◎8月14日(7日目)
イエローストーン国立公園
●間欠泉オールドフェイスフル
イエローストーン国立公園は、5つに区分される。今日はその内、間欠泉がたくさん集まっているガイザー・カントリーを中心に回る予定。ガイザーとは間欠泉のこと。時間があれば、足を伸ばしてマンモス・カントリー、ルーズベルト・カントリーを回り、全周約200キロの周遊道路を走破する予定。
朝、6時起床。妻と私だけで朝食を済まし、早速イエローストーンで最も有名な間欠泉、オールドフェイスフル・ガイザーに向かう。この間欠泉は、約65分おきに4万リットルの熱水を約40〜60メートルの高さまで吹き上げる。現地に到着したのは、9時20分。先発してビジターセンターで噴出時間をチェックしたところ、9時27分。残念ながら、車にいた家族を呼びにいっている間に間欠泉のショーは終わってしまった。
しかたなく、1時間後のショーを待つことに。ところが車にカメラの三脚をとりにいっている間に、家族とはぐれてしまった。30分ほど探し回ったが見つからず、結局、1時間後の、間欠泉ショーの後再会。
その後、周辺にある間欠泉や温泉をすべて見て歩いた。至るところで、湯気が立ち上がっており、ときおり熱水を噴出する間欠泉がある。ふと、卵をもってきて、温泉卵をつくればよかったと思う。朝食を抜いた子供達は、歩き疲れたのと、同じようなものを見て飽きてきたのとで、だんだん不機嫌になる。長男は勝手に先にいってしまう始末。2時半にやっと昼食。カイザー・カントリーを後にしたのは、3時であった。
次に向かったのは、83キロ北にあるマンモス・ホット・スプリング。普通であれば予定終了の時刻であるが、夜9時まで明るいのをよいことに、少し無理をしてみた。途中、エルクの群れに出会い、写真撮影会となる。
マンモス・ホット・スプリングは、公園の北西の一角を占めるマンモス・カントリーに位置する。ここでは、テラス・マウンテンが目玉。地底から温泉として吹き上げられた石灰分が堆積して、巨大なデコレーションケーキ上の丘陵をつくっているもの。また、ここにはリバティ・キャップというこれも地中からの流出物でつくられたモニュメントがある。ちょっとグロテスクな形をしている。
次は、公園の北東の一角ルーズベルト・カントリーに向かう。ここの目玉は、タワー滝。オールド・フェイスフル、テラス・マウンテンと並ぶイエローストーンの看板だ。1キロ程山を降りて、滝の下に到着。数枚の写真をとってさっさと山を登る。時は8時。急がないと日が暮れる。
後は47キロ先のキャンプ場に向かうのみ。途中、バンビのような子連れのミュール鹿、ムース、バッファロー達に出会う。動物達は夜行性なので、早朝か夕方が動物ウォッチングに最適な時間だ。
キャンプ場には9時に帰着。遅い夕食をとり、就寝。今日は、昨日に引き続き、頑張り過ぎた。一日中眠気と戦って運転したのと、最後には頭痛に襲われた。一般的な日本人ツアー以上の過酷なスケジュールをこなしているのは、やはり性か。貧乏性で、兎に角全部を見ないと気がすまない。よく家族は文句を言わずついてくるものだ。折角、大自然にふれてのんびりする機会なのにといつも反省はするのだが。。。