パズルシリーズVol.1 ジグソーパズル

ハドソンのパズルシリーズ第一弾となる本ソフト、タイトルも直球なら中身も直球。とにかくストイックにパズルを解いていくというだけという硬派?なつくりになっています。

今までにもゲーム機やパソコンでジグソーパズルのソフトが発売されてきましたが、わざわざ仮想空間上で遊ぶことの利点は、場所をとらないこととピースを無くさないこと、そして色んなデータで遊ぶことが出来ること。その逆に難点なのは作成画面上にピースが一緒に置かれるため見難いこと、色毎に仕分けするといった場合、片付ける場所が狭い(あるいは無い)こと。特に、似たような色を集めてグループ毎に組み立てるようなやり方をしていると画面上で遊ぶのは結構ツライものがありますね。

で、本ソフトに関してなのですが、DSは二画面あるから画面が広く使えて良いなぁ・・・という訳には行かず。そりゃそうですね、タッチパネルになってるのは下の画面だけなんですから。とはいえ、完成図が常に上の画面に表示されている (他のゲームの様に縮小画面だったり、ポーズを押して完成図を出したりするより楽) ので全く恩恵が無い訳ではありませんけどね (ピースの数が多くなると、結構重宝する>完成図)

実際のプレイは本当に淡々とパズルを完成させていくだけ。ピースはスタイラスで直接ドラッグして動かし正解の場所に重なると自動的にハマります。ちなみに、この設定はオプションで変更することが出来、やさしいレベルにすると、多少ズレていてもハマるようになります。ピースを端に除けようとして適当に動かしているだけでハマってしまうということもあるのですが、ピースの数が多かったりデザイン的に難しいレベルが高い問題で遊ぶ場合、最初のうちはハマりやすい設定で練習すると良いかもしれません。

パズルはデザインやピースの数などによって難易度毎に分けられています。やさしい問題ではピースはそのまま並べられているので適当に動かしているだけでハマりますが、難しい問題では、ピースを回転させて正しい状態にしないとハマらなくなるのでかなり難しくなります(というか、この状態が普通にジグソーパズルで遊ぶ場合のデフォルトという話はありますが (苦笑))。ピースを回転させるには、ピースをタップした後に画面右側に並んでいる回転ボタンを押すだけ。時計回りにしか回せませんが、さして気になるほどではないでしょう。個人的には、ピースの端をタップしてスライドすると回転する、という風になっていれば、より本物っぽい感覚で遊べたと思うんですが、さすがにそこまでするのは難しかったのかな (ピースが小さいと回しづらくなりそうだし)

あと、画面右に整理収納というアイコンがあります。整理を押すと、パズルの端っこに置かれるピースだけが画面上に残ります。多分、ジグソーパズルを作る場合のデフォルトのやり方だと思いますが、本ソフトではそれがボタン一発で行うことが出来ます。端っこのピースを全部正しく並べることが出来たら長押しすることで中に収納されたピースを全て画面上に戻します。収納は、ピースをドラッグして重ねることで中にピースを格納します。同色系のピースを残して他のピースを格納する、というような使い方をします。格納したピースはアイコンを長押しすることによって取り出せるのですが、中身を全てバラけてしまうのがイマイチ。個人的には、収納アイコンの中に入っているピースに対して何らかの操作をしてグループ分け出来るとかいう風になっていたらもっと遊びやすくなっていたのになぁ、と思いました (特にピースの数が多い場合が大変なので)

その他の操作として、L/Rボタンを押すことでピースを端によけたり、中央に集めたりすることが出来ます。ハマっているピース以外の全てのピースが一斉に動くので、いちいち端に除けるより楽ですし、動かしているうちに適当にハマってしまうという事態が避けられるので、純粋にパズルを組み立てたいという人には良いかもしれません。ただ何回も操作してると横一直線にピースが重なってしまって結局該当するピースを見つけるために崩さなきゃならないというジレンマはあります。

さきほどゲーム機でジグソーパズルを遊ぶことの利点というのを書きましたが、さらに追加すると静止画以外すなわち動画を扱うことが出来るというのも大きな利点だと思います。ただ、同じように動画を扱うきね子という有名なパズルがあるのですが、それに比べると若干難易度が下がります。というのも、きね子は全てのピースが長方形で本当にデザインを理解していないと解けないのに比べて、本作ではデザインを理解していなくてもピースがハマってしまえばクリア出来てしまう (ピースのカタチで判断出来る) のです。まぁ、全部のピースをそうやって当てはめる訳ではないので大した問題にはならないと思いますし、きね子の難易度が高すぎることを考えると丁度良いのかもしれませんね?!

