「YokonoNagasa」「TatenoNagasa」「ItanoAtumi」「NanameTexture」「TairaTexture」という5つの変数を「#declare」で指定して,最後に「#include "plate.inc"」と書いてインクルードファイルを読み込みます。
5つの変数については,次の通りです。
出力するレンダリングイメージの横のピクセル数をYokonoNagasa(横の長さ)で,縦のピクセル数をTatenoNagasa(縦の長さ)で指定してください。例えば横200ピクセル,縦100ピクセルの画像を作りたいときはそれぞれ,
#declare YokonoNagasa = 200;
#declare TatenoNagasa = 100;
となります。なお,縦横の比率さえ合っていればよいので,
#declare YokonoNagasa = 2;
#declare TatenoNagasa = 1;
でも構いません。
レンダリングイメージにあった値を指定しなくてもレンダリングはできますが,斜めの部分の幅のバランスがおかしくなります。
デフォルト(指定しない場合)は縦横の比率が1:1(#declare YokonoNagasa = 1; #declare TatenoNagasa = 1;)になっています。
ItanoAtumi(板の厚み)では,プレートの厚みを0<1の間の小数で指定します。数が小さい程,板は薄くなります。
指定は次のようにします。デフォルト(指定しない場合)は0.5です。
#declare ItanoAtumi=0.1;
NanameTexture(斜めテクスチャ)は,斜めの部分のテクスチャを指定します。ふつうのテクスチャの指定と同じやり方です。
指定は次のようにします。デフォルト(指定しない場合)は赤色(pigment { color rgb < 1, 0, 0 > })です。
#declare NanameTexture = texture{ T_Wood20 }
この例の場合は,NanameTextureよりも前に「woods.inc」を読み込んでおく必要があります。
TairaTexture(平らテクスチャ)は平らな部分のテクスチャを指定します。ふつうのテクスチャの指定と同じやり方です。
指定は次のようにします。デフォルト(指定しない場合)は赤色(pigment { color rgb < 1, 0, 0 > })です。
#declare TairaTexture= texture{ T_Wood20 }
この例の場合は,TairaTextureよりも前に「woods.inc」を読み込んでおく必要があります。
最後にplate.incを読み込んでください。
#include "plate.inc"
ソースファイル全体は例えば次のようになります。
#include "colors.inc"
#include "woods.inc"
#declare YokonoNagasa = 400;
#declare TatenoNagasa = 100;
#declare ItanoAtumi = 0.2;
#declare NanameTexture = texture {T_Wood21}
#declare TairaTexture = texture {T_Wood18}
#include "plate.inc"
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