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人生マラソン 1998/11手取電力部土木課の谷さん

国体ボランティア体験記 2000年富山国体 神岡電力所の川合秀明くん

NSCAジャパン第2回研修会 2000年6月22日 中部電力 吉田さん

陸上競技の医科学コーチング国際会議報告(D) 2001.8.17 中部電力 吉田さん

メンタルマネージメントショートスクールセミナー受講報告 2001.12.8 中部電力 吉田さん

 手取電力部土木課の谷さんが「電力土木」という雑誌に投稿した手記です。ランナーの心情を切々と綴ってあります。(1998/11)

人生 マラソン

 人生をよくマラソンに例える人がいるが、まずその人に「フルマラソン(42.195km)走ったことがありますか?」と尋ねたい。42.195kmの完走者だけが表現できるものであると思っている。
 私は、当年とって33歳、現在は走ることを趣味とし、健康・体力の維持向上・ストレス解消を目的に生涯スポーツとして位置づけ取り組んでいる。ランニングは一人ででき、場所を選ばず、いつでも時間を見つけてできる手軽なスポーツである。また、各地で数多くの大会が行われており、大会を目指し、目標を自分のレベルにあわせ、距離毎に細かく目標タイムが設定できることや結果は時間で表れるので、やりがいと向上心を持つことができるスポーツである。そして一人で取り組めるということは一人になれる唯一の時間でもある。
 私は、中学生のころから陸上競技をしていたが、特に走るのが人より優れていたわけでもなく、何気なく入部したのが始まりだった。よって、クラブでは常に落ちこぼれだったが、何も取り柄のない運動神経の鈍い自分が取り組めた唯一のスポーツだったのである。落ちこぼれながらも続けてきたおかげで高3の時はチームの力で全国高校駅伝で6区(5km)を走ることもできた。しかし、会社に入ってからは、燃え尽き症候群となり、本格的な練習は何もしなくなり、スポーツはゴルフを嗜む程度であった。28歳のころ、会社や地元の運動会、町内のソフトボール大会で自分の体が思うように動かず、体力の衰えを実感、「自分の体ではない」と感じたのであった。こんなことがあって、体力(持久力)の回復・体重維持を目的とし、近くのマラソン大会に参加するため、少しづつ練習して「いつかは復活」と心の中で思いながら、トレーニングしてきた。そして、30歳のときに初のフルマラソンにチャレンジ。なんとかゴールすることができ、タイムは目標の3時間30分をかろうじて切れた。それからは少し自信もつき、以前に増して大会参加回数も増えたのである。
 練習は主に車が少ない道路や自転車道、農道や河川敷等を走る。車に乗っていると気がつかないことやいろんな道(未知)を通ることができ、新しい発見がある。例えば早朝、うぐいすの声を聞いたり、夏の夜は蛍が飛び交う中を走り、星が今にも降ってきそうなきれいな星空に出会う夜もある。通勤ランニングやちょっとした用事、買物で出かけるときは走ったり、歩いたり、自転車を使ったりして、少しでもトレーニングの足しになればと思っている。現在の社会環境は車社会でどこに行くのも車を使う。特に田舎では、公共交通機関が衰退し、自分の足で歩くことが減り「年だから」とかいって体を動かす機会を自分で減らし、その悪循環で体力(持久力)が落ち、自分で自分の健康を減退させている。車を少しでも使わないことにより、自分の健康と地球環境(エコライフ)への貢献に少しでも寄与できるように思うのである。そしてそれがマラソン練習につながる。
 今年は10月17日、上越で行われるウルトラマラソン(100km)に初挑戦する予定である。なめてはかかれない距離なので、しっかりと練習したいが今は月間250〜300km程度しか走っていない。仕事・家庭・練習と両立しながら?何とか練習時間を作りスタートラインについて感動のゴールを目指したい。そして、「自分で自分をほめてあげたい」。
 いつまでも、競技心を持ち続け、一つの目標・目的に向かって努力することを忘れないでいたい。そんな背中を我が子に見てほしい。と思いつつ、練習に励んでいる毎日である。

(北陸電力株式会社 石川支店 手取電力部 土木課 谷 健一)

