DCマイク FAQ       2007.6.15 UPDATE

 

Q.DCマイクの部品は、今でも入手可能でしょうか?

A.
 ●カプセル:AKGのCK−1は生産中止です。本場ヨーロッパでも、日本より入手できないそうです。代替品として、CK−61ULSというのがあります。これは、径が違う点を注意しなければなりませんが、ほぼ同等に使えるようです。入手先は、ヤマハを扱う楽器店、秋葉原のトモカ電気等です。
 ショップスのMK4は、未だ入手可能な様で、ダイナミックオーディオで入手可能。輸入代理店は、今井商事です。

 ●FD1840/FD1841:これは、入手難です。ご希望の方は、購入を試みますので、メールを下さい。100個単位でないと買うことができないので、積極的に「**個買います!」のメールを頂ければ、ある数量に達したら注文します。

 ●RE55:これも生産中止です。ただ、音質の問題はありますが、これは、FETやマイクカプセルと違って、他の製品で使い物にならない、というものではありませんから、いろいろ代替品を探していけるとおもいます。

 ●V2A丸形:これは、ASCのコンデンサで代替してよいとおもいます。

 ●トランジスタ:2SA872A、2SC1775AでほとんどOK。オールFETタイプも、初段FET以外はまだ入手できます。

 ●05Zツェナー:これも生産中止です。02Z(200mW)以下しか無くなってしまいました。他のメーカーのもの(NEC、日立)で代替するしかないでしょう。初段差動の定電流では、2N5465にすることも考えられます。

 ●HZツェナー:これはまだあります。

 ●シャーシ:自作なので、なんとかなるでしょう。

 

 

Q.DCマイクは、いくらぐらいで製作可能ですか?

A.
 一番高いのが、マイクカプセルで、AKGで一本約2.2〜2.5万円、ショップスのMK4が一本7万円〜8万円です。これが一番高いです。
 次が初段FETで、これは入手難ですが、一本2500円〜3800円。
 コンデンサは双信のV2A丸形が入手可能であれば、これも2000円位が相場か?とおもいます。SEコンは、値によって違いますが、1000円〜2000円、5本必要かな?
 メタルグレース高抵抗が一本1000円くらいで、これは4本使用。
 高い部品はそのくらいか?その他、BiTr(バイポーラトランジスタ)やオールFETDCマイクでは、3万円くらい見ておけばよいでしょうか・・・・
 ただ、私のようにケースを特注するとなると、また別です。特注先によって値段が大きく変わるかもしれないので、ここではいくらか書きませんが、2万円以下でしょう。

 


Q.DCマイクは、市販のDAT等につなげますか?

A.

 BiTr(バイポーラトランジスタ)式(最新オーディオDCアンプシステム)やオールFET式のDCマイク(MJ93年6月号)では、つなぐことが出来ます。ただし、通常のラインレベルですが、かなり大きめなので、入力ボリュームは、大抵相当レベルを絞ったところにしなければならないでしょう。(その分、ライン途中で飛び込むノイズが減るわけです。)

 98年にMJ誌に金田氏が発表した、真空管式DCマイクは、出力に70VものDC電圧が発生していますので、これを通常のデッキにつなぐと、入力のカップリングコンデンサ等が耐えられなくて、最悪破裂する(当然、破裂しなくても壊れる)可能性が極めて大ですので、つなげない、と思った方がよろしいでしょう。

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 プロ用の録音機(メモリーもしくはHDD)と半導体DCマイクとの相性はこちら(07.06.16更新)

 


Q.メタルグレーズ抵抗器 1GΩ、150MΩ のメーカーは?

A.

 若松通商で買うと、H&Cという印字がありますが、これは株式会社日本ファインケム(旧・日本ヒドラジン)で、高抵抗では極めて実績の高いメーカーです。