Thursday, 31 October,2002 |
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自分の身は自分で守るしかない! |
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今日は、市民検診の出動日で、仕事が終わると、あたふたと保険センターに行って市民検診をする。以前は、とってもいやだった。早く終わらせようと無愛想になってやっていた。しかし、最近は考え方を変えた。嫌々やってても、しょうがないので好きなようにして、時間を気にしないで、詳しい話を聞きたい人には、最新のおもしろい話もするようにしている。
元々、検診に来るような人は、健康について気にしている人が多いから、一生懸命に聞いてくれる。他の先生の言ってることと、かけ離れたことを話すことが多いので、主治医がいないことを確かめてから、話す。主治医がいるときには、申し訳ないがよほどひどい場合を除いて黙ってしまう。特に、高脂血症などは、ほとんどの人が飲まなくていい薬をのんでいる。
統計を使った、だましの手口に、多くの医者もだまされている。メxxxンなどの高脂血症の薬のメーカーは「EBM(きちんとしたデーターを根拠にした医療のことを、EBMと言います。)に基づいた治療」と銘うって、「この薬をのんだ高脂血症の患者の30%が心筋梗塞などの虚血性心疾患にならないですんだ。」と言って宣伝している。
確かにそれだけ聞けば、「ふーん、よく効くんだな。」と思う。でも、その根拠となった論文をよく読むと、それで助かる一人の人のためには約10000人の人がその薬を飲む必要がある(統計的にはNNT(僕の大嫌いなNTTではない。)という)。
そして結論は、「基礎疾患(高血圧や糖尿病や狭心症)が無い人は、コレステロールがいくら高くても薬で下げる必要がない。」のである。
今は、インターネットなどで情報が、簡単に手にはいるから、おかしいと思えば調べることが出来るので、製薬メーカーにだまされないですむが、昔はだまされ放題だった。
今でも、こちらから調べないと、やっぱりだまされっぱなしである。いちいち、すべての薬を調べることは不可能なので、新しい薬は、「それしかない」というもの以外は出来るだけ使わない。発売されて2〜3年で発売中止になる薬が後を絶たない。
僕は、もう製薬メーカーに企業の良心的なアイデンティティーを求めることはやめている。製薬メーカーも、利益を追求する会社なのだ。偶然、薬を作っているだけなのだ。
自分の身は自分で守るしかない!
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Wednesday, 30 October,2002 |
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最近の若い者は・・・。 |
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やっと、パソコンが、8割方、復旧してきた。いくつか、なくなってしまったファイルや辞書があって、苦労している。メールもかなりアドレスがわからないものがあって、メール待ち状態である。
ところで、この前の日曜に、バーミヤンというチャイニーズレストランで食事をした。
僕が、ラーメンを食べているときだった。
「北京ダックになりまぁす。」といってウェイトレスが北京ダックののった皿を持ってきた。僕は思わず、吹き出しそうになった。食べているラーメンは一部鼻にまで達した。僕は、心の中で「なれるものなら、なってみろ!」と思った。
だいたい、言葉が乱れている。レストランで、若いウェイトレスが「xxxになります。」と言って、ものを持ってくるようになったのは、いつ頃からなんだろう。
王将で「餃子になります。」と言って餃子を持ってこられたときに「だったらこの場で餃子に化けてみろ」と思ってから、気になるようになった。
コンビニでお金を渡すときも気になる。「xx円から、お預かりします。」・・・って、「から」ってなんだ?
「を」だろ?
訳のわからん言葉が氾濫するようになったと感じるのは、僕がおジンになってきたためだろうか?
