シミズミドリ・カワゲラ
シミズミドリ・カワゲラ
名称 シミズミドリ・カワゲラ (ストーン・フライ)
データー
シーズンと時間帯と天候 信用度&完成度B
5月6月7月 流下は日中 天候は曇りや小雨の時に流下が多くなる。
流下量と流下時間 信用度&完成度B
比較的まとまった量が流下する。ストマック、レベル3〜5程度が多くある。流下時間も長くなる傾向にあり、数時間続く状況もある。
この状況はニンフ(フローティング・ニンフ)の流下がほとんどになります、その為今回はアダルトは対象にしていません。
この流下がハッチの為の流下かなのか、生息場所の移動の流下かなのかは確認出来ていません、クロカワゲラでもこのような流下、現象が見られます。数が多くなる為ライズを誘発する確率が高くなります
一般的にストーンはクライミングハッチと言われています。
ライズフォーム 信用度&完成度A
ディンプルライズが多い。小さいユスリカの時とほぼ同じライズフォーム になる。
比較的流れの緩い所でのライズが多いと感じています。
サイズ 信用度&完成度B
ストマックサンプルから見たサイズは5、5ミリから7ミリ程度と幅がある。
ストマック内で時間が経つと長さが変化する??
フックサイズで#22 #20程度
色
薄いクリーム色。ウイングケースやソラックス は黒に近い。腹面は全体的に薄いクリーム色。
ハッチ&流下 信用度&完成度C
クライミングハッチと言われていますがニンフの流下は非常に多い??。
ハッチによる流下ではなく移動の為の流下とも考えています。
フライフィッシング的に見た時、ハッチが近い個体か又は移動の為の個体かの違いより、水面近くを多くの個体が流下してることの方が重要と見ています。
遊泳能力は低いと考えていますが確認はできていません。
6項目 ニンフ(フローティング・ニンフ)
1)サイズ。 5、5ミリから7ミリ程度
2)プロポーション 全体的に細い
3)水面との絡み方。 マルタ
4)動き。 基本的に無し、クネクネする動きの可能性はある
5)色や模様。 薄いクリーム色、ソラックス やウイングケースは黒に近い
6)質感。 硬質感があり、ツルツルしてる
*特徴的なこと又は注目してる所
ストマックをシャレーに入れると水面に接した部分が水をはじいて浮いている個体が多くいます(2番目のストマック写真)。この状態で実際に流下してると仮定すると、フライの水面との接し方をこの状態、「マルタ」を表現していく必要があると思います。
この状態はクロ・カワゲラでも確認出来ます。
ニンフとは言え水面近くを多くの個体が流下する為、ユスリカのピューパの時と同様に、ライズの釣りや狙って釣る釣りの重要種と捉えています。
少し話が逸れますが、ユスリカやシミズミドリ・カワゲラなどが、流れのあまりない所でライズを誘発している時、スレた釣り場ではティペットの影を魚が見ている場合が多くあります。
一般的にスレた釣り場ではティペットを細くすると言うことが言われますが、水面の影は9Xでも4Xでも同じに出ます。水面下に入れれば9Xでも4Xでもほとんど変わりません。
フライのサイズとのバランスは取る必要がありますが、単に細くすることより水面の影を消す、つまり水面下に入れることが必要なことになると思われます。