もうひとつ知識問題というのがあるのですが、これはジグソーパズルとは別物というスタンスのモード。国旗や地図、標識などの図柄が色や模様で分割されていて、それらを上手く並べ替えて正しいモノを作り上げるというゲームで、国旗なら4つくらいが一度に表示され、それぞれ正しい組み合わせを知っていないと解くのが難しいです。とはいっても、実際には他のモードと同様に正しい位置に動かせば自動的に判定してパーツがハマっていくのでゴリ押しで解けないことはありません。この問題の場合、解けた後に正解を確認して知識を蓄えていくという考え方もあるので、まぁ知識問題という考え方としてはアリなのかなと思ってます (結構勉強になりました (笑))

あと、オマケ要素?として自分でパズルのデザインを描くことが出来るモードもあります。これワイヤレス通信で自分の作ったデータを相手に送れるようになってたら良かったのに (出来るのかな?少なくとも説明書には書いてなかった)

スタイラスで操作出来るというのは思いのほか遊びやすく、実際のジグソーパズルを組み立てるような感覚で遊ぶことが出来ます。制限時間がある訳でもなく、ペナルティという概念も無いので、暇つぶしにやるにはもってこいのソフトかもしれません。ただ、最初に書いた通りタイトルも中身も直球なので、用意されている問題を解いてしまえばそれまでというソフトです。定価が安いのは良いのですが、はたしてそれだけの価値があるかどうかというとナカナカ判断が難しいですね。WI-FIや店頭のスポットでデータ、たとえば人気の漫画家に描き下ろししてもらったモノを配信するサービスなんかがあれば良かったのになぁ、と個人的には思いました (色々と問題はありそうですけど)。

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パズルシリーズVol.3 数独

ハドソンのパズルシリーズ第三弾・・・といっても3作同時発売だったのでタイトル見ないと分からないし、人気的にはNo.1といっても過言ではないのが本作。昨年秋くらいから欧州で大人気となった数独ナンプレナンバープレイス)ですが、その頃より携帯液晶ゲームなどが数多くリリースされ、またかねてからの脳力ブームの影響もあり日本でもかなり注目を集めています。もっとも、パズル好きの人には「何を今さら」の話でもあり、パソコンやPSのSIMPLEシリーズをはじめ、GBでもロッピーパズルマガジンルーカのパズルで大冒険!といったソフトが発売されており、個人的には今回の発売は遅すぎるくらいだと思ってたりします (ぉぃ)

問題はペンシルパズルでお馴染みのニコリが監修した300問を収録。自動生成機能や、自分で問題を作る機能が無いので一度クリアしてしまうとオシマイですが、やさしい問題から難しい問題までとにかく質の高い問題が揃っているので満足度は高いでしょう。また、通常の問題を何問か解く毎に段位認定問題への挑戦権が得られます。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つの段位があり、各々設定された時間内にクリアしないと失敗になってしまいます。残念ながらまだブロンズにしか挑戦していないので上の段位がどの程度か分かりませんが、数独が得意な人でも手こずるくらいの設定になっているのではないかと予想されます。メリハリってほどでもないですが、単純に問題をクリアしていくだけに比べて張り合いがあってナカナカ良いと思います>段位認定。まぁ、出来ればもう少し細分化して、挑戦権を得るまでに解かなければならない問題数を少なくして欲しかったという気はしますが (苦笑)

さて、この手のペンシルパズルで重要なのは操作性。紙と鉛筆で遊ぶのに比べて、記入・消去が楽、汚れない、自動的に正解かどうか判定してくれる、という大きなメリットがあるのですが、逆にマス目に自由な書き込みが出来ない、指定が面倒などのデメリットもあります。DSはタッチパネルとスタイラスで紙で遊ぶような感覚で遊ぶことが出来るのではないかと密かに期待していたのですが、チョット独特の操作というか良い気もするし悪い気もするという何か微妙なカンジになっています。

