熊本旅行・2

日程:2006年2月11日(土)〜13日(日)


●2日目(2月12日)

★西日本鉄道 博多交通センター7:24→熊本交通センター9:26

福岡200か・597 三菱KL-MS86MP/西工/?年 S型3709号 

 いよいよ熊本へGOして友達2人と合流するのであります。熊本まではやはり西鉄高速バスで! 博多交通センター7:24発「ひのくに号」スーパーノンストップ便は西鉄担当便で、本州ではほとんど見られないS型ボディ高速車です。うおお、新鮮やな〜!(>_<) 車内は2&2シートで正席は40席、後部トイレで座席にはイヤホンジャックも(イヤホンは持参?)。窓下辺が肘掛がわりにもなり、外観はややチープなS型ながらも、高速バスとしての居住性はバッチリ。熊本まで2時間、快適な旅が楽しめそうです(^^)。博多交通センター発車時は数人だった乗客も、天神バスセンターでほぼ半分以上が埋まる状態に。これだけの本数が確保されていながら、ここまで利用があるのですから大したもんです。やはり九州は高速バス王国!?

 高速道に入り一路熊本へ。三菱MSの独特のサウンドが響きます。個人的に高速バスでは三菱車がいちばん好きなんですが、その理由がこのエンジンサウンド! V8エンジンの迫力と昔から変わらない独特の加速音…しびれます(>_<) KL-MSは名鉄クレハ観光や大阪空港交通、広交観光等で乗車済ですが、S型で乗るのはこれが初めてだな〜。てかS型自体、九州以外じゃあほとんどいないもんなあ。前述の通り居住性は中々のもので、近距離高速なら適役じゃないかと思います。出発前、コンビニで買ったおにぎりをほおばりながら朝陽を受けていると、早起きがたたってウトウトと…その後の展開はまあ予想通りでした(^^;)。実に気持ちのいい睡眠タイムでした☆☆

 高速をおり熊本市内を走ると、しばらくして市電と併走。おおっ、あとでこれに乗るんか〜! 国内初VVVF車8200型に乗れるかな〜とか色々考えていると、終点熊本交通センターに到着しました。ここで愛知から来る友達MT氏と合流します。

西鉄バス「ひのくに号」。S型高速が大活躍中。熊本交通センターにて。

 メールしてみるとMT氏は熊本空港に着いて、今空港リムジンバスでこちらへ向かっているとのこと。しばらく時間がかかりそうなので、熊本交通センター内を歩いてみます。広島バスセンターのイメージがあったので、地上のターミナルだったことがまず意外でしたが、その規模たるや広島バスセンター以上です! 発着ホームの数、バスの数、バス車両のバラエティさなど…。そして一番嬉しかったのが、バスセンター内にある信号機! 広い場内でバスの交通流だけでも縦横にまじわるため、センター内の正真正銘バス専用の信号機があるんです。しかもそのうち一つは、今ではめっきり珍しくなった角型灯器の、しかも縦型とは! 超意外なところでメガトン級の貴重品にお目にかかれて、ただただ感動でした(>_<) この灯器いつまで活躍するんかな…可能な限り活躍し続けてほしいな!

熊本交通センター内の角型縦型灯器。今日もバスの安全を守り続けています!

 その後MT氏からの返事で「今乗ってるセレガ、直6エンジンや」ときました。えっ、日野セレガに直6なんておったっけ!? 新型セレガは直6だけど文面からして新車じゃあないみたいだし…という疑問は、MT氏到着と同時に解消しました。MT氏が乗ってきたこの空港リムジン、実は旧セレガ顔をしたブルーリボンシティだったんです! ブルリシティに密かに設定されていたツーステップ高床の自家用仕様車、これってマスクが旧セレガ(セレガRにあらず)と同じもので、一見すると旧セレガに見えてしまうという珍車でした。どこか導入しないかな〜と思ってましたが、まさか熊本にいたとは(>_<) 一昔前よく見られた三菱エアロバスの顔をしたエアロスターMPみたいなもんですね。しかし、ブルリシティの頃は既に観光車はセレガRに移行しており、なにゆえ今更一世代前の顔をくっつけたのかが謎ですが…。まあともかくこの珍車、あっしも時間があれば乗ってみたいですわ!

