作成:1999-03-22

Digital Audio と PC

(4)Canopus社 DA-PortUSBを入手する

 一応、PCの外回りの環境ができたのだけど、肝心のPC周りが弱かった。色々と考えて、カノープスのDA-PortUSBが欲しいんだけど、この製品、売れているのか年末に一度日本橋のソフマップで見たきりでどの店でも置いていなくて入荷待ち状態になっていた。ところが、MD-5を購入した翌日、光ディジタルケーブルを購入の際、シリコンハウス共立の横にあるソフマップで偶然見つけたので購入した(2月上旬)。因みに現在(3月)、入手は容易である。
 パソコンの雑誌にはカノープスがこの手のディジタルオーディオ用のパソコン周辺器を出したのは初めてなんていう記事を見かけるが、実際は5年位前には、PC-98用のDIFボードを出している。

 取りあえず、ゲットできたので、PCのOSをWindows95からWindows98へとアップグレードし、下記のような接続を行った状態で現在は使用している。

PC - DAportUSB - MDという接続

 さてこの構成で、当初アナログ接続していた状態に比べると流石に、音が化けることはなくなりその点に関しては問題はないのだけど、気になる点がいくつかある。

  • 電源を入れた状態でDA-PortUSBを抜くとエラーが出る(USBなのに)
  • 再生時、PCの画面をスクロールさせると同期がとれなくなりノイズが連続的にでる
  • 付属のソフトでは動作しない(カノープスのダウンロードページから再生、録音、選択アプリを落とさないと動かなかった)
  • MDやCDのトラック(やインデックス)の切れ目が判断できない(無音で検出している?)ため、ライブの場合巨大な1本のファイルを作ってしまう
  • ディジタルセレクタのソフトウェアはPC立ち上げる度にデフォルト値に戻ってしまうため、DOUT2をデフォルトにしていると音が出力されない

 と、まあかなり癖はあるが個人的にはかなり気に入っている。因みに従来使用していたPCIサウンドボードも使用しているので、通常使用時は問題は少ない。ただし、連続ノイズについては、グラフィックスアクセラレータとの相性があるかもしれない(使用しているのはMystique220)。それ以外に、Windows98をクリーンインストールしていないのも少し気になっている。

 因みに、WAVE編集ソフトウェアは現在は、ヤマハのホームページにある、フリーソフトのTiny Wave Editor (TWE Version 2.0.0J) を使用している。
 テンポラリーファイルを作りまくるのでかなり重いが、小さいWAVEファイルであればそれなりに使用できる。

TWEの画面イメージ
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