まず、十字キーを押してみましょう。カーソルが動きます。で、普通はここでAボタンを押すと、数字を決定あるいは選択する画面になると思うのですが・・・あららカーソルが移動しちゃったよ。そうなんです。カーソルの移動に十字キー(左手用)かA,B,X,Y(右手用)を使うのです。じゃ、数字はどうやって決定するかというと、タッチパネル上のテンキーボタンをスタイラスでタップするのです。聴いただけだと面倒くさそうですが実際に操作してみると意外に思考を邪魔しないというかやりやすい方法だと思います (私の場合、必ず本体を持って遊ぶので十字キーを使うのはやぶさかではない)。ただ、せっかくの良い操作方法がある一点のせいで台無しになっています。それは、画面の上下、左右が繋がっていないこと。ペンシルパズルのソフトで良くありがちな仕様なんですが、なんで端まで行ったら行き止まりという風にしてしまうんでしょうね。そのせいで端から端まで移動させるのが非常に面倒になってしまい、結局十字キー(あるいはA,B,X,Y)を使わないで遊んでしまうようになりました。

で、十字キーを使わない場合はどのように操作するかというと、まず初めに数字を記入したいマス目をタップした後にテンキーボタンで数字を選ぶと、その数字が入るようになっています。カーソルを動かすというまどろっこしさも無く直感的に遊べるようになっているのですが、いちいちマス目を選んでから数字をタップ、というのは少しまどろっこしいです。kazzle?というスタイラスを使った数独の携帯ゲームがあるのですが、こちらはまず数字を選んでおいてマス目をタップすると数字が入るという仕様になっています。人それぞれ解き方に違いはあると思いますが、同じ数を連続で入力することって多くないですかね?特に残りの空きマスが少なくなってくると同じ数が残っていて連続でポンポン入力出来ると結構気持ちが良いものです。本作もそういう操作系になっていると思っていたのですが、ボタン操作との兼ね合いを組み入れたシステムになっているため、どうしてもマス目を選んでから数字をタップ、という風になってしまいテンポが悪くなってしまっているような気がします。もちろん、慣れの問題であり致命的な欠陥ではないのですが、個人的には気になるところでした。

ちなみに、数字は「テンキーを押して入力」か「手書きパッド上に手書きで入力」のいずれかが選べます。ただ、直接マス目に数字を書けるなら実際に紙面で解いているのと同じような感覚で遊べますけど、マス目を選んでからパッドの上で数字を書くというのは単にまどろっこしいだけなので、私はテンキーしか使っていません。確証は無いけど、私と同じ人が多いんじゃないのかなぁ?別にDSだからって無理に手書きにこだわる必要は無いと思うんですけどねぇ・・・

あと、数字の入力に関して言えば、1マスにつき4つまで数字を仮置き出来るようになっています。また、カーソルをカーソルを含む縦横の列、および3x3のブロックを表すガイドラインをL/Rボタンで表示/非表示したり、数字をダブルタップすると同じ数字だけがオレンジ色でハイライトされ、間違っていないかチェックするのに便利です。他に問題を解く上でのヒント機能のようなモノ (他のゲームのように解答の一部が分かるとか、間違ったところに置いたら自動的に弾かれるとか) は一切無いので特に難易度の高い問題では重宝するでしょう。

ただ、個人的な意見としては、他のいくつかの数独ソフトに見られる「置いた数字の個数を表示する」機能 (1〜9の数字について、全てが9個になれば正解/不正解に関わらずマスが全て埋まったことになるはず) があれば、より楽にゲームが進められたんじゃないかなぁ、と。というより、まったくムダとしか言いようの無い使い方をしてる上画面 (下の画面と同じ画面を表示してるだけで、問題を解いてる間は見ることが一切無い) に、その表示をしたら良かったんじゃないかと。まぁ、元々一画面で遊べるゲームなので、文句を言うのは酷なのかもしれませんけど、もう少し工夫があれば遊びやすくなったんじゃないかなぁ、とチョット残念です。

残念といえば、右脳の達人・爽解!まちがいミュージアムもそうだったんですが、メニューの操作がなんだかなぁ、という気がしました。いや別にスタイラスだけでしか操作できないっていう風にする必要はまったく無いんじゃないかと。問題の番号のアイコンは小さく押し間違えやすいので、十字キーでカーソル移動してAボタンで選択出来るようになっていても良いんじゃないかと。どうもボタンとスタイラスの使い方に一貫性が無いような気がしてなりませんね (本ソフトに限った話ではないのですが)

