◎8月18日(11日目)
ヨセミテ国立公園

●妻子が川に落っこちた!

6時起床。皆が寝ているうちに、一人でミラーレイクのトレイル1.6キロをハイク。雪解け水が枯れてしまった夏のため、池にはほとんど水がない。

皆が起き出し、朝食を済ませて出発したのは10時半。目指すは多少きつめのバーナル滝トレイル。かなりの急勾配を最初は飛び跳ねながら歩いていた子供達も、途中でペースダウン。また、リスを見つけるたびに立ち止まるので時間がかかる。人気のあるトレイルらしく、本当に人が多い。まるで日本の百名山歩きのよう。

1.2キロ先のバーナル滝橋にて休息。ここからバーナル滝が見える。妻と子供達は、滝の水が流れでたマーシド川の上流で遊んでいる。その内、妻の悲鳴が聞こえ、彼女の下半身が水中にあった。岩を飛んでいる内に滑って水に落ちたのだ。続いて、次男が岩から滑り落ち、胸まで水につかる。水は相当冷たい。笑っていた長男が、最後に片足を水に落とした。結局無事だったのは、私と長女だけ。バーナル滝の近くまで行く予定だったが、急な勾配が予想されるのと、二人が下半身ずぶ濡れなので、結局断念。

バレーの中心地ヨセミテビレッジで昼食後、そこから歩いて数分のヨセミテ滝に向かう。現地に着いたら、全く水の気配がない。夏の間は完全に枯れているようだ。実はこの滝、世界で3番目の落差を誇る滝である。このヨセミテには、このほかに3つの滝が落差ベスト10に入るという。

この日の活動はこれで終了。妻が夕食の準備をしている間、私はシャトルバスで夕方の写真撮影に出かける。バスの乗り継ぎが悪く、数頭の鹿に遭遇したのを除きあまりよい成果は得られなかった。

夜、家族は毎度のトランプ大会。自分は疲れのあまり先に就寝。外からは、本当か嘘かはわからないが「熊だ!」の声が聞こえた。