2004年11月14日 更新
秋田名産 きりたんぽ鍋
今回は秋田の名産きりたんぽ鍋です。きりたんぽを作るのは結構難しいので、市販のきりたんぽを使って作りました。醤油仕立てで、鶏肉と大根、白菜、キノコなどの野菜をたっぷり入れて食物繊維が一杯の鍋です。
材料 5人前です。
鳥の胸肉 500g 豆腐 1丁、長ネギ3本、椎茸(やや大きめの5個)、たこの子、ゴボウ、しめじ茸、舞茸、白滝、大根、人参、ニンニク、しょうが少々
きりたんぽ 10本 (5本パック入りで400円くらいです)
きりたんぽのたれ:鰹出汁 カップ2 醤油 大さじ3杯 みりん大さじ3杯(本返しを4倍に薄めて使用してもOKです)
下準備
鶏肉:一口大に切ってください。
人参:やや大きめに輪切りにしてください。
竹の子:縦にスライスすると型くずれせずに、味も香りも歯ごたえもでて来ます。やや薄目にスライスしてください。
白滝:一度水で洗い、一口大に分けてまとめて置きます。
大根:3mmほどの厚さにするとそのまま煮ても火が通りますが、厚めを好む場合は、塩をいれた水で、煮込んでください。灰汁が抜けます。
ゴボウ:皮を剥いて、笹掛けに切って塩ゆでしてください。灰汁がたくさんでます。鉄鍋を使うと黒くなりますので、ほうろう鍋かアルミ鍋を使ってください。
ネギ:斜めに笹掛け状に切ってください。
椎茸:大きさによりそのままか、1/2に切って入れてください。
シメジ茸、舞茸:根本の部分を取りほぐしてください
豆腐:大きめに8つに切ってください。絹ごしよりも木綿の焼き豆腐の方が煮くずれしません。
ショウガ、ニンニク:みじん切りです
鍋に上に書いた材料を並べて準備完了です。
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鍋に材料を入れた状態 | 市販きりたんぽ |
煮込み
鍋に、醤油仕立ての鰹出汁を入れて、火をつけ沸騰するのを待ちます。
きりたんぽ鍋の作例です。
辛いのがお好みの方は、ゆずからしや七味唐辛子などをいれてください。
きりたんぽとは?
秋田のまたぎが、山菜鍋に焼きお握りを入れて作ったのが始まりとされる「きりたんぽ鍋」に使う、「きりたんぽ」は、広幅の杉の薄い板にご飯をちくわの様に巻いていろりで焼いた物です。かなりきつくつけないと鍋に入れたときに砕けてしまします。本来うるち米だけで作りますが、餅米を2割程度混ぜて作ると比較的簡単にできます。熟練が必要ですので市販のきりたんぽを使った方が無難です。
詳しくは きりたんぽの本場 大館の協会のホームページで確認してください 『秋田名物・本場大館きりたんぽ協会』
秋田料理は関西風!
関東(関東地方)特に北部の料理は塩がきつくて、汁の色が濃いですが、岩手県、宮城県、秋田県などの東北の料理は、意外と関西風でサッパリした薄目の出汁が多いです。椀こそばなどの汁も薄口の鰹と昆布出汁です。味が濃いのが関東以北の味と決めつけるのは間違いと思います。従ってきりたんぽ鍋も醤油ベースの薄口鰹昆布出汁で作ります。みそ仕立ての鍋は、名古屋や信州などが中心で文化圏が違います。