2012年11月15日 更新

スズキ アルト Lc (GF-HA12S)

レガシィ・ツーリングワゴン 2000 TS(E-BG5)が、車検で工場に入っている間に台車できたのが軽自動車のスズキ アルトLC(GF−HA12S)です。
年式は平成12年 走行距離 53700km 外装、内装ともにまだきれいです。3速AT、660CCのF6A エンジン 水冷直列3筒DOHC12バルブ EFJ付きです。小型のため幅方向は、狭くてシフトレバーに足が架かりますが、天井は拳一個程度の余裕があります。軽自動車に居住性を求めるのは、酷かもしれませんが、私には最悪です。
本体重量が同じメーカーのワゴンRに比べると150Kg程度軽く、
加速はそこそこ良好です。急な坂道でも比較的余裕があります。女性が街中の買い物や子供の送り迎えなどに運転するには結構いい車と思います。特徴を載せましたので参考にしてください。

スズキ アルト Lc (GF-HA12S)良い点
1)加速は、そこそこ良好
最大出力 46ps/5800rpm 最大トルクが5.8Kgm/4500rpm とインタークーラーターボ付きのワゴンRにはかないませんが、車両重量が690KgとワゴンRに比べ150Kg程度軽いためか、発進時の加速は、それなりに良く、他の車に出遅れることなど有りませんでした。EFJ(電子制御の燃料制御キャブレターです)が搭載されている影響かもしれません。
急な坂道も結構それなりに加速できます。車両重量が軽いのが結構効果を発揮しているかもしれません。もともと軽自動車の660ccのエンジンに加速性を求めるのは、無理があると思います。ワゴンRの搭載されている直噴ターボ付きのエンジンを軽いアルトのボディに搭載でもすれば、多少加速性が向上するかもしれませんが?

2)小回りが効く
車庫入れの時など、ホイルベースが短く(2360mm)、最小回転半径が4.2mと小さいためとパワーステアリング搭載のため小回りが効き車庫入れが楽です。いつものレガシーのつもりで車庫入れをすると壁が迫って来て慌てて、ハンドルを戻すなど少しなれるには手こずりましたが、スーパーマーケットの駐車場などに入れる時には大いに役立つと思います。

3)パワーウィンド搭載
パワーウインドが搭載されおり、ロック機能もあるので便利です。

4)天井にやや余裕がある。
  運転席で拳1個程度の余裕があります。最近の軽自動車の傾向ですか、天井方向に余裕がある車が多くなっています。後部座席も天井に余裕があります。

5)最低地上高がやや高い。
カタログスペックでは、150mmですが、はいているタイヤが、135/80 R12 と細くて高めのタイヤのためか、実測 200mm程度有ります。我が家の車庫が坂道に沿っているためもありますが、多くの車種で、車庫入れの際に車の底が車庫のコンクリートにぶつかることが多いのですが、アルトは無くスムーズに入れられました。

6)軽自動車の割には、広い荷物室
ワゴン車に比べれば、狭いのは当然として、過去に乗った、ヴィッツよりも奥行きがあり、10Kg米袋を入れても奥行きに余裕がありました。標準の座席配置の状態で1週間分の食品を一度に買い物して運ぶには、少し無理があるかもしれません。ただし、後部座席を前に倒してやれば、かなり広いフラットなスペースを確保可能です。

スズキ アルト Lc (GF-HA12S)の悪い点
1)車室内が狭い
運転席でシフトレバーに足が架かり、補助ブレーキを操作すると助手席の人の腕とぶつかるなど、幅方向の余裕がありません。シフトレバーや補助ブレーキの操作は 出来ますので、女性用の車と割り切れば良いのかもしれません。 但し、補助ブレーキレバーの位置が、低く、座席がやや高いので、補助ブレーキは、腕をかなり奥に入れて操作する感じあり、ややきついです。一応4人乗りですが、後部座席には、大人2人座るには、レッグスペースもなくとても窮屈です。

2)サイドミラーの調整が左右方向のみで上下方向の調整が出来ない。これはオプションでコントローラー付きのミラーをつけるべきです。

3)ドアロックが手動です。
 パワーウインドが搭載されているのに、ドアロックは手動です。多少重量が増しますが、オートロック機能付きがベストです。オプションであるかもしれません。

4)ブレーキ、アクセルがやややわらかめ。
 これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキともにやわらかくソフトタッチです。女性運転手を意識して設計されているような感じも受けます。
 特にアクセルのふみごごちが軽すぎます。長時間運転すると、足がつりそうです。ブレーキは、軽くてとても効きが良いので、ぎくしゃくした運転になりがちです。

5)サスペンションが最悪
 元々堅めのサスペンションが好きですが、この車には、ショックアブソーバーが付いていないのかと思うような、じゃじゃ馬です。60km/H程度の速度でも路面が凸凹した
 路を走ると、車体がバウンドしてしまいます。路面状態が、いやなほど判る車です。

6)エンジンキーを抜いても、ヘッドライト、スモールライトが消えない。
  警告音のブザーもなりません、ヘッドライト、スモールライトもきえません。スバルの車は消えることを考えると、バッテリー消耗を防ぐために、もう一工夫ほしいですね

7)AM,FMラジオのアンテナが手動である。
  カセットテープ、CDプレーヤーを内蔵している割には、ラジオのアンテナが手動です。自動のラジオアンテナを装備してほしいですね。車庫入れの際にアンテナを引き
  込むことを忘れて壊すなどの弊害が出やすいです。

8)ハンドルの左右の操作力に差がある。
台車の故障かもしれませんが、パワーステアリングが装備されているにもかかわらず、左に回すときの力と右に回すときの力に差があり、右に回すのが重い傾向がありました。左右の前輪の空気圧をやや高めの2.2気圧にそろえたところやや改善されましたが、やはり右回しの時が重い傾向でした。

9)座席の位置の変更が、前後方向だけ
 座席は、前後に動きますが、上下に動かず、小柄な女性には、少し不向きかもしれません。

スズキ アルト LC (GF-HA12S) 53700km 


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