名古屋旅行・3

日程:2006年4月23日(日)〜25日(火)


●3日目(4月25日)

★名鉄 名古屋10:50→犬山11:15 2000系2056 (快特) 

 昨日のケントスオールステージが影響したのか、今朝は少し寝過ごし。まあ予定がギュウギュウに詰まっているわけじゃないから、ゆっくり目覚めのコーヒーをしばいてました(^^;)。で、燃料補給のあとはやはりマニツアー! 名鉄で犬山方面へ、支線も攻めながらまわるとしましょう。名古屋駅の窓口で発車案内を見たら、スグに快速特急新鵜沼行があったので、せっかくだから特別席でゆったりと☆☆

 てっきり1000系パノラマスーパーが来るかな〜と思ってたら、「ミュースカイ」こと2000系でした! 特別席車両と言えば特急との思い込みがありましたが、今は空港関連で快速特急もあるんですな〜。3両編成で、あっしの座席は2号車10D席。ここってM車なんかなぁ!?と思っていると、動き出したら床下からシュワワ…とサウンドが! おおっ、ラッキーにもM車、それも台車に近い席でした(^^)。このVVVFサウンドは昨日小牧線で乗った300系にクリソツです。てことはこやつも三菱製!?

 名古屋を発車するとスグに地上に上がり栄生を通過。カーブをくねくね曲がりつつ、枇杷島のトライアングルを犬山線へ進路を取り、2000系はスムーズに加速していきます。車内を見渡すと…1000系パノラマスーパーや今はなき8800系パノラマDX等のような名鉄テイストは随分と薄れ、何となくJR東日本の最新特急車にも通ずるような雰囲気! 間接照明も落ち着いてますな〜☆☆ 貫通扉上のLCD表示器では運転室からの前面風景が流れ、この点はやはりパノラマの伝統を受け継いでいるのかな!? 最初の停車駅岩倉では、あっし同様に名古屋から乗ったビジネスマンと思しき3人組の男性が下車。特急系でわずか13分の区間ですが、それだけ気軽に利用されているということですな。一律350円というミューチケット料金の安さがそれを物語っています。次の停車駅・江南は特に動きはなかったような。こまめに停まって沿線のお客さんへのゆったりサービス提供ってわけですね(^^)。犬山で下車後、走り去っていく2000系の撮影を試みてみましたが失敗(泣)。後追いって難しいですよねえ〜。


★名鉄 犬山11:33→新可児11:53 7000系7010 

 犬山では支線の広見線を攻めましょう! 支線とは言えラッシュ時間帯には特急も乗り入れており立派なもんです。やって来たのはラッキーにも7000系パノラマカー! 名鉄と言えば、ってやつですね(^^)。どうやら犬山まで急行で来て、ここで方向転換してそのまま広見線は新可児まで普通で運転する列車のようです。方転を知らなかったあっしは勇んで「先頭車だ〜!」とばかりに乗り込みました。ここからは最後尾になるんですね、お恥ずかしい限り(笑)。他のお客さんの座る向きが逆で、おかしいとは思いましたが。

 堂々たる6両編成が乗り入れるのですから貫禄たっぷり! 車内も空いており、のどかな車窓&いい天気もあいまって実にいい雰囲気☆☆ 途中で他のお客さんが0になったので、携帯で車内風景を撮影。転換クロスシートはやや背ずりが低いものの、ローカル列車でこれだけの設備は破格ですな(>_<) こんな名車ももうすぐ引退…よる年波とは言えもったいないなあ〜。


★名鉄 新可児11:58→御嵩12:09 6800系6902 

 新可児で乗り継いだ御嵩(みたけ)行は6800系2連。2連でこのスタイル(初期の6500系と同じ)なので一瞬6000系最終増備車かと思いましたが、車番で6800系と判明。4連車が界磁チョッパ制御の6500系に、2連車が界磁添加励磁制御の6800系に、それぞれ進展したと見れます。車内はバスシート風のセミクロス配置が残っており、かつてクロスシートにこだわっていた名鉄ならではの車内設備ですね。もっとも、混雑対策でバスシートの元祖6000系は全車ロング化され、6500系も一部ロング化が行われています。末端の支線では劇的な混雑もありませんから、セミクロスでも問題なしでしょう。

