2019年3月04日 更新

シフォン Lスマートアシスト(DBA-LA600F)

レガシィ Outback アイサイト 2500が。リコール修理で工場に入っている間に代車できたのが軽自動車のシフォン Lスマートアシスト(DBA-LA600F)です。ダイハツのタントのOEM製造品ですが、スバルの誇るアイサイト技術と同様の技術が導入されて、安全性が向上しています。
年式は平成30年(2018) 走行距離 4238km 試乗車で外装、内装ともにまだきれいです。CVT 660CCのKF エンジン 水冷直列3筒DOHC12バルブ EFJ付きFFの2WDです。ベンチシート フロントパネルにシフトレバーがあり足が架かることが無く補助席からの乗り込みも不便ありません。天井は30p以上あり余裕があり過ぎます。後部座席もレッグスペースが広く 軽自動車にしては居住性が高い車種です。ただし。後部座席が広い分、荷物室部分が狭くなっています。
本体重量が920kgと軽自動車としては重く、
加速は普通です。(やはり軽自動車感あり)車体が大きいせいか、ドアが重く開け閉めがやや重いです。女性が買い物や子供の送り迎えなどに運転するには結構いい車と思います。特徴を載せましたので参考にしてください。

シフォン Lスマートアシスト(DBA-LA600F)良い点
1)軽自動車に不釣り合いな室内空間
  天井にすごく余裕があり小学生低学年の子供なら立っても乗り込めそうです。天井の高さは、運転席で30cm余裕があります。最近の軽自動車の傾向ですが、特にこの車種は天井方向に余裕があり、後部座席も天井に余裕があります。補助席側のドアを解放すれば、センターピラーがなく出入りがやりやすい構造になっています。フロントウィンドも広く高さがあり見渡しが良好です。ただし、車高が175cmと天井付きの車庫や立体駐車場では、あまり余裕がありません、選択時には、高さ方向の余裕を十分配慮してください。

2)追突防止、ふらつき運転防止装置搭載
 スバルの誇るアイサイト技術と同等の技術が、この軽自動車にも搭載されています(ダイハツのスマートアシストV)。車線の変更時や追い越しなどで側線を越えそうになると警告音鳴り、追突防止機能など安全性が向上しています。

3)小回りが効く ガイドライン付きカメラモニター(純正カーナビ搭載時)
後退モードにシフト変更すると。カーナビのモニター画面に後方カメラの画像が映し出され、ガイドラインも表示されます。ハンドルを曲げるとモニター画像のガイドラインも曲がり、案内方向を指示するので車庫入れ時に便利な機能です。パノラマモードのTVモニターがあると、カーナビ画面のタッチSWを操作すると前方の確認も可能です。

4)パワーウィンド、ドアのオートロック搭載
パワーウインドが搭載されおり、ドアのオートロック機能もあるので便利です。特にドアロックは、発進すると10秒程度で自動ロックします。

5)最低地上高がやや高い。
カタログスペックでは、145mmですが、はいているタイヤが、155/55 R14 と細くて扁平なタイヤで実測値は150mm以上あります。我が家の車庫が坂道に沿っているためもありますが、多くの車種で、車庫入れの際に車の底が車庫のコンクリートにぶつかることが多いのですが、下もこすらず、天井もこすらずぎりぎり入りました。

6)軽自動車の割には、広い座席
過去に乗った、軽自動車の中では、広い方ですが、荷物室はその分狭くなっています。1週間分の食品を一度に買い物して運ぶには、少し無理があるかもしれません。ただし、後部座席を前に倒してやれば、かなり広いフラットなスペースを確保可能です。後部座席は最大250mm移動可能で(注1)、スズキハスラーの様に荷物室を広げられます。
注1 (2019/03/04 修正 その後諸元その他確認したら最大 250mm 移動可能なリクライニングシートが取り付けられていることが判明しました。)

シフォン Lスマートアシスト(DBA-LA600F)の悪い点
1)加速は、軽自動車としては普通
最大出力 52ps/6800rpm 最大トルクが6.1Kgm/5200rpm と一般的なスペックですが、スズキアルトに比べると重量差(車両重量 アルト690kg シフォン920Kgと重いため)で加速が劣る傾向があります。急な坂道も結構それなりに登れますが、加速は、期待できません.。高回転高トルク型のエンジンですので、追い越しや高速道路への侵入時に、アクセルを踏み込んで高回転にする必要があります。軽自動車の660ccのエンジンに加速性を求めるのは、無理があると思います。
直噴ターボ付きのエンジンの車種の方が多少加速性が向上するかもしれませんが?スズキハスラーに比べると、加速性能に大きな差を感じます。

2)ドアが大きくて開閉が重い。
 車体が大きくて背が高いため、ドアが大型になり、後部ドアは左右移動式です。開けるときはそこそこですが、閉じる時は、結構重くてドアに指を挟まないか気になります。開発のコンセプトと思えますが、ここまで大きく重くする必要があるか疑問です。

3)ブレーキ、アクセルがやややわらかめ。
 これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキともにやわらかくソフトタッチです。女性運転手を意識して設計されているような感じも受けます。特にアクセルのふみごごちが軽すぎます。長時間運転すると、足がつりそうです。ブレーキは、軽くてとても効きが良いので、ぎくしゃくした運転になりがちです。

4)サスペンションがやや悪い
 元々堅めのサスペンションが好きですが、この車には、ショックアブソーバーが付いていないのかと思うような、じゃじゃ馬です。60km/H程度の速度でも路面が凸凹した路を走ると、車体がバウンドしてしまいます。スズキハスラーよりましですが路面状態が、いやなほど判る車です。

5)ウィンカー(左右方向指示)の操作性に違和感
慣れてしまえばそれまでですが、この車種のウインカーのレバー操作がいまいちしっくりこないです。普通レバーを上下に操作することでレバーの位置が変わりウィンカーが点滅するのですが、レバーの上下操作は同じでも、元の位置に戻ってしまいます。この操作が不十分でウィンカーの指示が戻ってしまうことがありました。また間違って方向を指示したのをもとに戻す時に違和感(ノーマルに戻せない)を感じます。


スバル シフォン 2wd 


スバル シフォン 室内レイアウト センターのスピードメーターとタコメーターが特徴的


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