>>> 2002年2月分
Last-modified: Thu, 28 Feb 2002 02:42:52 JST
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Squid をインストールするわが家にも数台のパソコンがあり、家族が普通にインターネットで調べ物をすると言う ことも多くなってきたので、ゴンタ君にキャッシュサーバーを インストールすることにしたのだ。それが「Squid」である。 今回は日経Linuxの1月号のCDについていた Squid-2.4.STABLE2-src.tar.gz をmakeする。これは、./configure のあとに make して、su になり、 make install するという普通の方法で、問題なし。 で、あとは /usr/local/squid/etc/ にある squid.conf を少しだけいじる。 まずは、ポートをデフォルトの3128から一般的な8080にする。セキュリティの ためかデフォルトでは接続制限が厳しくなっているので、接続制限を はずしておく。具体的には、http_access deny all の行頭に#をつけて コメントにする。 とりあえずはこれでオッケー。/usr/local/squid/bin/squid で起動。 ちなみに停止するには、/usr/local/squid/bin/squid -k shutdwon である。 さて、ゴンタ君の /usr ディレクトリが使用可能890Mっつーことで、 あっぷあっぷ状態なので、キャッシュディレクトリを余裕のある、/sda に することにしよう。 それには、/usr/local/squid/etc/squid.conf の600行目あたり にある、 #Default: cache_dir ufs /usr/local/squid/cache 100 16 256 というところを cache_dir ufs /sda/squid/cache 500 16 256 こう書き換えればよい、と思っていたのだが、そうはいかんかった。 もう少し上のほうをよく読んでみればいいのだが、squidはディレクトリを 自分では作らないのだ。しかも、squidが読み書きできるように所有者と グループも設定しなければならない。(と思う) >chown nobody cache (cr) >chgrp nogroup cache (cr) とするが、何故かsquidは落ちてしまう。うーむ。 しかたがないので、 >cp -r /usr/local/squid/cache /sda/squid で、デフォルトから下のディレクトリごとコピーしてみたら、これでオッケー。 (アクセスモードは755) なるほどね。ついでにログファイルも/sda/squid の下に作ることにした。 と、いうわけで無事に動きだしたのだが、今後は わが子がインターネットで調べ物をすると言うこともあるだろうから、 squidにはアクセス制限をさせようとも思っているところである。
Squid その後実はオッケーじゃなかった。無事に動いていると思っていたsquidだが、 何気にディスク容量の確認をしてみて、『ん?』。 全然増えてない。 キャッシュディレクトリを/sda/squid/cacheに変更したころから 使用容量に変化がないのである。(du -hs cache) よく調べてみると、原因は当たり前のことだった。cache以下のディレクトリを コピーしたときに、最初の16個のディレクトリのオーナーとグループは 変更したのだが、そのさらに下のディレクトリのオーナーはrootのままだったのだ。 これではキャッシュは増えるはずがない。リードオンリーのキャッシュだった のである。結論を急ごう。『キャッシュディレクトリを新規作成するには?』の 解決編。
これでオッケーである。適当のネットサーフィンをして、cacheディレクトリの 容量が増える様を確かめて、楽しんでください。 『ん、増えてる、増えてる。』 |