 MT氏とは2002年12月以来、実に3年ぶりの再会。10年来の趣味友達であっしと同い年です。実はこのMT氏、2年前の出雲旅行時に一畑電鉄川跡駅で携帯に電話してきた主であります。鉄道を始め、乗り物のサウンドを語らせると右に出る者がいないという最強の男で、早速今日、豊橋の自宅を出てからここまで、名鉄や中部国際空港からの旅客機、そしてこのセレガ顔シティなど、あらゆる音の解説が始まりました(^^;)。何だかせきとめていたダムを一気に放出したような…まああっしも音好きですから共感できる部分ですけどね。MT氏ももとは南海高野線沿線在住だったので、あっしもMT氏もお互いに「元関西在住」になります。

 千葉からのNH氏はもう少し先の飛行機だそうで、それまで市電に乗って時間潰しすることにしました。熊本市交通局が発行する一日乗車券は500円と700円があり、前者は市電全線と市バス指定区間に有効、後者は市電・市バスともに全線に有効で、いずれも「Enjoyパスポート」といい熊本城や熊本博物館、動植物園等の優待割引券が付き、熊本城周遊バスに乗ることも出来ます。今日は700円のオールマイティ版にしました。日付の銀を丁寧に削り、では熊本マニツアーの始まり〜!


★熊本市電 熊本城前10:29→上熊本10:47 9200型9203 

 上熊本まで往復することに。やって来たのは角型ライトと大型窓が斬新な9200型で、車内は木目調の内装が目をひきます。で銘板を見てみると1993年アルナ工機製…やはりか(^^;)。VVVFインバータ制御ですが、広電のそれとは異なり、こちらはモロに三菱製ですね。小田急1000形や近鉄3200系によく似たサウンドを発してます(広電は東洋電機製で阪急8300系初期車にクリソツ)。ちょっと意外だったのは運転台で、てっきりワンハンドルかと思いきや、旧来のツーハンドルタイプでした。洗馬橋から新町まではわずかに専用軌道区間で、新町から段山町までの併用軌道区間ともに、風情ある風景ですね〜☆☆ 外から撮影してみたいポイントです。


★熊本市電 上熊本11:18→辛島町11:32 1000型1094  

 上熊本ではJR鹿児島本線と熊本電鉄に連絡しており、周囲を少し散策。熊本電鉄の電車を見ようと思い駅に行くと、出たばかりで次は30分後でした。まあ後程また来るだろうし今はいいか。ここでNH氏より「空港着いたからこれから交通センター行くよ」とメールが入り、あっしたちもまた市電で戻ることにします。どうせなら違う電車に乗りたいな〜ってことで、ツリカケ駆動の古参車1000形(でいいんでしょうか? 1200や1300とかの車番もあり色々と細かく異なるのでしょうが、よくわからないのでここでは1000形でまとめさせていただきます(汗)。どなたかお詳しい方、解説をお願いします〜)に乗車。中央に大きく丸いヘッドライト、両脇にはバス協そのまんまの尾灯…まるでバスやんけ!(^^;) これが付いてるのって全国でも熊本市電だけでわ!? 何だかユーモラスな顔になりますねえ。内装もかなり年季が入っていて、ツリカケサウンドとともにとても味があります。たまに乗る旅行者としては、新車よりもこちらのほうがいいな〜なんて地元利用者を完全に無視した無責任発言ですね、すみません。先程の風情ある区間も、ツリカケ車だと雰囲気が倍増する感じです。

 辛島町で下車し、交通センターでNH氏と合流、やっと3人が揃いました。NH氏もMT氏同様に10年来の友達で、歳はあっしより一つ上。東京旅行時など割と頻繁に会っていて、前回は昨年10月でしたから3ヶ月ぶりです。ここでこれからの行動をプチ作戦会議…と思ったら九州産業交通の珍しい車両が来たのであわてて撮影。何とも珍しい日野ブルーリボンシティの西工版です。先程のセレガ顔シティといい、熊本はシティ宝庫!?

