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Librettoとのコンビネーション

Librettoと相性のよい携帯機器を紹介します。

  1. PHS Personal-Handyphone-System。
     モバイルパソコンで必要なのは商用ネットワークサービスへアクセス可能にする移動体通信機器。通信といえば携帯電話かPHS。

     私は1年前から携帯電話PD-350(Panasonic)を所有していますが、当時は田舎でも繋がるようNTTDocomoを選び、くわえて諸事情により「フルタイム利用形式」を選定しています。時間単位の使用量が高い携帯ですから、近いうちに安価な「ドニーチョ形式」に切り換えて、日常の連絡のみPHSに変更しようと画策しています。

     特に通信速度においてPHSは携帯9.6kbpsに比べ32kbpsと高速で、使用量も安い。最近では送受信アンテナ基地も増えて、割合快適に繋がるようになりました。LibrettoにPHSを挿して通信を行うと、このような感じになります。

     このとき必ずPHSモデムカードが必要になるわけですが、最近ではカードモデム一体型のPHSとしてSHARP製321Sシリーズが発売され接続ケーブル無しで、マイク部を直接差し込むだけという簡単さです。アンテナの繋がりやすい姿勢にPHSを片手で持って傾けることはできませんが、もし立ったままでネットワーク接続させる場合、Librettoを持った状態でうろうろするわけですから、さほど問題にはならないように思います。


  2. PDA Personal-Data-Assistant。
     スケジューラや住所録などの小型電子手帳のことです。Windows95が動作するミニノートLibrettoのように汎用性はないにしても、機能を絞り込み小型化し長時間の電池稼働する、本当に意味での「起きて寝るまで携帯できる」マシンとなりました。

     ZAURUS(SHARP)、CASSIOPEA(CASIO)、Mobile Gear(NEC)、InterTOP(FUJITSU)などが台頭しています。日本ではZAURUSシリーズが根強い人気を誇り、CASSIOPEAはPDA版OS「WindowsCE」が稼働し、デスクトップのWindows95との連携がよいようです。
     最近では、PHSとの融合を果たしたPINOKIO(松下)、GENIO(東芝)、MC-01(東芝)が単体でのパソコン通信によるメールの送受信まで受け持つPDAとして成長しました。もちろんこれらPHS一体型PDAをLibrettoに挿すのには別カードが必要。赤外線ポートでPCとデータのやりとりができるのがいいね。

     今注目しているPDAはDatascope320(京セラ)です。こいつの凄いところは、先述の321SのようにLibrettoのPCカードドライブに直接差し込めばPHS端末+通信モデムカードとして働き、それ単体でも電子メール端末(一応インターネットも可)である。さらにはPCとの接続時にPIMソフトと連携してLibrettoの電子手帳データを転送しそのまま活用できる。
    けれどもMobilePC(1997,1月号)には容量不足をさんざん叩かれていて、コンセプトはいいのにどうして?という「惜しいアイテム」ですね。もしこれら不具合が解消されていれば「即買い」なんですが。PHS版に加えて、Docomo版とか出るんだから今後をにらんだ人気機種なんでしょう。これからはスマートメディアで容量を増やしたりしても、インターネット閲覧は必要ないと思うぞ。まだまだ時期焦燥の機器ですね。


  3.  PDドライブ
     
    私は大容量記憶媒体であるPDドライブをバックアップ用に所有しています。またデスクトップとノートとの環境を同じくするのに役立ちます。

     私の場合、まずVividy-Tower内の「メールログや開発プログラムソースやホームページデータなど」を、パラレルポート経由で650MBのPDディスクにごそっとミラーリングします。次にPDからVividy-NoteへPCカード経由でミラーリングします。これにより遠出する際も、すべてのデータを持って歩けることになります。この作業がほどよいバックアップ作業になっている。もちろんLibrettoによる遠隔操作が可能であればこんな作業も不要でしょうが、直接バックアップは安心確実な方法ですね。

     PDはバックアップ機器だけでなく、もちろん高速な外部HD(PCカードまたはパラレルポート接続)として機能しますし、通常6倍速CD-ROMとしても活躍するのでLibrettoにとっては、インストール作業、CD-ROM検索、CD再生などで非常に役立つだろう周辺機器と捉えています。


  4. フロッピーディスクドライブ
     
    やっぱりこれが無いと困りそうですね。データの送信などは電子メールや赤外線ポートの進歩で十分なんですが、最新ドライバとかを更新するのには、やはり必須の機器なんです。Librettoは外部3.5インチディスクドライブを他のノートマシンとは異なり、PCカードスロットで提供されています。これだと、PCカードのドライブが接続されたままでは、ドライバのインストールができないため、事前にディスクを内部HDに移しておく必要があります。将来的には、I/Oアダプタに専用のポートが追加されるんでは?と予想しています。


  5. 赤外線通信アダプタ
     
    デスクトップパソコンのシリアルポートに赤外線通信アダプタを接続して、Libretto背面の通信ポートからデータを送受信しようという、一番手軽なデータのやりとり方法です。

     何故赤外線通信の必要性を説くのか?

     私はLibrettoをパソコン通信+インターネットの専用携帯端末として扱います。LibrettoをGetできれば、Vividy-Towerから電話回線を使ってネットワークへアクセスする事はなくなります。なぜなら2つのマシン間で、リアルタイムにメールログを共有化するのは無理があるからです(シリアルポート接続もイケると思うけど)。よってデスクトップマシンは、高性能・拡張性・大画面といった環境を必要とする作業全般をソフトウェア開発や画像編集やDTP編集など、を任せることになります。

     しかしホームページを作っていると、「ソフトウェア開発記事をつくるのにどうしてもデスクトップで画像を作りたい。HTML編集はすべてLibrettoで」という状況では軽快にデータの送受信をできる環境が求められるでしょう。

次期Librettoを勝手に予想する

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