2009年01月17日 更新

お米でペンネ 野菜スープ トマトベース

最近酒屋にて、お米で作ったパスタを発見しました。 ペンネ、マカロニ、ツイストなどのパスタが、小麦粉でなくお米を使って作ってありました。原産地はベトナムです。もともとベトナムでは、お米を使った麺類や春巻きなどが盛んで、技術的には完成されている国です。
お米をベースにしていますので、デュラム小麦を使ったパスタに比べ、透明でコシがすこし低めで、少しベタ付感がありますが、カロリーは8%程度控えめです。100gあたり お米パスタ 349kcal デュラム小麦 378kcal

圧力鍋を使い、ダイエットに向いた繊維質がたっぷりのトマトベースの野菜スープにベトナム製のパスタ ペンネを入れました。

材料 (スープの量2.5Lコース 12人前)  1人前のカロリー95 kcal

タマネギ 中2個 人参1本 キャベツ1/2個 トマトの缶詰、または完熟トマト2個、トマトジュース200mlでも可 リンゴ1個またはリンゴジュース(200ml)オリーブオイル 大さじ1パイ ニンニク1片, ペンネ 200g
 調味料
塩、コショウ(ホールペッパーで5粒) コンソメスープの素5ヶクローブ(ホールクローブ 3本)べーリーフ(月桂樹の葉 ローリエ)1枚 バジルまたはオレガノマンゴチャツネ
好みで季節の野菜のマイタケ、椎茸、マッシュルームなどのキノコ類や彩り添えにサヤエンドウ、グリーンピース、ニンニクの芽などを入れるとさらにおいしくなります。ニンニクの芽は冷凍品が便利です。


下準備
タマネギはみじん切り、人参は賽の目または輪切り、キャベツは千切りにしてください。リンゴは皮と芯を取り除いて、適当に切ってください。煮込んだ後、形を残したいならば大きめに、とけ込ますなら小さめにする。
完熟トマトを使用するときは、湯むきして皮とへた取り4分割して入れてください。
べーリーフは包丁で葉脈に沿って軽く切り込みを入れると香りが高くなります。


ベトナム製 お米のペンネは大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かし、1Lあたり大さじ2/3杯(10g)の塩を加えてゆでてください。やや固めで鍋から取りだしてざるにあけておいてください。

火入れ


1,圧力なべにオリーブオイルを大さじ1杯入れ、強火で暖めます。ニンニクのみじん切りを入れ、パチパチ音がしてきたら、タマネギのみじん切りを入れ塩、コショウ少々入れ炒めます。
2,タマネギが半透明になってきたら、人参をいれさらに焦げないようにかき混ぜます。
3,人参に油が絡まったら、キャベツを入れさらにかき混ぜます。人参と油がなじむと人参のカロチンが吸収しやすくなります。
4、キャベツがしんなりしてきたら、トマトまたはトマトジュースをいれ、リンゴまたはリンゴジュースを入れ圧力鍋の上限まで水を足します。
5,コショウの実、5個、クローブ3本、べーリーフ1枚、コンソメスープの素5ヶを入れて、圧力鍋のふたをして、蒸気が上がるのを待ちます。
6,圧力鍋から蒸気が漏れ出したら、弱火にして20分加熱します。
7,20分後火を止め、蒸気抜きのふたを開けて蒸気を逃がします。絶対に蒸気が抜けるまで圧力鍋のふたは開けないでください。やけどします。
8,鍋の圧力が下がり、蒸気がでなくなったら、ふたをはずし、弱火でにます。ここで表面に浮いている灰汁を取ります。トマトやキャベツの芯など堅い物は、穴あきお玉に乗せて、小さなお玉でつぶしてください。
9,塩で味を整えます。甘みが足りないときは、マンゴチャツネを大さじ一杯。
10,蒸発して減った分水を追加してください。
11、弱火でさらに20分煮込む。


仕上げ
12、ベトナム製 お米のペンネと彩り用のニンニクの芽やグリーンピース、サヤエンドウ、キノコは、ここで入れて一度沸騰させてください。
13、スパイスが好きな人は、火を止めてクローブ、ナツメグ、オレガノなどを少々入れてください。クローブ、コショウ、ローリエがすでに入っていますので、加えなくても香りが良いはずです。
14、器に盛りつけた後にパルメザンチーズ、バジルをかけるととても香りと彩りが良いです。


イタリア製 デュラム小麦のペンネ入り ベトナム製 お米のペンネ入り

  パスタに付いて

スパゲッティ、ペンネ、マカロニなどイタリア製のパスタがはやっていますが、パスタとはイタリア語で練って作った物(英語でペーストを指します)。
意外なことに、朝晩使う練り歯磨きもパスタと言います。


今回使用したペンネは、その形から判るように、羽根ペンの先端の形に似ているためペンネと言われています。中空でスープが絡みやすくスープによく使います。

結構ゆでると膨らみますので、使用量は、スパゲッティの1/2程度の押さえた方が良いです。その分 ダイエット向きのパスタです。

ダイエット中のシェフのイタリアンに戻る