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R1100R Everyday! 番外編 「Linux 環境設定な日々」

結局のところPCって、それを使って仕事(遊びでもいいや)をしている時間よりも、 「お世話」をしている時間の方が、かなり長いような気がする。 counter(since 2001/7/8)

>>> 2002年2月分
Last-modified: Thu, 28 Feb 2002 02:42:52 JST
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2002/2/22(Fri)

Squid をインストールする

わが家にも数台のパソコンがあり、家族が普通にインターネットで調べ物をすると言う ことも多くなってきたので、ゴンタ君にキャッシュサーバーを インストールすることにしたのだ。それが「Squid」である。

今回は日経Linuxの1月号のCDについていた Squid-2.4.STABLE2-src.tar.gz をmakeする。これは、./configure のあとに make して、su になり、 make install するという普通の方法で、問題なし。

で、あとは /usr/local/squid/etc/ にある squid.conf を少しだけいじる。 まずは、ポートをデフォルトの3128から一般的な8080にする。セキュリティの ためかデフォルトでは接続制限が厳しくなっているので、接続制限を はずしておく。具体的には、http_access deny all の行頭に#をつけて コメントにする。

とりあえずはこれでオッケー。/usr/local/squid/bin/squid で起動。 ちなみに停止するには、/usr/local/squid/bin/squid -k shutdwon である。

さて、ゴンタ君の /usr ディレクトリが使用可能890Mっつーことで、 あっぷあっぷ状態なので、キャッシュディレクトリを余裕のある、/sda に することにしよう。

それには、/usr/local/squid/etc/squid.conf の600行目あたり にある、

#Default: cache_dir ufs /usr/local/squid/cache 100 16 256

というところを

cache_dir ufs /sda/squid/cache 500 16 256

こう書き換えればよい、と思っていたのだが、そうはいかんかった。

もう少し上のほうをよく読んでみればいいのだが、squidはディレクトリを 自分では作らないのだ。しかも、squidが読み書きできるように所有者と グループも設定しなければならない。(と思う)

>chown nobody cache (cr) >chgrp nogroup cache (cr)

とするが、何故かsquidは落ちてしまう。うーむ。 しかたがないので、

>cp -r /usr/local/squid/cache /sda/squid

で、デフォルトから下のディレクトリごとコピーしてみたら、これでオッケー。 (アクセスモードは755) なるほどね。ついでにログファイルも/sda/squid の下に作ることにした。

と、いうわけで無事に動きだしたのだが、今後は わが子がインターネットで調べ物をすると言うこともあるだろうから、 squidにはアクセス制限をさせようとも思っているところである。

2002/2/26(Tue)

Squid その後

実はオッケーじゃなかった。無事に動いていると思っていたsquidだが、 何気にディスク容量の確認をしてみて、『ん?』。

全然増えてない。

キャッシュディレクトリを/sda/squid/cacheに変更したころから 使用容量に変化がないのである。(du -hs cache)

よく調べてみると、原因は当たり前のことだった。cache以下のディレクトリを コピーしたときに、最初の16個のディレクトリのオーナーとグループは 変更したのだが、そのさらに下のディレクトリのオーナーはrootのままだったのだ。

これではキャッシュは増えるはずがない。リードオンリーのキャッシュだった のである。結論を急ごう。『キャッシュディレクトリを新規作成するには?』の 解決編。

  1. /usr/local/squid/bin/squid -k shutdown にてsquidを落とす。
  2. /usr/local/squid/etc/squid.conf を適宜書き直す。
  3. squid/cache と squid/logs を作成する。(logsの場所を変更しない場合は、もとのlogsの下にあるログファイルをすべて削除しておく)
  4. cache の下に16個のサブディレクトリを作る。(数はsquid.confにあるcache_dir の設定による)
  5. サブディレクトリの名前は、00 01 02 ... 0E 0F である。大文字がよろしい。
  6. サブディレクトリのオーナーとグループを、それぞれnobody nogroupに設定する。(chown nobody * と chgrp nogroup * を使う)
  7. /usr/local/squid/bin/squid でsquidを起動する。

これでオッケーである。適当のネットサーフィンをして、cacheディレクトリの 容量が増える様を確かめて、楽しんでください。

『ん、増えてる、増えてる。』


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