国体ボランティア体験記
2000年富山国体のボランティアに参加した神岡電力所の川合秀明くんの奮闘(?)をご覧下さい。

軽い気持ちで参加した国体ボランティアでしたが、予想外にハードそして
ラッキーな1日でした。
 朝は5時に起きて5時45分に神岡町を出発。7時に集合し打合せをしました。
 この時に
若いギャルがいない事が判明し軽いショックを受けながら早速作
業に向かいました。
最初の作業は、
100mのコースと幅跳びと槍投げ助走路の水の吸い取りでし
た。この日は朝方まで雨が降っていたので競技場はかなり濡れていました。
 水吸い取りマシンは引いて回るのにかなりのパワーが必要で良い筋トレに
なりました。
 次の作業は、
関係者控室等の見回りでした。整理整頓・掃除・ごみ捨てを
しました。その作業はかなりオイシイ作業で、
山口衛里選手(マラソン)と握
手することができました
(ゴミを触った後だったのがバレたのか、少しイヤ
そうでした)。それに見回っているときにちょうど
高橋尚子選手(マラソン)
が表彰を受けるために競技場にやってきて、廊下で警備員のまねをしていた
ら目の前で見る事が出来、非常にラッキーでした。
 昼から、ボランティアで来ている学生や一般の人の旅費の袋詰め作業を行
いました。袋詰め作業が終わると、一番厄介な
日本陸連の人々(VIP)をタク
シーに乗せ、懇親会会場に行ってもらうという作業
が始まりました。事前に
大会側で余裕を持って予約していたタクシーに乗らずに、懇親会会場に向か
ってしまう日本陸連のVIP達。そのおかげでタクシーが余ってしまい、タク
シー会社に非常に怒られました。予約金を支払うということで納得してもら
ったのですが、この作業の責任者の人はVIPとタクシー会社の板挟みで困っ
ていました。この作業が18時20分に終了し、この日の作業は終了しました。
今回のボランティアで、裏方の人は非常に大変だということがわかりまし
た。これからは大会係員の人になるべく迷惑がかからないように競技に参加
したいと思います。

中部電力の吉田さんから興味あるメールがきましたのでみんなに披露します
●NSCAジャパン (ナショナル.ストレングス.コンディショニング.アソシエーション.日本版組織) 第2回研修会を早稲田大学人間科学部で受講してきましたので報告します。
●3月19日(日)9時〜17時
カリキュラムは選択制で、
 午前は2科目 (ストレングス&コンディショニング or パーソナルトレーナー)
 午後は、6科目の中から2科目選択でした。
 私は、
午前は、●パーソナルトレーナーのセッションに。
午後は、いわずとしれた、●肉離れのリ・コンディショニングと、●クライオキネティックス(冷却して動かしストレッチングする)の2科目選択で、おこないました。
◎午前の部
 座長:須田民男ドクター(立川相互病院循環器内科)
 スピーカー:西野義昭(京王レクリエーション潟Cンストラクター)
        :向康徳(タラソシステムジャパン.インストラクター)
  身体運動と健康についてのセミナー
  うち、向氏の講義は興味深く、マイナスイオンを応用したタラソテラピー施設の紹介がありました。
  千葉県勝浦市にあるKBC(国際武道大)のすぐそばに設置されており、シャワー.ジェット.水中シャワー.水中ジェットにより、マッサージ(リラクセーション)効果が有るものです。
  33℃〜36℃の低温湯に入るだけで、筋(緊張)が弛緩される理論を活かして創られたとのことです。
  ◯期待できるもの
  血行循環促進、疲労回復、柔軟性向上、ストレス解消、新陳代謝の促進、リラクセーション、体力増進

