名古屋旅行・2

日程:2006年4月23日(日)〜25日(火)


●2日目(4月24日)

★中国JRバス →名古屋駅6:27

広島200か・462 三菱MU612TX/MBM/02年 「セレナーデ」 744-2907

 目が覚めたら6時過ぎててもう終点に着く直前ってとこでした。どうやらジャイアンリサイタルにも負けずに我が睡眠を勝ち得たようです。もしこれで一夜がオジャンにされてたら…。当のオッサンはまだグーグーと、まるで「どこ吹く風」状態。終点・名古屋駅到着の放送が流れたところで、やっとお目覚めでした。やれやれ(^^;)。

 名古屋駅のバス乗り場に到着し降りると、桜通口の南北に長い通路があり、最北端のコインロッカーに荷物を預け、さあ行動開始っ! 待ちに待った名古屋マニツアーの始まりです☆☆ 名古屋にバスで来たことがほとんどないため、降りてから「ここはどこや!?」としばらく迷ってました(汗)。これからの行程については昨晩、イビキでなかなか寝付けなかった間にちょっくら思案してまして、朝一番にまずは名鉄築港線を狙うことに。朝夕しか動いてないので行けるときに行っとかないと…。明日に持ち越したら寝過ごしが心配でして(^^;)。


★名鉄 名古屋6:53→大江7:06 7000系7019 (急行) 

 名鉄名古屋駅窓口で「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」(3800円)を購入、これがこの2日間の心強〜い味方☆☆ もとより運賃の高い名鉄だとスグに元がとれますし、何より乗り潰しを目的とする場合、いちいち切符を買いなおしたりする手間が省け、実に便利です(^^)。10年前は紙片で日付をハンコで押す方式だったと記憶しますが、今はさすがに磁気券ですね。2枚あって、1枚が実際の乗り降りに使う切符、もう1枚が注意書きが書いてある別紙のようなもの。改札機に通すと端に小さい穴がパチンッと。

 地下駅・名古屋駅に降りると、おお、この喧騒、この手狭さ、このバラエティ…やはり名鉄名古屋駅はこうでなくちゃ! 初めて訪れたときは大変驚きましたが、乗車・降車ホームを分けたり、方面別に乗車位置が微妙にずれてて、次に来る電車の乗車位置はサインが点滅して教えてくれたり、慣れれば実はけっこう便利なんだなと感心したのを覚えています☆☆ そして極めつけは高らかにミュージックホーンを鳴らして進入するパノラマ一団! これには当初、度肝を抜かれましたねえ(>_<) ソッコーでトリコになったのは言うまでもありませんが。そして今日も…おお鳴ってる鳴ってる!! ♪ど〜け〜よ〜ど〜け〜よ〜そ〜こ〜ど〜け〜♪でしたっけ!? やっぱ名鉄はこうでなくちゃ!  

 さて築港線に狙うにあたり、常滑・河和線方面の列車でやって来たのは名古屋7:06発急行中部国際空港行。しかも、おおおっ、偶然にもパノラマカーでわないか! 今回の旅行で一回は乗っておきたいと思っていたパノにソッコーで乗れるとは(感涙)。大江までの僅かな時間とは言え、堪能することにしましょう(^^)。7時前でそろそろ通勤ラッシュが始まる時間帯だけに、この急行もドア付近はけっこうな混雑。この時間でこれですから、ピーク帯にパノはちょっときつそうですねえ。先頭車の後部扉付近に立って、3年ぶりの名鉄の感触を味わいます。金山・神宮前と乗客の乗り降りがあり、神宮前で本線とわかれて常滑線へ。このまま終点の中部国際空港に行ってしまいたい気もします(^^;)。大江では予想外にも大量の下車があり、そのほとんどはあっしと同じく築港線ホームへと向かうのでした。


★名鉄 大江7:10→東名古屋港7:13 3100系3222 

 大江駅の築港線連絡通路には改札があり、東名古屋港までの乗車券はここで回収されます。と言うのも東名古屋港駅は改札のない無人駅で、中間に駅もないので、言ってみればここが東名古屋港駅の改札のようなもの。まあ利用者はほとんど通勤者で定期でしょうし、あっしも今日は2DAYチケットですからあまり関係ありませんが。

