」という不安がぬぐえない。そして、予選リーグ。
○第1試合(VS 宮田中)
試合前から、この試合が一番気がかりだった。選手は大丈夫ですと軽くいうだけに余計に心配。それに、いつもの助っ人の3年生の一人が参加できないかもということで、急遽前日にもう一人2年生にお願いしてきてもらうことにしたりと、バレーに集中できない要因もあった。まあ、何とか試合には7人で臨むことができたので、ホットしたけど、第1セットが始まるや選手の動きが悪い。あれよあれよという間に18対19までくる。選手の顔は焦りでいっぱい。いつもの試合運びができない。相手はノリノリで攻めてくる。このままではやばいと思いタイムをかけようとするが、コーチはこのままでいい。目を覚まさせなければならないと厳しい。20対20から相手が勝ちを意識したのか、いつものようにミスを連発。25対21で第1セットをとる。15点以内に抑えるなんて目標は軽く消し飛んでいる。
気を取り直して第2セットはやってくれるかなと思いきや、第2セットの方が相手に押されてリードを許す。先に20点を取られた時は第3セットを覚悟する。ここから、やはり宮田中のミスが連続して起こり、やっとの思いで25対22で勝利。ここまで点を取られたのは、なぜか。試合に対する気持ちのもっていきかたが悪い。素直に指示を聞いていない。バレーをなめている。などなど、いろいろ言われたけど、これでは先がないということだと思わされた。あと2試合もどうなるかわからないところまできてしまった。
○第2試合(VS 直方三中)
試合前は、8点以内と決めていたけど、今日の調子では、何点とられることか。まあ実力の差があったけど、やっぱり今までの試合のようにはいかず、勝利したけど2桁得点をとられてしまった。
○第3試合(VS 直方二中)
3位のチームとの対戦だから、この試合もきつい試合になると思っていた。しかし、先に直方二中の方があきらめてくれて、2セットとも危なげなく勝利。
5年連続筑豊大会出場決定。しかし、チーム的にはいいところの片鱗も見えずに終わって、明日の決勝が心配。切り替えてくれればいいけど。
○決勝戦(VS 若宮中)
今年は変則で、予選パート1位同士の決勝戦。3大会連続の同じ顔合わせ。まあ順当といえばそうだけど、昨日のことを考えると試合内容がとても不安。選手も昨日の反省を元にがんばってくれることを期待して試合開始。
第1セットは、10点まではお互いに点の取り合い。ここまでは今まで通り。ここから2点連取されたところでタイムを取る。サーブカットが乱れてきたので、気合いを入れ直すことをいうが、さらに輪をかけてサーブカットが上がらない。結局、昨日からの反省は生かされず、後半は一方的にやられる。
第2セットは、序盤から相手サーブを上げられない。あっという間に3対12。2度のタイムを挟んでも相手は崩れない。ここからは、試合にならずに、一方的に攻められて2桁得点とれずに敗戦。
さすがにコーチも怒りを通り越していう言葉がない。応援に来てくれた人は落胆して帰っただけ。何の粘りもなければ感動もなかった。
直鞍大会準優勝といわれても何の感動もない。あと1週間で立て直すことができるだろうか。そのことばかりが気になる試合だった。3位決定戦が盛り上がっただけに余計にむかついたけど、中村先生の宮田中が4位で筑豊大会に出場できることが、せめてもの救いだった。
直鞍大会が終わって、筑豊大会まで1週間。あまりの不甲斐なさを叱る暇はない。いかに立て直すか。コーチは、無理をしながら毎日のように練習に参加して立て直そうとする。北九州高校にも練習に連れて行ったり、飯塚高校との練習も組んだりと、ほんとに必死に立て直しに尽力してもらった。
【筑豊夏季大会 7月24日・25日:穂波西中学校・桂川総合体育館】
マンツーマンのサーブカットを中心に繰り返し練習。直前の飯塚高校での練習試合で、直鞍大会の悪さから少しだけあがってきた気がする。
○第1試合(VS 碓井中)
新人県大会2位のチーム。勝利は望めないけどサーブカットがどれだけ上がるか。第1セットの序盤はまずまず互角の試合内容。しかし、中盤から一方的に打ち込まれて10点で敗戦。第2セットは、序盤からサーブカットは上がるけど攻撃が通用しない。結局7点止まりで敗戦。しかし、直鞍大会よりもよくなった感はあった。