◎午後の部
  (1)ハムストリングス肉離れの克服
    山本利春氏<KBC(国際武道大).陸連医科学委員会委員>
    *添付参照
    
  (2)クライオキネティックス
     吉永孝徳氏(リクルートクラブトレーナーで山本氏の後輩)
 <余談>
 ◆早大は早大でも、所沢キャンパスは、新宿の文学部とは異なり、
  人間科学部:いわゆる選手は、所沢市のなかでも、「ド田舎」
  にあります。西武ドームから直線で3qあたりの場所ですが、
  自然(林と湖)に面した、まるで別荘のような空気のおいしい
  景色の中で、全天候トラックが光っていました。
  体育館内も諸アイテムが充実されており、
  雑音なく、トレーニングに集中できる好環境でした。
  現在、早大は、短距離が強く、特にリレーは男女とも学生NO.1
  の実績があるのもうなづけます。
 ◆肉離れは、数ある傷害の中でも、競技復帰させるのに困難な
  ものはない、と言われるほど、「奥深いリハビリが大切」な故障
  だということです。なにはともあれ、受傷直後は直ちに応急処置
  が必要です。
  山本氏は、ご存じのように過日もフジTVの「発掘あるある大事典」
  の番組取材に回答していたように、肉離れの大先生です。
  選手当時は、棒高跳など十種競技をおこなっていたそうですが、
  中学から現役期間で百以上の肉離れを経験し、その体験を
  活かしてトレーナーになったそうなのですが、
  その先生ですら、つい最近ボール遊びをしていて、肉離れをおこし、
  息子さんに笑われたそうです。小生も大きなことは言えませんが、
  トレーナーの多くは自分自身には無頓着なのかもしれません。 
それぞれクリックしてみてください。
サンリ

クレーマー まめ、風邪の治し方など
ミズノ
日本エアロビクスセンター 

 

中部電力 吉田さんからの
陸上競技の医科学コーチング国際会議報告(D)

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メインテーマを「競技力向上」と「高地トレーニング」と題して
主催:第2回陸上競技の医科学コーチング国際会議2001飛弾組織委員会
    日本陸上競技連盟
共催:高所トレーニング環境システム研究会により、
8月17日(金)〜19日(日)飛弾世界生活文化センター国際会議場にて
(岐阜県高山市)
第2回陸上競技の医科学コーチング国際会議.
第5回高所トレーニング国際シンポジウム2001飛弾 が開催され、
このうち小生は、8月17日(金)〜18日(土)のセッションに参加してきました。
遅くなりましたが、以下に報告させていただきます。

17日(金)
セッション1=ジュニアアスリートの育成
(1)講演:Esa Peltora氏(オーストラリア.AIS)

A:コンディショニング(体力面も含めて)
  B:技術(テクニック)=Aがあってこそ活かすことができる

  <A>コーディネーション=いろいろな動き、連動性、次の動作への継続性
     ・バランス(バランスボード、メディシンボール)
     ・スパイラル(平衡感覚)=目の前のハードルをいかに跳び越えるか
     ・スピード=不要な動作をいかに削減するか
            諸動作をまとめあげて総合的にスピードをつけていく     
     ・楽しいこと=いろいろな動作を混ぜて楽しくさせること
      *あらゆる練習を楽しくおこなう      
     ・ストレングス=できるだけ早く始めるとよい 週に3回必ず筋力強化
     ・プライオメトリクス=ジャンプ(BOXジャンプ)〜しだいにジャンピング速度を
      あげていき、スピード強化につなげる
     ・柔軟性=Wuのあと、ダイナミックフレキシビリティー
     ◆上記すべてをそれぞれやるのでなく、同時トレーニングで進行していく
       ことが大切(同時期間の中でおこなう)
       練習も楽しみ、そして試合もエンジョイすること

(2)パネルディスカッション:大森国男(埼玉栄高→現京セラ監督)
                佐々木秀幸(早稲田大)
                久野譜也 (筑波大)
                加藤謙一 (宇都宮大)

セッション2=短距離.跳躍
(1)講演:Nathaniel J.Page(コロラド大)
   本人履歴=走高跳:2m29.110mH:13″71.400mH:48″75
   コーチ履歴=マーリーン.オッティーの元コーチ
   コロラド大学コーチ(現在)=女子走高跳:2m01.女子100mH:12″83−指導中
   短距離走とは?→重心の真下に着地すること(前に接地するとブレーキになる)
   ・真下にプッシュした脚をいかに素早く蹴るか
   ・モモ上げ等の無理な動きはせずに自然な歩行でトレーニングすること
   ・30m走を何度もリピートさせて身体に覚えさせる
   ・後ろに押した脚(のリカバリー)を意識すること、いかにうまく押しているか
   ・脚の裏が天井を向いているのはダメ
   ・30m.60m.90m.の3段階ダッシュで確認
   ・スキップ→軸を真っ直ぐに伸ばす
   ・インターバルの中で最も大切なことは「リラクセーション」→M.グリーンを見習う
    =がんばって走るのではなく、素早く(クイック)走ること
   ◎110mH=重心をいかにハードルに乗せるか
     トレーニングは、@ゆっくりしたスピードでハードル上を使う
             〜前傾、腕を前にかかえこむ             
             Aクイック練習(素早く脚を落とす、抜き足を素早く抜く)
             〜1.25mごとのラダー(8本)トレーニングをウオームアップ、ダウンに
              加える
             B実ハードル練習 4台目までは同じ間隔.5台〜7台は
              50aつめる.8台〜10台は1mつめる=週に2回実施
   ◆短距離全般=大臀筋、ハムスト、大腿二頭筋、下腿三頭筋は入念に筋力
    および柔軟性をトレーニングすること