 大江7:10発東名古屋港行は3100系2連。幕に「東名古屋港」が入っていないためか、前面ガラス内に「大江−東名古屋港」と書かれた大きな看板を掲示しています。これって、旧型車で運行されていた際に前面貫通扉に掲げられてたものそのものだと思われますが果たして…!? 相当な数の乗換え客のため2連の車内は大混雑。いかにも通勤専用路線らしいですね。3100系は3500系をベースに車体断面を大型化し2連化したもので、同時に登場した3700系と車体は同じですが、3700系はVVVFが3500系と同じGTO素子(東洋電機製)なのに対し、この3100系はIGBT素子を採用(名鉄初)。サウンドは大いに異なります。で、この3100系の中でも三菱製と東芝製の2種類があるようで…乗った車両3222はどっちなんやろ!? VVVFに詳しい方、助け舟を(^^;)。

 大江から僅か3分、のんびりと走ったらもう終点・東名古屋港に到着。僅か1.5キロの路線なので待避設備もなく、列車運行時は常にピストン運行になります。この電車もソッコーで7:15発大江行で発車していきました。本当に工業地帯の真ん中にある駅、と言うか貨物線にも似た風情がありますね。1面1線でホームの先はもういきなり道路(汗)。さて、無難なコースなら次の電車で大江へ戻るのですが、併走する道路にバス停を見つけてしまったもんですから…いちびりモード突入は避けて通れないでしょうに(^^;)。

東名古屋港に停車中の3100系。1面1線で中間駅のような感じ。


★名古屋市バス 大江町7:27→新瑞橋7:50

名古屋200か・991 いすゞKL-LV834N1改/J-BUS?/?年 CNGノンステップ

 新瑞橋へ行く新瑞14系統というバスがちょうどいい時間にあったのでソッコーで乗車決定! 極力行きと異なるルートで戻りたいし、何より次に名城線完乗を考えている身としては、新瑞橋行というのが凄くイイ!(^^) やって来たのはいすゞエルガのCNGノンステップバスで、フルフラットTYPE−Bなんで型式はKL−LV834N1改でしょうか!? 前扉から乗り200円を運賃箱に投入し、後ろから2番目の席をGET☆☆ 大江町発車時はあっし一人でした。トルコンATの走りに身をゆだね…ているとやはりラッシュ時だけあってバス停ごとに乗客は増えていき、どこぞからは女子高生3人組が後ろの最後部席に陣取りました。で、イヤでも会話が聞こえてくるんですが、名古屋の学生の言葉ってこんなんなんか〜とちょっと興味津々だったり(汗)。全国的に、昔に比べると言葉の地域性は薄れつつあるようですが、やっぱり旅行してるんやな〜っって感じる瞬間です☆☆ 名古屋のイントネーションはベースは東京風ですが、ちょっとだけ関西の要素も混じっているような!? 彼女ら、小テストがあるようで覚えたことをお互いチェックしてました。ああ、あっしも学生の頃はテスト前に勉強したっけ…ほとんど一夜漬けだったけど(笑)。

 あっ、よく考えたらこれがあっしにとっての名古屋市バス初乗車かあ。記念すべきメモリアル乗車だあね(^^)。フルフラのCNGも珍しい部類だし☆☆


★名古屋市交 新瑞橋8:02→金山8:48 2000系2524 

 新瑞橋のバスターミナルから地下にもぐり、券売機で「地下鉄全線一日乗車券」(740円)を購入、いざ名城線ホームへ。あっしが覚えているのは新瑞橋〜大曽根間のときですが、いつの間にやら延びてって環状線になっちゃったってんですから…。今日はその新規開業区間を攻めます。やって来た2000系はラッシュ時真っ只中だけあって少々混雑。貫通路付近に立ち、新駅の様子を拝見…するゆとりは、ちょっとこの時間帯では厳しいですねえ(汗)。駅ごとに乗車が大勢でもう御堂筋線並(?)の大混雑! ある程度予測はしてましたし、景色の見えない地下区間だからこそ、朝ラッシュに乗っておくのは正解だったかも!? 一般利用者に迷惑にならないように奥に奥に詰めて、最後は貫通路の渡り板の上に立ってました(^^;)。金山に着く頃は混雑は少しマシになり、あっしも下車。これで環状運転区間は制覇です☆☆ 


★名古屋市交 金山8:52→名古屋港9:00 2000系2511 

 金山で乗り換えた名港線名古屋港行は時間帯と方面だけあって空いており、2000系のVVVFサウンドを楽しむ余裕も十分にありました(^^)。2000系のVVVFは三菱製と思われ、同じ三菱製の3050・6000系と似た変調パターンですが、音そのものは2000系のほうが軽快と言うかリズミカルと言うか…やはり準小型車体と20mの大型車体とでシステムも異なっているのでしょうか!? 音程的には低音系なのに軽快という、対照的な組み合わせが新鮮です☆☆ 約8分で終点・名古屋港に到着、これにて名城線・名港線も制覇っ!!


