AX
いや、なんてことないんスよ…
home blog * * Flickr

 1  あなた(台風)とわたしはすれ違い

今回は三連休を使ってノープランで九州に逝ってきます。


でも、ここでいきなりジョージ君大遅刻。我々だけ搭乗しても良かったんですが彼の分のチケットも我々が保持しています。そこまで鬼になりきれないところがグローバル経済の中で生き残れない日本人です。遅刻王イトウ君ですら流石に搭乗便を逃すまではなかったのに、ジョージ君の遅刻により全員折角取ったクラスJを泣く泣くリリースする羽目になりました。
コノウラミハラサデオクベキカ…


ぼやいてもしょうがないので空港内で暇を潰しましょう。どうせなら普通行かないような所に行ってみようということで、こんな酸素バーなんかに来てみました。


アロマテラピー+酸素ということでこんな毒々しい色の液体を通した酸素を吸引します。



吸引している姿がこちら… なんともはや… 生命維持装置に繋がれた患者のようですな。


そんなこんなで時間を潰しているとようやくジョージ君も登場です。さて搭乗しましょう(not駄洒落)。


そして一行が向かった先は福岡です。



そして博多では何もせず早々にツバメに乗り換えます。


やっぱりJR九州の車輌はカッコイイですわ。人口の多さに胡座をかいて、周辺ビジネスに現を抜かしているどこかのJRとはエラい違いです。


そして朝からなんにも食べてませんでしたので駅弁を堪能します。


ウヒョーッ!(・∀・) 高菜と鯖という二大九州名物が食欲をそそります!


そして電車に揺られることおよそ1時間半、熊本に到着しました。


ここから更に乗り換えて、八代まで向かいます。


ローカル線でこのセンスの高さは異常。欧州のシティコミューターのようなデザインです。


このモダンっぷりは特筆ものです。床の模様といい、シートにヘッドレストがついてることといい、感服するしかありません。


感服している間にも列車は八代に到着です。ん?ここが目的地?


いえいえ、まだまだ乗ります。完全に乗り鉄。ということで堀北真希も乗った肥薩線に乗り換えます。


彼女が乗ったときと同様、車内は高校生で満載です。可愛いアイドルだと気さくな高校生もオッサン3人だと完全無視であります。まぁ、当たり前です。


そして乗車方法はバスのような整理券方式。


堀北真希も絶賛の九州一の車窓風景が見られるとあってイトウ君も完全にかぶりつきです。


途中木造の雰囲気のある駅舎があったり、


水門があったりで噂に違わぬ絶景であります。て、こういうのに反応するのは我々だけのようですが…


そんなこんなで段々と車内も空いてきました。イトウ君もお腹が空いてきたようで、大事にとっておいた弁当第二弾をパクつきます。また靴脱いでる…


一昔前の特急のような座席です。さっきの電車とはまたひと味違う趣でこれだから列車の旅は止められません。


もうそろそろ台風が直撃するはずなんですが、その兆候はまだ見られず。夏の雲が僕たちを出迎えてくれています。


そして宛もなく人吉までやってきました。


で、ホームはこんな感じ。のどかな田舎の駅の風景です。個人的にはある程度有名な地方都市ですからもう少し栄えてるんだと思ってました。そんなのは隣の県に住んでたからなんでしょうけどね。


人吉の名産はこんなもの。きじ馬です。九州各地で見られる子供用のおもちゃですが、人吉で作られたものは何故か頭部に「大」って書かれているそうな。


この人吉駅には古い石積みの機関庫があります。竣工は1911年、すでに95年選手です。


駅舎外観。


まだ暫く天気も良さそうなので、自転車でも借りてブラブラすることにしました。30代男子のやることじゃありません。


2000年の教訓を生かした前カゴに入れた水。



完全に宛もなく、なんとなく出発してみました。付近の地図も貰ってますんでなんとかなるでしょうよ。


快調?


そろそろ雨がポツリポツリと降ってきましたがいけるところまで行きましょう。


とりあえず辿り着いたのがくま川鉄道肥後西村駅。 少し長めのホームを持つこと以外なんの変哲もない駅です。
あと関係ない話ですが、ここの会社のWebはこの規模じゃあり得ないぐらいの洗練さで、そこに変なけなげさを感じます。





ここで雨は普通の土砂降り。いよいよ台風さんのお出ましのようです。(後に間違いと判明)
これじゃ自転車じゃ帰れませんがな。駅にいても自転車があるおかげで乗れませんし…


参った、と時刻表をのぞき込むイトウ。とここで何やら発見しました。このくま川鉄道、実は自転車乗っけられます!何という利用者に優しい路線でしょう!


ということで自転車を乗せて人吉まで帰れることになりました。危うくレンタル自転車を捨ててバックれるところでした。だってびしょ濡れになるのとバックれるんだったら間違いなくバックれる方を選びますがな。犯罪人になるのを防いでくれたくま川鉄道に感謝。


でも自転車乗せた感じはこんな感じ。特に自転車専用スペースもあるわけ無く、あまりに唐突感の高い風景が繰り広げられます。


ショタではないので、そこの所はひとつ。でも、良い感じの子供がいたので一枚撮ってみました。


ということで軽く雨に降られながらも人吉に無事到着。でもレンタサイクルの事務所に行くまでにビッシャビシャになったのは秘密だ。


果たして我々は人吉で一体何を残したのか果てしなく不明ではありますが、そろそろ夕方ですので今夜の宿を決めねばなりません。今回は熊本でやり残したことを果たすために市内まで戻ることにしました。


駅の入口の所で売っていたコロッケ。


そしてビール。やはり旅情を感じながらの酒は格別です。不美人な三人組に声かけようとする男が我々の中に一人いますが、そんなイベントフラグはいらんよ。


てなかんじで日もどっぷり暮れてようやく熊本駅に到着。


ここの駅舎は駅というよりなんかスーパーみたいな建物で、変わってるちゃ変わってるんですが、正直面白くない。まぁどうでもいいんですがね。


そして我々は駅前のビジネスホテルに拠点を構え、中心街に繰り出すことにしました。異様に古い路面電車の木の床板が抜群に良い雰囲気です。


夜の雰囲気が抜群ですがな。


2000年にイトウ君の同僚から情報を得て来て以来、素晴らしすぎるビジネスモデルに感嘆せざるを得ないこのお店、そう「お帰りなさい」。今回も行こうと画策してたんですが、なにせ店の名前を失念してます。ここで再びイトウ君の同僚にご登場願います。店の名前を聞き出し、後は104なんかで住所を探し出しようやく辿り着きました。前回来たときよりも素人臭さが影を潜め、こなれた感じがしてましたが、やはりここのシステムは秀逸です。最近はガールズバーという形態の店が流行っていますが、こっちの方が全然素晴らしい。自分で店やるときはこういう店やりたい、マジで。

ということでここで既に泥酔の一行。この後何処か行きましたがあんまり憶えてません。イトウ君が最後に独り夜の街に消えたということだけ憶えてますが…

!!!  その他のページ

頁01 熊本の田舎ではしゃぎすぎ

頁02 桃色の空

頁03 朝鹿児島、昼間熊本、夜博多

 

 

 

 

 

次へ→

©2008 E.S.K. Corporation contactPrivacyPolicy home • back • nextpage top