(2007.5.13更新)

DCマイクとは・・・・・・

 『MJ無線と実験』誌執筆の先生、金田明彦(かねたあきひこ)先生*1考案のマイクロフォンです。カプセル部分は、ショップスMK4(またはAKG CK−1)という、単一指向性コンデンサマイクロフォンを用いて、その直後に高性能かつハイゲインのアンプを入れて一気にラインレベルまで増幅したものです。実測で、フルオーケストラの録音の場合、±15V以上の出力電圧が出ます。
 詳しくは、『最新オーディオDCアンプ』(誠文堂新光社)上巻・下巻、『MJ無線と実験』誌(98年9月号)、『オーディオDCアンプ製作のすべて』(誠文堂新光社)下巻などを参照下さい。
 
正面から 
 カプセルはショップスMK4。金田氏指定のケースではなく、アルミ2mm厚の特製ケースです。黒アルマイトメッキ、接触部分はやすりでメッキを落としてシールド効果を保っています。

 基本的には、アンバラの同軸ケーブル50m以内に録音機をおいて録音します。天井吊は、出来ないことも無いですが、基本的に向きません(安易にやっても失敗する)。

 

 

DC録音とは・・・・・・・

 金田明彦氏設計のDCマイクとDCアンプを使った録音システムで録音することをDC録音と呼んでいます。

 これらの特徴は、たいへんクォリティが高い録音が出来ることです。音の鮮度や、マイクの感度に関しては、”世界一”を誇れるとんでもない音が出ます。
 私は、個人的に入力に
金田式バッファを用いたA/Dコンバータを自作していますが、金田先生は、あくまでアナログ録音にこだわっておられます。かくいう私も、オープンデッキ録音再生システムも作りました。カセットもつくりましたが、今は使っていません。


*1 金田先生は、国立秋田大学の物理科の元教授でしたが、2007年三月末で退官されました。

 


DC録音のCD紹介:知人の録音CDの紹介です

 

 

DCマイクによる録音のプライベートCD『水』 KCO−001

指揮:鈴木博詞(元京都市交響楽団 Vn)
演奏:京都チェンバーオーケストラ コンミス:塩見裕子、鷲山かおり
会場:京都府立府民ホール「アルティ」
録音:DC録音マニア・M氏ほか(私の録音ではありません)
マイク:M氏製作AKG・CK−1使用DCマイクロフォン(2,3)
デッキ:96kサンプル パイオニア D−C88
(96kサンプルで録音し、ディジタル信号のままサンプルレートコンバートして44.1kにしたもの:コンバータ製作=M氏)

曲目:1.ベートーヴェン 『交響曲第一番 ハ長調』 作品21(DCマイクではありません)
   2.鈴木博詞 『箏と弦楽のための”水”』 箏・福原左和子 (DCマイク)
   3.チャイコフスキー 『弦楽セレナーデ ハ長調』 作品48 (DCマイク)

入手先:問い合わせは

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30 法然院内

     京都チェンバーオケストラ友の会
     会長・梶田真章氏(法然院住職)
TEL075−771−2420
FAX075−752−1083

一枚¥2,500(税込み・送料サービス)です。

ご注文:郵便振替用紙の通信欄にCD「水」を一枚送れ、と書いて申し込んで下さい。

郵便振替:01020−7−10399

注:このCD販売は、営利目的ではありません。ファンのみへの限定販売です。