★名古屋市交 名古屋港9:07→築地口9:09 2000系2521 

 名古屋港で地上へ上がってバスターミナルを覗いてみたものの、次に乗るあおなみ線へ接続する路線があるのかどうかちょっと微妙だったので、あらかじめ調べてきたルートを辿ることに。名港線で一駅、築地口まで戻ります。名古屋港9:09発大曽根行に乗車。日中は環状運転列車と名古屋港〜大曽根間列車が各10分ヘッドで運転され、乗車の多い金山〜大曽根間は5分ヘッドというパターンになってます。

 築地口から道路沿いに、あおなみ線稲永駅までレッツ・ウォーキング! あらかじめ地図で調べたら道路沿いにそのまま2キロほどなので、こりゃ歩けるなと。夜行バスでなまった体をほぐすためにも、適度なウォーキングはいいもんです(^^)。天気も良く気持ちいいな〜(>_<) でも歩いているうちにバス停があることに気づいて…まあいいか、健康第一でいこう☆☆ 約20分歩いて稲永駅へたどり着きました。


★あおなみ線 稲永9:37→金城ふ頭9:44 1000系1307 

 あおなみ線こと名古屋臨海高速鉄道に初乗車! もともとは貨物線の西名古屋港線だったのを複線化し、ちょいと延長して見事旅客線として開業しました。車両も何とも最近の電車らしい軽快さあふれる車体ですが、内装はさらにすっきりしてて、がら空きなのも手伝って開放感200%ですね(>_<) 3扉だから扉間のシートが長い〜☆☆ シート自体は一人一人の座面が独立した形状です。車窓もいかにも工業地域やな〜。輸出用と思われる大量のクルマ(新車&中古車)がぎっしり並べてある風景は京都や広島ではお目にかかれませんから新鮮です! 約7分で終点・金城ふ頭に到着。

あおなみ線1000系。ゆりかもめの大型版!? 稲永にて。


★あおなみ線 金城ふ頭9:59→名古屋10:23 1000系1208 

 金城ふ頭駅の外に出てみたものの、さすがに今用事のありそうなお店もなくて、即とんぼ返りに(^^;)。お次の9:59発で名古屋市内へ戻ります。4両編成の1000系はIGBT素子のVVVFインバータ制御で、シュワワ…という音からして三菱か日立あたりでしょうか!? 最近のIGBTサウンドはややこしすぎてまったくついていけないですわ〜興味はあるんですけどね。金城ふ頭駅はガラス張りの、その他の駅は1mほどの高さのホームドアが設けられ、安全対策もバッチリ。さすがにこの時間帯の名古屋方面だけあって各駅ごとに乗車があり、名古屋に着く頃にはそれなりの乗車率に。沿線の皆さんがいかに旅客化を望んでいたかがわかりますね(^^)。


★名古屋市交 名古屋10:31→高畑10:45 5050系5374 

 あおなみ線のお次は名古屋市営地下鉄東山線へ! 名古屋以西が未乗でした。やって来たのはVVVF制御の5050系。名城線2000系をベースに東山線のラインカラー・イエローをまとい、サウンドも2000系と同じです。高畑までは全て地下なので沿線の風情等はわからないまま、14分で終点高畑に到着。まあ地下鉄の完乗ってあまり景色の楽しみがないのは当たり前ですが(^^;)。せっかくだから地上に上がってみたら、ごく普通の国道の交差点って感じで、雰囲気としては大阪市営地下鉄千日前線南巽駅の地上風景に似てるような!? 小腹が空いてきたので何か軽く食べようかな…しかしそれらしき飲食店もなさそうなので、藤ヶ丘に託すとしましょう。と言うわけで、とんぼがえりなのだ。


