・高性能半固定抵抗GF12P・高圧電池
・ニッセイMMT積層メタライズドポリエステル・フィルムコンデンサ
・2N3055大電流・大電力版MJ15015
最近、いろいろ、金田式パーツに入手難が続いています。それも含めて、以下に、私オリジナルパーツを紹介しましょう。ま、珍しいというより、これらがMJ等の雑誌にあまり登場しないので、オーディオ用にと思い、ご紹介します。
コスモス:GF12P シャフト長0mm ![]()
GF12P シャフト長5mm
(99/8/21追加)
東京コスモスのこの大きさの半固定抵抗のなかで、最も高価なものですが、接点稼働寿命が最も長く、ガリオームになりにくい、すばらしい機械的特性を持っています。肝心の音質は?となると、幻の名器・コパルN−13Tとは全く違った種類の音ではあるが、他の現行の半固定抵抗より情報量は高い、というのがもっぱらの私の周りの評価です。
これは、秋葉原の海神無線に私と私の友人が数名注文したのをきっかけに、常時在庫するようになったようです。(私がNIFTYのFAVに紹介したのが、一番最初の様です。)
★『無線と実験』1998年12月号の金田明彦氏の記事にて、金田氏が採用をしました。これはシャフトが5mmのものですが、同じGF12Pです。(何を隠そう、私がサンプルを金田氏に送りました。)W10、W15 これは、何に使うのかというと、DCマイクのコンデンサ・マイク・カプセルの成極電圧用です。金田先生は、006Pを直列につなぎ、レギュレータで落とす、もしくはレギュレータ無しで1.5Vの電池でカサ上げして+60Vもしくは+62Vを作り出しています。ところが、これらの電池はレギュレータを使わないという条件の元では、消費電流がμAオーダー以下ですので、006Pよりもっと容量の小さな容量の電池でもOKなはず。そこでこんな電池を見つけました。
私のやっている組み合わせは、ショップスのユニットでW15を二本+006P一個で約60V、AKGのユニットを使う場合、1.5Vを追加して、約61.5Vで使います。
入手先は、東急ハンズ、カメラ専門店、秋葉原電池専門店など・・・。
2SK2201
2SK2201基本データ
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位 ドレイン・ソース間電圧
VDSS
ID=10mA,VGS=0V
100
V
ドレイン・ゲート間電圧
VDGR
Rgs=20kΩ
100
V
ゲート・ソース間電圧
VGSS
±20
V
ドレイン電流/DC
ID
3
A
ドレイン電流/パルス
IDP
12
A
許容損失
PD
Tc=25℃
20
W
チャンネル温度
Tch
150
℃
ゲート漏れ電流
IGSS
VGS=±16V,VDS=0V
±10
μA
ドレイン・ソース間オン抵抗
RDS(ON)
VGS=4V,ID=2A
0.36
0.45
Ω
ドレイン・ソース間オン抵抗
RDS(ON)
VGS=10V,ID=2A
0.28
0.35
Ω
入力容量
Ciss
VDS=10V,VGS=0V,f=1MHz
280
pF
帰還容量
Crss
VDS=10V,VGS=0V,f=1MHz
50
pF
出力容量
Coss
VDS=10V,VGS=0V,f=1MHz
105
pF
順方向伝達アドミッタンス
|Yfs|
VGS=10V,ID=2A
1.5
3.5
S
オールFETプリの出力Trに、と思い、入手しました。f特は高いし、gmは大きい。ですが、入力容量や帰還容量はやはり大きいですが、それをネグレッシブにするほど、gmが大きいです。詳しい特性は、東芝半導体サイトをご覧下さい・・・・と行きたいところですが、実は、プリの出力段に使うときのような小電流領域の静特性は東芝発表のデータに載っていないので、自分で測ってみました。
まぁ、適当な(^_^;)測定なので、参考までに。実際には、製品間のバラツキでグラフ自体が左右にシフトするものとなるでしょう。
U9VL 米ウルトラライフ社の、珍しい9Vマンガン・リチウム電池です。これと同様のドイツ・ゾンネシャイン社のものが秋葉原の秋月で売られていたのですが、在庫切れか、はたまたトラブルでも起こしたのか、突然店頭から消えてしまいました。そう、リチウム電池は発火の危険があるのです。取り扱いには要注意で、捨てるときも、端子をテープで絶縁してから捨てるように!
メーカー発表のデータを見る限り、ウルトラライフ社のものの方が1割位長持ちするはずです。これは、生録に活用しています。軽い軽い!!\(^。^)/。予備電池として、DCマイク用にもよいし、アナログデッキ用にも十分一回の録音にもつ。単三マンガンクラスの容量があります。また、006P型アルカリ電池の三倍の容量です。いろんなものにも応用できます。
他に応用としては、バッテリープリの電源に使っても、相当持つと思います。
入手は、秋葉原の田中無線で注文取り寄せです。私の購入価格は@¥1、100。
これは、オーディオ以外にも、いろいろと応用できますよ!
MMT 0.1μF(左)3.3μF(右)各50V ローコストにアンプを作りたいとき、実にコンビニエンス?なフィルムコンデンサです。小さくて、積層なのでL成分が小さく、音には良い。最高耐圧63Vなので気をつけてください。50V耐圧品であれば、秋葉原の海神無線で売っています。右隣の店にもありました。また、値が揃っていませんが、秋月にも置いてあります。ローコストでアンプを作りたいときには、とても良いです。
2N5465は良い石ですが、これも生産中止・・・・・と思いきや、実は、2N5465は2N5462の耐圧選別品で、2N5462(40V耐圧)は未だに生産されています。シリコニクス、モトローラで作られているはずです。耐圧が低いですが、実際に実験したところ、60Vまで耐えられるものがかなりありました。ほとんど2N5465として使えます。
PchのジャンクションFETで汎用品は少ないので、需要が多いものと思われます。なんと、これのチップ品まで出ていますので、当面は無くならないでしょう。昔は2N5465は2N5462の選別をして、出荷していたものと思われますが、その選別を止めてしまって、規格が甘い2N5462のみを残したものと思われますので、2N5462は2N5465と同様に使えます。(耐圧が若干低いだけ。)耐圧以外では、Idssの違いでは、実は2N5460、2N5461が存在します。また、これらの高耐圧品として、2N5463、2N5464が以前は存在しました。つまり、Idss、耐圧の条件さえあれば、これらの石は全て同様に使え、無名メーカーのものより遥に信頼が高いので、これらを使うようにしましょう!データは、シリコニクスのサイトから入手可能ですので、そちらをご覧下さい。
2SJ72は、gmが大きなPchFETとしては良い石でした。いろいろ欠点はあるものの、Pchでこれだけgmの大きなジャンクションFETは他にはない。
実は、このFETの同等品が存在していたことはご存じでしょうか?InterFETというメーカーから、IFP72とう型番で出ていたのです。しかも、これ、メタルキャン!!残念ながら、現在は生産中止ですし、私も持っていません。これ、広いアメリカをどなたか探し回ってみませんか?(^_^;)。
2SK146の同等品、IFN146というのもあり、これは現行品のようで、マッチド・FETで、同一パッケージに入ったメタルキャンです。2SK146の様に、金属のキャップで二つの石をかぶせてつなげているものではありません。
InterFETの輸入代理店は、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドです。
モトローラの2N3055の大電流・大電力版です。これでハイパワーなものを作れます。99/10現在でも作られている模様です。データシートは、モトローラのサイトをご覧ください。