☆. CJ-71:ドンキーコングJR .☆

(DONKEY KONG JR.)

- S58.04.28 Released (\.7800) -

その外観からFLゲームと思われがちですが、実はG&W史上初のカラー液晶採用シリーズであるカラースクリーンテーブルトップ。その第1弾が、このドンキーコングJR.です。

本作よりも先に、ドンキーコングII (マルチスクリーン)ドンキーコングJR.(ニューワイド)というジュニアが主人公のゲームが発売されていますが、これらがオリジナルのアーケード版をベースに忠実に移植しようとしていたのに対し、本作では画面やキャラの雰囲気はそのままにしながらもゲーム自体にかなりアレンジが施されています。

主人公はコングの息子のジュニアで、コングはマリオによって鎖に繋がれています (その割にはニコヤカに笑っているのが何とも不気味なのですが (苦笑))。で、この鎖をカギで解き放ちコングを解放するのがゲームの目的です。

ゲームは画面左下、ジャングルの入口から始まります。スタート地点でジャンプしてカギを取り、空を飛んでいるカラスの攻撃をジャンプしたりツルに捕まったりしながら避け、時には木の枝にぶら下がっているヤシの実を落として攻撃し (ミステリーポイントボーナスが入る)、上方 (ジャングルの出口) を目指します。

ジャングルを抜けると池があり、画面右下にいるコングの所までは、下から上に移動する風船と上から下に移動するに上手く飛び移りながら移動していきます。この辺のシステムはフロッガー (コナミ・セガ)というアーケードゲームに酷似してますね。

一番右の風船に捕まると、コングは腕に絡み付いた鎖 (鍵穴) を振り回すのでタイミング良くカギを挿し込みます。上手くカギが挿さると鎖が外れますが、失敗するとカギは池の中に落ちてしまいます (ミスにはなりません)。いずれの場合も再びスタート地点にカギが現われるので、今来たルートを溯り同じ手順を繰り返していき、最終的に4つの鎖を全て外すとクリア (ボーナス) となります。

ミスはジュニアがヤラレタ時のみにカウントされ、通常のミスクリア制の他にチャンスタイム制も盛り込まれています。本シリーズでのみ採用されたジョイスティックプラスティックボタンによりプレイアビリティが格段に向上したのとあいまって (逆にやりにくいと言う人もいましたが)、比較的やさしく楽しいゲームになっていたように思います。

ミスマークは、ジュニアの顔が並ぶというモノで、アラームマークは時間になると画面右上でコングの監視をしているマリオが唄うという御馴染み?のモノでした。