★名古屋市交 高畑10:54→藤ヶ丘11:31 5050系5552 

 もう一方の終点・藤ヶ丘までズドーンと。全線制覇した東山線ですが、最初に乗ったのは1992年5月、家族での愛知旅行でした。名古屋駅から名古屋城へ行くのに、名古屋〜栄間を利用したっけ。1995年5月にはMT氏(詳細は熊本旅行をご覧下さい)と東山線沿線のユースホステル(東山公園だったような!?)に泊まり、名鉄マニ旅行もしました。その後、1998年頃にMT氏を含めたマニ友達数人で藤ヶ丘までは乗り通し…。何やかんやで、名古屋市営地下鉄では一番思い出が多い路線だったりします☆☆ そんなことを考えているといつの間にか終点・藤ヶ丘に到着。おっと、こちら側は地上やったんや!(^^;) 車窓を見ても、割と丘陵地なのがわかりますね。地下鉄らしくなくて新1000、じゃなくて新鮮♪(>_<)

 で、藤ヶ丘に託したメシですが、超無難にマクドナルドにおさまりました。なんでここまで来てマクドやねん!って誰もがツッコミを入れたくなりますが、夜は手羽先が待ってるから昼は無難なくらいがちょうどいいかも!?(^^;) まあ実はコーヒーブレイクしたくもあって、なおかつ軽食が食べられるということで、マクドは好適だったりします☆☆


★リニモ 藤ヶ丘12:00→八草12:18 153 

 日本初の磁気浮上式リニアモーターカー、愛知高速交通「リニモ」に乗車! 藤ヶ丘駅は予想外にも地下で(地下鉄が地上でリニアモーターカーが地下というのも何だか妙)、12:00発八草行はコカコーラの外装がインパクトのある153編成。セミクロスのこじゃれた車内で、ロング部に着席。浮いて走るのはどんな感じかな〜と思ったら、確かに揺れが少なくなめらかです! おお、これがリニアモーターカーか! 俺、今浮いてるんや〜!!(>o<) 大阪や神戸の地下鉄は普通に車輪で走りますから、本当に浮いて走るのはあっしも初めてですわ。次のはなみずき通までが地下で、そのあとも丘陵地らしい風景の中を、新交通独特の高い視線から眺める景色はオツなもんです☆☆ 万博記念公園駅(←どっかで聞いた駅名やな^^;)では、にぎやかだった愛・地球博会場もすっかり撤去され、広大な森が広がっています。愛知万博はついに行かずじまいに終わったな…行っといたらよかったかな!? ITSを使った未来的な乗り物もありましたっけ。期間内のリピーターの方が凄く多かったみたいですね。今度広島で万博やってくれへんかなあ(^^;)。


★愛知環状鉄道 八草12:31→高蔵寺12:45 2000系2103 

 八草では愛知環状鉄道と連絡しており、万博開催時は名古屋方面からのJR直通列車がバンバンやって来てかなり賑わったとか。地下鉄東山線+リニモ経路は、いかんせんリニモの収容力に限界があるため、主催者側としても20m車体の長大編成によるJR+愛環直通列車を推奨していたようです。で、その愛環八草駅ですが、あれ、改札口に係員がいない。横の注意書きをよ〜く見ると、駅員がいるのは朝夕だけで、その他の時間帯は切符は電車内で車掌から購入とのことです。う〜ん、万博開催中とは打って変わっての閑散ぶり…(^^;)。確かに人はほとんどいないけど。

 やって来たのは2000系、JR東海313系をほとんどそのままに、愛環用に細部を見直してデビューした新車です。3扉で車内はセミクロス、ローカル線の短編成はセミクロスが一番いいですねえ☆☆ ロング部に座り、しばらくして巡回に来た車掌から切符をGET! VVVFもIGBTですが、これが313系と共通のものなのかはちょっと分かりません〜(>_<) もともと音好きで、VVVFサウンドにめっちゃはまっていたあっしなのに、最近のIGBTの百花繚乱ぶりについについていけなくなりました(苦笑)。もっとも、今でも音に対する興味は薄れるどころか、増してきてるんですけどねえ。

 さて愛環と言えば在来車100系の思い出が…またしても前出のMT氏が絡んできますが(汗)、やはり数年前の話になりますが、国鉄101系の発生品であるMT46型主電動機を搭載していることもあって、是非その音を聴こうってことで高蔵寺から岡崎まで乗り通しました。その当時でもMT46と言えばJR南武支線の101系くらいだったかと…。ブーンと重低音が唸るMT54と異なり、ウ〜ンと甲高い高音が響くそのサウンドの新鮮さに、惚れ惚れしたものです(>_<) 万博終了後は100系は全廃と何かの文献で読んだ記憶がありますが、果たして本当に引退しちゃったんでしょうか!? う〜ん、だとしたらちょっと残念かも。