 新可児はスイッチバック構造で、またも進行方向が変わります。広見線も新可児を境に輸送力に差があるようで、犬山〜新可児間は毎時4本(うち2本は犬山から急行で名古屋方面へ)、新可児〜御嵩間は毎時2本で、先細り!? 先ほどの新可児までよりものどかな車窓で、おまけに単線です。バスシートはサイズ面でちょっと中途半端な感がしないでもありませんが、一人で座るなら無問題。終始、お茶のみながらボ〜ッとしてました(^^)。


★名鉄 御嵩12:13→新可児12:25 6800系6902 

 終点御嵩では僅か4分の折返し時間。同じ電車で、しかもスグに折返すのってとても心苦しいんですけど、次は30分後になってしまうし、しゃーない乗り込みます。来るとき、一度も対向列車とすれ違いませんでしたし、ダイヤからしても、日中の新可児〜御嵩間はピストン運転なんですね。


★名鉄 新可児12:29→犬山12:51 7000系7006 

 新可児で乗り継いだ普通内海行(犬山から急行)はまたしても7000系! この幸運には感謝しないと〜(^^)。全廃までに、あと何回パノラマカーに乗れるかな…。パノラマファンとして、積極的に機会を作って乗りに行こうと思ったものです(しかし現実はまた色々ありますがね/苦笑)。

名鉄と言えばこのスタイル、という方も多いのでは!? 犬山にて。

パノラマカーの展望席。一番前はやはり憧れですね。


★名鉄 犬山13:02→犬山遊園13:05 6500系6564 (急行)

 広見線のお次は犬山モノレール。MT氏から、音が面白いと何度も話を聞いていたので、ちょっと興味もわいてて…。急行岐阜行で一駅だけ進みます。前から6800系2連+6500系4連の6連で、あっしは6500系のクロス席に乗車。急行ですが、新那加から普通になる旨の案内放送がありました。名鉄はこのような運用がとても多いですね〜。


★名鉄 犬山遊園13:14→動物園13:18 MRM100型104 

 犬山遊園から途中成田山の駅を挟み、動物園までを結ぶ犬山モノレール。猛獣みたいな顔つきですが、一歩車内に入ればかわいらしいモケットの向かい合わせ席で、動物園を前に親子や仲間で心も弾むことでしょう。乗車時は15分間隔と割と本数があったようで(現在は30分間隔!?)、予想通りお客はあっし一人だけ。う〜ん、気まずいなあ…(^^;)。どう見ても一人で動物園に行くようではないし、マニバレバレですね(汗)。3連接車体で車内には機器スペースらしき出っ張りが目立ってます。1962年日立製ですからパノラマカー並の古参車ですね。銘板では型式のところに「MRM100型」とありましたが、MRMの最初のMRはモノレールのことかな!?

 犬山遊園を発車して大きくカーブすると成田山。ここで予想外にも2人連が乗ってきたので、貸切状態は一応解消されました。まあガラガラであることに変わりはありませんが(汗)。成田山を出るとこれがまたモノレールとは思えない急勾配をグングン上がっていきます。登山電車ならぬ、登山モノレールですね。モーター音はMT氏の言葉に嘘はなく、確かに派手なものです! 聴いたことのない、何とも言えない微妙な音ですわ(^^;)。音好きの方は是非足を運んで聴いてみて下さい☆☆

モノレール車内。ワイドな車内に可愛らしいシートが並びます。


★名鉄 動物園13:21→犬山遊園13:25 MRM100型104 

 終点・動物園はまさに動物園の入口そのまんまで、ここで下車することは自動的に動物園に入園することになり、入園料を払う必要があります。今回あっしは動物園には用事はないので、2DAYフリーきっぷを提示して事情を説明の上、同じ列車で戻ることに。う〜ん、やっぱ気まずいわ…(>_<) でもモノレールには乗りたいし、盲腸線でいつも葛藤する部分ではあります。