まぁ、色々と気になるところがあるのは事実ですが、パズルとしては面白いのは間違いなく、なんだかんだ良いながら毎日のように遊んでます。他の会社からも数独のソフトが色々と発売されるみたいなので、それらと比較しながらどれを買うか決めても良いですし、片っ端から遊んでいくのも良いでしょう。いずれにせよ、パズルが好きな人ならお買い得なソフトだと思いますよ。

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パズルシリーズVol.4 カックロ

加算クロスワード、略してカックロ。第二の数独として注目という記事をどこかで見たような気がするのですが、それほど流行っているように見えないのは気のせいでしょうか (ぉぃ)。論理的な思考で解いていく面白さは数独より上なのは確かなのですが、見た目にチョット数字が多くてパッと見て何をして良いのか分からないというのが手を出し辛い要因になってるのかもしれませんね。

詳しいルールはニコリのページを見てもらうとして (ちなみに本作の問題もニコリが監修してます)、本作の手ごたえを少しばかり書いてみます。

パソコンやゲーム機でペンシルパズルを遊ぶことで一番嬉しいのは、自分で答えあわせをしなくても良い=CPUが自動的にチェックしてくれること。特に本作では数字を全部埋めた時の自動チェック以外に、各ラインの合計数が正しいかどうかをチェックしてくれる機能がある (オンオフ可能で合計が間違っている時は赤文字になる) ので、最後まで解いて「間違ってます」という無常のメッセージを見ることを回避することが出来るのが良いですね。

あと、数独ではまったく無意味だった画面の使い方 (上下で同じ問題の画面を表示してるだけ) ですが、本作では問題の性格上それが大きく変わっています。というか、上下の画面を有効活用しています。最初のレベル(入門編)では変わらないように見えるのですが、その上のレベルになると問題のサイズが大きくなります (縦横のマスの数が増える)。上の画面では、問題を縮小表示して常に全体を見れるようにし、下の画面では一定の範囲を表示するようになっています (マス自体の大きさは変わらない)。下の画面では直接マスをタップして指定するので一定以上の大きさを確保する必要があるし、問題ごとに大きさが変わるとやり辛い。しかも縮小表示は、一応数字が読み取れるレベルではあるけれども長時間見てるとやはり目が痛くなるので、ある程度の状態を上で把握し、下の画面で実際にヒント数字を確認した後に答えを入力するという本作のやり方はかなり良いと思いました。

また、ボタンを押すと上の画面が問題表示から分解表表示に変わります。カックロでは、ヒント数字とマスの数の組み合わせによって入れる数字のパターンが決まっているモノがあります。その組み合わせを記載しているのが分解表で、これがあるのと無いのとでは解く効率がかなり違います。まぁ、カックロをやりこんでる人は見なくてもパターンを覚えちゃってるみたいですけどね。私みたいにチョットかじった程度の人間には必需品といっても過言ではないくらいです (笑)。上下2画面持ってるDSならではの表示機能というカンジですね。ただ、問題のサイズが大きくなると頻繁に切り替えることになるのがチョット・・・仕方ないですけどね。

数独のレビューで書いた文句をハドソンの人が見たのか (見る訳無いか (苦笑))、数字の入力もかなり自然になってます。ボタンで操作する場合、十字キーでカーソルを移動、Aボタンを押すとテンキーにカーソルが移動し、数字を選んでAボタンを押せば決定となります。また、Bボタンを押せばすぐに数字を消去、Bボタンを押しっぱなしで十字キーでカーソルを移動させれば連続で数字を消去することが出来ます。サイズの大きな問題の場合カーソルを端に移動させればそのままスクロールします。そのため、左右、および上下が繋がっていないのですが・・・これは仕方ないのかな。スクロール画面で急に反対側に移動しちゃうと状況が把握出来なくなっちゃいますからね。

スタイラスで操作する場合は、マスをタップしてテンキーで数字を選ぶだけ (設定で、手書き入力も出来るけど・・・いちいち数字を書くのは面倒 (苦笑))。非常に直感的で分かりやすいです。ただ、スタイラスで画面をスクロールさせる場合、画面の端に表示されるスクロールボタンをタップすることになるのですが、このボタンが小さくて押し難いのが難点。まぁ、十字キーでカーソルを移動させても良いし致命的な欠陥ではありませんがチョット気になる点ではありますね。