貴重品!日野ブルリシティの西工版。九産交でワンステです。交通センターにて。

レトロ調ボディがかわいらしい100型…でもVVVF制御! 辛島町にて。

 市電でもレトロ調な100形が来たので撮影。これまた意外にも足回りは最新のものなんですね。まさかこの車体からVVVFサウンドが響いてくるとは…(^^;)。ギャップがすばらしすぎます☆☆ 超低床電車9700形も撮影。こやつも乗っておきたい車両です。新市街アーケードを少し歩いて、トンコツラーメンの店で昼食。ラーメンと餃子のセットを注文し、もちろん替え玉しました。ライス小も付いててこれがお変わりOKだったもんで、かなりお腹いっぱいになりましたが(汗)。久しぶりに揃った面子なもんで、食事もですがマニ談義に花が咲いてしまいました(^^;)。

国内初の超低床電車9700型。VVVFは2種類あり。辛島町にて。


★熊本市電 辛島町12:42→健軍町13:12 1000型1207  

 8200形運用チェックと全線制覇を兼ねて、とりあえず来た電車で健軍町まで。ツリカケ古参車で車番は1207でした。大通りの真ん中を走っていると、色んなバスとひっきりなしにすれ違って目は休む暇がありませんね(^^;)。同時にすれ違う電車にも目を光らせます。9700形低床電車は割と走ってますね。8200形はやはり2両だけということもあってなかなか見ません。あっ、8200形だ!と思ったら外観はクリソツな8500形(足回りはツリカケ)だったりしますし(汗)。今乗ってる1207も、ツリカケサウンドはなかなかユニークで、国鉄MT46主電動機のような高音が響いています。これは聴いたことない音やな〜☆☆ サウンド博士のMT氏も珍しい珍しいを大連発中。

熊本市電の古参車。バスそのまんまの尾灯がユニーク。健軍町にて。

こちらはモダンな9200型。もちろんVVVFです。健軍町にて。


★熊本市電 健軍町13:24→上熊本駅前13:12 9700型9703B  

 ほとんど待つことなく超低床9700形が来てくれました! 2両連接車で後部車両に女性係員が乗務し、案内放送や両替等をしていますが、どうやら新人おねえさん研修中のようで、横にベテランさんと思われるおねえさんがあれこれ指導していました。広電の連接車にも車掌が乗務してますが、同じように新人さんの研修をときどき見かけます。どこも同じなんですねえ。大きな窓にこざっぱりした内装は広電グリーンムーバーにも共通する部分があります(熊本が先発ですが)。肝心のサウンドは、キーンという特有の高音はするものの、モーター音自体は無音に近い感じで少し残念。NH氏によると9700形のVVVFには2種類あり、9701〜9703Fはこの無音タイプ、9704・9705Fは三菱製でまた違った音なんだとか。三菱車は今回は乗れずじまいでしたが、後程外から聴く機会があり聴いてみたところ、シュルル…と割と派手な音を出してました。音好きが乗るなら9704・9705Fかな!?

 と、途中で研修中のおねえさんがベテランおねえさんにバトンタッチ。どうやら少し遅れ気味のようで、これ以上遅れを拡大させないようにチェンジしたみたいです。う〜ん、新人さん頑張れ!(>_<) 誰だって最初はもたついて遅れるんだから。そのうち自分の仕事に出来れば勝ちだぜ!(^^;)