(2)パネルD:伊東浩司(甲南大学)
         ・ウエイトトレーニングはオールシーズンおこなった
         ・メイン練習は30m.60m.90mダッシュとして
         ・インターバルを短くすることで乳酸代謝能力向上を図った
         ・週単位でメニューを決めた(7とおり)=砂浜.坂上ダッシュも
                   
        苅部俊二(法政大学)
         ・軸づくりとして週3回は、走練習後に跳躍練習を採り入れた
           ・身体の軸を覚えさせるために跳躍トレーニングを積んだ
          特にBOXジャンプが効果的だった
         ・垂直方向の軸をまず感じてマスターしてこそ、水平方向の
          スプリントに移行できる

        山崎一彦(岐阜県スポーツ科学トレーニングセンター)
           ・トレーニング量の制御(ケガ予防)
         ・高所トレーニング(低酸素ルーム)導入により、有酸素系代謝機構
                  の向上を図った

セッション3=長距離.マラソン
(1)講演:井本岳秋(日本陸連医科学委員)
       ・なるべく日焼けしないこと(太陽光線は妨げになる)
      ・気温22℃以上になると光と熱の両方がダメージになる
      ・食品で十分鉄が摂れているのに鉄タブを飲むと副作用がある
       (鉄過剰摂取はダメ)
      ・長距離持久力であっても上体筋力(握力含めて)が関与している
      ・犬伏(大塚製薬)選手は、マラソン当日に向けて走行距離ダウンして
       いったので1ヶ月前からうまく調整できた。       


(2)パネルD:増田明美(スポーツジャーナリスト)
          谷川真理(マラソンランナー)
         ・大事なレース後は1ヶ月フリー(ショッピング.遊び.プールなど)
          にしてもらい、しっかりリカバリーできたので、このメリハリこそが
          持続できた秘訣=心の切替がモチベーションアップとなった

        河野匡 (大塚製薬)
        酒井勝充(コニカ陸上部)
         ◎なぜ急に強くなったか?
          イ)第一段階  ・基本は明るく楽しく
          ロ)第二段階  ・もっと向上したい気持ちにした
                    ・旭化成との合同練習
                    ・海外レース、合宿で自信をつける
          ハ)第三段階  ・少し高い目標の設定
                    ・兼任コーチの設定(現場をコーチに任す)
          ニ)第四段階  ・自分で目標を設定
                    ・プラス思考の推進
         ◎まとめ
           @今の選手は基本からの教育が大事
           A白黒をハッキリさせる
           Bストレス発散のため個人ミーティングをおこなう
           Cリーダーシップを持つ人間を選手の中に育成
           D選手には競技中心と言い続ける
         ◎追補=1000m×5本の記録会(量は少ないが)頻繁にやった                  

18日(土)
セッション4=陸上競技のフィットネス&コンディショニング
(1)講演1:有賀誠司(東海大学.NSCAジャパン)
         陸上競技の専門的筋力.筋パワートレーニング
        ◇一般的な筋力トレーニング=中学.高校
        □専門種目筋力トレーニング=大学
        ☆特殊個別筋力トレーニング=社会人
          日本の場合は、一般的な筋力がついていないのに、専門種目をおこなうので
        筋力バランスが崩れ(アンバランスを助長)、故障発生となっている
        もっと身体づくりが肝要である
        米国では30m×15本のセット間に、体幹トレーニングを導入している

