HUMAN DIRECT!(仮称)

Version.0.02 (Update 1997/2/15)


コンセプト

 さて私が産業用ロボットアニメータとして制作・公開している PUMAN ですが、  Ver.0.70でアニメータとしての基本部分は完成しつつあります。 あとは視覚として分かりやすいインターフェースを提供するだけでしょう。 そのためこれ以上の開発バージョンは Robot-Animator 改め Robot-Simulator とします。 PUMAN がシミュレータになると、 運動学計算など特殊な機能が追加されるでしょう。 ネットや業界を支える一般ユーザーには、 もしかすると敷居の高いものになりかねません。 それではこのホームページの打ち出す「エンターテイメント」 のポイントが落ちてしまう。 PUMANを含め3DCGの普及を目指すのならば、 よりユーザーの要望にあったものを提供していかなければなりません。

 そこで今後の展開のひとつとして、 PUMANからシミュレータとロボット制御関連を除いて、 純粋なアニメータとして HUMAN DIRECT! も作ってみたいと考えています (きっとPUMANの機能を削ってドキュメント直すだけだけど)。 これは大学時代に私が制作していた  HUMAN の流れを汲むソフトで、 人間運動学解析やプレゼンテーションを使用を目的 とします。 このような分野のソフトを、 モーションウェア Motion-Ware と呼ぶそうです。 最近流行の3D対戦格闘ゲームライクな人体モデルのアニメーション制作を 支援するソフトに成り得るでしょう。 すると「人体モデルアニメータ」を前面に押し出すので、 本格的な3D人体モデル制作に取りかからないといけません。

 さて、HUMAN DIRECT!は人体モデルのアニメーションに限定するものではなく、 ユーザー定義の階層構造をもつモデルを画面上に置くことが可能なので、 これからのバージョンアップ次第、その使い方次第(これが大事) ではさまざまな可能性を引き出すでしょう。

 こちら制作を検討している HUMAN DIRECT!(仮称) のイメージ画像です ( PUMANで制作してみました)。 左は流行の対戦格闘ゲームのような画面で、 右は人間の上半身から指先まで細かい点まで再現しています。 これらはあくまで使用例の一例に過ぎません。



予想される使用例
  1. 野茂のトルネード投法。イチローの振り子打法。アンディフグのかかと落とし。 森末の鉄棒。今までゲームでしか動かせなかった プロ選手の動きを、 自分で作って画面上に再現する。
  2. 人型、犬型、魚型etc...ロボット、 または自動車、飛行機、船、ショベルカーect...乗り物、を自作する。 それに動きを加えて ロボットの動作(軸回転、伸縮、変形)をテストする。
  3. 風ではためくカーテン、日差しが差し込む、犬が遊びまわるといった、 動きの風景のある新築住宅のレイアウト検討。
  4. 物理学の衝突実験。 シミュレーションソフトで作ったデータを与えれば、 ダミー人形の吹っ飛ぶ様を様々な視点から見れる。
  5. 手話教育の支援。 手話の本をみたことがありますが、そのほとんどが手書きの絵です。 ビデオを使わず、手話の動きの理解を助ける。 (もしこれが実現すれば、 ネットワーク上で有志によるデータベース作成と管理が可能になる!?)

などなど。いつ公開になるかは分かりませんが、気長に待っていましょう。


 こちらが HUMAN DIRECT!の基となる PUMANです。
PUMAN Robot-Simulator fo Direct3D

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