★JR東海 高蔵寺12:53→勝川13:04 211系モハ210-5050 

 お次の乗車対象である東海交通事業「城北線」。中央線普通電車で10分ちょっと移動です。高蔵寺始発の名古屋行211系4連で車内はオールロング仕様。広島では聴きなれないMT61主電動機サウンドにちょっとだけ浸ります(>_<) てか同じMT61でも、211系と205系ではギヤ比が異なるためサウンドが違うし、221系や311系もMT61系列ではあるものの微妙にアレンジされてるようでこれまた風情が異なって…これだからサウンドの世界は一旦はまるとぬけられない底なし沼なんだよなあ(^^;)。


★東海交通事業 勝川13:31→枇杷島13:47 キハ11型キハ11-202 

 JR東海の子会社でしたっけ!? 東海交通事業「城北線」、名古屋近郊ながら非電化というお茶目な路線です。勝川ではJR中央線とホームを共用しているのかなと思ったらさにあらず、共用どころか駅の外に出ても城北線の気配すらありません(汗)。よ〜く探して見つけた案内板によると、このまま線路沿いに名古屋方面へ歩いて…って住宅地ですやん! 線路沿いとは言え…。それでも看板を信じて歩いていると、おお、前方に高架線にぽつんとかわいらしい駅があるではないですかぁ〜。

東海交通事業キハ11型。線路条件良すぎ〜! 勝川にて。

 1面1線の高架線でとても終端とは思えない雰囲気ですが、キハ11型単行ワンマンが待機してました。勝川から枇杷島まで430円で、乗車時に整理券を取り降車時に運賃箱に投入する、いわゆる普通のローカル線ワンマン方式です。セミクロスの車内もJR東海のキハ11型とほぼ同じ。あっしを含め客は4人という、スーパー貸切状態で勝川を発車しました。驚いたことにこの線、全線高架&複線なんです! 架線や支柱のない高架線と言うのも新鮮ですね(>_<) 駅間距離も長く線路は上下線がスラッと遠くまでのび、踏切のない高架線…まるで特急車が高速で突っ走ってもおかしくない線路条件です。しかしそこに日中は単行ワンマンが1時間1本というのですから、このアンバランスが大変な衝撃です(^^;)。う〜ん、実にもったいないなあ。乗客は1人乗ったり1人降りたりと大してかわりばえしませんでしたが、終点一つ手前の尾張星の宮でなぜかオバちゃん軍団大量乗車があり、ラスト一区間のみ賑わうことに。しかしながら予想外な高規格線ぶりに驚きでしたわ〜。


★JR東海 枇杷島13:49→名古屋13:53 211系モハ210-5013 

 枇杷島から名古屋まで一駅、東海道本線の普通電車のお世話に。名古屋圏のJR普通電車と言えば211系でしょうか。あっしの中にはそんなイメージがあります。てか城北線も名古屋まで乗り入れたらいいのになあ。


★名古屋市交 名古屋14:02→久屋大通14:07 6000系6118 

 お次は名古屋市交上飯田線と、本日のメインディッシュでもある桃花台新交通「ピーチライナー」乗車。桜通線6000系で久屋大通まで5分揺られます。桜通線も当初は中村区役所〜今池間の短い路線だったのに…。三菱GTO初期特有のVVVFサウンドが響きますが、M車ごとに変調のタイミングが微妙に異なるのか、特に外から聴くと音のズレが面白いです☆☆ しかもこの6000系、運転台が右にあるという珍車だったりします。全線島式ホームでワンマン運転を行うので、思い切って採用したのでしょうね。


★名古屋市交 久屋大通14:10→平安通14:19 2000系2431 

 乗り継いだ名城線は、密かに狙っていた2000系増備車が来ました! VVVFは三菱GTOに変わりはないのですが、出だしに僅かに非同期(近鉄1430系風)が設定されており、その後はスグに在来車と同じ変調に移るという、面白い音を奏でてくれます(^^)。環状線化時の増備車なんかな!? 