 (2)講演2:ヒデシオカモト(アメリカトレーニングコンサルタント)
         ・10個の欠点があっても、たった1個の長所があれば、その長所のみを引き出すこと
        ばかりをしてやる→すると(まるで大風呂敷をつまむように)すべての欠点が長所に
        塗り変わるのである
        ・コンディショニングとは? 調理で言えば「仕込み」と同じ
        ・バラバラになっているチームを1つにまとめるコツ=号令に手拍子を活用
        ・気(集中力)を高めて短時間で集中練習することが最も大切
         =気(モチベーション)を揚げて本気で取り組めば、故障は絶対しない!
         =故障するのは気が抜けているからである
        ・動きづくりのチェック=脚を真下にプッシュしているか(踝を意識)
        ・腹筋でも椅子を活用すれば腰を痛めず効率的にバリエーション豊富にできる
         =コア(体幹)である腸腰筋、大腿四頭筋にも効果的<動きに直結>
        ▼吉田からの質問
          米国に比して日本人は脚の裏側(ハム.下腿三頭筋)が弱いとされているが
          先天的なものか、そうでなければ米国はどんな筋トレバリエーション(練習時間も)
          をしているのか
        △オカモト氏回答
          日本人もトレーニングを積めば可。但し年間通じておこなうこと。
          シーズン(試合期)であっても、毎日30分は集中トレーニングで筋トレしている
          このほか柔軟性、敏捷性、瞬発力、バランスが大事であり、アイテムとして
          メディシンボール.バランスボード、ラダー、BOXジャンプ等ご存じのとおり

セッション5=高地トレーニング&低酸素トレーニング <一般研究発表>                
セッション6=教育講演
(1)Rymantas Kazlauskas(オーストラリア.ASDT所長)
(2)押田芳治(名古屋大学)
(3)金子ひろみ(スポーツ栄養アドバイザー)
  高橋尚子にオリンピック前の3ヶ月間、帯同した
  彼女は体脂肪8%、心拍数37 のため、超高所でも効果があった
  朝は糖質中心、昼は間食(おにぎり、フルーツ)のみ、夜はタンパク質中心
  食事が楽しいと思ってもらえる雰囲気づくりに心がけた
  シドニー朝食メニュー=カステラ.ふりかけごはん(梅干付).あべかわ餅
                納豆の入ったみそ汁 以上

以下省略

セッション7=高地トレーニング&低酸素トレーニング <講演>
(1)小林寛道(東京大学)
(2)Liu Haiping(中国)
(3)パネルディスカッション
  澤木啓祐(順天堂大学)他

セッション8=シンポジウム「高地トレーニングをめぐって」
山下佐知子(第一生命監督)
竹内伸也 (東海銀行監督)
亀鷹律良 (アラコ監督)
石丸圭次 (三洋電機)

<全体感想>
スポーツでのパフォーマンス向上のためには、心技体すべての要素が
重要であり、よって各(メンタル.ストレングス.技術)トレーニングを
おこなうにあたり、それぞれ専門のスタッフ(コーチ)が必要である。
さらには、コンディショニングのためには、コンディショニングコーチ.トレーナー.
管理栄養士.スポーツドクターなどが必要である。
つまり監督以下、6〜8種類以上のスタッフが(複数)要ることになる。
しかしながら、日本のスポーツ体系では、その大半が複数指導者制を
とっていない。ともすれば素人教職員が陸上部の顧問という学校もある。
ここで基礎未完成での間違った指導によってせっかくの大器も壊されて
しまっている恐れも懸念されている。
日本国内ではその専門分野においては世界のトップレベルにありながら
相互が連動しておこなわれていないため、素材を活かしきれていないのである。
今こそ横のつながり、サポート体制を確立し、優秀なスタッフとタレント選手の
融合が必須である。
私見ではあるが、当面はインターネット有効活用に頼るべきであろう。
そして長期理想像は、=地方分権制度の早期導入を実現し、そのうえで
各都市に1基ずつ、総合スポーツセンターを設置し、上記複数のスタッフを整備して、
併合して各専門技術コーチが指導にあたるシステムを実現することであろう。
おりしも櫻井先生(陸連専務理事)からの投げかけで、その方法手段の意見募集
があった。同先生不在につき、熱心な有吉雅博先生(東学大教授)に上記意見
を提出しておきました。

以上

   
  メンタルマネージメントショートスクールセミナー受講報告
 
とき:2001年12月8日(土)10時〜19時30分
ところ:ニッセイ静岡 駅前ビル
主催:サンリ東海センター 能力開発研究室
講演者:サンリ東海センター代表取締役−西田文郎氏(スポーツ体力研究所サンリ所長)
受講者:プロスポーツ選手、その指導者、ビジネスマネージメンターなど
内容:下記のとおり