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Sunday, 27 October,2002 |
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明日から先生はやめ! |
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昨日と今日は、医薬ビジランスセミナーに出席した。聞き慣れない言葉だと思うが、医薬品に対して、それを正しく認識して、正しく使う事を目標にして、医師だけでなく薬剤師や看護婦、患者を含めたすべての人を対象にした活動を「医薬ビジランスセンター」という特定非営利法が行っていて、その年一回のセミナーである。
ここでは、基本的に「先生」は使わないで「さん」付けで呼び合う。以前から先生と呼ばれることに抵抗を感じていたのにいつの間にかなれてしまった僕には新鮮な響きであった。考えてみると先生と言われた瞬間からその人と友達になれないような感じがしていた。
ダイビングで知り合ったSさんは、最初からずっと、自分の体のことを相談してくれるときも僕のことを「さん」付けで呼んでくれた。だから友達になれたように思う。
明日から、診察室でも先生と呼ばれることをやめようと思う。でも、なんて呼ばれたらいいんだろうか?とりあえず、「池田さん」かなぁ?
誰か、いいアイデアがあったら教えてください!
最初は、スタッフたちはやりにくいだろうなぁ・・・。
改革には痛みがともなうのだ!
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Thursday, 24 October,2002 |
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目くそ、鼻くそ |
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昨日は、我が家では、大論争が起きた。息子が何かの弾みで、「目くそが鼻くそを笑う」というフレーズを出してきたのだ。早速僕は、「いや、ちょっと待て、それは人種差別ではなくってくそ種差別ではないか。くそにも平等の権利が・・・、」と言いかけてふっと思った。「いやこの差別はやっぱりありかな?」娘は、「このことわざは、そもそもの由来は高さの問題である。学校でそう習った。」と言う。僕は、「エーッ、高さの問題なら耳くそはどうなるんだ?目より高いところに耳が位置する人の耳くそは目くそを笑えて、そうでない耳くそは笑えないのか?」と言った。すると息子が、「じゃあ、歯くそはどうなるんだ?」とさらに問いかけてきた。僕はここで、お父さんの威厳を証明しようと、明白なる仮説を立てた。「これは、許容範囲の問題である。目くそを鼻に入れてもがまんできるが、鼻くそを目に入れるのはがまんできない。同様に耳くそも目に入れたくはないが、目くそを耳に入れてもかまわない。歯くそも同じだ。さらに。鼻くそを口に入れるのも、小さいときだけで、今は嫌だ。歯くそを鼻に入れるのは、臭いかもしれないが何とかがまんできそうだ。耳くそと鼻くそも同様だ。歯くそと耳くそに関しては、まず、耳くそは口に入れたくない。それでは、歯くそを耳に入れられるかどうか?大体歯くそなんて歯を一生懸命に削り取って、かろうじてわずかにあるくらいのもので大量でなければ、いけそうな気がする。と言うわけで、目くそ、歯くそ、耳くそ、鼻くその順ではないか?」とまとめたがみんなは納得すると言うより笑い転げながら、あきれていた。本当は、もっと下位のくそがいるのだけど、食事中なのでその話はさけておいた。上品なお父さんなのに、みんな僕のことを「おやじ」だと言う。おやじばんざい。
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Wednesday, 23 October,2002 |
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とうぶん、み込み無し! |
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コンピューターは、来週の木曜に再入院予定。この日記は、家のノートPCで書いている。最近は、便利なものが出来ていて、USBポートに差し込むペンタイプの記憶媒体が出来ていて、128メガで9000円台で売っている。それを使って家に持ち帰って日記の更新をしているわけである。
昔は、スキーが大好きで寒くなるのが待ち遠しかったけど、最近は、寒いのは嫌で、一雨ごとに気温が下がって、着る服が増えるたびにうんざりする。
今日の晩飯はケチャップのお肉!僕の大好物で、家の前にさしかかったときからその匂いがしていて。思わずスキップをして家に入った。入るとすぐに台所でつまみ食いをした。すると家内が、「やっぱり親子だね!」と言った。娘も全く同じ行動をしたらしい。
この料理のレシピ
とっても薄い豚肉(しゃぶしゃぶ用で、油のないところ)をケチャップと醤油を混ぜたたれ(ケチャップドバドバ、お醤油たらたら)に一時間から二時間つけておく。その後、小麦粉をつけてフライパンで弱火でじっくり焼く(焦げ目が付いた方がいい)たれがベッタリ付いた方が美味い。出来たらすぐに食べない。さめた方が美味いから。是非一度お試し下さい。ビールによく合うらしい。(家内)サンドイッチにしてもおいしいし、お弁当のおかずにもなる。
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Friday, 18 October,2002 |
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欲ぼけ |
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最近、東南アジアでのイスラム原理主義者によるテロが頻発している。厚生労働省のホームページ(リンクのページからリンク可能)を見ると、シパダンは「渡航を検討するように」とのこと。当分シパダンにはいけない。でも、また、行きたいなぁ!今まで行ったリゾートでは、一押しのところである。でも、遠い!それに、海は深くて、無制限ダイブなので、コンピューターは持っているのだけど、結構、減圧が必要なことにもなりがちで、しっかりしたダイビング計画を立てないと、やばい感じがある。今月の「ダイバー」で、シパダンの特集があって、シパダンステイでも、エアコン・温水ありのサービスが出来ているそうだ。とっても行きたい!