★名鉄 犬山遊園13:34→岐阜14:02 3500系3675 (急行) 

 各務ヶ原線で岐阜へ。やって来た急行岐阜行は3500系4連、今ではすっかり名鉄の標準的な車両です。犬山橋は列車と自動車の併用橋として大変有名でしたが、より安全&スムーズな運行を確保するということで、新たな道路専用橋が建設され、以前の併用橋は鉄道専用となりました。あっしも併用が廃止となる直前に、友達と撮影に来ました。ミュージックホーンを連続的に鳴らしながらゆ〜っくり電車が進む光景も、もう過去のものなんですね…。3500系の車内から車窓を眺めていて、ふと思い出しました。

 東洋電機製の後期GTO−VVVFインバータサウンドは阪急8300系後期車や京阪7000・7200・9000系等と同系列ですが、ギヤ比が異なるためやはりこれはこれで独特なサウンドですね。あっし的には名鉄3500系のはけっこうなオキニだったりします☆☆ まあオキニなのはいいのですが、やはり昨日の疲れからか次第にまぶたが重〜くなってきて、新那加から普通になることも全然記憶にないくらい、爆睡してしまいました(^^;)。

 で、岐阜ではお約束のきしめん! 本線ホームと各務ヶ原線ホームとを結ぶ連絡通路の途中にあるそば屋さんは、あっしが名鉄に通い始めた12年前からのお馴染みさんです。山菜のたっぷり入ったきしめん、うみゃ〜!!


★名鉄 岐阜14:17→新羽島14:45 5300系5306 (急行) 

 お次は竹鼻線・羽島線方面へ行きましょ〜! うどんでゆったりしていたら、何と羽島線直通の急行が発車直前でした。何とか乗れてギリギリセーフ(>_<) 5300系4連の急行新羽島行ですが、急行なのは岐阜〜笠松間だけで、竹鼻・羽島線内は各駅停車です。5300系と言えば5700系とともに、パノラマカーの血筋を受け継ぐ2扉転換クロスシート車で、車端部のみロング。でもどちらかと言えば本線急行系よりも、ローカル列車によく入っているような気が!? 笠松からの竹鼻・羽島線はのどかな単線でほとんどが無人駅ですが、日中は岐阜直通列車と線内折返し列車が各30分毎に運行され、笠松〜新羽島間各駅で15分間隔が維持されているのは立派です。車両も今乗っている5300系から、3000番台のVVVFロング車、6000系列、そして特急パノラマスーパー増結用の1800・1850系と、実に多彩! 密かに面白い路線かもしれません☆☆ 終点・新羽島は新幹線の岐阜羽島駅のお隣で、手前から高架線となり、新幹線ホームと少々間を隔ててちょこんと1面1線のホームが控え目に存在しています。こうして考えると、岐阜直通の急行は新幹線岐阜羽島駅のアクセス列車とも見れますねえ(^^;)。


★名鉄 新羽島15:05→笠松15:28 3100系3205 

 岐阜羽島駅前の風景をちょっと眺めたあと、1本あとの線内普通で折返し。3100系2連でした。サウンドからしてこの車両は東芝IGBTかな!? 


★名鉄 笠松15:30→一宮15:37 3300系3355 (急行) 

 笠松では2分連絡で急行豊川稲荷行に乗車。3150系2連+3300系4連という、オール新車な6連です。外から眺めるとオールステンレスボディはあまりにも名鉄らしくないですが、車内は転換クロスとロングが半々ずつで構成され、やはりクロスを踏襲するあたりにらしさを感じます。オールクロスにしなかったのはいいと思います。ロングに座りたいお客さんだっていますからね。要は選択出来るのがイイ!