★熊本電鉄 上熊本14:20→北熊本14:29 5100型5102A  

 熊本電鉄に初乗車、もちろんお目当ては青ガエルです! 上熊本〜北熊本間は本当は本線(上熊本〜御代志間が本線)ですが、運行上は支線のようなもので、5100型がピストン運転。遭遇率は100%って訳です(^^;)。さてさてやって来た5102A、上熊本側は運転台改造車で切妻の何ともユニークなお顔。何と驚いたことに運転席が右側でした! 車内に入るとレトロ〜な雰囲気に「これが昔は東急線を走ってたのか〜!」と感慨もひとしおです(>_<) 関東のNH氏は実に懐かしいってとこでしょう。シートもふかふかした座り心地で、最近の新車の何が何でもかためという流れからすれば、はるかに座り心地がよく感じます☆☆ と、ふと天井を見上げてみると、つり革が…その広告が何と…!

東横お好み食堂 東急東横店8階

 じゃないですか!! これってモロに東急時代のまま…ビックリです!(>_<) 他にも「東横のれん街」もありました。う〜ん、凄い置き土産だあ〜☆☆

 14時20分に上熊本を発車、予想外に鋭い加速でサササーッと出ていきます。もっともモータ音は控えめで小さかったんですが、まあこの車両はサウンドよりも、乗ってこの雰囲気を味わうことに値打ちがあると言えましょう(^^)。途中駅も実に簡素、と言うか何もないというのが第一印象(汗)。でもこののどかさが何とも言えない味があります! 一畑電鉄の大社〜川跡間のような感じかな!?

元東急の青ガエル。上熊本〜北熊本間の主です。北熊本にて。

 14時29分、北熊本着。短い青ガエルの旅が終わりました。ここで藤崎宮前〜御代志間の上下列車と連絡。熊電はいずれの線も30分間隔の完全パターンダイヤ(藤崎宮前〜御代志間は朝夕ラッシュ時は15分間隔)で、この北熊本で連絡するようになっています。一畑電鉄における川跡駅と同じような感じですね。藤崎宮前〜御代志間は元都営の6000型が運行され、ステンレス製20m車体の2両編成はローカル私鉄には迫力満点☆☆ あっしたちは側線で休む車両達を撮影しているうちに発車を逃し、さてどうしようかと作戦会議。まあ次にすると言っても30分はあるし、ではまた撮影を続行しようということで(^^;)。元南海22000系ズームカーも休んでましたが、どうやら予備車のようで滅多に動かないとか!? 元南海高野線沿線でズームカーとともに育ったと言っても過言ではないMT氏は残念でならない様子でした。かく言うあっしも実はこれも楽しみの一つだっただけに、プチショック…(ToT)

現在の熊電の主力車両・元都営の6000型。北熊本にて。


★熊本電鉄 北熊本駅15:17→通町筋15:30

熊本22か2541 いすゞU-LV224M/西工/?年 

 実は撮影後色々と駄弁っていると、その次の電車まで逃してしまって…(笑)。さらに30分待つのは時間的にどうかと言うことで、バスで熊本市街へ戻ることにしました。たまたまやって来た熊電バスの北8系統に乗車、車両は西工ボディのいすゞLVで、おそらくU−LV224Mと思われます。ギヤはOD。見知らぬ土地で、その土地に詳しい人の同行もなく路線バスに乗ることほど勇気の要ることはなく、あっしらも運賃がいくらになるのかが最大の心配事。いや、お金がないという意味ではなく、降りる間際になって判明してもそれから小銭を用意するのも面倒だし、他のお客さんを待たせてしまって迷惑じゃないですか。やはり西鉄バスのように、バス停に各停留所までの運賃を表示してくれるのが一番です。次が降りる停留所になったとき、たまたま信号待ちになったのでその際に両替して、何とかスムーズに降りることが出来ました(>_<) しかし北8系統って…どこかで聞いた系統番号やな(爆)


★熊本市電 通町筋15:36→田崎橋15:57 8500型8504  

 再び熊本市電に乗って、未乗の田崎橋方面を攻めつつ8200型チェックを行うことに…おおっ、いきなり8200型が来た!!…と思ったら、思わせぶりな8500型でした(汗)。見た目が8200型とほぼ同じなので今日も何度も騙されかけてます(^^;)。こやつは足回りがツリカケというちゃっかり者なんで。ロングシート&転換クロスシートの配置は路面電車ではとてもユニーク(固定クロスなら広電3500型もいますが今では市内線には入りませんし)。どことなく都電っぽくもあるような!? 