渡航勧告では、マレーシアは一応ノーマークだけど、イスラム圏なので、経由地としては選びたくない。モルディブに行くならシンガポール経由ということかな?ラヤンラヤンも行きにくい。
行くなら、当分はミクロネシアか太平洋側になりそう。マジュロも行ってみたいなぁ!・・・、今日は、行きたいとこだらけの、欲ぼけ日記になってしまった。
この前行った石垣の写真をアップした。
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Thursday, 17 October,2002 |
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どじ、その2 |
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石垣島でのダイビング最終日は、「あんえい号」黒島に渡って、黒島からボートでポイントに移動して潜った。ポイントまでは、5〜10分と近くて、一本ずつ島に戻って休憩出来て、ゆったり、のんびり出来た。黒島のガイドのO寺さんは、その昔昆虫少年だったそうで、陸でも、昆虫のガイドをしてくれた。サソリまで見せてもらった。というか、黒島では、BCとかウェットを干しておいて、いきなり着ると、危ないことがあるから点検してから着ないといけないんだそうだ。(その日のサソリも、BCにくっついていた。)
最終のダイビングは4時過ぎに浮上した。5時の「あんえい号」が最終便なので、それに乗って帰らないといけない。島に戻ると、大急ぎで機材を洗って干した。その前日は、機材を片づけるときに、うっかりコンピューターをメッシュバッグに投げ込んでしまって「ない!ない!」と大騒ぎしてK島さんに迷惑をかけてしまったので、「今度は、どじはしないように、小物は一カ所にまとめておいて、重機材も一カ所にまとめて干した。出発するぎりぎりにまとめてメッシュバッグに入れたら良いようにセットして安心してシャワーを浴びて着替えをした。無事に5時の船に余裕で乗って石垣港に船が入るときにK島さんの携帯が鳴った。「誰かウェットスーツを忘れとるよ!」・・・・
僕は、今回、機材はすべて石垣に置いて帰ることにした。もちろん何かのついでに黒島からウェットスーツも持ってきてもらってK島さんのところで預かってもらうことになっている。サソリ付きかどうかは不明だけど・・・。
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Wednesday, 16 October,2002 |
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どじ。その1 |
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石垣での2日目は、黒島に渡って黒島周辺を潜った。1本目はV字ポイント、2本目はCCポイント、3本目はハナヒゲポイントだった。一緒にいたゲストの人たちが3本目を潜るかどうかわからなかったので、2本目でフィルムを撮りきってしまおうと決めて2本目を潜った。白い砂地に珊瑚の根が点在していて、そこにスカシテンジクダイが群れていてとても綺麗だった。スカシテンジクダイをいっぱい撮って、5〜6枚フィルムを残しておいたのだが、前回、スカシテンジクダイを透明に撮る秘密を思い出して、その秘密にチャレンジしたため、とうとうフィルムを撮りきってしまった。砂地だし、大物や回遊魚がくるわけでもないし、ワイドレンズなのでマクロの珍しいものが出てもあきらめがつくと思っていた。しかし、自然というものは奥が深い!K島氏が5cmに満たないハナミノカサゴの幼魚を見つけてきた。離れてみるとユキミノガイかと思ってしまったくらい小さくて、繊細で美しい!うすく色づいた胸ビレに、うす茶色の円形の斑点が上から見ると円形に並んで見える。このハナミノカサゴを、太陽をバックにあおって撮ったら最高の写真が撮れたような気がする。こうして僕はまた傑作を逃したのだった。