(はじめに)
 メンタルトレーニングはトレーニングした能力を最大に発揮する為のトレーニングであるのに対し、
ブレイントレーニングは、日常から人間の脳をプラス思考にしてしまい、
潜在意識を根本から変えてしまう画期的なトレーニングである。
→ついてない脳を、ツイてる脳に変えること!
 「ツキ」とは、(1)ツキはプラス思考の人にやってくる
        (2)ツキは自分を好きになってくれた人が運んでくるものである
         (3)大きなツキは大変ついている人が運んでくるものである
         (4)ついている人はプラス思考で熱意がある人に心を動かされる
        (5)熱意はプラス思考、プラスイメージ、プラス感情である
        (6)ついている人はマイナス思考人間が嫌いで、絶対にごまかせぬ人だ
 このようにツキは、プラス思考の熱意のある人にやってくる。
 ツキの原則は、実は、プラス思考で「自分はついている」と思ってプラス思考の「ついている人」と
 付き合うと、プラス思考のネットワークが出来、自然にツキがまわってくるもの。
◆ どうしたら脳がプラス思考になるか?
  → イメージ と 感情 の脳をプラスにすることで、思考はあとからついてくるもの
  扁桃核 を 不快 から 快 に変えること = 添付:ブレイントレーニング、ツキの大原則 を参照
  ◎できない!(闘争本能) との考え を できる!(自己防衛本能) と考える
   例:あるJリーガー =高校の頃、あれほど下手なファード選手が日本代表になった
   苦しいことが「ついている」と思うようになれることがポイント
   ついている人は、上司.監督.コーチらを説得し、わかってもらえるアピールさがある
       〃      ついている人間を引き寄せる
       〃      既に運が有るにもかかわらず、「感謝」の心で更に運を大切にする
       〃      世の中のついている人とばかり付き合うようになる
   ◎ツキを逃がすな!  
    今の環境はついている!  今の待遇はついている!  ピンチの時でもついて いる!  
    今がどん底なら、これからは上がることができるので、これはついている!
    ついていない時でもついている!  何でもかんでもついている! と考えることがカギ。
◆運命の法則  →今あることに感謝
      今、生きていることはすごい運。 親は1代前、祖父母は2代前 ・・・20代前は104万8576人
      30代前の先祖は、10億7374万1824人 が健康で生きてくれたから自分が存在する。
      大嫌いな人でも、反面教師と思って感謝する。→いろんなことを教えてくれている
      もし感動したことがあれば、(金額に直すと)相当な儲けだと考える。
      →どんな人であれ、人との出会いは「儲け」である。
       親を大切にする人は(どんな人も大切にするから)、ついている人といえることができる。
       朝、起きたら まずツキをイメージする (死んでいない) →ついている!
       夜、眠るときは、「運が有る」と思うこと (交通事故にもテロにもあわずに)
       仕事やスポーツのときでも、「何でもかんでもついている」と自己暗示する。
    環境変革型タイプの人(5%)は、大きなイメージ枠を創造し、チャレンジしていくことが簡単にできる
    しかし多くの人(95%)は、限界をつくってしまっている。
         →イメージ力の低い人間ほど、「心理的限界」が早く訪れる。プラス思考で強気な人はなかなか
     「限界」を感じない。「真の限界」は自分が思った 「もう限界」のはるか先にある。
    ブレイントレーニングとは、ある意味この「限界枠」をいかにぶち壊すか、ということである。

◆達成したシーンをイメージする
   ○東大医学部は、(有る程度の記憶術さえあれば)毎日2時間の勉強で、入れる(合格)
     しかし毎日たった2時間のトレーニングではオリンピック選手には決してなれない!
     →東大受験は、いかに簡単なことか。=うちの息子は(勉強が)できない!と思っている親の
      存在そのものが、最も「できない」要因となっている →「できない」ことが条件付けされている
   ○中学までオール2以下だった子が、その後「できる!」という条件付けに変えたことで、
     なんと名大合格した実例がある。名大受験もいかに簡単なことか。(フロー現象)
   ○ピギマリオンミーティング(絶対できる!できることばかり語りかける)の大切さ
     目標があると、辛いことでも「辛抱」と思わず、願望そのものである。(辛抱=願望)

