2006年3月23日 更新


 オレンジ・ムース


オレンジと生クリームで作るムースです。時間も手間も並では有りませんので充分手順を理解してから材料を準備してください。手際よく作らないとまとまりませんのでご注意。舌触りや味覚は、なんとレアチーズケーキのような感じです。トピングに使用したオレンジのキスチョコは、製造中止になってしまいました。


材料 8人前 一人前あたり220Kcal (砂糖をパルスイートにすると170Kcalです)

1)スポンジケーキ みかん 中3個(300g) 粉ゼラチン 15g 水60ml (ゼラチンのソーキング用に50ml)クリーム200ml 砂糖 100g トピング用のチョコレート(キスチョコなど) レモン1/2個
2)調理道具 裏ごし器ゴムへら2本、3段ボール1組、泡立て器、ミキサー 計量カップ、計量スプーン、18センチのゼリー型  冷蔵庫、

下準備
  1)ゼラチンのソーキング
    ゼラチン10gをコップに入れて大さじ2杯の水を入れて良くかき混ぜて水を充分吸わせて10分以上放置してください。
    この作業をしないとゼラチンが玉になり舌触りが悪くなります。
  2)クッキングペーパーを40センチほど引き出し長さが40センチになるように縦方向に4つに折ります。
  3)これを2本つくり十字になるように、6号のスポンジ(直径約18センチ)がちょうど入るやや深めの型の底に敷きます。(ケーキを取り出すときに使います。)
  4)クッキングペーパーを20センチほどの大きさに切りスポンジケーキを乗せます。
  5)クリームに砂糖を加えて泡立てます。8部くらいまで(クリームに軽く角ができるくらい)
  6)みかんの皮を剥き、房ごとに分けて,ミキサーにいれて2分ほどミキサーを回して粉砕したあと、裏ごしをして薄く皮を取り除きます。

作り方
  7)片手鍋に水200mlを入れ、砂糖50gを加えて暖めます。沸騰する前に火を止めて、オレンジの絞り汁を入れて5分間放置してから、かきまぜながらゼラチンを少しづつ入れてゼラチンを溶かします。
  8)ゼラチンが溶けたら、ゴムへらでかき混ぜながら、大きめの3段ボールの大きいボールに水を張り片手鍋を浮かせてかき混ぜながら冷やします。
  9)鍋が冷えてゼラチンが固まり始め、とろみがでてきたら、ホイップクリームの中に少しづついれてよくかき混ぜます。泡だて器でかき混ぜると簡単に均質になります。
  10)均一に混ぜたら、レモン汁を加えて軽くかきませてスポンジケーキを底に敷いたゼリー型に流し込み冷蔵庫で冷やして固まるのを待ちます。(最低3時間)

仕上げ
  
1)ゼリーの周りにナイフを入れて、型から分離して、十字型のクッキングペーパーをもってケーキを抜き出します。十文字のクッキングペーラーをはずします。
  2)できたオレンジの台にトピング用のキスチョコなどを並べて完成です。




オレンジ・ムース作例

  ゼラチンを使う時に注意すること
1)使用する前に必ず水を入れて水を充分吸わせて使うこと。
  ゼラチンが玉になってしまうのを防止出来ます。
2)生の果物と一緒にすると、分解酵素で分解されて固まらない事があります。
  缶詰のフルーツや火を通した物を使いましょう
3)レモンやリンゴなどの酸を含む物はゼラチンを固まりにくくさせますので使用する量は注意してください。入れるタイミングは、ゼラチンが固まり出した時です。
4)型に入れる前に固まってしまった時は、お湯を張ったボールに鍋をうかして温めると直す事が出来る
  場合があります。
5)ゼラチンの量は少し多めにした方が失敗が少ないです。

   ダイエット中のシェフからのヒント1 少しだけダイエット
1)砂糖50gの替わりにパルスイート(味の素製)を10g使う
  最近の人工甘味料は熱を加えても大丈夫な改善がされています。甘くてもノンカロリーですので少しはダイエット
  出来るかもしれません。
2)クリームも植物性のクリームを使うと脂肪分が少し減ります。高脂血症の人には植物性の方が良いかもしれません。
  少し泡立てるのに時間がかかりますが、使えます。

  ダイエット中のシェフからのヒント2 簡単に作れるホイップクリーム
生クリームを使うよりも簡単にホイップクリームができる、明治乳業の「クレーミー ホイップ」をお勧めします。生クリームを乾燥して砂糖を加えた物ですので、牛乳を加えるだけで短時間にホイップクリームができます。乾燥して袋詰めされていますので日持ちもしますし、カップ1/2の量に分かれていますので分量を調整可能です。今回のチョコムースも一箱 65x2g使いました。絞り出し用の口金と絞り袋も1組同梱されていますので便利に使えます。

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