★名古屋市交&名鉄 平安通14:31→小牧14:49 300系324 

 平安通で乗り換えた上飯田線は、お次の上飯田まで僅か一駅0.8キロの路線。ものの2分でたちまち制覇、これにて名古屋市営地下鉄も全線完乗達成だ〜!!と浮かれる間もなく、電車はそのまま名鉄小牧線へ。まあご存知だとは思いますが、上飯田線と言っても実態は既にあった名鉄小牧線の延伸線のようなもので、両社は相互直通運転を行っています。新開地〜湊川間は実は神戸電鉄ではなく神戸高速だった、みないな(^^;)。車両は名鉄が上飯田線相直化に合わせ登場させた300系。ステンレス車体の4両編成で、車内は転換クロスとロングが扉間ごとに分かれて展開するユニークな配置ですね〜。のちに登場した本線系3150・3300系もこの意匠を引き継いでいます。転換クロスの座り心地はなかなかGOOD☆☆ ピンク色のポールが目を引きますがこれは弱視者への配慮だとか。最近のノンステップバスのオレンジ色のポールみたいですねえ。

 上飯田を過ぎると地上に上がり、沿線風景は実にのどか。ちょっと前までツリカケ駆動の車体更新車3300系(車体は6000系後期車並)が走っていました。あっしが小牧線で思い出にあるのは、やはりこれまたMT氏絡みなんですが(苦笑)、1995年春に7300系狙いでたまたま小牧線のお世話になったことです。パノラマカーと同じ車体(但し前面貫通型)に旧型車の足回りを活用し、デラックスな設備ながら何とも古めかしいサウンドを奏でる大変ユニークな7300系、犬山駅で上飯田行で停車しているのを見て2人で飛び乗りました。小牧でまた犬山へ折り返しましたが、帰りも確か7300系だったと思います。と言う訳で、小牧線と言えばすっかりツリカケのイメージが定着してしまったあっしですが、今乗っている300系は最新のVVVF車! 10年の歳月でサウンドも劇的に変化したもんです(>_<) 広島のアストラムライン1000系に似た変調音を奏でるってことは三菱製かな!? 小牧口は半地下なつくりで、これまたユニーク。小牧は完全な地下駅で、10年前に訪れた際も既に地下でした。これで小牧線も全線制覇! やや薄暗い感じの小牧駅、10年前の記憶のまんまや〜(^^;)


★桃花台新交通 小牧14:58→桃花台東15:13 100系112 

 いよいよ本日のメインディッシュ、「ピーチライナー」こと桃花台新交通に乗りましょう! 1991年3月に、桃花台ニュータウンの足として名鉄小牧駅と桃花台東駅を結ぶ新交通システムとして登場しました…が、乗客数が伸び悩み経営不振に見舞われ、2006年秋についに廃止されてしまうことに…(ToT) 開業から僅か15年、しかも新交通システムの廃止は全国初です。何とか起死回生策はなかったのかなと悔やまれますが、接続する名鉄小牧線が長らく上飯田止まりで、都心へダイレクトに行けない点が一番の痛手だったのではないかと。2003年に平安通まで到達するも時既に遅し…まあ廃止と決まった以上、今更どう振り返っても意味ないですけどね。構造のユニークさから、あっしも前々から乗りたい乗りたいと思っていた路線ですが、今回廃止をきっかけに初乗りを果たすとは何とも心苦しい限りではありますm(_ _)m

 ピーチライナーはトランパス対応なので、あっしもカード対応の改札機にカードをそのまま投入。しかし桃花台新交通側ではカードは販売していないようで、あくまで各駅の改札機をカード対応に更新(しかも全機ではない)する程度です。廃止の決まった今から考えれば、最小限の投資に抑えたのは正解と言えますが…。ホームに上がるとホームドア、おお、やっぱ新交通システムだ! しばらくして、桃花台東発小牧行電車が進入、乗客をおろしホーム後方のループ線でくる〜っと向きを変え、小牧14時58分発桃花台東行として入線してきました。あっしは先頭車の後部席に着席。ピーチライナーは各終点でループ線を使っているため、列車の進行方向は常に一定。そのため座席は全て先頭方向を向いた固定クロスシート2&1配置で、ドアは各車両1ヶ所ずつ右側のみに設けられています。何てユニークなつくりなんだ!(>_<) 側窓もワイドでカーテンまでつき、後方席からでも素晴らしい前面展望も相まって、見晴らしの良さはスペシャルGOODですわ☆☆