○第2試合(VS 穂波西中)
練習試合では負けていないけど、20点を超えるところまで点を取られることが多い。そして、糸田・金田のチームを撃破して上がってきているだけに乗っている。決して侮れないことを言い聞かせて試合開始。
第1セットは序盤からサーブが走って、相手を崩して侑子のアタックで点を取る小竹中本来のバレーができてリードする。裏になっても志帆海のアタックが決まって流れを渡さない。こうなると相手は焦ってスパイクミスやカットミスを連発。25対15点で勝利。
第2セットも同様の流れで、途中から相手が気落ちしたのが見て取れる状況になり、25対14点で勝利。
5人が集中してプレーしたことが大きな要因。梨菜のサーブカットミスも目立たず、愛加のトスも丁寧に上がって、真ん中に打たれたボールを優妃がしっかりカットして攻撃し続けたから思ったほどの苦戦をしなくてよかった。
これで2日目に進出。県大会まであと1つだけど、これが大変。抽選で対戦校が決まるだけに、あとは神頼み。昨年のようなラッキーは起こらないと覚悟して抽選会。遠賀と幸袋が負けて、庄内と川崎が上がってきたので、いよいよ再び碓井と対戦する要素が濃厚となる。結局、芦屋か小竹のどちらかが碓井と対戦することになり、芦屋が碓井との対戦を引いたので、勾金・香春チームとの対戦になる。ここしか勝ち目がなかっただけに、昨年同様抽選の結果は最高。明日が勝負だ。
○決勝トーナメント 第1試合(VS 勾金・香春)
勾金・香春とは、練習試合では7割勝っているけど、前日は芦屋中に勝ち勢いがある。また、最近は必ずセットをとられているので、第1セットが勝負。
第1セットは、出だしの愛加のサーブで4点連取。タイム後すぐに追いつかれたけど、侑子のスパイクで引き離す。1廻り目までは4点リードで試合が進む。しかし、思ったよりもスパイクでの攻撃がない。うちのサーブも走って、相手の勢いを止め25対17で第1セットをとる。
第1セットを楽したときは、第2セットを苦しむことが多い。実際先に点を取られたけど、すぐに侑子のスパイクで取り返す。10点までは点の取り合い。中盤から愛加と志帆海のサーブが走り出し、6点リード。2点連続ミスで点をやったところでタイム。志帆海の気持ちを整えさせる。すると、攻撃にリズムができてきて、紙一重のライン際のボールが小竹中の得点になり、相手が焦ってスパイクミスやつなぎミスを連発。25対15で勝利。
2年連続の県大会出場決定
よくこの5人のチームでここまできたな。ミラクルというより運の良さしかない。3年生3人があきらめずにがんばってきたからだ。途中で投げ出したかったことは2度や3度じゃなかった。練習はするけど、どこかマナーの悪さがぬぐいきれない。ほんとに放り出したいと思うことの連続だった。また、試合ごとに6人目を探さなければならないのは疲れた。バレーになるわけがないという気持ちになることの多かったこと。しかし、県大会出場を勝ち取った。やっぱり選手ががんばったというしかない。
○決勝トーナメント 第2試合(準決勝)(VS 若宮中)
直鞍大会の再戦。公式戦では新人の筑豊大会で1セットとっただけなので、セットを取るラストチャンス。まず1セットとることをいって試合開始。前半はコーチの指示通りにレフト側を狙って攻撃して効果を上げる。しかし、2巡目のサーブで連続得点をとられる。こうなると弱気の虫が出て、単調な攻撃を繰り返し、拾われて打ち返されるパターンにはまってしまって、15対25でセットを失う。
第2セットは気を取り直していくも、序盤のサーブカットが上がらずに点差を開けられる。しかし、中盤は粘って志帆海のスパイクが随所で決まって点差を詰め、18対20までいく。しかし、相手は慌てることなくいつも通りのサーブとつなぎでリズムを崩さずに攻撃されて、20対25で敗戦。直鞍大会の時よりもサーブカットが上がったので、試合にはなったけどセットをとるところまではいかなかった。
筑豊大会3位。新人の時と同じ結果に終わったけど、内容は濃いものがあった。普通ならこの位置に立てること自体が奇跡に近い。直鞍大会で悔しい負け方をして、苦しい練習をして、立て直してきた成果。選手はよく頑張ったと思う。
県大会では、昨年のように出ただけで終わらないようにさらにもう1週間がんばってほしい。