◎8月13日(6日目)
モンペリエ〜グランドティートン国立公園〜イエローストーン国立公園
●グランドティートン・イェローストーンを目指して
今朝は5時半に起床。標高1800メートルの朝は肌寒い。妻を揺り起こし、朝食をすませて出発は7時半。子供達は、ベッドとソファで寝たまま出発。昨日の積み残しの150マイルを約3時間かけて走行。のどかな農村風景を横目に進む。途中には、工事あり、小さな町ありでなかなか距離を稼げない。やはり、昨日大事をとって、随分手前でキャンプしたのは正解であった。11時にグランド・ティートン国立公園に到着。
グランド・ティートンは、映画「シェ−ン」の舞台となったところ。ティートン山脈が大変美しい。どちらかというとカナディアン・ロッキーに雰囲気が似ている。公園の西側をティートン山脈に沿って走るティートン・パークロードをドライブ。途中、ジェニーレイク・シーニックロードに寄り道。ジェニーレイク・ロッジで昼食をとる。今回の旅で初めて、きちんとしたレストランでの食事となった。メニューは、結局バーガー。ただし、今回のものはバッファローの肉を使ったもの。しめて65ドルと、我家にしては豪華な食事。ジェニーレイクでは、きれいな湖水に、思わず家族で水遊び。
ジェニーレイクを後にして、次は公園内最大のジャクソンレイクに立ち寄る。同湖には、マリーナが幾つかあり、マリーンスポーツの拠点となっている。
ジャクソンレイクの後は、今回の旅のハイライト、イエローストーン国立公園に向かう。グランド・ティートンからは、約50マイルの距離。4時に公園入口に到着。まだ日が高いので、フィッシング・ビレッジ・キャンプ場に行くまでに、幾つかの間欠泉を見学。川や池の中から白い湯気が立ち上り、時折、温水が吹き上げる様子は圧巻。
3箇所ほど、間欠泉をめぐり、一路キャンプ場に向かったつもりであったが、ふと気がつくと、キャンプ地とは、の全く反対側のマディソンという地点にいた。時は7時、キャンプ場までの距離は41マイル。未舗装区間もあり、2時間弱の距離であることが判明。キャンプ場は予約してあるものの、もしも受付が終わっていたらどうしようかと途方にくれる。携帯電話や公衆電話で連絡をとろうとするも、なぜか通じない。やむを得ず、とにかく走り続ける。途中のハイデン・バレーでは、数百頭のバッファローがゆうゆうと歩いている姿を見て感動。
キャンプ場に到着したのは9時ジャスト。幸運にも受付はまだオープンしており、一息つく。キャンプ場はフィッシング・ブリッジRVパークというRV専用の私設キャンプ場で、340サイトもある。代金が公設のキャンプ場の倍だけあって、フルフックアップのしっかりした設備。ただし、シャワーが1人3ドルであったり、何にでもお金をとろうとする。この国立公園には不釣合いな世俗的なキャンプ場だ。
妻と子供達は、夕食をはさんで大トランプ大会。自分は明日からの計画作りと、このレポート書き。就寝前にトイレにいくと、きつねのような動物が目の前を走り去った。そばにいた人が「コヨーテを見たかい?」というので、初めて正体がわかった。さすがに、ぞっとした。結局、就寝は0時。長い一日であった。