 辛島町から左へ進み、河原町は何と読みも「かわらまち」。広島バスにも同じ字で同じ読みのバス停がありますが、どこまで行っても京都を感じさせてくれます(汗)。熊本駅前は思った以上にのどかで、国鉄駅と市街地が離れてるのは蒸気時代の名残でしょうね。特に熊本は顕著に思います。終点・田崎橋は電停がめっちゃ狭いですね〜。人間の離合が困難なくらいです(^^;)。これで熊本市電も全線完乗! あとは熊電だけどこちらは今日はもう厳しいから明日まわしかな。


★熊本市電 田崎橋16:04→熊本駅前16:07 9700型9702B  

 1本あとの電車で熊本駅前まで2駅戻ることに。これが先程乗った9700型と全く同じ車番で、研修&指導のおねえさん2人組も同じでした(^^;)。女性係員は基本的に9700型にしか乗務しないから、同じ車番になることも多いのかな!? あちら側も「あっ、さっきの3人組だ」ってわかったのかなあ。何かバレてそうな気がしないでもないです(^^;)。


★(番外)タクシー 熊本駅前16:10→熊本交通センター16:17 日産セドリック  

 いきなり番外編タクシーであります(謎)。と言うのも、MT氏とNH氏は鉄&バス以外にもタクシー好きでもあって(MT氏はクルマそのものが好き)、旅先でも珍しいタクシーを見つけては乗ってるそうで。で、ここ熊本駅前でも偶然、お目にかなったタクシーが現れたという訳です。それがこの日産セドリックの直6エンジン・MT車(コラム4速)。Y31という型らしいのですが、クルマに弱いあっしは細かい点はよくわかりません(汗)。でもMTという点ではあっしも興味をそそられます。最近MTのタクシーがめっきり減ってますからね。「おい、タクシー乗るぞ」というMT氏の言葉で交通センターまで数分間、貴重なサウンドを楽しみました。下車後、2人からは「ええ音しとった〜」が連発。う〜ん、タクシーの世界も奥が深そうやなあ〜(>_<)

 交通センター着後、各自がチェックインを済ませます。このあともまだマニツアーはしますし、夜は美味しい料理に舌鼓もうちたいし、となると早めにチェックインしたほうがいいですからね。今回は3人とも泊まるホテルがバラバラ。2人は航空とホテルがセットのプランで共に出発地が異なるし、あっしは別個で手配したから当然ではあります。まあ同じホテルであっても、寝るときは別部屋のほうがいいとあっしも思います。プライベートタイムも必要ですからね。17時に再び交通センター集合ということで、あっしもホテルへチェックイン。ちなみに3人ともホテルは交通センターから至近距離にあります。


★(また番外)タクシー 熊本交通センター17:03→上熊本17:13 トヨタコンフォート  

 番外編の次がまた番外編だったりします(笑)。今度現れたのはトヨタコンフォートのMT車。先程のセドリックほどの貴重車ではないものの、MT車ということで選択肢に入った訳です。コンフォートのMT車はあっしが免許取るときの教習車でしたから思い入れがあります。おおお、このサウンド…隣には教官が…ビシバシと檄が(^^;)。


★JR九州 上熊本17:27→熊本17:30 815系クモハ815-11  

 上熊本からはJR鹿児島本線で一駅、熊本まで戻ることに。路面電車やローカル私鉄ばかりじゃなく、たまには省線にも乗らないと(^^;)。やって来たのは815系ワンマン2連で、あっしも815系初乗車です。日立製IGBTのVVVFインバータで、鋭い加速はさすがのもの☆☆ たった一駅の乗車がもったいないなあ。