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Tuesday, 15 October,2002 |
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ど田舎のトンカツ屋さん |
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石垣に行って来た。僕が行くまでは、石垣は悪天候が続いていたらしいが、僕が着いたときには、ドピーカンで海も穏やかだった。やはり、日頃の行いが良いと・・・。
初日は「大崎ハナゴイリーフ」に潜った。ここは、だいたい透明度は良くないが、毎回、何かしらおもしろいものを見せてもらえて、何回潜っても飽きないポイントである。。2本潜って、おなかペコペコになって、昼飯。ガイドをしてくれたK島さんは「トンカツが嫌いな人」なんだけど、トンカツを食べに行くと言う。「リキ」という名前の店で、僕も行ってみて、この店の大ファンになってしまった。K島さんも、トンカツが嫌いなのに、この店の人たちが好きでこの店に来ちゃうくらいなのである。もちろん、トンカツもうまい!何しろ、この店のご主人が「トンカツが好き」ではじめた商売だから美味いはずだ。ボリュームも満点なのに、ご飯とキャベツはお変わり自由だそうだ。(食いきれないくらいいっぱいなので、普通はお代わりできないはず・・・。) この店は、ご主人と奥さんの二人でやっているんだけど、この二人が、とてもいい!話するだけで、元気をもらってしまう。二人とも石垣の人ではなくて、知り合ってから、石垣でトンカツ屋を開いたそうだ。でも、金儲けしようなんて、考えてないみたいで、石垣の米原という片田舎で商売している。店はなんと、二人の手造り!椅子やテーブルも、ご主人が作って奥さんが色を塗って作ったもの。これがまた良い!細かいところに、客に対する思いやりがあってほんとうに暖かみがある。人生をエンジョイしている二人に乾杯!
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Friday, 11 October,2002 |
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暫くお休み |
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ダイビングに行くので、今日から日記は暫くおやすみです。
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Thursday, 10 October,2002 |
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寝相 |
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昨日は、日記をさぼってしまった。医師会と市の保険事業のことでいろいろと裏の話を聞かされて、うんざりしていたので、日記に思わず愚痴りそうになったので、書くのをやめた。書いてたら、内部告発で問題になっていたかも・・・。
この数日、めっきり寒くなった。夜は、うすい布団一枚で寝ていたが、寒くなって、昨夜からもう一枚布団を増やした。寝るときは暖かだったが、目が覚める頃は寒かった。朝方、冷え込んだのではなくて、2枚着ていたはずの布団が一枚になっていたからだった。隣の家内がとったわけではなくて、横にくちゃくちゃになって丸まっていた。本当に、行儀の悪い布団には困ったものだ!