 たまたまクロス席が空いていたので有難くゲットさせて頂きます。座席モケットやピンクのポールなど、小牧線300系に似ていますが、VVVFサウンドもこれまたやはり同系。名鉄の新標準仕様なんかな!? こざっぱりしてて清潔感もあって、なかなかいいクルマではありませんか(^^)。外観が名鉄らしくないなどと、失礼なことを言ってしまったと反省反省。一宮まで僅か7分の乗車時間がもったいないくらいでした。


★名鉄 一宮15:50→玉ノ井15:58 6000系6248 

 一宮から2方向に出る尾西線のうち、時間的にも津島方面にまわるとちょっと苦しいので、盲腸線部分の玉ノ井を攻めるとしましょう。尾西線も運転系統的にはここ一宮で2分割されており、しかもユニークなことに同じホームの岐阜側と名古屋側で使い分けているという…。日中30分間隔で、玉ノ井行でやって来たのは6000系2連(最終増備車で6500系初期車スタイル)でした。車内はロング改造済。全体的にのどかな単線で、途中で行き違いもなく、2連1本がピストン運転しているのは広見線末端区間と同じですね。ただこちらは終点も無人駅なため、終点到着前に車内で車掌が集札をしていました。沿線はのどかでも車掌さんは結構忙しそうですね(^^;)。6000系のサウンドは少しだけ阪急3300系に似ている部分があり、やはり東洋電機製であります。


★名鉄 玉ノ井16:05→一宮16:13 6000系6048 

 行きと同じ車両でソッコー折返し、まあやむを得ません。終点玉ノ井も一面一線のみのこじんまりした駅で、改札もないので駅というより停留所みたいな感じ!?(玉ノ井駅利用者の皆さんすみません) 今度はクハに乗りました。モーター音のしない滑るような走りもたまにはいいものですね☆☆


★名鉄 一宮16:17→名古屋16:34 2200系2453 (特急) 

 一宮まで戻ってきましたが、このあと津島方面へ行く時間もないので、今回の名鉄乗車はこのあたりでお開きにして、名古屋に戻りましょう。今回は時間的な制約で宿題を残すこととなってしまいましたが、まあ次回のお楽しみということで(^^)。中部国際空港も次回こそは行きますよ〜。さて、一宮から名古屋まで、名鉄のラストを飾ったのは一部特別席の特急中部国際空港行2200系6連! こやつも初乗りですわ☆☆ 4号車の一般車に乗車、車内は転換クロスとロングの半々構成等、3150・3300系とほぼ共通の設計で、さらにはVVVFサウンドもやはり同じ。推測通り、名鉄の標準仕様のようです。線形の良い名古屋本線を120キロで快走し、実に爽快! お次は2200系の特別席にも乗ってみたいですね。

 名古屋では新幹線の発車までまだ1時間半以上あり、もちろんおみやげは買いましたが、駅ビルに入っている高島屋の音楽ショップでCDを物色。実は昨夜のケントスで曲名が判明した曲、それを探したかったんです! とは言え曲名は知っていても歌手名がよく分からない状況で、オールディースコーナーの沢山あるCDの中から、あれでもないこれでもないと探しに探して数分、その手にとったCDのジャケットに該当する曲名が載っているのを見たときは飛び跳ねそうになりましたよ〜!(>_<) いやもうシャレ抜きで名古屋に来て良かった〜って(^^;)。


★JR東海・西日本 名古屋18:17→広島20:38 700系725-3011 「のぞみ65号」 

 名古屋18:17発のぞみ65号広島行はJR西日本持ちの700系3000番台。ライトで明るいJR東海C編成に比べ、JR西日本のB編成はやや暗めの車内が特徴的です。4号車3E席に座り、広島まで2時間21分、体の疲れをほぐします。途中、京都を通り過ぎるのは何だか落ち着きませんな〜(汗)。寝たり起きたりを繰り返しつつ、それでも安心して寝れるのは広島止まりだから…帰省も含め、東のほうから広島に戻ってくるときは、必ず広島止まりの列車を選んで乗っています。


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