 熊本着後、さてどうするか!? そろそろ食事にしてもいいけど、まだちょっと乗りたい…と思ったら、豊肥本線豊後竹田行が18時ちょうどにあり、これで新水前寺まで出て、そこから市電で市内へ戻るプランに決定しました。発車まで時間があるので、あっしとMT氏は改札外に出て(熊本までの切符を買っていたから、再び新水前寺までの切符を購入)、おみやげ物を色々と物色。とは言っても荷物になるのでここでは買わず、参考程度に頭に入れるに留めました(^^;)。


★JR九州 熊本18:00→新水前寺18:13 キハ200型キハ200 101  

 車両はキハ200型2連で、811系のディーゼル版!? 3扉に転換クロスシートがずらりと並んだ車内は、一般用気動車としては出色の出来栄えです(^^)。加速も素晴らしく、電車にも引けをとらない走りっぷりですね。これに乗っていると、そのまま阿蘇方面まで乗り通したい気分に…ああ、まだまだ行きたいところ、乗りたい路線は山ほどあるなあ(>_<)


★熊本市電 水前寺駅通18:16→通町筋18:26 9200型9205  

 こやつで通町筋まで。そこまで出ればあとはアーケード街とその周辺に、何か美味しそうなお店があるかなと思いまして。この9205号は94年製でした。もちろん製造所はアルナ工機。

 通町筋下車後、アーケード街をぶらぶらしながらお店チェック! やっぱ熊本に来たとなれば馬刺しを体験しないといけませんでしょうに。色々見てまわった結果、「独身貴族」というお店に決定。熊本の郷土料理盛り合わせが手ごろな値段であり、馬刺しや辛子レンコン等が適度に乗っており、これがなかなかGOOD。馬刺しもあっしは初体験でしたが、臭みもなく、トロッとした味わいが何とも言えず、すっかりお気に入りに!(>_<) 別に馬刺しだけ2回も注文したくらいです。美味しい料理をつつきながら、ビールや地元の焼酎等をぐりっとやり、10年間の思い出を色々と語り合い…。恐る恐る立ち上げたぐるーぷTABLET、軌道に乗り一番活発だった頃、全て共有の思い出として残っています。今はTABLETは解散しましたが、今でもこうして時に一部メンバーが集まってマニ活動を楽しめるのは有難い限りです☆☆ ああ、発言が完全にオッサン化しとるな(爆)。でもこうしてまた10年後も集まって飲んだりしたいですわ。

 なんだかんだで2時間は飲んで食って喋ってしたでしょうか…ここで、熊本の友達と会うと言うことでNH氏が離脱。あっしとMT氏もその後しばらくして店を出て、近くのカフェでコーヒー休憩。そしてまたしても、「8200型探しの悪あがき」をするのでした(笑)。


★熊本市電 通町筋21:57→熊本駅前22:14 1000型1356  

 ツリカケ古参車でこの電車は熊本駅前行。夜になり対向車のチェックもしづらいんですが、8200型探しの目だけは光ったままです(^^;)。夜の路面電車もまた風情がありますねえ。自身がほろ酔いなのもありますが、ほんわかした眠気を誘うような雰囲気があるような!? 熊本駅前で降りしばらくチェックしますが、いかんせん時間帯が時間帯だけに本数も減っており、果たしてそんな時間に走っているのかどうか…。もっとも今日ダメでも明日の朝ラッシュ時にチャンスがあります。運用数の増える朝ラッシュ時は、幾ら何でも2両のうち1両くらいは走ってるでしょうし。そう思い適当なところで切り上げ、今日はお開きにしましょう。


★熊本市電 熊本駅前22:36→辛島町22:45 100型101 「レトロ調電車」

 ラストが何とレトロ調電車100型! いいシメになりました(^^)。凝った内装は嵐電モボ21型同様にとても風情があり、それでいて床下から響いてくるVVVFサウンドとのギャップが面白すぎます☆☆ 製造はアルナ工機で93年。ちなみにVVVFは9200型と同じ三菱製でした。


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