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Tuesday, 8 October,2002 |
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不安だらけ・・・。 |
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今日は、羽曳野病院に医師生涯教育を受けに行った。よそは知らないが、大阪府は各地域の基幹病院の各科がそれぞれのカリキュラムを組んで、教育を受けたい医師の教育をする制度である。僕は今回は羽曳野病院内科の肺癌のカリキュラムに参加したのだが、参加者は1名だった。羽曳野病院は、日本でも肺癌に関してはトップレベルの施設だと思っているのだが、僕だけしか参加してなくて、なのに、教える側の医者は5人もいた。いろんなレントゲンフィルムやそのCTスキャンのフィルムを見せられて勉強していくのだけど、中には、フィルムのどこに癌があるのかさっぱりわからないものがある。「このフィルムのどこで、その癌を疑えばいいのですか?」と聞くと「フィルム上は全く正常です。」との答えが返ってきた。確かにCTでは腫瘤があるのだが、普通のレントゲンでは、わずかなサインも出ていない。見落とすのは、しょうがない症例な訳だけど、何とも、やりきれない。本人は、異常がないか確かめに来て、医者は異常がないと断言することになる。だけど、肺癌は存在して、その間も着実に進行することになる。
考えてみれば、100%は無いのだ。この検査をすれば、肺癌は全部わかるというようなことはないのだ。CTにしても、すべてがわかるわけではない。普通の胸部写真より精度が高いだけだ。値段も高いし、被爆線量も多い。まだ、全員に一律に出来るわけではない。結局は、いろんな検査や、症状、理学所見などの総合判定が必要になる。まだ、当分は医者は失業しないでいけそうだ。もっとも、保険制度がどんどん悪くなる中で、くっていけるかどうかはわからないが・・・。僕のところは、予想では、今月から売り上げが月々100万減る予定だ。借金が返せるのか不安・・・。
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Monday, 7 October,2002 |
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大吉のおやじさん |
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昨日は、息子のリクエストで、焼き鳥を食べに行った。以前、息子は、焼き鳥を食べて、血便と高熱を出して、せっかくスキーに行ったのに、滑ることが出来なくて宿で寝て過ごさなければいけない羽目におちいったことがあった。それなのに、やっぱり焼き鳥が好きだ。普通、トラウマになって鳥は食えなくなることが多いのに、とっても好きなんだろう。もっとも、僕たちのその時の対応も、結構冷静というか冷たいというか、「アッ、きっと年末に食った焼き鳥だろう。おまえは子供だから、発病しちゃったんだわ。サルモネラかカンピロだから、寝て、ポカリでも飲んでりゃあ、治るけど、早く直したいならこれでも飲んどくか?」と言って抗菌剤を渡した記憶がある。2〜3日で熱もひいて下痢も治まって、最後の日はスキーが出来たように覚えている。もう、中学生で、みんなと同じものを食べても、一人だけ発病はしないだろう。河内長野の大吉は、なかなかおいしい。焼き鳥はいつも大吉で食べるのだけど、子供連れでどっと押し寄せて、酒も飲まないで、いっぱい注文して、ばくばくとむさぼるように食べて、疾風のように去っていく一家は珍しいのか、おやじさんも僕たちの顔を覚えてくれてるようでいろいろ気を遣ってくれる。このおやじさんが、鳥を焼くのが名人芸で、本当にほどよく焼いてくれる。筋肉質のごつい体で、大きな目で、見てくれはこわそうだけど、細かい心配りをしてくれて、我が家では、評判のおやじさんである。何時も忙しそうで、必要なこと以外で話をする機会は無いのだけど、一回ゆっくり酒でも飲みながら話してみたいおじさんである。(注:僕には、そっちの変な趣味はない!)
