食道楽はこの国に通ずる

香港

Produced by (c) 徳間書店
1990.08.11 発売 (\.2900)

上海から続く一連の麻雀牌パズルの一種。それまでのゲームと違い、重力の要素が加わっているのがちょっと目新しいかも?ちなみに、これもオリジナルはパソコン (MSX) 用でしたが、他のゲームのように色んなマシンに移植された・・・ということは無かったようです (FCには移植されてたような)


コレがフィールドに基本形=ピラミッド型

ゲームで使用する牌は東南西北白發中の字牌のみ。ショボイグラフィックですが、なんとか見分けは付きます (数が少ないですからねぇ)。ランダムに積み上げられた麻雀牌から左上の指示に表示される牌を取り除いていきます。この時、足場になる牌がなくなるような取り方をして牌が下に落ちてしまうとゲームオーバーになってしまいます。上海四川省と違ってルールはコレだけ。パズルゲームの中でもとっつきやすさはピカイチでしょう。


中にはこんな奇々怪々なカタチも

基本的に上の方から取っていけば滅多なことでは手詰まりにはならないのですが、それだと点数が低くなります。というのも、周りが囲まれている牌を取った方が高いスコアをもらえるようになっているからです (上の方の牌だと底辺しか他の牌が無いので点数が低くなってしまう)。ただ、こういったパズルゲームの場合、多くの人はスコアよりもクリア出来るかどうかにこだわると思うし (上海四川省でそういうのに慣れてると思う)、点数が低いからといってペナルティがある訳でもないので、あまり抑制力にはなっていないような気がします。そういう意味ではパズル性は若干低いような気がします。


一昔前の同人レベルの絵だな、コリャ

ゲームモードは3つ (練習モード、色んなフィールドを選べるモード、制限時間以内に牌を取らないと牌が追加されていってしまうモード)。フィールドはいくつか用意されているのですが、長方形のような何処でも取れるような形の方が難しく、一見不条理なカタチをしている方が取る順番が決まっていて簡単だったりします。ステージクリア時にはグラフィックが表示されます。これがまた開発元の特徴が良く出てるというか、まぁそういう類のグラフィックです (^_^;)


お買い得度:★★★☆☆(3)
とっつきやすいし、チョコっと遊ぶには良いかも