もうちょっと凝っても良いんでないかい (^_^;)

四川省

Produced by (c) アイレム
1990.07.13 発売 (\.3090)

上海が大流行した後に作られた麻雀牌パズルで、上海ほどではないにしろかなりの人気を誇ったゲームです (アーケード版もあったし、現在もフリーウェアとしてよく見かける)


こんな感じで牌を裏返していく

表向きに並べられた麻雀牌を全て裏返せばステージクリア。同じ種類の麻雀牌を2つ選べば裏返せるというのは上海と同じです。ただし、2つの麻雀牌の間には表向きの麻雀牌が存在しないこと、牌と牌の間を直線で結んだ場合に直角に曲がれる回数は2回以下という条件があります。言葉で書くと難しそうに思えますが実際にやってみるとすぐに分かると思います。


大きいフィールドは先読みがかなり重要

GB版は画面が小さいこともあって牌の数が少なくなっています (最大でも72個)。オリジナルの144個に対して明らかに少ないですが、問題なのはオリジナルではどの牌も4個ずつあったのに対し、本作では2個しか無い牌が存在するステージが出てくること。明らかにその牌の取り方が決定される=ヒントになるので簡単です。50面全て (ノーマルモード) がそういう問題ではないので指摘するほどのことではないのかもしれませんが、制限時間アリのラウンドクリアモード (5レベル×5ステージ) も含めて、ランダムに問題が作られるわけではなく、最初から用意されている問題のようなので (1回クリアしたらオシマイってヤツね)、簡単過ぎるのもアレかなぁ・・・と。


パンダとトラ・・・うーん、ステレオタイプな中国

ちなみに、ラウンドクリアモードはヒントが使えます。最初は5回でステージクリア毎に増えていきますが序盤で使ってしまうと後半のステージで苦労することになるので、なるべく温存するようにしましょう。1ラウンド終了毎に流れるコーヒーブレイク (パンダとトラの曲芸?) はやはり中国を意識してる?
カーソルが滑るような感触 (動きすぎ?) なこと、斜め移動が出来ない (個人的にかなりイラつく)、コンティニューがパスワード式なのがイタイなど問題点も多いですが、値段分のヒマ潰しは出来たような気がします。ただ、現在好き好んで買おうとは思いませんねぇ (^_^;)


お買い得度:★★★☆☆(3)
既に過去の遺産的なゲーム。好きな人以外は買っちゃダメ