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Saturday, 5 October,2002 |
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ダイビングの神様 |
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僕は、今までに夢中になった屋外の遊びが3つある。スキー、ゴルフ、そしてダイビングである。それぞれに、きっと神様が付いてくれたのではないかと思う。そんな、神がかり的に巧いわけではないのだが、おかげで、そこそこ巧くなった。神様が付いてくれると、とにかく暇があれば出かけて遊びたくなる。
はじめは、スキーだった。小学生の頃からはじめたが、そんなに行かせてもらえるわけではない。田舎が鳥取県なので、雪が降ると砂丘にでかけて、リフトなど無いので自力で上がっては滑ったものだ。平らなので、10cmも積もればスキーが出来た。たまに親が許してくれて、リフトのあるスキー場に行けるときは(もちろん親はスキーなどしないので、友人と出かける。親がスキーをしないと、なかなか行かせてもらえなかった。)ご飯を食べる間も惜しんで滑った。誰に教わるわけでもないが、滑っていると自然に巧くなった。考えてみると、学生の頃、スキー部の合宿で初心者を連れて行くと、恐ろしく下手なやつでも、一ヶ月もするとゲレンデではいっぱしの滑りをするスキーヤーになっている。教えることは、「外足に乗れ!」と「手を前、膝を前、まねろ!」だけである。大学を卒業すると、恐ろしく忙しい状態に陥ってスキーの神様は離れていってしまった。
そのうち、ゴルフの神様が付いてくれて、これもまた、寸暇を惜しんで練習場に行った。休みがあるとゴルフコースに行く算段をしたものだ。おかげで、ハンディは11まで行ったけど、ダイビングを始めて、ゴルフの神様は去っていってしまった。
今は、ダイビングの神様が付いていてくれているはずだ。でも、最近リゾートダイバーになってしまって、水温28℃以下では潜りたくなくなっているのは、そろそろ見限られたのだろうか?はじめた頃は、冬でも毎週末は、串本か南部で潜ったのに・・・。
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Friday, 4 October,2002 |
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ガンバレ わかこ! |
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世の中には、相手の弱みにつけ込んで、生活しているやつがたくさんいる。「絶対に許せない。」と粋がっているが、考えてみると僕自身が、患者の病気という弱みにつけ込んでいるのかも知れない。なるべく、つけ込まないように(「ほっとくと、死んじゃうよ!この薬をずっと飲んで、僕のところに通い続けないとだめだよ!」なんてことは言わないように)しているけど、病気の性格上、結果的にはそれに近い話をしてしまう必要に迫られることがある。(「僕のところに通うように」とは、言わないけど)でも、それは、結果的に相手に利益をもたらすと信じてやっている。だけど、世の中には、明らかに相手の利益にはならないのに、相手の弱みにつけ込んで、ものを売ったりする奴らがいる。弱みとは、病気や、不幸、欲、力関係などだ。本当に卑劣だと思う。治る望みのない末期の癌患者に(その人や家族は、わらにもすがりたい気持ちになっているところに)効きもしない、怪しげな「なんちゃらのエキス」などを法外な値段で買わせたり、霊感商法で「この花瓶を買わないとあなたの家族も含めて不幸になる。」などとおどしたり、年寄りに金や先物の投資をさせたり、暴力をかさにおどかして相手に言うことをきかせたり、枚挙するときりがない。本人が気をつければ、それで済むと言えばそうだが、人間はそんなに強くない。暴力に至っては、本人の気をつけようのない部分もある。時々、恋人や奥さんに暴力をふるう男のことで相談を受けることがある。最近では、ドメスチィックバイオレンスというカタカナ文字で注目されるようになってきた。大体そんな男は、XXが付いてるだけで、男じゃない!その場でいくら謝っても、何回でも、自分より弱い者に対しては平気で暴力をふるう。根本的に精神構造が腐りきっているのだ。たぶん、そいつもとっても心の弱い人間なのだろう。だけど、同情する気にはなれない。そのことで、人を不幸にする正当性はどこにもないからだ。毅然として別れることだ。さもなければ、しばらくしたら、また、ひどい暴力を受けることになる。場合によっては取り返しのつかない暴力を受けるかも知れない。そんな奴らの暴力は、相手の痛みを思いやるような心は、かけらもないのだから、暴力も加減しない。決して話し合いくらいでは、治らないから別れなさい。これまでも、その繰り返しだったでしょう?そんなやつをかわいそうだなんて思う必要は無いよ!
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Thursday, 3 October,2002 |
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ありがとう!池山 |
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昨日は、衝撃的なニュースがあった。北朝鮮の拉致疑惑問題ではなくて(もちろんそれは重大なんだけど、予想通りの発表だった様に思う。)
池山引退である。ヤクルトの黄金時代を作る基礎となった選手である。以前、万年下位球団だった頃に入団して、「おっ、ヤクルトは、弱いけど、元気はつらつでいいじゃないか!」と皆に思わせた選手である。ずっとヤクルトの黄金時代を支えてきたけど、この数年、スタメンで出なくなった。去年、ベンチで、体を乗り出して一生懸命に仲間の応援をして、ホームランが出たり、選手が守備から帰ってきたら、真っ先にベンチから飛び出して仲間を迎えていた姿を見て、胸が熱くなって、いっそう池山が好きになったヤクルトファンがたくさんいたと思う。僕もその一人だった。
池山!ありがとう!
