勇者ゆたすけの冒険
●第61章●
〜本当のグランドフィナーレ〜


 前回またまた調子に乗って全編セリフだけで過ごしてしまいましたが、いかがでしたか? (聞くな) さあ、泣いても笑ってもへそで茶を沸かしても、今回が冒険日記のグランドフィナーレでございますことよ。おほほ。


 誉められ疲れで正午過ぎに目を覚ました3人の勇者たちは、誉め疲れで腫れぼったい目をした町の人々に見送られ、一路ローレシアの城を目指した。

 着いた(早いよ)。

 さっそく城に入って行くと....うわー、見事に誰もいねーよ。王の間(2階)にたーっくさん人が集まっちゃって、めっきりエンディングモードって感じ? (そりゃそうだろ)

 でも、こんなときでも、わざと後方にいるパンピー(一般ピープル)から声をかけちゃったりして(笑)。

(商人)
あなたのような 王子さまが
いれば わたしら国民も
安心して 暮らせます。
本当に ありがとうございました!
  お主もなかなかワルよのお。(全然関係ないじゃん)

(娘)
ああ ゆたすけ王子さま!
とうとう 大神官ハーゴン
ほろぼされたのですね!
王子さまが この お城から
旅立たれるのを お見送りした
あの日が 夢のようですわ。
  長かったもんなあ(本音)。(笑)

本当に うれしゅうございます!
ゆたすけ王子さま。
よくぞ ご無事に… うっ うっ。
  この大きな胸で泣くか? ほれ、ほれほれ。(セクハラに注意)

(商人2)
いや〜 王子さまっ
おやりに なりましたね!
さすがは 勇者ロトの
血をひく おかただ!
  もう言うことないよ(苦笑)。

(頭の大きな大臣) (笑)
ゆたすけ王子!
よくぞ ご立派に お役目を
はたされました!
思えば ゆたすけ王子を
旅立たせるとき 王さまは
どんなに つらい お気持ち
だったことか!
それが 今日 こうして
無事に もどられて……
この じいは… じいは
まことに うれしゅう
ございますぞ!
  やっぱりぼくに気があるんじゃ....。(第2話参照)

 そして、感動のエンディングである。まずは定位置についたりんごに話しかける(笑)。

キミには いろいろ
めいわくを かけたけど
おたがい よくやったよな。
さあ お父うえが
待ってるぞ!
早く 行きなよ。

 ああ、やっぱり最後までりんご君は何てキュートブリリアントなんだ....(どういうこと)。

 ゆたすけは振り向き、今度はおさえに声をかけた。おさえはポケットから小さな紙切れを取り出すと、それを読み始めた。

なーに? 照れるなんて
あなたらしく ないわよ。
さあ お父さまのところに
行って。カッコイイ 王子さま。
うふふっ。

 また棒読みだ(笑)。思えばおさえは最初からこんな感じだった。でも、そこがコケティッシュマーヴェラスなんだよなあ....(そりゃまたどういうことよ)。

 そしてそして、王様による最後のスピーチが厳かに始まった。

王子 ゆたすけよ!
さすが わが息子!
  (どさくさに紛れて自画自賛....)
勇者ロトの 血をひきし者!
そなたのような 息子を もって
わしは ほこらしいぞ!
まことに よくやった!
どうやら そろそろ
新しい時代が 始まるときが
きたようじゃな…。
ゆたすけ王子!
今こそ おまえに 王位を
ゆずろうぞ!
ひきうけて くれるな?
  ええーっ、どうしようっかなあー。
これ! わがままを
いうでない!
  やっちゃった(笑)。
ひきうけて くれるな?
  おれさまの王国....。はい、喜んで!!
そうか! よく決心した。
みなの者も 聞いたな!?
ローレシアの 新しい王の
たんじょうじゃ!
さあ りんご王子も
おさえ姫も こちらへ!
  (りんごとおさえ、前へ)
これからも 3人で
チカラを 合わせ
平和を まもってくれい!

 城内に管楽器の調べが高らかに鳴り響く。3人はゆっくり振り返り、兵士たちにその勇姿を披露する。

 世界に再び真の平和がもたらされた。ロトをめぐる伝説はこれですべて終わったのだ。もしまた強大な悪が現われたらどうしよう。大丈夫、そのときもまた、ロトの血を引く勇者たちが世界を救ってくれるであろう。

 ....ところで、結局ゆたすけは、りんごおさえのどちらを取ることにしたのか? その謎は....。では、また(そこで終わるなーっ)。


 え? え? ってことはまだ続きがあるってこと? マジっすか!?

 ということで、この冒険日記はあと1回だけ続きます。次回をお楽しみに....。

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