 
◆長期目標を作成する
  社会的成功(他人に勝つ)と、人間的成功(自分に克つ)。このいずれも成功させなければ、
  真に成功したことには、ならない。
  したがって、2つのものを具体化する。(両方とも設定) イメージ=結果.イメージ=能力
  ◎人間性を向上させる要因
   ■自主性
     自由さを持ち独立性と自他への責任感がある。結果に対する責任感であり、自主的に行動でき、
     自由と勝手を勘違いしていない。
   ■競争
     積極的思考でチャレンジし続け、競争に打ち勝ち、勝利するためのノウハウを身につけている
     努力の重要性と意味を知っている。
   ■目標
     強い目標意識がいつもあり、人間性向上の目標もある。そのイメージ枠がマクロ的である。
     願望が個人中心でなく社会性をも求めている。
   ■感謝
     自分の存在自体に感謝の感情があり、自分を取り巻く人や環境すべてに感謝している
     他人や環境に不満を持っていない
   ■愛情
     自己愛中心のミクロ的な自愛の愛情ではなく、自分の愚かさに気づいているために愛情が
     マクロ的である。組織愛の大切さに気づいているため他人を馬鹿にすることがない。
  ◎10年の長期目標を設定する場合、1年ごとに10段階いずれも具体化する<絵or写真で>
    <肥後かおり選手の例>
    1999:アメリカ挑戦             2000:アメリカツアーランク50位以内
    2001:アメリカに家を持つ         2002:アメリカツアーランク10位以内
    2003:国内復帰し、賞金女王になる   2004:本格的ボランティア活動
   ◎イメージし続ける
     ・感謝することで自分に強くなる          ・将来の成功状態ばかり語りかける
     ・肯定的なことばかりを語る            ・仲間をほめる(思考訓練)
     ・脳は、経験したことなのかイメージしたことなのか、区別がつかない。
      →よって実経験しなくてもイメージすることで、プラス条件されることができる
   ◎サポーター設定:感情脳にアプローチする  
     目標以外に、人(誰が一番喜んでくれるか)1名を設定  (具体化)する
   ◎ライバル設定:尊敬する理想の人に接近し、やがて追い抜くために。
     小さなお子さんへの指導=苦しいけどがんばれ! というのはダメ   
        ・興味.関心を持たせることのみで良い(スポーツなら楽しい!ただそれだけでOK) 
◆言葉
   肯定的な言葉は、良薬。   否定的な言葉は、害(毒) 
   【否定的な言葉を発すると】 @ 右脳がマイナスイメージになる
                    A 感情中枢がマイナスの感情になる
                    B 脳幹からマイナスのホルモンを分泌する
                    C 左脳からマイナスの分析をする
    【その結果】→ 「楽しくなくなる」 「やる気がなくなる」 「物事が嫌になる」 「行動力がなくなる」
              「自分をダメにする」 「他人もダメにする」 「ストレスになる」
              「マイナス思考になる」
  ◎挨拶=心を開く魔法のカギ
  ◎マイナス思考になったとき、気を高める言葉のキーワードをつくっておく。
    →イエスバット法に切り替える!(バットの後を肯定型にする)=バットの後しか脳は覚えていない
◆ボディーランゲージ
   ◎プロ野球打者でも、三振した後に「首をかしげる」動作をした選手は、その後伸びない。
              →オレは調子悪い=マイナスイメージ を相手と自分にアピールしていた
   ◎あるバスケットボールの選手は、シュートを外したときでも成功したボディーランゲージしていた
              →常に強気で攻めることができたため、勝利できた
   ◎絶好調になれる! という動作をつくってから、行動に移ると良い
◆腹式呼吸
   腹式呼吸することで心身のバランスが良くなる =自律神経コントロールし、リラックスできる
   →リラックスした状態でイメージすることがポイント
◆世の中の大成功者(夢を実現する)で、すべて共通していること
  その法則とは、 (1)まず夢を持つこと
            (2)夢の話を聴いてくれる友を持つ
            (3)夢を支え続けてくれる人を持つ
   たった1本の同一価値観があれば、組織として存続することができる。

以上

    * 参加料:一般=38000円.ADA能力開発分析協会会員=30000円