個人的には、背番号1は欠番にして欲しいけど、若松、池山、岩村と受け継がれるのも、それはそれでいいかも知れない。36番は、当分は欠番にして欲しいな。
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Wednesday, 2 October,2002 |
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ゲーム |
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最近、うちのノートPCの中に息子が入れてくれた麻雀ゲームを発見して、夜な夜なやってしまっている。おかげで、眠い!考えてみれば、学生の時は寝ても覚めてもやっていた。麻雀は、実に奥の深いゲームだと僕はつくづく思っている。人生の生き方とか、そんなものまでも、僕は麻雀を通して学んだように思う。(おかげで、くだらん生き方をしていると言われると返す言葉がないが・・・。)だから、、子供に麻雀をするなとは一言も言えない。「せっかくするのだから賭けてやれ!」と言っている。その方がいい勉強になるが、どうも、最近の若い者は賭け麻雀はしないらしい。困ったものだ!
そういえば、つい最近、人に貸していたトゥームレイダーWが帰ってきた。これは、おもしろい!中学生の息子に言わせると「オジゲー」(おじさんのゲーム)だそうな。でも、おもろい!その息子も結構夢中でしていた。ただ、ゾンビが出てくると怖がってしたがらなかった。このゾンビがめっちゃこわい。急に襲われるとおしっこちびりそうになるくらい怖い。ゲームをしていて、思わず、椅子から身をよじらせてしまうくらい怖い。でも、それがまたおもしろい。映画になったけど、ゲームから見たら屁みたいなものだ。インディージョーンズの主人公になって物語をすすめている感じである。もう一回やろうかなぁ、でも、やり出すと寝られなくなるからなぁ・・・。
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Tuesday, 1 October,2002 |
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忘年会 |
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今年も忘年会のシーズンがやってきた。僕は宴会ってやつが大ッ嫌いである。飲みたくない人間に酒をすすめたり、歌いたくない人に無理矢理歌わせたりするのは、されるのもするのも、そしてそれを見るのも嫌いだ。そして、「忘年会に出ろ!」と強要されるのも大ッ嫌いだ。別に酒を飲むのがいやじゃないし、飲んで騒ぐのもいやじゃないけど、好きでもない人とそうするのはいやだし、そうすることでお近づきになりたいとも思わない。そして、不特定多数の人と差し障りのない話をあっちでへらへらこっちでへらへらするのも嫌だ。酒やビールを人からつがれるのも嫌だ。そして、仕事のつきあいでプライベートな時間をつぶされるなんてまっぴらごめんだ。今年は、僕は医師会の理事をしているので、無理矢理に忘年会に誘われるのだろうけど、断ろうと思っている。忘年会で親睦がはかれるとは思わない。大体、会員から集めた貴重な会費を、高級料亭で豪勢な料理と酒に使うのはおかしいと思わないのだろうか?それも、出席者は、何時も同じ顔ぶれで一部の人だけ。感覚が完全に狂っている。僕が批判すると、「民主主義がわかってない」と怒られる。わかってないのはあんただろうと言い返したいが、そんなことでけんかするほど、守りたいものが医師会にあるわけでもない。理事になったのは、偉くなりたかったからではなくて、もう少しだけ住みよい医師会にしたいので、2年だけ奉仕しようと思っただけのことだ。だけど、雑事に追われ、他の理事の感覚のずれにへこたれている今日この頃である。(他の理事がみんなおかしいのか、発言しないのか、それとも僕だけ変わっているのか、・・・。と言うことは僕が間違っているのだろうか?)
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