数独と同じく、自動生成機能や、エディット機能が無いので一度クリアしてしまうとオシマイですが、300問もあれば解くだけでもモトが取れるでしょう。今のところ(2006/8/19現在)、他の会社からはこのパズルはリリースされていないので比較の対象が無いのがアレですが、満足度は高くかなりオススメのソフトだと思います。ハドソンにはこの調子で色んなペンシルパズルをDS用に作ってほしいですね。

そうそう、本作ではメニューや問題番号などをスタイラスでタップするだけでなく、十字キーとAボタンでも選択出来るようになりました。これも数独のレビューで不満タラタラ書いてた事なんですよねぇ。まさか、本当にここ見てるってことは・・・無いよね、たぶん (;´ー`)y-~

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脳内覚醒ハニカムビート

ペンシルパズルシリーズをリリースしているハドソンが作ったオリジナルのパズルゲームが本作。まぁオリジナルといっても一昔前に流行ったライツアウト (トミーがハンディゲームとして売り出してましたね) のアレンジと言いますか、パッと見ただけだと正方形だったパネルが六角形になってひっくり返るパネルのパターンが変わっただけという印象を受けます。まぁ実際それでほぼ間違いないんですが (苦笑)

違うところはタップしたパネルと隣接する6枚のパネルの色が反転すること以外に、ベクトルラベルという特殊なパネル (横方向、あるいは斜め方向のパネルが一直線に全て反転するパネル、タップしたパネルのみが反転するパネル) の存在があります。これらのパネルはフィールドの中にランダムに出現、あるいは左のストックエリアにあらかじめ設置されており (タップしてストックエリアからフィールドのパネル上にドラッグして置き換えられる)、パネルをタップすると効果が発動します。

また、これらのパネルの他に書かれた数字の回数分パネルをタップ (あるいは隣接するパネルをタップするのでも可) しないと反転しないカウントパネル、ハドソンのイメージキャラであるハチスケパネル (タップすると同じ色のパネルが全て反転する) があり、先ほどの特殊パネルと合わせて状況に応じて上手く使いこなすことが重要となります。

本ゲームには、決められた手数でパネルを全て反転させるパズルモードと、せり上がってくるパネルを横一列で同じ色に揃えて消していくトライアルモードの2つがあります。パズルモードに関しては、それこそライツアウトと同じなので割愛。トライアルモードは、同じ色を連続で消すとボーナスの倍率が上がったり、2列以上同時に消すとラインボーナスが入ったり (当然消す列が多いほど点数も高い)、一般的な落ちゲーにある要素も盛り込まれており、先ほどの特殊なパネルの使い方と合わせて瞬時の判断が要求されるナカナカ骨のあるゲームになっています。いやチマチマ消していくだけなら別にどうってことないんですけどね。ただ、そうすると最後の評価がミトコンドリアレベルになっちゃうんで (苦笑)

慣れてくれば2列同時に消すくらいはコンスタントに出来るようになると思いますが、最初のうちは積み込みのパターンに持っていくだけでも結構大変で、パネルを反転させているうちに別のところが消えちゃったとか意図しないところで反応が起こる場合があります。とはいえ、連鎖という概念が無いので運に左右される (フィーリングで消える) ということはなく、完全に実力がモノをいうシステムになってる (パネルの配置に運の要素はありますけど) のは非常にストイックですが個人的には好きです。

簡単操作で奥が深く、パズルゲームとしては非常に良く出来ていると思います。ライツアウトをチョット変えただけなのに、ゲームとしてはかなり手ごたえのあるモノに化けています。お値段も安いし、手軽に遊べる (クリア出来るかどうかは別として) ので、あまりゲームをしない人にもオススメですね。

あえて難点を言うとすればゲーム以外の部分、特にメニュー周り。スタイラスでタップすることでしか項目を選べないというのもさることながら、タップした時に画面上には何の反応もない (普通色が反転するとか、点滅するとか、囲いが出るとかあると思いますが、本作では音が出る以外まったく何の反応もない) というのはどうかと。なんか押したかどうか不安になるのと同時にどこを押したら良いのか不安になります。

あと、ゲーム中に見てる余裕があるのかどうか分からない上画面。Windows Media Player のようなグラフィックのデモが表示されているのですが、ゲームとは何の関係も無いような気が (苦笑)。サウンドモードで聴く&見ることが出来るなら良いんですけどね、なんかテクノデモっぽくて。もしかしたらゲームをクリアしていくことで隠しモードとか出てくるのかもしれないけど・・・イワシレベルから上がらない私には無理かも(´・ω・`)

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