クワドラチュア発振器(録音回路のバイアス発振器用)
QUADRATURE OSC
クワドラチュア発振器回路

 私の回路です。参考にしてください。

 R27は、本当はスペアナ等で観測して、一番歪が小さくなるように調整する。しかし、スペアナが無い場合には、IC21を抜いて発振を止めた状態でD20のD21のアノードとD20のカソードの絶対電圧が同じになるように調整する(実機の電源を用いること)。

 R22は、ものの本には何%か大きな値を入れておくと発振周波数が計算通りになる、と書いてあるが、ここはどうもそのままの値を入れておいた方が、発振の安定のためにはよい様である。

 C(C20,21,22)は、最低でも数百pF以上ないと、発振があまり安定しないことがある。電源を投入する度に若干の周波数や振幅が違ったり、発振途中に突如周波数や振幅が変わることが生じる。おそらく、浮遊容量等のためであろう。

 C23は、低周波(音声帯域)のノイズ(歪成分)をカットするために入れてある。これはあった方が録音再生ノイズが減る。

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