◎8月4日(6日目)
ハービーベイにてホェールワッチング→ハービーベイ泊

●ザトウクジラを求めて

今日は今回の旅行の最大のハイライト、ホェールワッチングに出かける。前日予約したタスマンベンチャー社のバスがキャンプ場まで迎えに来てくれた。8時半出航。船は最新のホェールワッチング専用のクルーザー。

砂でできた巨大な世界自然遺産「フレーザー島」をかすめて、鯨が回遊するエリアに向かう。すると、突然船の横10メートルのところに二頭の鯨が出現。潮吹き、ジャンプ等様々なショーを見せてくれた。その後も場所を変えつつ、何種類かの鯨によるショーを堪能した。これまで、北米で4回ほどホェールワッチングを行ったが、これほど長い時間、またこんなに近くで鯨を眺めたのは初めて。5人で365ドルの出費であったが、納得のツアーだ。

1時半にキャンプ場に戻り、次の宿泊地であるロックハンプトンまでひたすらドライブ。本日の走行距離は404キロ。毎日400キロ前後を走行するのはさすがに疲れる。今回の旅行では、妻と運転を交代しているため、なんとかこの強行日程が成り立っている。

ここで、今回の相棒であるユーロスターについて一言。メルセデス・ベンツ製トラック「スプリンター」に搭載された413CDIディーゼルターボエンジンは、低速時に息つきがみられるものの大変パワフル。一方で、燃費はよく、軽油1リットル当たり6〜7キロは稼げる。(残念ながらオーストラリアでは軽油の値段はガソリンより若干高く、リッター80から90円前後)。GMやフォードのビッグトラックのシャシーではガソリン1リッターあたり2〜3キロ前後であることを考えると大変経済的。ベッド数は6(オーストラリアでは6バースという)、キッチンがリアに装備され、4名用と2名用のダイニングがつく。大変合理的で使い易い設計。シャワーとカートリッジタイプのトイレも装備。全長は6.5メートルと取り回しも楽。

今日の宿泊地は、ロックハンプトンにあるトロピカル・ワンダー・リゾート。ここは、前日のRVパークと同じ系列のビッグ4ホリデーパークチェーン傘下で、前泊地で予約を済ませておいた。北米であれば、KOAのチェーンであれば、安心して宿泊できるが、オーストラリアでは、このビッグ4ホリデーパークははずれがない。