 各車両数人(もいない!?)の乗客をのせて小牧を発車。ちょっと起伏があるな〜と思ったら小牧原、この区間は名鉄小牧線と併走します。桃花台ニュータウンに入ると、やはりそれらしい住宅地が広がりますね。桃花台センターは、いわゆるニュータウンの中心地でしょうか!? 駅もここのみ地下構造ですが、これは丘陵地の地形の関係と思われます。サウンドは広島のアストラムライン60系と似通っており、横浜・金沢区の新交通もそうですけど、いくらか共通設計とかあるのかなあ。小牧から15分で終点・桃花台東に到着。降りたのはあっしも含め片手で数えられる人数だったかと…(汗)。ホームからループ線のほうを眺めると、まだ先へ線路はのばせそうなつくりではありますが、ついに実現せずに終わってしまうのですね…。

桃花台東のループ線で向きを変えるピーチライナー。桃花台東から先へ延伸できるようなつくりになっていますが…。ちなみにこのループ線に乗車することは出来ません。
桃花台東へ進入する小牧行電車。これがピーチライナーの前面スタイルで、営業線上では常にこの“顔”が先頭に立ちます。コンパクトにまとまったブラックフェイスが爽やか♪
桃花台東を発車し小牧へ。ピーチライナーのリヤスタイルはご覧の通りで、営業線上で先頭に立たないため簡易的です。何かバスみたいですね(^^;)。
ピーチライナーの車内。前向き固定クロスシートが2&1配置で並び、ドアは右側のみ。常に同一方向にしか走らないピーチライナーならではの構造ですね。側窓もワイドで車内からの眺望は抜群!(^^)
ピーチライナーの車内最後部。非常時を考慮し簡易的な運転機器は搭載されているようです。開業時から今まで、使用されたことはあるのでしょうか!?

★桃花台新交通 桃花台東15:40→小牧15:55 100系143 

 桃花台東駅の外に出てみましたが、住宅地以外特に何もなかったのでUターン。桃花台東15時40分発小牧行に乗車します。昼間は概ね20分間隔ですがそれでもこの利用の少なさは確かに廃止もやむなしかも…。行きと異なり最後部車両に陣取り、ワイドな窓から景色を楽しむことにしましょう(^^)。このピーチライナーも今秋の廃止直前にはごった返すのでしょうか!? 廃止後、高架の軌道線はどうなるのでしょう…撤去費も相当かかりますし、姫路のモノレールみたいにその後何十年も残ったままとか!?…とか色々考えているうちに終点・小牧に到着。乗車ホームでは先程とは異なり、結構な数のお客さんが電車を待っていました。そろそろ帰宅の時間帯なんですね。


★名鉄・名古屋市交 小牧16:05→平安通16:23 300系325 

 ではでは名古屋へ戻ることにしましょうか。行き同様に名鉄300系でクロス席に座れました。名古屋市交7000系にも乗ってみたいのですが、今日はすれ違いの列車も含めてついに見かけませんでした。数が少ないのかな!?


★名古屋市交 平安通16:29→久屋大通16:38 2000系2221 

 すっかりお馴染み名城線2000系で。こやつは増備車ではなく、変調音も従来通りでした。このサウンドにも馴染んできた(^^)。


★名古屋市交 久屋大通16:44→名古屋16:49 6000系6320 

 桜通線6000系…って行きと全く同じルートやがな!(汗) 芸も何もあったもんじゃないな〜でも経路変えるって言っても栄で東山線乗換えにするくらいしかないし…あっ、大曽根へ出てJRに乗ってもよかったんか! それか瀬戸線&東山線という手間を惜しまないコースもありますが…ってそんな小細工してる場合やないわな(^^;)。時間に余裕があれば、犬山経由なコースも実は考えたりしてました(笑)。

 このあとは一旦ホテルにチェックインし、手羽先で有名なお店で一杯飲んで、シメは名古屋ケントス! ボーカル・ギター・ベース・キーボードの基本ラインはもちろん、女性ボーカルも2人揃いサックスも加わって、大変に重量感のある質の高い演奏ですね!(^0^) 古きよきアメリカンポップスの真髄を堪能させていただきました☆☆ しかも、嬉しいことに、色んなケントスで流れるものの曲名が分からず、前からず〜っと気になっていた曲が、今回やっと判明! 予想外の収穫にCS急上昇の夜でした♪   


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